[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 1 |
1 | 後半 | 2 |
- 58分 長澤 シヴァタファリ
- 22分 髙江 麗央
- 64分 ディサロ 燦シルヴァーノ
- 78分 高橋 潤哉
メンバー
スターティングメンバー
GK | 1 | 本間 幸司 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | 大崎 航詩 | |
DF | 4 | 山田 奈央 | |
DF | 17 | 長澤 シヴァタファリ | |
DF | 33 | 牛澤 健 | |
MF | 8 | 落合 陸 |
77' |
MF | 10 | 前田 椋介 |
7' |
MF | 42 | 石井 隼太 |
62' |
MF | 47 | 櫻井 辰徳 | |
FW | 11 | 草野 侑己 |
77' |
FW | 99 | 中島 大嘉 |
62' |
控えメンバー
GK | 21 | 松原 修平 | |
---|---|---|---|
DF | 88 | 長井 一真 | |
MF | 23 | 甲田 英將 |
62' |
MF | 32 | 碇 明日麻 |
7' |
MF | 38 | 齋藤 俊輔 |
77' |
FW | 9 | 安藤 瑞季 |
62' |
FW | 39 | 山本 隼大 |
77' |
監督
森 直樹 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 5 | 安部 崇士 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 |
83' |
DF | 15 | 川井 歩 | |
DF | 22 | 城和 隼颯 | |
MF | 7 | 髙江 麗央 |
87' |
MF | 8 | 小西 雄大 | |
MF | 88 | 土居 聖真 |
69' |
FW | 25 | 國分 伸太郎 |
83' |
FW | 42 | イサカ ゼイン | |
FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
69' |
控えメンバー
GK | 23 | 藤嶋 栄介 | |
---|---|---|---|
DF | 19 | 岡本 一真 | |
DF | 40 | 坂本 稀吏也 |
83' |
MF | 14 | 坂本 亘基 |
83' |
MF | 18 | 南 秀仁 |
87' |
FW | 36 | 高橋 潤哉 |
69' |
FW | 41 | 後藤 優介 |
69' |
監督
渡邉 晋 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 5 | 7 | FK | 16 | 7 | 9 |
3 | 1 | 4 | CK | 5 | 1 | 4 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
3 | 4 | 7 | シュート | 10 | 3 | 7 |
0 | 1 | 1 | オフサイド | 1 | 0 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 22.3℃
-
- 湿度
- 40%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 10,488人
-
- 主審
- 岡部 拓人
-
- 副審
- 篠藤 巧、若宮 健治
-
- 第四の審判
- 酒井 達矢
監督コメント
■総括:
両チームのユニフォームのカラーが似ているので、パッと見た時にどっちのサポーターが多いのかちょっとわからなかったんですけども、間違いなく我々のサポーターの数と迫力はものすごいものがあって、チケットもソールドアウトという情報を聞いていましたし、ものすごいホーム感を作っていただく中で、選手たちがファイトできたと思います。
現地だけでなく、パブリックビューイングや中継でもいろいろな方に見ていただいたと思うんですけども、そういった方々の思いもしっかり届きましたし、それで選手たちが動けました。間違いなくチーム・クラブ全体で掴み取った勝点3だと思います。
こういった皆さんの期待をしっかりと我々はパワーに変えながらまた次のゲームに進んでいきたいと思います。
■質疑応答:
Q:守備について伺わせてください。前節と同じようにセットプレーで先制してから今回は追いつかれる形で失点しました。前節の反省でも聞いた裏を取られてからのクロスでしたが、そのあたりはどう振り返りますか?
