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モンテディオ山形
モンテディオ山形
4
[ 試合終了 ]
2 前半 0
2 後半 2
2
  • 17分 土居 聖真
  • 43分 ディサロ 燦シルヴァーノ
  • 72分 高橋 潤哉
  • 78分 山田 拓巳
  • 65分 フアンマ デルガド
  • 85分 フアンマ デルガド
AWAY
V・ファーレン長崎
V・ファーレン長崎

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 4 西村 慧祐
DF 5 安部 崇士
DF 6 山田 拓巳

90'

DF 15 川井 歩
MF 7 髙江 麗央
MF 8 小西 雄大
MF 88 土居 聖真

64'

FW 25 國分 伸太郎

79'

FW 42 イサカ ゼイン

90'

FW 90 ディサロ 燦シルヴァーノ

64'

控えメンバー

GK 23 藤嶋 栄介
DF 22 城和 隼颯

90'

DF 40 坂本 稀吏也

90'

MF 10 氣田 亮真

79'

MF 18 南 秀仁
FW 11 藤本 佳希

64'

FW 36 高橋 潤哉

64'

監督

渡邉 晋
V・ファーレン長崎

スターティングメンバー

GK 21 若原 智哉
DF 5 田中 隼人
DF 23 米田 隼也
DF 25 櫛引 一紀
DF 44 青木 義孝

76'

MF 6 マテウス ジェズス
MF 17 秋野 央樹

58'

MF 24 山田 陸

87'

FW 7 マルコス ギリェルメ

87'

FW 8 増山 朝陽
FW 11 エジガル ジュニオ

76'

控えメンバー

GK 31 原田 岳
DF 48 照山 颯人
MF 14 名倉 巧

87'

MF 19 澤田 崇

76'

MF 20 中村 慶太

76'

MF 35 安部 大晴

87'

FW 9 フアンマ デルガド

58'

監督

下平 隆宏

スタッツ

90 45 total   total 45 90
5 3 8 FK 15 7 8
3 0 3 CK 3 0 3
0 0 0 PK 0 0 0
8 5 13 シュート 17 9 8
1 1 2 オフサイド 2 1 1

試合環境

  • 天候
  • 気温
    28.9℃
  • 湿度
    70%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    8,429人
  • 主審
    岡部 拓人
  • 副審
    馬場 規、清水 拓
  • 第四の審判
    関谷 宣貴

監督コメント

■総括:
NDソフトスタジアム山形に集まっていただいた8,000人を超えるサポーターの皆さん、それから中継先でいつものように我々にエネルギーを届けていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
それから、今台風が日本列島を襲っていて、開催が危ぶまれるような地域もあったと聞いています。今日、我々は当たり前のようにここでゲームができました。こういう当たり前だけども当たり前じゃない日常というものに感謝したいと思います。
選手はよく頑張りました。いいゲームだと思います。ただ、我々はこれに満足することなく続けていく。そこにしっかりとエネルギーを注いで、いいトレーニングを積んで、次のゲームに臨んでいきたいと思います。

 

■質疑応答:
Q:前半の2得点はいずれも夏に加入した選手の得点でした。この評価をお願いします。

 

A:まずチーム全体の狙いがある中で、結果的に彼らがゴールを奪いました。先制ゴールに関して言えば、我々がより高い位置でプレスをかけてボールを奪えば相手ゴールが近いから、まずはそれをやれるようにしましょうというところで、聖真が自分で誘い出したようなところから、インターセプトしてゴールを決めました。
前半のオーガナイズとしては、前半少し押し込まれる形が多かったので難しかったですけど、あの場面で言うと、我々のオーガナイズと聖真の勘所が合わさった素晴らしいゴールだったと思います。
セットプレーに関して言えば、ロングスローで今までやられていた分を今回我々がチームとしてゴールをあげることができた。もしかしたらそれもレレの嗅覚かもしれません。
いずれにせよ、チーム全体のオーガナイズがある中で、彼らが瞬間的に個人で輝いたというところ、しっかりとした守備というものも彼らには課していたタスクなので、非常にチームとしても良い結果だったと思いますし、個人もしっかりと輝いた瞬間だったと思います。

 

 

Q:両サイドバックの選手が粘り強い守備や積極的な攻撃参加でチームにとっては大きかったと思いますが、評価はいかがでしょうか。

 

