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ファジアーノ岡山
ファジアーノ岡山
1
[ 試合終了 ]
0 前半 0
1 後半 1
1
  • 53分 鈴木 喜丈
  • 57分 土居 聖真
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

ファジアーノ岡山

スターティングメンバー

GK 49 スベンド ブローダーセン
DF 4 阿部 海大
DF 18 田上 大地

67'

DF 43 鈴木 喜丈
MF 6 輪笠 祐士
MF 7 竹内 涼

85'

86'

MF 23 嵯峨 理久
MF 88 柳 貴博

74'

FW 10 田中 雄大

46*'

FW 19 岩渕 弘人

74'

FW 22 一美 和成

控えメンバー

GK 21 川上 康平
DF 5 柳 育崇

67'

MF 15 本山 遥

85'

86'

MF 27 木村 太哉

46*'

MF 33 神谷 優太

74'

MF 42 髙橋 諒

74'

FW 29 齋藤 恵太

監督

木山 隆之
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 4 西村 慧祐
DF 5 安部 崇士
DF 15 川井 歩
DF 19 岡本 一真
MF 7 髙江 麗央
MF 8 小西 雄大

71'

MF 88 土居 聖真

60'

FW 10 氣田 亮真

60'

FW 42 イサカ ゼイン

85'

FW 90 ディサロ 燦シルヴァーノ

71'

控えメンバー

GK 23 藤嶋 栄介
DF 2 吉田 泰授
MF 18 南 秀仁

71'

MF 24 横山 塁

85'

MF 25 國分 伸太郎

60'

FW 36 高橋 潤哉

71'

FW 41 後藤 優介

60'

監督

渡邉 晋

スタッツ

90 45 total   total 45 90
8 7 15 FK 15 11 4
8 2 10 CK 1 1 0
0 0 0 PK 0 0 0
14 6 20 シュート 4 2 2
2 1 3 オフサイド 1 1 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    33.3℃
  • 湿度
    51%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    7,214人
  • 主審
    井上 知大
  • 副審
    武田 光晴、池田 一洋
  • 第四の審判
    山口 隆平

監督コメント

■総括:
先日山形県で大雨の被害がありました。まだまだ避難所で生活されている方もいらっしゃると聞いています。そういった山形県の中で起きたことに対して、我々が山形県の代表としてやれることと言うと、そういった苦労されている方の近くに行って何かをすることがあるかもしれませんけれども、プロフットボーラーとしてやれることは、やっぱりこういうところで結果を出して、勝利を届けて、束の間かもしれないけれども、笑顔になっていただくというところは、我々の使命としてやらなければいけないことです。それは選手とも共有して今日のピッチに臨みました。
残念ながら勝点3を取ることができなかったのでそういった喜びとか笑顔は届けられなかったかもしれません。次のホームゲームでそういったところを我々が披露して、今苦労されている方々に少しでも笑顔になっていただければと思っています。
また、遠路はるばる岡山の地まで来ていただいたサポーター、それから中継の先で応援していただいたサポーターにも本当に感謝を申し上げたいと思います。
何とかみんなの力で山形県を勇気付けられるように、活気付けられるように、またこれから精進していきたいと思います。

 

■質疑応答:
Q:土居聖真選手が素晴らしいゴールを決めました。彼への期待を聞かせてください。

 

A:トップ下の選手として、ここまでの戦いでうちの選手に足りなかったものはゴールです。ボックスの中に入っていくことだとか、決定的な仕事をすることだとか。もちろんそれ以外の部分でたくさん効果的な働きをしてくれたこれまでの選手もいるんですけれども、そういったものを聖真には期待して獲得しました。
実際、ああやってゴールという形で結果を出したことはさすがだなと思います。ただ、後ろと繋がったり前と繋がったり、リンクマン的な役割としてはまだまだ連携をとっていかないと、うまく我々が前進できないところも散見されたので、そういったところをしっかりと整えていけば、もっともっと相手チームの脅威になると感じました。

 

 