A:失点した現象だけを切り取ってみると、おっしゃったような事は反省材料として色々出てくるので、それはそれでしっかりと振り返らなければいけないと思います。
ただ、もう少し我々が高い位置でボールを奪う回数とか、そういうものは単純に増やしたいという思いで今節準備をしてきたので、そういうものを考えると、その数がやっぱりまだまだ少なかったし、水戸さんの出し入れが上手なものもあったし、水戸さんのそのメンバーの変化の中で、特に水戸さんの左サイド、我々が狙っていたものを出せなかったものがあったんですけれども、そういったところの方がちょっと問題視しているかなというところではあります。
もちろんおっしゃったように、失点の現象だけ見れば、そこもしっかり反省しなきゃいけないんですけど、クロス対応の部分では、それ以外はたくさん弾いていました。その両方をしっかりと捉えて、また次のゲームに向けて修正していきたいと思います。
Q:得点についても伺わせてください。セットプレーと、セットプレーからの流れ、最後は流れの中からでした。それぞれ振り返ってください。
A:セットプレーはここ数試合ずっと続けて取れています。それはもう間違いなくスタッフが本当にたくさんの映像を見て、選手にアイデアを授けて、トレーニングをして、もちろんトレーニングの中で上手くいくのもあれば行かないものもある。
ただ、大事なのって、スタッフが提示したものを選手がどれぐらい信じて思い切ってやれるかだと思うんですよね。1点目に関して言うと、本当に選手たちが貝崎(佳祐)コーチのアイデアを信じてやったからこそ、多分多少ずれていたと思うんですけど、ゴールにつながったのだと思います。そういう信頼関係がやっぱり大事だなと改めて感じさせられました。
あとはこの終盤、佳境になってくると、セットプレーでゲームが動くし、逆に言うとゲームを動かされてしまう。そういうような話はここ数試合ずっと選手たちにはしているので、そういったアラートさもぐっと増しているからこそのゴールだったと感じています。
セットプレーの流れからの2点目もそうですけども、3点目にようやくああいうクロスの形で取れました。狙いはずっとみんなで共有をしていて、特に今節は水戸さんの最終ラインのラインアップが早いので、あそこのポイントからワンタッチで入れたらチャンスになるよね、と言ったところはトレーニングでも準備をしていた形です。
トレーニングしていたからやれるって事もないんですけども、そこもしっかりと選手が、もしかしたらスタッフの提案を信じてやったからこそ、素晴らしいゴールにつながったのかなと感じています。
Q:形式上聞かせていただきますが、クラブ記録の8連勝となりました。受け止めをお願いします。
A:いつものように興味はないです。
Q:今日1得点2アシストの髙江麗央選手ですが、得点に絡んだ場面も含めて今日のパフォーマンスはどう評価されますか?
A:これも先ほどの質問と多少かぶるとこあるんですけれども、その結果だけで、その現象どうでしたか?というところはどうぞ皆さん盛り上がってください。
もちろん素晴らしいですよ。素晴らしいゴール素晴らしいアシストだったんですけれども、ボランチとして今日、まずビルドアップのところで外しちゃいけないポジショニングがあって、そこを前半守りつつ、前にも絡みつつというところは麗央の良さが出てたと思います。
ただ、ここ数試合あった現象なんですけども、ちょっと大事な場所を外して、どんどんどんどん前に関わったりするところがあったので、もちろんそれで上手く行くこともあれば、上手くいかない時もある。そういったところは今日のゲームの中では本当にいろいろ工夫しながら出し入れをしていたと思います。
そういった部分のボランチとしてのゲームを作る目だとか、ポジショニング含めて彼の賢さみたいなものを僕は評価をしたいと思っています。もちろん守備の部分でも。
今キャプテンマークを巻いて出ていますけれども、本当にチームの中心というような働きをしてくれたと思っています。それにプラスしてそういう結果が出たということ、もしかしたらそういう働きがあったから1得点2アシストになったかもしれない。どちらか分からないですけど。でも結果だけじゃなくて、そういった一つひとつのプレーの精度、クオリティ、ダイナミックさみたいなものも、しっかり評価してあげたいと思います。
Q:次はレギュラーシーズン最終節となります。引き分け以上でプレーオフが決まって、ホーム開催ができる4位も見えてきました。そこに向けてお願いします。
A:勝つだけです。
Q:星勘定ではなく、自分たちが勝つだけだと。
A:どのみち僕らはずっと「勝ち続けてJ1昇格を掴もうよ」ということを言ってきているし、それを信じて突き進んでいる集団です。他会場の結果は知らないのでどういう状況か知らないんですけども、我々は目の前のゲームに毎試合毎試合勝つということだけを目的にしてやっているので、それをあと3つ続けていくだけだと思います。
もちろんレギュレーションの中で、残りアディショナルタイムの何分かでそういうシチュエーションが生まれれば、もしかしたら引き分けの状況でも引き分けを狙いに行く可能性もあるかもしれないですけど、まず我々がしていく準備の中では、そういったメンタリティは選手には持たせたくないですし、僕自身も持つつもりはないので。一戦必勝を続けていきたいと思います。
Q:後半の入りですが、ビハインドのチームが押し込むことはよくあると思いますが、ちょっと押し込まれすぎというか、そこから失点までつながってしまいましたが、どう見てらっしゃいますか?