A:守備の部分で言うと、非常に粘り強く足を運んでシュートブロックをしたり、最後に身体を投げ出したり、もちろん彼ら2人だけじゃなくチーム全体でそういう粘り強さを出せたゲームだったと思います。
ただ、我々の1失点目ですよね。選手が変わって、もう1回我々が前からボールを奪いに行こうというようなエネルギーとタスクを佳希と潤哉に与えた中で、いいプレスだったと思います。ただ、我々の右サイドのところで出血してしまったというところがあるので。やっぱりあそこは歩のところで取りきりたかったです。多分彼もそこは反省していると思うので。それ以外のところで、チームのオーガナスとしてあそこは良かったものなので、取り切りたかった瞬間はやっぱ取り切りたい。個人というよりはチーム全体としてもそこは反省として持っていければと思います。
攻撃に関して言えば、我々のサイドバックが意図的に前に行くのか、あるいは逆に意図的に下がって相手を食いつかせるのかで、これは相手があることなので、それぞれのゲームによって彼らの立つ場所は変わってきます。
そこは我々の中では必然なので。今日のゲームに関して言うと、その出し入れというものがサイドバックに限らず、全体でもうまくやれたかなという印象は受けています。

選手コメント

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:2-0になったときに1点取られて、ちょっと嫌な雰囲気になったんですけど、そのときに途中で入ってきた(高橋)潤哉とか、(藤本)佳希くんとかが流れをつないでくれたので、チーム全員で勝ち取った勝利だと思います。

 

 

Q:今季初ゴール、山形でも久しぶりのゴールでした。どんな気持ちでしたか?

 

A:単純にうれしかったですね。ほっとしたというか。

 

 

Q:ゴールシーンも解説をお願いします。

 

A:練習でやっていたんですけど、練習ではなかなかフリックして俺のところに届くまでがなかなか難しかったですけど、今日は結構ゴール前は体張って肉弾戦になっていたので、誰かが触ってコースが変わるというより、誰も触らなくて抜けてくるほうがいいかなと思って待っていたら、一番いいボールが来ました。

 

 

Q:セットプレーでも得点が取れるようになってきたということに関してはどう感じていますか?

 

A:取れたことはよかったですけど、セットプレーでまた失点したので、そこは見つめ直していかなければいけないですし、直近4試合で3点セットプレーで失点しているので、そこはもう1回みんなで詰めていかないといけないかなと。夏場はセットプレーがカギを握ってくるので。

 

 

Q:前線からのプレスのかけ方についてはどうでしたか?

 

A:相手が1アンカーだったので、2トップで相手のアンカーを背中で消しながら、サイドに入ったときにボランチを押し出してハメていくというスタイルですけど、1点目は聖真くん(土居)が駆け引きして、個人の駆け引きで取ってくれたので、そこから相手もアンカーにボールをつけるのがだんだん怖くなって、外、外となって、あまりいいビルドアップができなかったと思うので、聖真くんの個人戦術のおかげもあって、かなり相手は回しづらくなったと思います。

 

 

Q:攻撃も機能していたと思いますが、理由は?

 

A:1アンカーはスライドが間に合わないので、そこをうまく突けたと思いますし、(安部)崇士が持ったときは聖真くんが下りたり、ニシ(西村慧祐)が持ったときは俺が下りたり、アンカーがつかまえきれないところに顔を出して、というのはスカウティングでもあったので、相手のポケットのところで引き出せたかなと思います。

 

 

Q:土居選手との連係についてはどんな手応えですか?

 

A:ゼロトップ気味でやることも、相手にとってはつかまえにくくなっている要因だと思うので、あまりどっちかが前、どっちかが後ろとこだわらないところが僕たちのいい関係性かと思います。

 

 

Q:ここからの意気込みをお願いします。

 

A:これを続けていくだけだと思います。目の前の1試合1試合に対して。

選手コメント

No.6 山田 拓巳 選手

No.6 山田 拓巳 選手

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:長崎さんは個々の力ではJ2の中では一番のチームだと思うので、短い期間でしたけど3日間、長崎さんの対策というのは本当に口酸っぱく、まず個々のバトルで負けないことや、戦術的な部分も短い時間でかなり入念には準備してきましたし、今日、ピッチで多く出せた部分、自分たちの時間というのは、僕個人的には思ったよりは長く出せたと思っています。
もちろん、ちょっとした隙を見せてヒヤッとさせられましたし、実際に2点取られて、ちょっと嫌な空気も出るかなというところまで追い詰められましたけど、本当にしっかりみんなで粘り強く、いい守備からいい攻撃で、全員がハードワークして多くの点が取れて勝ちきれたのは大きかったと思います。

 

 

Q:リーグ戦では今季初ゴールでした。どんなゴールでしたか?

