長期療養児支援「TEAMMATES」事業 オンライン選手交流を行いました
モンテディオ山形では昨年2019年から「TEAMMATES」に参加し、山形県に住む小学生富樫陽向くんを選手としてチームに迎え、長期療養児の自立支援を行っています。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、チームへの練習参加を伴う通常活動が行えない状況が続いています。
弊クラブでは長期療養児の社会交流の機会を少しでも増やし、子供達の支援に繋げたいという思いから、先日2020年6月14日(日)に富樫陽向選手をはじめ、スポーツチームに所属する7名の子供達とモンテディオ山形の選手とのオンライン交流を行いました。
この交流会にはトップチームから三鬼海選手・中村駿選手・櫛引政敏選手の3名が参加、初めに子供達の緊張をほぐすためにアイスブレイクとして、早口言葉ゲームから交流会がスタート。
「きつい時期 傷つきつつも 危機突き破る 絆あり」というお題を参加者 1人1人が早口で読み上げ、タイムを計り、順位をつけるリクリエーションでしたが、大人でも難しい早口言葉に選手たちも苦戦、そのにこやかな様子から一気に雰囲気がほぐれました。
また、バスケットボールやアメリカンフットボールなど様々な競技のスポーツチームに参加している子供達に富樫陽向選手と選手達からモンテディオ山形に関わるなぞなぞやクイズを行いました。
陽向選手からのなぞなぞは選手も頭を抱えるほどの難問でしたが、正解が発表された時の子供達の朗らかな笑顔がとても印象に残ります。
選手からのクイズでは実際にチームのプレー映像を流し、「櫛引選手がゴールを阻止しますが、体のどの部分でボールを止めたでしょう?」や「モンテディオ山形にゴールが生まれますが、どのような形でゴールが生まれたでしょう?」など参加選手に関わるクイズを出題させていただきました。
最後にモンテディオ山形の選手から参加した子供達にメッセージを伝えました。
三鬼海選手:
「子供達が喜んでいただいて、僕も参加してよかったと思いました。病気と闘うことは大変だと思いますが、力になれることがあれば、またこの活動に参加したいと思います。」
中村駿選手:
「今日は短い時間でしたが、本当に楽しかったです。ぜひ機会があれば山形に足を運んでいただき、僕のロングシュートを見てください!!ありがとうございました。」
櫛引政敏選手:
「今日は短い時間でしたが、楽しくふれあえてよかったです。何事も常に全力で楽しむことが大切なので楽しんでいきましょう!!」
富樫陽向選手の選手達へのメッセージもあわせて紹介させていただきます。
富樫陽向選手:
「今はコロナウイルスで試合がなくなったりして残念だけど、試合に勝てるように、練習を頑張ってほしいです。選手の皆さんとまた元気に会えるのが楽しみです。また一緒にサッカーがしたいです。」
今回の交流会はYoutubeにて公開中ですのでぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=OFszh8aksWs&feature=youtu.be
モンテディオ山形では、長期療養を必要とする子供達に勇気と元気を届けるためにTEAMMATESの活動を続けてまいります。
「TEAMMATES」事業とは
モンテディオ山形は東北のスポーツチームとして初めて、特定非営利活動法人 Being ALIVE Japan様が運営している長期治療を必要とするこどもの自立支援とコミュニティの創出を支援する「TEAMMATES」に事業参画しています。「TEAMMATES」事業は長期療養中の児童がスポーツチームの一員として入団し、定期的に練習や試合等のチーム活動に参加する事業です。
モンテディオ山形での「TEAMMATES」事業には「特定非営利活動法人 山形県自動車公益センター」様のご支援をいただいております。