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大分トリニータ
大分トリニータ
0
[ 試合終了 ]
0 前半 1
0 後半 2
3
  • 28分 土居 聖真
  • 62分 小西 雄大
  • 87分 イサカ ゼイン
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

大分トリニータ

スターティングメンバー

GK 32 濵田 太郎
DF 2 香川 勇気

59'

DF 25 安藤 智哉
DF 27 松尾 勇佑

71'

DF 44 吉田 真那斗
MF 5 中川 寛斗

63'

MF 10 野村 直輝

71'

MF 26 保田 堅心
MF 99 髙橋 大悟

63'

FW 13 伊佐 耕平

41'

FW 29 宇津元 伸弥

控えメンバー

GK 22 ムン キョンゴン
DF 3 デルラン

63'

DF 17 羽田 健人
MF 6 弓場 将輝

63'

MF 14 池田 廉

71'

FW 15 屋敷 優成

71'

FW 21 鮎川 峻

41'

監督

片野坂 知宏
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 4 西村 慧祐
DF 5 安部 崇士
DF 6 山田 拓巳

85'

DF 15 川井 歩
MF 7 髙江 麗央

76'

MF 8 小西 雄大
MF 88 土居 聖真

67'

FW 25 國分 伸太郎

76'

FW 42 イサカ ゼイン
FW 90 ディサロ 燦シルヴァーノ

76'

控えメンバー

GK 23 藤嶋 栄介
DF 40 坂本 稀吏也

85'

MF 10 氣田 亮真

76'

MF 14 坂本 亘基
MF 20 松本 凪生

76'

FW 36 高橋 潤哉

67'

FW 41 後藤 優介

76'

監督

渡邉 晋

スタッツ

90 45 total   total 45 90
4 4 8 FK 18 7 11
3 1 4 CK 1 1 0
0 0 0 PK 0 0 0
7 4 11 シュート 11 8 3
1 3 4 オフサイド 2 2 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    28.1℃
  • 湿度
    64%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    8,476人
  • 主審
    椎野 大地
  • 副審
    道山 悟至、桜井 大介
  • 第四の審判
    岡 宏道

監督コメント

■総括:
お疲れ様でした。九州の遠い大分の地まで駆けつけてくれたサポーターの皆さん本当にありがとうございます。それから今週の公開練習の際に、「私は行けないんですけど中継の先からパワーを送ります」って言っていただいたサポーターもたくさんいらっしゃいました。そういった方々の想いもきっと届いたと思います。本当にありがとうございました。
先にスコアを動かすことができて、その後もチャンスを作って、そこまでは本当に良かったと思います。ただ、そこからちょっと休んだ時間があった部分、相手に退場者が出たというものは別に我々にとってラッキーではなくて、我々がちゃんと意図した守備をしっかりとしたからそれを引き起こしたということなので、それもいいものが出せた瞬間だったと思います。
ただ、そこからもう1点取りに行くところのパワーや勝っているチームがあれほど完璧なカウンターを受けるということほど愚かなことはないので、そういったところもボールの失い方あるいはID含めた我々のオーガナイズをしっかりと見直さなければいけないと思っています。
ただ、スコアを動かして複数得点取れたということ、クリーンシートで終われたということ、アウェイの過酷な地で勝点3を取れたという結果に関しては100%満足なので、内容もしっかりと突き詰めて、見直して、次節に向かっていきたいと思います。

 

■質疑応答:

Q:今日の守備に関してですが、大分がボールを持って攻め込むシーンもありました。早めに埋まるというよりはむしろゴール前を固めるというふうに最初からオーガナイズされていたんですか?

 

A:全く違います。前半の序盤は前から我々が奪いに行くシーンがあって、それを大分さんも少し嫌がって長いボールが増えました。ゴールキーパーからのビルドアップというものも前半の序盤の方はほとんど大分さんがやってこなかったので。それは我々のプレスを避けてなのかどうかはわからないですけれども、そういった圧も含めて、我々の守備が前に矢印を向けられていた時間が前半の序盤はあったと思います。
ただスコアは動かした後、どうしてももう一つ前から行きたいところでなかなかアクセルを踏み切れなかった。もちろん全てが全てハイプレスでボールを奪いに行くことはできないので。大分さんもボールを動かすのは上手ですから、残念ながら我々のゴールを守るという作業に行く時間帯もあるということは、選手とも共有していたんですけども、ちょっとその時間や回数は多かったですよね。だからなるべくその時間を減らしたい。
ただ、しっかりと最後はゴールに鍵をかけて、ごっちゃん(後藤雅明選手)のセーブを含めてゼロで終えたというものは一つの成果だと思います。
その両方をしっかりと分析して次に進みたいと思います。

選手コメント

No.88 土居 聖真 選手

No.88 土居 聖真 選手

Q:今日は最初から山形が攻めていた中で、28分の先制点のシーンまで点が取れませんでしたが、どのように見ていましたか?

 

A:入りもすごく良かったですし、相手も僕らのボール回しのところで下から繋いでいくところに対して、取りどころを定められないというのでやりにくさを感じていました。ゴールまで迫っていましたけど、このまま取れないと、大分さんのカウンターも鋭かったですし、一発やられると思っていたので、僕じゃなくても誰かが点を取らないとまずいと思っていたところで取れた先制点だったので、流れ的にはいい時間帯に取れたと思います。

 

 

Q:一度は防がれましたが、そのこぼれを拾って、周りがバタバタしているうちに仕留めたという感じですか?