A:後半のファーストプレーで、我々がポケットにポンってボールを入れて我々が前進したんですよね、実は。それはハーフタイムを含めた修正で、選手たちが感じているスペースを上手に使えたシーンでした。要はあれが出せずにずっと押し込まれていたら、おっしゃったように相手の圧に押されたり、あるいは我々が本当は使いたいスペースを見えてなかったり、使えなかったりということに繋がると思うんですけど、まず初手で我々がそれをポンって出せたことは、僕は素晴らしかったと思います。
もちろん流れの中で押し込まれる時間が長かった。それはおっしゃる通りだと思いますけれども、可能であれば、あそこはしっかりとゼロで耐えたかったですよね。
でもあそこ反転攻勢して我々が出ていくための方法論としては、もう一回我々がボールを握り返すか、しっかりと弾き返すかのどちらかだと思うので、そういったところはまた映像も含めて戦術的にどうだったかっていうところは振り返りたいと思います。
ただ、相手のパワーというものを本当にまともに全部受けちゃったかというと僕は初手でひっくり返せたことが素晴らしかったと思うので、全部が全部悲観はしたくないなと思っています。
また映像をしっかり見て、戦術的にどうだったのか、ポジショニングがどうだったのかというところも振り返りたいと思います。
選手コメント
No.7 髙江 麗央 選手
Q:試合の感想からお願いします。
A:粘り強く戦えて、しっかり勝つことができてよかったです。
Q:先制のゴールはデザインした形でしたが、どういったゴールでしたか?
A:しっかりデザインしていた中で狙いどおり、聖真くん(土居)からやさしい落としが来て、しっかり冷静に打つことができたのでよかったです。
Q:攻撃ではどんな崩しの狙いがありましたか?
A:難しくなることは分かっていましたけど、その中でも絶対に隙や穴というものはあると思ったので、そこをうまく突けたところもありました。ただ、相手も自分たちの攻撃のやり方に臨機応変に対応していたので、難しくなったところとうまくいったところとあったと思います。
Q:1得点2アシストの活躍でしたが、調子はどうですか?
A:今日のゲームに関しては、結果につながったというのはよかったんですけど、それ以外のクオリティーの部分ではもっと上げていかなきゃいけないと思います。
Q:最終節も大事な試合になりますが、意気込みをお願いします。
A:選手だけじゃなく、監督・スタッフもそうですけど、連勝というところは本当に気にしてないので、目の前の試合にどうやったら勝てるかというのを常にしっかり全員で考えて、1試合1試合、100パーセントで戦っていくだけだと思います。
選手コメント
No.5 安部 崇士 選手
Q:試合をふり返ってください。
A:失点こそしましたけど、自分たちのペースでやれた試合だったかなと思います。
Q:後半の失点シーンの場面はどんな状況でしたか?
A:リスクマネジメントのところとか、うちの右サイドのところで少し戦術的にミスがあったのかなとは思うんですけど、あと最後、中の対応というところで、正直、対応自体は悪くなかったんですけど、ラッキーゴールだったかなとは正直思っています。山田(拓巳)選手の対応も素晴らしかったと思うので。失点したというところに対しては本当に気を引き締めなきゃいけないんですけど、対応の部分では十分に対応できていたので、そこまで気に留める必要はないと思います。
Q:失点直前までは押し込まれる時間帯もありましたが、失点してからは盛り返してというところはどうでしたか?
A:アウェイなので、そこの致し方なさというのは全員が把握していましたし、逆に失点して、それでもうちの選手たちの中では、一気に返そうというよりは、継続して相手の隙を突くというのは前の選手含めてこのチームはうまいので、そこまでは別に耐えればいいし、交代選手もほかのチームだったらスタメンで出てもおかしくない選手ばっかりなので、そこまで焦る必要はなかったと思います。
Q:水戸は球際厳しく来ていましたが、そこをひっくり返すというところで意識したことはありましたか?
