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モンテディオ山形
モンテディオ山形
1
[ 試合終了 ]
1 前半 0
0 後半 0
0
  • 10分 城和 隼颯
AWAY
ロアッソ熊本
ロアッソ熊本

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 5 安部 崇士
DF 6 山田 拓巳

77'

DF 15 川井 歩
DF 22 城和 隼颯
MF 7 髙江 麗央
MF 8 小西 雄大
MF 88 土居 聖真

66'

FW 25 國分 伸太郎

77'

FW 42 イサカ ゼイン

89'

FW 90 ディサロ 燦シルヴァーノ

66'

控えメンバー

GK 23 藤嶋 栄介
DF 19 岡本 一真

89'

DF 40 坂本 稀吏也

77'

MF 14 坂本 亘基

77'

MF 18 南 秀仁
FW 36 高橋 潤哉

66'

FW 41 後藤 優介

66'

監督

渡邉 晋
ロアッソ熊本

スターティングメンバー

GK 1 田代 琉我
DF 3 大西 遼太郎

90'

DF 13 岩下 航
DF 24 江﨑 巧朗
MF 8 上村 周平
MF 15 三島 頌平

81'

MF 19 古長谷 千博

81'

MF 21 豊田 歩
FW 9 大本 祐槻

46*'

FW 18 石川 大地
FW 48 唐山 翔自

46*'

控えメンバー

GK 23 佐藤 優也
DF 2 黒木 晃平

81'

DF 5 阿部 海斗

90'

MF 7 竹本 雄飛

81'

MF 16 松岡 瑠夢
MF 30 東山 達稀

46*'

FW 20 大﨑 舜

46*'

監督

大木 武

スタッツ

90 45 total   total 45 90
8 5 13 FK 8 4 4
0 4 4 CK 7 7 0
0 0 0 PK 0 0 0
3 4 7 シュート 16 12 4
2 1 3 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    20.5℃
  • 湿度
    64%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    12,296人
  • 主審
    吉田 哲朗
  • 副審
    木川田 博信、清水 拓
  • 第四の審判
    野堀 桂佑

監督コメント

■総括:

今日はこの運動公園内で色々な催し事やイベントがあって、大勢の方がこの天童市の運動公園に集まっていただいたと聞いています。その中で1万2,000人を超えるサポーターからこのNDソフトスタジアム山形に集まっていただいて、本当に強く選手の背中を押してくれたことに感謝を申し上げます。
また、いつも言うように、中継の先からでも今日来られなかった人たちがおそらく我々の勝利を信じて思いを届けてくれたと思いますので、そういった人たちのエネルギーも借りながら、粘り強くしぶとく掴んだ勝点3だったと感じています。
ゲームについては、もちろん振り返ればたくさんピンチがあって、まだ見てないのでわからないですけど、おそらくスタッツでは熊本さんの方がいろいろなもので上回っていたゲームだったと思います。
でも、いつも言うように採点競技ではないのでサッカーは。1点を取ってゼロで押さえて勝点3を取ったのは我々だったというところ。その結果に対してはしっかりと自信にして受け止めていきたいと思います。
ただ、毎試合、毎試合、上手くいかなかったことはしっかりと反省修正していかないと、こうやってしぶとく勝ち続けられることばかりではない。その両面をしっかりと捉えて、また次の週に向かっていきたいと思います。
シーズンの佳境になってくると、もう理屈抜きで勝利を手繰り寄せるとか、そういう瞬間が本当に多くなってくると思います。そういう意味では逞しさがついたチームになったと感じていますので、そういったところもしっかりと評価をしながら、また次のゲームに向けていい準備をしていきたいと思います。

 

 

■質疑応答:

Q:内容的には盤石とはなかなか言えない試合展開だったと思いますけど、攻撃あるいは守備で、どのあたりがもう一歩欲しかったですか?