Q:ここまでクロスゲームが多かったと思いますが、ここから勝ち切るためにより求めていきたいところはどこになるでしょうか。

 

A:やっぱり先に点を与えないことですよね。またリスタートから喫してしまったので。今シーズンはその数が非常に多いですし、前節いわき戦もそこから後手を踏んでしまったので。
コーナーキックが何本も続いて、間違いなく我々の流れではなかったので、あそこをしっかりと耐え凌ぐ力を身に付けないと、そこから我々が先にスコアを動かすような形にしないと、おっしゃったような、クロスゲームみたいな試合をものにするのは難しくなるのかなと感じました。

選手コメント

No.88 土居 聖真 選手

No.88 土居 聖真 選手

Q:得点シーンをふり返ってください。

 

A:あれに至るまでに、前半の1本目のイサカ(ゼイン)のクロスにタイミングと諸々合わなかったので、次来たときは仕留めようと思っていました。後半の2本目はいいボールをくれたので、タイミングもバッチリでしたし、彼のいいクロスをこっちが合わせるだけだと思っていたので、修正できた結果があのゴールにつながったと思います。

 

 

Q:アタッカーの特徴はだいたい把握できている状況ですか?

 

A:大枠のところは、みんなの特徴は掴んでいると思うんですけど、僕の特徴をまだみんなわかってないと思うので、ちょっとまだまだ。前半とかは探り探りだったので、自由じゃないですけど、もっと好き勝手にやってもよかったのかなと。“たら・れば”なんですけど、これを擦り合わせてどんどんよくしていくだけかなと思います。

 

 

Q:チームとしてはこれまでも、こういう試合を勝ちきれないということが多かったと思いますが、勝ちきっていくためにはどんなことが必要だと思いますか?

 

A:もちろん勝ちきろうとしましたけど、まず、先に失点をしてしまったので、正直、中でやっている選手は「このまま2点目、3点目いかれるな」という感覚があったと思うので、それを断ち切るゴールでしたし、隙あらば2点目を取れる状況に持っていけたと思うので、そこはみんなのチーム力だったと思います。暑いなか、ああやって圧力を受けましたけど、守りきってなんとか同点に追いついて、逆転できるチャンスもあったので、まず負けなかったというところはチームの力として自信を持って、勝ちきれなかったというところは課題として、次の試合からまたやっていければなと思います。

 

 

Q:今日もファン・サポーターの期待を感じながらのプレーでしたが、次の試合に向けてはどういう思いですか?

 

A:必要以上に自分で自分にプレッシャーをかけないことは大事だと思っていたので、なるべくSNSなどは、そもそも“見ない派”だったんですけれども、期待されていることはわかっていますし、それをピッチ内外で山形にいいところを還元しなきゃいけないし、僕が全ていいことばかりしているとも限らないので、みんなで切磋琢磨しあって、僕もみんなから学ぶことはたくさんありますし、僕も何か伝えられたらなと思うので、半歩、一歩のゴールだったかなと思っています。

戦評

約3週間の中断期間を経て迎えた今節、モンテディオ山形は、昇格プレーオフ圏内の4位につけるファジアーノ岡山と対戦。後半序盤に先制を許したが、土居聖真の移籍後初ゴールで追いつき、1-1の引き分けに終わった。

 

スタメンは前節から3人変更。中断期間中、新戦力としてチームに加わった土居が早速、トップ下で先発入りした。また、左サイドバックに川井歩、左ウイングには氣田亮真が起用された。

 

キックオフ前の気温 33.3℃、厳しい暑さの下で行われた一戦は、立ち上がりから互いにハイプレスをかけ合い、インテンシティの高い展開となる。
その中で16分、岡山に好機。クリアのセカンドボールを嵯峨理久が頭でパス、受けた一美和成がシュートも西村慧祐がブロック。そのこぼれ球を輪笠祐士が拾い、ミドルを狙ったが枠を外れる。その直後、今度は山形に好機。小西雄大が高い位置でボールを刈り取り、氣田へ。氣田のクロスは跳ね返されたが、セカンドを髙江麗央がダイレクトでシュートを狙う。しかし、ここは枠を捉えられなかった。

