[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 1 |
0 | 後半 | 2 |
- 14分 國分 伸太郎
- 70分 坂本 亘基
- 73分 坂本 亘基
メンバー
スターティングメンバー
GK | 31 | 圍 謙太朗 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | 小柳 達司 | |
DF | 4 | 蜂須賀 孝治 | |
DF | 5 | 河野 貴志 | |
DF | 16 | 村松 航太 | |
MF | 6 | 諸岡 裕人 |
80' |
MF | 14 | 大石 竜平 |
57' |
MF | 25 | 藤山 智史 | |
MF | 29 | 佐藤 大樹 |
68' |
FW | 11 | 梶谷 政仁 |
80' |
FW | 40 | 青木 翔大 |
57' |
控えメンバー
GK | 1 | 山田 元気 | |
---|---|---|---|
DF | 39 | 星 キョーワァン | |
MF | 7 | 水谷 拓磨 |
68' |
MF | 9 | 中村 亮太 |
57' |
MF | 20 | 栗本 広輝 |
80' |
FW | 10 | 小松 蓮 |
57' |
FW | 42 | 松本 ケン チザンガ |
80' |
監督
吉田 謙 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 吉田 泰授 | |
DF | 4 | 西村 慧祐 | |
DF | 5 | 安部 崇士 | |
DF | 19 | 岡本 一真 | |
MF | 7 | 髙江 麗央 | |
MF | 8 | 小西 雄大 |
87' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
81' |
FW | 10 | 氣田 亮真 |
63' |
FW | 36 | 高橋 潤哉 |
81' |
FW | 42 | イサカ ゼイン |
87' |
控えメンバー
GK | 23 | 藤嶋 栄介 | |
---|---|---|---|
DF | 15 | 川井 歩 |
87' |
MF | 14 | 坂本 亘基 |
63' |
MF | 20 | 松本 凪生 |
81' |
MF | 24 | 横山 塁 | |
MF | 28 | 狩野 海晟 |
87' |
FW | 55 | 堀金 峻明 |
81' |
監督
渡邉 晋 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 4 | 9 | FK | 9 | 6 | 3 |
3 | 3 | 6 | CK | 3 | 1 | 2 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
8 | 10 | 18 | シュート | 12 | 5 | 7 |
1 | 0 | 1 | オフサイド | 2 | 0 | 2 |
試合環境
-
- 天候
- 曇のち雨
-
- 気温
- 23.8℃
-
- 湿度
- 81%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 6,598人
-
- 主審
- 須谷 雄三
-
- 副審
- 松井 健太郎、畠山 大介
-
- 第四の審判
- 竹田 和雄
監督コメント
■総括:
雨予報がある中で、隣県とはいえ、距離的にさほど近くはない秋田のスタジアムまで山形からたくさんのサポーターに来ていただきました。彼らのエネルギーが選手に届いて、選手の足を前に出してくれたと思います。本当にありがとうございました。ようやく皆さんと一緒に喜び合うことができて非常に嬉しく思っています。
ゲームの中身に関しては、秋田さんのプレッシャーを我々がどうやってかいくぐっていくか。それが大きなテーマだったと思います。今週のトレーニングの中で、今日秋田まで来ることができなかった、僕が選ぶことができなかった選手たちが、秋田さんのスタイルでその役回りをしてくれました。
彼らのそういったチームのために尽くすという力があったからこそ、良いシミュレーションができたからこそ、今日選手たちがチームを代表してピッチに立って、しっかりと秋田さんのプレッシャーを外すことができたと思っています。
秋田さんの攻撃の役回りも彼らは本当に自分を押し殺しながらやってくれて、本来我々のスタイルで言えばしっかりと繋いでいきたいところを前にどんどんどんどん蹴り込んで、それを競り合ってというところを、自分を殺してやってくれました。
そういう彼らのチームのためにという力があったからこそ、今日の勝利に繋がったと思うので、本当にチーム全体で掴んだ大きな1勝だと思います。
これに満足することなく前半戦の借りをしっかり返しながら、一戦一戦勝ち上がって、一つずつ上に上がっていきたいと思います。
■質疑応答:
Q:今回は3得点でしたが、それ以上にスコアを動かせるシーンも多かったと思います。監督から見た攻撃面の質の評価をお願いします。