 

A:まず攻撃では、熊本さんのプレスを外せない回数の方が多かったです。1つ外しさえすれば、我々はハーフウェーラインを超えて、今日の熊本さんの守りでいくと、我々はゴール前まで行けたという状況だったと思います。
もう1つ2つスコアを動かせるような決定機と言えるほどではないかもしれないですけども、我々の描いている絵や構造からすると、フィニッシュまでや行かなきゃダメだよねというようなものはいくつかありました。そういうところでもう1つ2つスコアを動かすことができれば、おっしゃったような盤石なゲームに持っていけたかもしれないです。そこがまず回数として少なかったこと、あるいはその先の選んだものが良くなかったこと。質も含めて、そういったもので苦しい時間が続いたと思います。
ただ、一方で守備の部分で戦前から言っていたように、熊本さんは局面を外すのが上手ですから、そこに対して焦れずに守り抜こうというメンタリティは、今日90分プラスアディショナルタイムまで選手がしっかりと持ち続けたと思います。
その中でもボックスに入られたり、決定的なピンチだったりというものはいくつかあったので、そういうものはなくしたいですよね。今思い浮かぶ中でも局面のエラーがあるシーンが多かったと思いますので、そこはしっかりと振り返りながら修正を加えていきたいと思います。

 

 

Q:守備の面でもう少し詳しく聞かせてください。ボックスの中で相手をサイドに誘導して守れていましたが、その中でもクロスは上げられていました。そのあたりは監督としてはどう評価していますか?

 

A:最終盤に、背中を取られてクロスを入れられる場面は何本かありました。あれは同じクロスでも絶対にやらせたくないです。我々の目に見える場所から上げられるクロスは弾き返しやすいですし、ごっちゃん(後藤雅明選手)もそれに対してチャレンジしやすいですから、我々にとってはそんなに大きなピンチにはならないと思います。熊本さんの前線の選手の高さといったものも含めて。
これがものすごく大きなターゲットがいれば脅威なんでしょうけども、そういうものはないというような分析もありましたから、最後は苦し紛れにクロス上げられても問題ないというところでした。
ただ、局面で背中を取られてえぐられてクロスを上げられると、いろんな可能性を相手に与えてしまうので、そういったところはやっぱり避けたいです。
同じクロスを上げられた回数の中でも、その現象1個1個をしっかりと振り返って、このクロスは絶対NGというところは今日のゲームの中でも課題として出ました。そこはしっかりと修正を加えていきたいと思います。

 

 

Q:これで7連勝になりました。監督の受け止めを聞かせてください。

 

A:何も思わないです。クラブ記録を塗り替えるためにやっているわけではないので、我々はあと4つ勝ってJ1に昇格する、そのためだけにやっています。これまでいくつ勝ったとかは興味ないですし、これからいくつ勝たなきゃいけないというところに対しても、今から先々を考える必要はないです。
とにかく今は次の水戸に勝つためにどういう手立てをするかというところに集中してやっていきたいと思います。

選手コメント

No.22 城和 隼颯 選手

No.22 城和 隼颯 選手

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:プレーオフに向けて負けられない戦いが続いていますけど、その先の話ができるようにというところで、まずは勝って終われたので、そこはよかったですけど、苦しい時間も長かったので、そこは修正しないといけないなと思います。

 

 

Q:先制点のシーンをふり返ってください。

 

A:まずはチーム全体でコーナーキックが取れたというところと、チームがデザインしたものとは少し違ったんですけど、自分が入る役割を全うしたところにボールが来て、相手も外れていたので、当てるだけだったと思います。

 

 

Q:山形加入後初ゴールになりましたが、どんな気持ちですか?

 

A:まずはうれしい気持ちです。すごく幸せなゴールでしたけど、ゴールを取ったからといって浮かれることなく、しっかりと90分戦いきれたところはよかったのかなと思いますし、相手にチャンスを何回も与えてしまいましたけど、最後の最後で体を張ったからこそシュートも枠を外れてくれたと思います。後藤雅明選手が前節もいいセーブをしてくれている中で、ああいうセーブを見ると、自分ももっと体を張らないといけない部分もあったので、そこはまだまだなところもあるのかなと思っています。そこは修正しながら、最後のところで体を張れるチームが上に行けると思っていますし、ディフェンスの真ん中として、まずはしっかりとプレーしていきたいなと思っています。

 

 

Q:試合が難しくなってしまった要因について、どう考えていますか?