 

A:純粋に嬉しかったですし、リーグ戦で取るのは1年以上ぶりです。中でうちのエースストライカー(藤本佳希)がめちゃくちゃ呼んでいるのが見えていたので、最初は迷っていたんですけど、打たないでパスして後悔してきたシーンがこれまでたくさんあったし、なかなかああいう場面に多く出くわすほうではないので、思いきり打つ決断をして、なんとか決めることができました。

 

 

Q:前節の後半は体力的にきつかったと思いますが、この試合のゴールシーンは78分でした。あの位置まで駆け上がれていたのは?

 

A:体力的には結構きつい時間でしたけど、今日は自分も相手を引っ張るためにポジショニングを高く取るというイメージもありました。後半ちょっと相手も前から来たのもあって、少しポジション下げたほうがいいかなとか、体がきついところもあったんですけど、スタートは少し低い位置でプレーしたほうがいいのかなと思っていたら、あのちょっと前ぐらいに(髙江)麗央に「もっと前に行け」と言われて、そう言われて思いきって高いポジションを取ったらボールがいい形で来たので、そういう意味では麗央の一言があってあのポジションを取っていたので、そういう味方の観察力にも感謝したいと思いますし、潤哉もいいボールをくれていい形で決められたので、みんなに感謝しています。

 

 

Q:攻撃力の高い相手でしたが、粘り強く守りきれました。

 

A:まずは前線に強いストライカーがいたので、そこに気持ちよくクリアさせてしまうと、流れが自分たちに来ないというのは、口酸っぱく言われていました。そこはセンターバックが対峙することが多かったですけど、センターバックがそこのバトルで負けないことがまずは大事だというのはミーティングでもすごく言われていたので、センターバック2人もそういうところですごく頑張ってくれましたし、ほとんど負けてなかったと思います。前線の選手もいい守備で相手を追い込んでくれたりとか、コースを限定してくれたりという、地道に90分間、全員でやってくれていたので助かりました。それによって後ろもいいスタートを切れて、全体でボールを取れた回数が多く作れたと思うので、全員で同じ方向を向いて、やることが定まっていたかなと思います。

 

 

Q:今季3連勝がない中で、次は3連勝を懸けた戦いになります。意気込みをお願いします。

 

A:どのチームも力があって、どのチームも終盤にかけていろんなものがかかってきますし、簡単な試合というのはないので、次はアウェイで難しい試合になるのは間違いないですけど、自分たちは目の前の試合を1個1個勝ち続けて、ちょっとずつ射程圏内にとらえるというか、勝利を重ねていくしかないので、また厳しい試合になると思いますけど、全員でしっかりハードワークして、粘り強く戦って、しっかり勝点3を持って帰れるように準備をして臨みたいと思います。

戦評

前節、3試合ぶりの勝利を収めたモンテディオ山形は3位につけるV・ファーレン長崎と対戦。今季最多4ゴールを挙げてホーム連戦で連勝を飾った。

 

スタメンは前節から変更せずに臨んだ。また、ベンチには新加入の城和隼颯が早速メンバー入りした。

 

この試合最初にチャンスを迎えたのは長崎。5分、マルコス ギリェルメが中へ切り込んでクサビのボールを送り、山田陸がシュートを放ったが山形GK・後藤雅明の正面だった。

 

山形は序盤からピッチを幅広く使ったパスワークで相手を揺さぶる。また、両サイドバックやボランチが積極的に攻撃参加し、厚みのある攻撃を仕掛けた。

 

9分、イサカゼインからのサイドチェンジを大外の國分伸太郎が受けると、内側を走る山田拓巳へスルーパス。山田拓のクロスをファーサイドの川井歩がダイレクトシュート。17分には、山田拓がディサロ燦シルヴァーノとの連携からエリア内まで攻め上がり、シュートを放った。

 

その直後、山形が先制に成功する。相手のビルドアップを土居聖真がゴール前でカット、GKとの1対1を制してネットを揺らした。

 

先制して2分後、サイドに追い込むプレッシングからショートカウンターの局面を作ったが、ここは攻撃を完結させることは出来なかった。

 