 

岡山のプレスに捕まる中、20分を過ぎて以降はショートカウンターを許す機会が増えて押し込まれる展開となる。21分、柳貴博のクロスを髙江がクリア、これを嵯峨に拾われてシュートを打たれた。23分には、右に流れた一美からの横パスに輪笠が反応してシュート。更にその直後、ビルドアップミスから輪笠のマイナスのクロス、竹内涼がダイレクトシュートと相次いでゴール前に迫られるが、粘り強い守備で凌ぐ。

 

33分、鋭いパスを中央で収めた岩渕弘人が、オーバーラップした嵯峨へパス。繋がれば決定機という場面を、イサカゼインが好守備で救った。その2分後、山形が前半最大のチャンスを迎える。岡本一真からスルーパスを受けたイサカが、ワンタッチで鋭いクロス。土居がゴールエリア手前に抜け出し滑り込んだが惜しくも合わなかった。
ここから流れを掴みたい山形だったが、相手のプレスを攻略できず、思い通りのビルドアップが出来ない。また、相手の速いパスワークに後手を踏み、自陣でのプレーが長くなる。その中で前半の終盤、イサカが縦突破からのクロスでチャンスメイクしたが、決定機には至らず。
前半、山形はわずか2本のシュートにとどまり、劣勢の状況が続いたが、スコアレスで終えた。

 

後半は立ち上がりから岡山の猛攻を受ける。開始早々、山形のビルドアップミスから柳貴のクロスを岩渕が頭で合わせてシュート。直後には、後半頭から出場の木村太哉が、縦への仕掛けから鋭いクロスでチャンスメイクと、山形は立て続けにピンチを迎える。すると53分、圧力に屈して先制を許す。嵯峨のクロスを後藤雅が弾き、こぼれを柳貴に詰められたが川井歩がブロックに入ってコーナーに逃れる。しかしそのCKで、ゴール前での混戦から最後は鈴木喜丈にシュートを決められた。

 

山形が試合を振り出しに戻したのはその3分後。右に流れたディサロ燦シルヴァーノが岡本からの縦パスをヒールでスルーパス。抜け出したイサカの低いクロスを、土居が今度は合わせてネットを揺らした。

 

60分、山形は2枚替え。同点ゴールをマークした土居に代えて後藤優介、そして氣田に代えて國分伸太郎を投入する。

 

同点に追いつき、ギアを上げたい山形だったが再び岡山に押し込まれる展開となり、66分、セットプレーの流れから一美に振り向きざまのシュートを許したが、後藤雅がキャッチした。

 

71分、山形はディサロと小西に代えて高橋潤哉、南秀仁を投入する。
その直後、嵯峨、輪笠に連続でシュートを許したが後藤雅がいずれもストップしチームを救った。

 

終盤に入っても岡山のペースは変わらず、80分、自陣でのボールロストからカウンターを許し、嵯峨のクロスをフリーの一美に合わせられたが、枠の右。83分には、高橋諒からのスルーパスに一美が反応、ここは安部崇士が対応してシュートを打たせなかった。
その直後、山形が相手の一瞬の隙を突いて決定機を迎える。髙江の中央を割るロングパスが後藤優へと通り、ループシュート。しかしクロスバーに嫌われて逆転とはならなかった。

 

85分、山形はイサカに代えて横山塁を投入し交代カードを使い切る。

 

最終盤、山形は疲労からか前に出ることが出来ず、ミスも相次いで岡山にボールを持たれる。88分、ロングスローから鈴木にヘディングシュートを許したが枠の左。90分+3には、嵯峨のクロスを一美に合わせられたが枠の上へ逸れた。

 

試合はこのまま終了。勝点1を得たが、山形のシュート数4本に対し、岡山は20本と内容では圧倒された。

 

次節は11日(日・祝)、ホームで徳島ヴォルティスと対戦する。