モンテディオ山形
モンテディオ山形
3
[ 試合終了 ]
2 前半 3
1 後半 3
6
  • 16分 狩野 海晟
  • 33分 後藤 優介
  • 60分 氣田 亮真
  • 6分 田中 克幸
  • 19分 大森 真吾
  • 45+3分 岡田 大和
  • 53分 駒井 善成
  • 57分 田中 克幸
  • 84分 岡田 大和
北海道コンサドーレ札幌
北海道コンサドーレ札幌

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 23 藤嶋 栄介
DF 6 山田 拓巳
DF 15 川井 歩
DF 40 坂本 稀吏也
DF 83 菊地 脩太
MF 18 南 秀仁
MF 20 松本 凪生

90'

MF 28 狩野 海晟
FW 10 氣田 亮真

74'

FW 24 横山 塁

64'

FW 41 後藤 優介

HT'

控えメンバー

GK 32 上林 大誠
DF 33 千葉 虎士
MF 14 坂本 亘基

74'

MF 17 加藤 千尋

64'

MF 37 杉山 直宏

64'

FW 9 有田 稜

HT'

64'

FW 34 阿部 要門

90'

監督

渡邉 晋
北海道コンサドーレ札幌

スターティングメンバー

GK 34 中野 小次郎
DF 15 家泉 怜依
DF 28 岡田 大和
DF 47 西野 奨太
MF 14 駒井 善成
MF 30 田中 宏武

76'

MF 35 原 康介

68'

MF 37 田中 克幸

68'

MF 88 馬場 晴也

HT'

FW 23 大森 真吾

88'

FW 40 出間 思努

控えメンバー

GK 42 竹内 琉真
DF 2 髙尾 瑠

76'

DF 6 中村 桐耶

68'

DF 48 坂本 勘汰

HT'

DF 50 岡村 大八

68'

MF 49 川崎 幹大

88'

監督

ミハイロ・ペトロヴィッチ

スタッツ

90 45 total   total 45 90
12 9 21 FK 11 6 5
4 1 5 CK 9 4 5
0 0 0 PK 0 0 0
7 6 13 シュート 21 10 11
0 2 2 オフサイド 1 0 1

試合環境

  • 天候
  • 気温
    23.4℃
  • 湿度
    83%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    3,347人
  • 主審
    西村 雄一
  • 副審
    熊谷 幸剛、大谷 充
  • 第四の審判
    植松 健太朗

監督コメント

■総括:
平日のナイターにもかかわらず、3,000人を超えるサポーターに集まっていただきました。ありがとうございました。
これでもかっていうぐらいの数多い失点をして、満足度が1ミリもないようなゲームをしてしまい、本当に申し訳なく思っています。
6つの失点というところにものすごい嫌悪感を抱いています。ただ、それを招いたのは私のマネジメント含めて全て監督である私の責任なので、その責任をしっかりと感じて、エネルギーに変えて、次の週末のリーグ戦に向かっていければと思います。

 

■質疑応答:
Q:攻撃の面で3得点ということで、攻撃の狙いが出たと思いますが、評価はいかがでしょうか。

 

A:いや、6失点していれば、3点取っても意味はないです。

 

 

Q:トップ下の狩野海晟選手、得点を決めたミドルシュートだけでなく、狭いところのターンなど、非常に特徴が出たと思います。プレーの評価はいかがでしょうか?

 

A:個人それぞれは後で直接選手に聞いてもらえれば、手応えなり、なにかやれた感触を感じている選手はいるかもしれません。
でもこれはチームスポーツで、フットボールというのは相手よりもたくさん点を取るのが目的の競技なので。これで満足する選手がいたら、僕はとてもじゃないけど許せないです。海晟がどうこうじゃないですよ。海晟は多分、色んなことを表現して、ゴールを決めて、自分なりに何か手応えみたいなものはあったかもしれないけれども、もしそれを皆さんから聞かれたときに、僕はこれぐらいやりましたと言う選手では、多分海晟はそうではないと思うし、海晟以外も含めて、我々の選手の中で今日のゲームに対して「6点取られて負けちゃったけれども相手がJ1だし」とか、「3点取れたからまあいいか」と言うような人間が1人でもいたら、僕はとてもじゃないけど許せる人間ではないです。

 

 

Q:札幌さんは特徴的なシステムというか、可変の仕方をするチームだと思いますが、そのチームに対してこちらはいつも試合をやりこんでいるわけではないメンバーで戦わなければいけない。そういう点での難しさはありましたか?