飲水タイムを挟んで29分、ビハインドの長崎が決定機を迎える。青木義孝から縦パスを受けたマルコスギリェルメが安部崇士をかわして右サイドを突破、クロスをマテウスジェズスが合わせたが、中央に絞った川井が跳ね返した。

 

相手の決定機を凌いだ山形は32分、イサカのクロスが國分へと通りシュートを放つも、長崎GK・若原智哉の正面。その2分後には、クリアボールを土居が上手く収めて決定機が訪れたが、シュートはGK・若原の好セーブに阻まれた。

 

1-0のまま前半の終盤へと突入し迎えた43分、山形が貴重な追加点を挙げる。イサカが右サイドでスローインを獲得。スローワー・川井がロングスローを入れると、イサカと西村慧祐がニアへ動き出して相手をつり出し、これによってフリーとなったディサロがヘディングで合わせてネットを揺らし、山形復帰後初ゴールを決めた。

 

前半終了間際、長崎は増山のクロスから2つのシュートチャンスを迎えたが、マテウスジェズスのヘディングシュートは後藤雅が好セーブ、マルコス ギリェルメのシュートは西村が頭でブロックした。前半は山形が2点をリードして終了となった。

 

後半の立ち上がりは長崎に押し込まれる展開となる。47分、青木の縦パスをマテウス ジェズスが受けてシュートを放つも、川井がスライディングブロック。51分には、ビルドアップミスでボールを奪われ、マテウスジェズスがクロス。増山が収めかけたが、このピンチも川井が対応した。

 

ピンチが続いていた山形は55分、髙江麗央の浮き球のパスをイサカが収めてクロス、ディサロが相手DFを振り切ってフリーとなっていたが惜しくも合わず。直後のCKでは短く繋いで最後は國分がボレーシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。

 

58分、長崎はボランチの秋野央樹を下げてフアンマデルガドを投入し攻撃的に出る。

 

山形は64分に交代カードを使用。前半に得点を挙げたディサロと土居を下げ、藤本佳希と高橋潤哉をピッチに送り出す。

 

その直後、長崎に1点を返される。田中隼人のロングパスがルーズとなったところを米田隼也が拾ってドリブル突破し外側を走るフアンマへパスを供給、受けたフアンマに強烈なシュートを決められた。

 

1点を返された山形だったが71分、小西雄大の枠を捉えるミドルシュートから二次攻撃となり、そこから3点目が生まれる。左サイドでパスを回し、ボールを受けた國分は髙江へパス。髙江は中央を割る縦パスを入れ、受けた藤本はワンタッチで小西へ。小西が体勢を崩しながら出した横パスを、高橋が左足で合わせてネットを揺らした。

 

再び2点差とされた長崎は75分、米田からグラウンダーパスを受けたエジガルジュニオが落としのパス。これを受けたマテウスジェズスが強烈なミドルシュートを放ったが、クロスバーをかすめて枠外へ。77分には、中村慶太からのパスを米田がエリア内でフリーで受けてクロスを入れたが、プレスバックしたイサカがスライディングで防いだ。

 

その直後、山形が大きな追加点を挙げる。直前のピンチを止めたイサカがタッチライン際のターンで相手をかわして前方へパス。そこから藤本、高橋と繋ぎ、左サイドでフリーの山田拓へスルーパスが供給される。受けた山田拓はドリブルで運び、ゴール右隅に落ち着いて決めた。

 

4点目が決まった直後、山形は國分に代えて氣田亮真を投入した。

 

苦しい展開となった長崎は84分、澤田崇が中央へ切り込むドリブルからエリア内へ縦パス、これを受けた中村慶太がシュートを打ち、CKを得る。85分、そのCKからフアンマが頭でこの日2ゴール目を決め、再び点差を縮めた。

 

終盤、守備にバタつきが見られた山形は90分、山田拓とイサカに代えて坂本稀史也、城和を投入し5バックに変更する。

 

山形は守備の枚数を増やしながらも、追加点を狙いに行く。90分+2、安部からのスルーパスを受けた氣田が中へ切り込んで横パス、反応した髙江が左足でシュート。その2分後には、坂本稀が突破からクロス、これを藤本が頭で合わせるというシーンを作った。

 

シュート数が両チーム合わせて30本と打ち合いになったゲームは山形が制した。

 

勝点を36に伸ばした山形は次節、24日(土)にアウェイで藤枝MYFCと対戦する。