 

A:相手にボールを持たれて押し込まれる時間が長くなってしまったというのもありますし、相手がマンツーマンで来る中で、ボールがなかなか自分たちの思うように回せなかったというのを感じていた部分もありました。マンツーマンで来た相手に対してのボールの回し方は変わってくると思うので、そこはアジャストするまですごく時間がかかってしまいました。

 

 

Q:先発出場が続いている中で、ボランチ、最終ラインとの連係の手応えはどう感じていますか?

 

A:僕が加入してから、全員がアプローチしてくれているので、そこは何不自由なくスッと入れていると自分の中では思っています。チームの決まり事があるので、そういった中では、何不自由なくプレーできるように、スタッフ陣に個人ミーティングも何回も開いてもらいましたし、それが今につながっていると思います。

 

 

Q:相手に倍くらいのシュートを打たれながらも勝ちきれて、7連勝できた要因をどう考えていますか?

 

A:まずはチーム一丸になるというところで、メンバーに入っている・入ってないに関わらず、試合に向けて準備できているというのはひとつの要因だと思います。試合に出ている選手がそういった選手思いも背負いながらプレーできていることが結果につながっていると思いますし、あとは最後の際の部分で、体を張る。足音が聞こえるだけでも相手にプレッシャーがかかると思いますし、そういったところでは、最後の最後まであきらめずにボールを追いかけて守備することができていると思います。

 

 

Q:次節に向けて、意気込みをお願いします。

 

A:まだ自分たちは何も掴むことができていないですし、プレーオフに向けて、まずは勝点3を持って帰ってくるというところにフォーカスして、結果にこだわって戦っていきたいです。

選手コメント

No.8 小西 雄大 選手

No.8 小西 雄大 選手

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:難しい試合でしたけど、とりあえず勝ててよかったです。

 

 

Q:先制のフリーキックですが、どんな狙いで蹴りましたか?

 

A:狙いとは違っていました。デザインされたものをスタッフの方から与えてもらって、少し狙いは違ったんですけど、あれも含めて考えてくれていたので、ゴールという形になってよかったと思っています。

 

 

Q:シーズン終盤にかけて、セットプレーから得点が取れるようになりました。

 

A:シーズン始まった当初から、そこは大事にしていこうというのはありましたし、セットプレーを考えているすべてのスタッフの方も毎日、僕らと同じぐらい考えてくれていますし、そういうのが最近、ゴールとかチャンスに結びついていることはチームとしていいことだと思いますし、僕らも求められていることをしっかりとやれたらと思います。

 

 

Q:ビルドアップのところでは苦労している様子がありましたが、どう感じていましたか?

 

A:ビルドアップのところで言うと、マンツーマン気味に来る相手というのもあって、少し難しいところはあったんですけど、実際、ひっくり返したり、できているところもあったので、そこからの質だったりとか、押し込んだところでもう少し時間が作れればよかったかなというのもあります。どちらかと言うと、ビルドアップというよりかは、守備のプレスのところをもう少し見直すべきかなと思っています。

 

 

Q:それはどんなところでしょうか。

 

A:押し込まれる時間というのが長かったので、ウイングをもう少し高い位置に押し出して、後ろをもっとスライドさせて、中に入ってきたボールをボランチが奪って持ち出すみたいな形をもっと作れればよかったかなと。そこから攻撃につなげていくというのが今日できなかったので、奪ったあとに、いてほしいところに選手がいないというところが、攻撃のリズムが出なかった要因になってしまったかなと思います。

 

 

Q:苦しみながらも、この試合で勝ちきることができた要因は?

 

A:選ばれた18人だけじゃなくて、メンバーに入れない選手だったりもいい準備ができていますし、練習でも熊本の役をやってくれたりだとか、自分もそういう時期はありましたし、やはり自分が出たいという気持ちがありながら、相手チームの役割だったりを、自分の感情を押し殺してでもやってくれている選手がいるというのもあって、僕らはその代表として、責任を持って、出ている選手はやれていると思うので、そういうところがこういう難しいゲームをモノにできるところだと思います。そこは全員が同じ方向を向いて、残りのリーグ戦をやっていけたらと思います。

 

 

Q:プレスバックで奪い返しにいくシーンもありましたが、どういった意識でやっていましたか?