 

A:いや、おそらく札幌さんも普段リーグ戦に出てないような選手たちがいたので、それは同じ条件だと思うんですよね。今おっしゃったように、我々も普段出てないような選手がピッチに飛び出していった。それを決断したのは私なので、そこに対して連携が上手くいかなかったねとか、不具合が生じたものがもしあるんだとしたら、それは選手の責任じゃないです。選んだ私に責任あります。
でも、短い時間の中で、おっしゃったような札幌さんが仕掛けてくる可変の攻撃に対する守備の確認はしてきたつもりではいます。
もちろんアジャストすることはもしかしたら少なかったかもしれないけど、海晟のゴールは、我々のショートカウンターから生まれたゴール。そういうものは一つの形としては見えた瞬間だったと思います。
普段出てないから連携が取れませんというのは一切言い訳にはできないし、それはおそらく天皇杯というこのレギュレーションを見れば、中2日中3日で連戦を戦わなければいけないというものを見れば、おそらくどのチームも選択肢の一つとしてあることですから、それに対して言い訳をするつもりはないです。選んだ私の責任です。

 

 

Q:73分頃の加藤千尋選手のゴールがオフサイドで取り消しになった場面ですが、どういったプレーがオフサイドだったのでしょうか。

 

A:映像を見ていないので正確なことは申し上げることはこの場では難しいです。ただ、副審の方は割と早くフラッグを上げていたので、確信はあったのだと思います。

 

 

Q:ゴールネットを揺らしたことと、その後失点して3点差になってしまったことも含めてあのオフサイドの場面は試合の流れを変える一つの分岐点になったのかなと感じます。勢いで1点決めきりたかった時間帯ではないでしょうか。

 

A:おっしゃったように、今日のゲームの展開を考えれば3ー5になったスコアの状況から、我々が1点を取ることができれば、間違いなく流れがこちらに来るというようなところ。それはベンチからも中にいる選手に伝えましたし、特に交代で出ていく選手たちには、そういうものを伝えて送り込みました。
オフサイドがあったかどうかはわからないですけれども、あのシチュエーションじゃなかったとしても、我々が4ー5にすることができれば、結果は違うものにできたでしょう。
ただ、あそこで次の1点がと言った中で、あのまま3ー5で終わるのか、4ー5で終わるのか、あるいはひっくり返すのか、あるいは3ー6にさせてしまうのか。それはもう大きな違いですよね。
その1点の重みを十二分に理解して、ピッチにいる選手たちも、あるいは交代でいく選手もやっていたと思っています。
おっしゃった流れというものに関して言えば、間違いなくあのシチュエーションでの1点というものは、千尋のゴールがオフサイドかどうかは抜きにしても、ものすごく重要な次の1点だったと感じています。
それが相手に渡ってしまったのであれば、それはもう我々は勝ちというものには到底たどり着けないし、本当にだらしないゲームになってしまったなと思っています。

選手コメント

No.10 氣田 亮真 選手

No.10 氣田 亮真 選手

Q:試合の感想からお願いします。

 

A:悔しいですね、本当に。チャンスもありましたし、自分たちのミスからの失点も多かったので、もったいないなというゲームでした。

 

 

Q:氣田選手としては公式戦2試合連続のゴールとなりました。手応えとしてはどうですか?

 

A:ゴールを取ることをいまは強く意識しているので、その中で取れていることは自信にもなりますし、状態はいいかなと思います。

 

 

Q:この試合で見えた課題はどんなところですか?

 

A:リーグ戦になかなか出てない選手が出た中で、ここで勝てるチームとして激しい競争があるのがベストでしたけれど、なかなか結果が出なかったので、そこはチームとして課題かなと思います。

 

 

Q:逆にこの試合で得た収穫があれば教えてください。

 

A:3点取れたことはいいことだとは思うので、そこはポジティブにやっていきたいです。

 

 

Q:リーグ戦に戻って、いわき戦への意気込みをお願いします。

 

A:リーグ戦なので、とにかく積み上げていくことが必要で、しっかり全ての局面で勝って、試合に勝ちたいと思います。とにかくゴールを決めて、チームを引っ張っていけるようにやりたいです。

 

 

Q:加藤千尋選手のシュートでオフサイドがありましたが、どんな説明がありましたか?

 

A:よくわからないですけど、千尋がシュートを打ったときに、ナオ(杉山直宏)か誰かが跳んだ? たぶん、シュートを受けようとして跳んだのが、キーパーの邪魔になったかな? そんな会話は聞こえました。

選手コメント

No.28 狩野 海晟 選手

No.28 狩野 海晟 選手

Q:試合の感想からお願いします。

 

A:雨の中、来てくれたサポーターに、次に進めなくて申し訳ないと思います。

 

 

Q:プロ初ゴールとなったゴールシーンをふり返ってください。

 

A:まず、後藤優介選手がああやってスペースに流れてくれて、自分がトップに入る形であそこ(中央ペナルティーエリア付近)に入れて、いいボールが来たし、タッチもうまく決まったので、あとは振り抜くだけでした。

 

 

Q:チームとして3ゴール決められたことに関してはどう考えていますか?