A:技術的なところで、僕たちが大きく優位に立てた分、そこで僕たちが苦戦したのかなと思いますけど、それでも多くのシーンで剥がしましたし、局面で打開できたシーンがあったので、そこまで多くの戦術を変えてはないです。ただ、監督含め、選手起用含めた素晴らしい采配で、相手の優位に常に立つ試合だったかなと思います。
戦評
J1昇格プレーオフに向けて落とせない試合が続くモンテディオ山形は、水戸ホーリーホックとアウェイで対戦。前半に先制、後半の序盤に追いつかれるもすぐさま勝ち越し、更にもう1点を加えて3-1で勝利し、クラブ記録を更新する8連勝を達成した。
山形は3戦連続同じ先発メンバーを起用。一方の水戸は今季限りでの現役引退を表明しているGK・本間幸司が今季初先発するなど、前節から5人を変更した。
試合序盤、前田椋介が鼠蹊部のトラブルで負傷交代となり、水戸がいきなりのアクシデントに見舞われる。その中で山形は長短のパスを駆使し、相手のブロック守備を揺さぶる。10分、ディサロ燦シルヴァーノが右サイドでタメを作り、中央でフリーの國分伸太郎へ展開。受けた國分は左サイドを駆け上がる山田拓巳へパスを送ると、山田は左足でダイレクトシュート。しかし、ここは本間に防がれる。15分には、右に流れた土居聖真が運びから斜めのパス、ディサロがワンタッチで縦へ入れると國分に通りチャンスを迎えたがシュートまで運べなかった。
水戸のブロックの隙間や背後を突く攻撃を仕掛けてペースを握る中で22分、山形が先制に成功する。小西雄大から山田を狙った浮き球のパスを相手がクリアしてCKを獲得。キッカー・國分はショートコーナーを選択し、ニアでボール方向に動き出した土居へ。土居はワンタッチでマイナスへパスを送ると、反応した髙江麗央が右足でダイレクトシュート。これがゴール左隅に決まった。
先制された水戸は25分、右からのクロスをきっかけに細かいパスワークを展開し、最後は大崎航詩がエリア外からミドルを狙ったが枠を捉えられず。その直後、山形はワンタッチを駆使して水戸の左サイドを崩しにかかるとファウルを誘い、好位置でFKを獲得する。しかし決定機を演出することは出来なかった。
その後、素早い攻守の切り替えに加えてセカンドボールも多く回収し、水戸に流れを渡すことは無かったが、中々フィニッシュまで運ぶことが出来ず、追加点を挙げるには至らなかった。
後半に入り、序盤は前半よりも前線からのプレスを強めた水戸に対し、受けに回る展開となる。4-4-2のコンパクトな陣形を保ち、水戸のクロス攻撃を跳ね返し続けていたが58分、一瞬の隙を突かれて失点を喫する。大崎が石井隼太とのワンツーからフリーでボールを持つと、ポケットを突いた草野侑己へスルーパス。草野のダイレクトクロスをファーサイドの長澤シヴァタファリが頭で合わせると、山形GK・後藤雅明の頭上を越えたボールがゴールに吸い込まれた。
同点とされた直後、碇明日麻のスルーパスに裏へ抜け出した草野に決定機を作られたが、飛び出した後藤雅がシュートコースを限定して防いだ。
逆転のピンチを凌ぐと64分、左CKの流れから勝ち越し点を挙げる。セカンドボールを拾い、右サイドでパスを繋ぐと髙江がファーサイドを狙ったクロスを供給。これを弾こうとした本間の手を越えると、その奥でディサロが頭でゴールに押し込んだ。
勢いに乗る山形は67分、後藤雅のロングボールを相手が跳ね返すと、これを土居が前向きに回収し左の國分へ渡す。國分のミドルシュートは本間が好セーブ、こぼれ球をディサロが詰めたが相手にクリアされる。その直後には、安部崇士からのフライスルーパスを、相手の背後を取った土居が受けてボレーを放ったが、枠の上へと逸れた。
追加点が欲しい山形は、69分に2枚替え。ディサロと土居に代えて後藤優介、高橋潤哉を投入する。
再び山形がボールを保持して試合をコントロールする展開となり76分、イサカのパスを髙江が受け、ニアへ走り込んだ高橋へラストパス。高橋のシュートは相手のブロックに阻まれたが、その2分後に貴重な追加点を挙げる。川井歩からの斜めのパスをイサカゼインがスルーし、髙江が受けて反転クロス、これを高橋が頭で合わせてネットを揺らした。
終盤に入り82分、大崎のスルーパスが抜け出した齋藤俊輔に繋がり、山形の右サイドを崩されてピンチとなったが、ここは城和隼颯が素早く対応に入りクロスをブロックした。
83分、山形は國分と山田に代えて坂本亘基、坂本稀史也を投入。その4分後には、この試合全ゴールに絡む活躍を見せた髙江が南秀仁と交代した。
アディショナルタイムに入り90分+3、中盤でボールロストし水戸のカウンターとなったが、川井が素早いプレスバックから奪い返す。直後には、山本隼大が突破から中央へパス、受けた甲田英將にシュートを許したが安部が体を張ってブロックした。その後はパスを回して時計の針を進め、試合終了。対水戸戦7試合ぶりの勝利を収め、勝点を63に伸ばした。
次節はいよいよ最終節。10日(日)にホームで、ジェフユナイテッド千葉との昇格プレーオフ進出を懸けた直接対決を戦う。