 

A:監督から熊本さんはすごくつないでくるというのがありました。奪ったあとに蹴ってくるわけではないので、そこの切り替えのところは重要になってくると言われていました。僕自身もそこはしっかり意識してできたかなと思います。

戦評

リーグ戦は残り3試合。現在6連勝中と勢いに乗るモンテディオ山形はホームに戻り、ロアッソ熊本と対戦。序盤にCKから挙げた1点を守り切り、クラブ記録に並ぶ7連勝を達成した。

 

前節と同じ先発メンバーで臨んだ山形は6分、左サイドでリズム良くパスを繋ぎ、山田拓巳のクロスを土居聖真が頭で合わせたが、熊本GK・田代琉我に右手一本で止められた。

 

いい試合の入りを見せた山形は、迎えた10分、右サイドでCKを得ると、キッカー・小西雄大のクロスを城和隼颯が頭で合わせてシュート、これがゴール右隅に吸い込まれた。城和の移籍後初得点で山形が早々に試合を動かした。

 

幸先よく先制に成功したが、以降は熊本の手数をかけた攻撃を受ける時間帯が続く。16分、大西遼太郎のクロスを岩下航が頭で落とし、このボールに石川大地が反応、反転からのシュートを許したが、山形GK・後藤雅明が至近距離で好セーブ。その2分後には、自陣でのパスミスを奪われた流れから大西がクロス、これがファーサイドでフリーの唐山翔自へ渡ってピンチとなったが、川井歩がスライディング守備でシュートを許さず。更に23分、豊田歩がポケットを突いた大本祐槻へ絶妙なパス。大本のクロスを石川にボレーで合わせられ、決定機を許したがシュートは枠の上だった。

 

山形は中盤でのパスミスが相次いでペースを握ることが出来ず、クロス攻撃やセットプレーのピンチを再三迎え、前半は相手に12本のシュートを打たれた。しかし、後藤雅の好セーブや中央に人数をかけた粘り強い守備で凌ぎ、リードを保ったまま試合を折り返す。

 

後半、最初にチャンスを迎えたのは山形。48分、相手のオフサイドでFKを獲得、髙江麗央の素早いリスタートを土居が受け、ワンタッチで小西へ。小西はディサロ燦シルヴァーノへ中央を割る縦パスを供給、これが通ってフィニッシュまで運んだが、相手DFのブロックに阻まれる。その2分後には、小西が高い位置でボールを奪った流れからFKを獲得。キッカーの髙江がワンステップで入れたクロスを安部崇士が頭で合わせたが、田代に防がれた。

 

後半の序盤は攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となったが、互いに素早い戻りとハードワークで相手の攻撃を封じ、決定機を作らせなかった。

 

追加点が欲しい山形は66分、ディサロと土居を下げ、前節の清水エスパルス戦でゴールを挙げた後藤優介と高橋潤哉をピッチに送る。後藤優は投入されて間もなく、安部からの縦パスを左サイドで収め、そこから逆サイドへ展開してチャンスに絡んだが、得点には繋がらなかった。

 

後半に入って以降、なかなかフィニッシュまで運べずにいた熊本は76分、山形のビルドアップを東山達稀がカットして縦パス、大﨑舜のポストプレーから最後は石川がシュートを放ったが、枠を外れた。

 

ヒヤリとした山形はその直後、山田に代えて坂本稀史也、國分伸太郎に代えて坂本亘基を投入する。

 

終盤、山形は前線へ効果的なパスを送れず、攻撃が停滞。再び我慢の時間帯となり、82分には大﨑にドリブル突破を許してゴール前に迫られ、最後は途中出場して間もない竹本雄飛にシュートを打たれたが後藤雅がファインセーブ、チームを救った。

 

85分を過ぎて以降は押し込む熊本、引いて守る山形という構図。押し返せない状況を見て山形は89分、イサカゼインに代えて岡本一真を投入し、5バックに変更した。

 

逃げ切りを狙う中で90分+3、豊田からのスルーパスが阿部海斗へ渡り、クロスを上げられる。これに大﨑が反応したが、川井が身体を張った対応でシュートを許さなかった。試合はこのまま終了、9月に続いて10月も全勝で駆け抜けた。

 

通算成績18勝6分12敗、勝点を60にのせた。今節も4・5・6位のチームが全て勝利し、順位浮上とはならなかったが、勝点1差で追う状況は続く。

 

次節は来月3日(日・祝)、アウェイで水戸ホーリーホックと対戦する。