 

A:前まではリーグ戦で無得点の試合も続いていた中で、こうして点を取れてるということはいいと思うんですけど、それより失点が。ここで6失点したというのが、そこに問題があると思います。

 

 

Q:リーグ戦に戻って、いわき戦への意気込みをお願いします。

 

A:自分自身、出るかわからないですけど、チームとしてリーグ戦3連勝に向けて、チーム全体でいい準備をしたいと思います。

 

 

Q:NDスタで初ゴールを決めたことは格別でしたか?

 

A:アウェイで決めるよりかは、あれだけのサポーターの前で決められたことはよかったですけど、そこは勝つゴールを決めたかったです。

 

 

Q:リーグ戦でレギュラーを勝ち取るために、今後どういったところを改善して臨んでいきますか?

 

A:自分自身ちょっとイージーミスが多いので、その部分を減らすことと、監督が評価することなのでわからないですけども、もっともっと前からのプレッシャーだったり、ボールを刈り取ったり、そういう部分を見せていきながら、自分の特長であるボールタッチだったり、前を向くことだったり、ゴール、アシストというところをもっと突き詰めてやっていきたいです。

戦評

リーグ戦2連勝で迎えた週中の天皇杯3回戦は、J1の北海道コンサドーレ札幌と対戦。リーグ戦から先発全員を入れ替えて臨んだ中で、6分の失点を皮切りに6点を失い、3-6と大敗して今季の天皇杯は3回戦敗退となった。

 

山形のメンバーは、キャプテン・南秀仁やリーグ戦で得点を決めた氣田亮真が先発。また、1トップには後藤優介が復帰した。一方の札幌は、リーグ戦から7人を入れ替えた。

 

90分間、雨が降り続く試合となったが、立ち上がりから山形にミスが続いたこともあり、まずは札幌が押し込んだ。すると6分、獲得したFKを田中克幸が直接決め、札幌が早々と先制した。

 

その後も田中克にクロスバー直撃のシュートを受けるなど劣勢の山形だったが、16分、氣田亮真から左スペースにボールが送られると、追いついた後藤優はややマイナスにクロスを差し込み、これを受けた狩野海晟がシュートを決め、1-1に追いついた。しかしその3分後、右サイドを突破した田中宏武のクロスにニアサイドで大森真吾に合わせられ、1-2と再びリードを許した。

 

その後はサイドチェンジを受けた氣田がシュートに持ち込んだり、横山塁がミドルレンジからのシュートを狙ったり攻め込むと、33分、ペナルティーエリア内で南のパスを受けた後藤優がゴールを決め、2-2と再び追いついた。

 

その後は互いに攻め合ったが、45分+2、札幌はスルーパスに大森が抜け出し、シュート。しかし、ここはGK藤嶋栄介の好セーブでCKに逃れた。しかし、その直後のCKから、攻め続けた札幌は45分+3、岡田大和がミドルレンジから放ったシュートを決められ、前半は2-3で折り返した。

 

山形はハーフタイムに後藤優介から有田稜に交代。しかし、ビルドアップの攻撃では、中盤でのミスが響いてチャンスを作れなかった。逆に札幌はロングボールも増やして攻め続けると、53分、駒井善成が当てて潜ってシュートを放ち、4点目。さらに57分には自陣で攻撃時に奪われ、最後は田中克にループシュートで決められた。しかしこの直後、川井の長いスルーパスを送ると、抜け出した氣田が豪快にシュートを決め、3-5と2点目に詰め寄った。

 

山形は63分、横山塁、有田に代えて杉山直宏、加藤千尋を投入。その直後には杉山のクロスに氣田がダイレクトで合わせたが、ここは守備の選手に当たってゴールならず。さらに72分には加藤が中央で捌き、氣田が折り返すと、そこの入ってきた加藤が鮮やかなミドルシュートを決めたが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。

 

氣田は74分にピッチを退き、交代で坂本亘基が入った。しかし、多くのチャンスを作ることができず、84分にはミスからボールを奪われ、札幌の岡田に6点目を決められた。90分に松本凪生から阿部要門に代わったが、押し込まれた状態で試合を終えた。

 

山形はルヴァンカップに続いて天皇杯でも敗退となった。ここからは中3日でリーグ戦に戻り、中断前最後の試合、いわきFCとの一戦に臨む。