 

A:1本目で決められれば最高だったんですけど、2本目、自分のところに転がってきて、コースを狙うというよりも気持ちで蹴り込みました。相手に当たりましたけどゴールに入ってくれたので、気持ちで押し込んだゴールだったと思います。

 

 

Q:その後、大分にゴール前まで運ばれるシーンが何度かありましたが、そこもチームで体を張って守り切ってクリーンシートというところ、そのあたりは守備も含めてどのようにとらえますか?

 

A:ここ数試合、我慢するところをみんなでしっかり我慢できるというところが、ひとつ成長しているところだと思っています。前節は守り切れなかったですけど、続けていることは継続してできていますし、何度かピンチもありましたけど、全員で、ギリギリのところで防げているというところは、試合の流れを持っていかせないというところで、もちろん反省点はたくさんありますけど、今日に限って言えば、内容も、結果も、素晴らしい試合だったと思います。

 

 

Q:勝点を3ずつ積めればプレーオフ圏内というのも、いいピッチで近づいていると思いますが、そこに向けてはどうですか?

 

A:僕はそこしか見てないので、そこに行くためには、1試合1試合の重みというか、大事さというのは試合を終わるごとに増してきます。それはみんなも感じて、今日のゲームをこういう内容でできたので、あとはこれを8回続けていくだけと思っています。

 

戦評

9月の初戦となる今節、9位・モンテディオ山形は16位・大分トリニータとアウェイで対戦。3-0で快勝し、J2アウェイ通算150勝を達成した。

 

安部崇士とディサロ燦シルヴァーノが先発に復帰、後藤雅明がJ2通算150試合出場を達成した一戦は序盤、山形が長短のパスを織り交ぜて相手のプレスを外し、前進する。5分、クロスのクリアボールを小西雄大が拾ってボレー。12分には、小西からの浮き球のスルーパスがディサロに繋がれば決定機というシーンを作った。

 

前半の半ばに入ると、山形はセカンドボールを高い確率で拾い、押し込む展開を作る。20分、小西の飛び出しを見て髙江麗央が浮き球のパス。小西は相手DFとの接触で潰れたが、こぼれたボールをディサロが拾ってシュート。26分には、國分伸太郎からサイドチェンジのボールをイサカゼインが受け、近くの土居聖真へ。土居は左足でシュートを狙ったが、いずれも大分GK・濵田太郎に阻まれた。

 

ペースを握りながらも得点が奪えずにいたが28分、山田拓巳の中央をめがけたロングボールを土居が上手く収め、切り返しから左足シュート。ここは濵田に止められたが、こぼれ球を今度は右足で狙うと、相手に当たってゴールに吸い込まれ、先制に成功した。

 

その後、大分にこの試合1本目のFKを与えると、そこからクロス攻撃を度々受けたが、中央に人数をかけた守備で跳ね返し、ゴールを許さない。

 

我慢の時間帯を耐えた山形は39分、イサカが右サイドをドリブル突破しフィニッシュまで運んだが、追加点には至らず。

 

終盤に入り42分、大分は前線の伊佐耕平が負傷し、鮎川崚と交代するアクシデントに見舞われたが、細かいパスワークで山形陣内に攻め入る場面を何度か作る。しかし山形が集中した守備で凌ぎ、前半は山形が1点をリードして終了する。

 

後半に入ると、大分が右サイドを起点とした攻撃でチャンスを複数迎える。50分、カウンターから松尾勇佑が低いクロス、ゴール前で混戦となったが山形の守備陣が身を呈して凌いだ。その2分後には、松尾のクロスを後藤雅が弾き、こぼれ球に野村直輝が反応して詰めたが、ここは小西が足でブロックした。

 

ピンチが続いていた山形だったが59分、香川勇気のトラップミスをイサカが奪い取ろうとしたところをファウルで止められた。このプレーが決定機阻止にあたるとして、香川は一発退場となった。数的有利となった山形は、このファウルで得たFKで、國分がコースをずらしたボールを小西がミドルレンジから沈めて追加点を挙げた。

 

苦しい状況の大分は67分、宇津元伸弥のクロスをGK・後藤雅がパンチング、こぼれ球を松尾が詰めたが上手くミートしなかった。

その直後、山形は先制点をマークした土居に代えて高橋潤哉を投入する。

 

2点リードとなって以降、山形は攻撃を完結させることが出来ず、逆に10人の大分に押される展開となり、74分、池田廉からスルーパスを受けた保田堅心に強烈なシュートを打たれたが、後藤雅が弾いた。

 

76分、山形はディサロ、國分、髙江を下げて後藤優介、氣田亮真、松本凪生をピッチに送り込む。

 

3枚替えを行ったが流れは変わらず79分、保田にドリブルで一気にゴール前まで運ばれてシュートを打たれるが、枠の外。84分には、保田のスルーパスが裏へ抜け出した鮎川に通り、決定機を許したが、ここも後藤雅がファインセーブでチームを救った。

 

85分、山形は山田に代えて坂本稀史也を投入し交代カードを使い切る。

 

数的有利になりながらチャンスらしいチャンスを作れていなかった山形は86分、イサカがドリブル突破で相手のファウルを誘い、右サイドでFKを獲得する。キッカー・後藤優の角度あるクロスをイサカが頭で合わせてネットを揺らし、決定的な3点目を奪った。

 

アディショナルタイムに入ると、山形は落ち着いてボールを回して時計の針を進め、試合終了の笛を迎えた。

 

通算成績12勝6分12敗、勝点を42に伸ばした山形は次節、ホームに戻りザスパ群馬と対戦する。