A:おっしゃる通りもっとスコアを動かせたと思います。実際に我々が作り出したチャンスというところで、それをもっともっと仕留めなければいけなかったねというような振り返りは絶対必要ですし、あとは1つ前、2つ前のところの作業としても、しっかりと秋田さんのファーストプレスを外せた後に、我々がライン間を使ってしっかりとパスを渡せているのに、コントロールミスがあって我々が前進できずに逆にカウンターのようなものを受けてしまった。それは秋田さんの良い守備があったというよりは、我々のミスから秋田さんのターンに移ったような状況だったので、そういうところも、ものすごく残念には思います。もちろん3-0で勝てたことは素晴らしいですし、見逃してはいけないのは、秋田さんのセットプレー含めた猛攻をしっかりとゼロで凌ぎ切ったというものも我々にとっては大きな成果だと思います。
でもおっしゃったように、その質という部分で振り返ることはこの今日のゲームでもたくさんあったと感じています。
Q:アウェイの地でしたが圧倒的なサポーターの数でホームのような雰囲気を作ってくれたと思います。サポーターに向けて一言お願いします。
A:冒頭申し上げたように、ここまで本当になかなか勝利というものを届けることができなくて、僕自身もすごく悔しかったですし、サポーターの思いを考えれば、本当につらい日々でした。
この1勝で何か報われることなんてないですけども、やっぱりこういう瞬間を皆さんが待ち望んでいるのを改めて感じることができたので、今日の皆さんのアウェイでもホームを感じさせてくれるようなパワーは、我々にとってものすごく大きな力になるだろうと感じました。
次ホームに戻って戦うことができるので、また我々を信じて、今日のようなあるいは今日以上のエネルギーを届けてほしいですし、そういうことを期待したいと思います。
あと、これから雨足が強くなると聞いているので、どうか、道中お気をつけてお帰りくださいとお伝えできればと思います。でもそれも、負けて悔しい道中よりは勝って嬉しい道中の方がサポーターの方も同じ道のりを短く感じると思います。選手にはこれで浮かれるなと言いましたけども、サポーターの方も浮かれることなく安全運転で帰っていただければと思います。
Q:奥羽本戦のレギュレーションとして2試合合計で勝ちになります。それについてもお願いします。
A:前回ホームで対戦する前に、秋田さんとのこれまでの対戦成績、通算で我々黒星を喫してないですよねと投げかけられたときに、そうなんだという思いと、ホームで負けられないという思いはものすごく僕の頭の中でよぎりました。
でも結果的にあのような悔しい敗戦があって、別に今日3-0を狙ったわけではないですけど、それでもゲームの展開からいくと、3-0にふさわしいような内容展開だったと思います。
このゲームを迎えるにあたって選手たちに一つ伝えたのは、前回仙台とのみちのくダービーで、これはもう歴史もあるし、長く戦っているし、それはそれで一つ立派なダービーだったよねというところ。ただ次のゲーム、秋田さんとのゲームに関しても、奥羽本戦ダービーと銘打って懸けてやっていることもあると。それは我々のユニフォームだと。懸けているものがあるんだったら、男として、プロのアスリートとして取りに行かなければいけないことを伝えたので、選手たちはそういうような思いを何か一つのモチベーションにして駆け回ってくれたのであれば、それも大きなエネルギー一つになったのかなと感じています。
Q:坂本亘基選手の交代のときは、左サイドの守備が薄くなってきたタイミングだと思いますが、守備、攻撃、それぞれどういった指示があったのでしょうか。
Q:今日の我々のウインガーは守備においていつもとは違ったタスクがありました。いつもよりは相手のゴールキックやロングボールに対していつも以上に下がらなければいけないスタートポジションの違いがあったことが一つ。相手の逆サイドが展開して出てくる逆のサイドバックに対して、クロス対応でしっかり戻りましょうというタスク。そういうものは直前で何か伝えたというよりは、今週のトレーニングの中で落とし込んできたので、守備としての役割をしっかりと果たすようにということは伝えました。
でも亘基に伝えたのは、攻撃で1対1になって仕掛けるシチュエーションが増えていたので、そこはもうどんどん思い切って勝負しろというようなことは伝えました。
得点シーンに関して言うと、中央でフリックしたボールだったりとか、ゼインからのクロスだったり、自分で仕掛けてということではなかったんですけれども、しっかりとあそこまで入っていけるというものも重要な役割だと思いますので、そういう攻守両面のタスクというものはしっかりと果たしてくれたと思っています。
Q:今日イサカゼイン選手がボールを持ったときの落ち着きが良かったと思いますが、見ていてどうでしたか?
Q:結果論じゃないですか?おそらく、この間のダービーのときに相手を外してシュートを打ちました、外れてしまいました。でも隣に秀仁がいたよね、だったら秀仁に渡せたんじゃないの?というところはあくまで結果論です。
彼と話をしたのは、まずあそこまでいけているのはお前の力だと。でも最後に選べるものが二つあるんだとしたら、そこは判断してやっていくことも必要じゃないの?ということは伝えました。
この間のゲームで足を振って入っていたらスーパーだねとなるし、でも今日の彼は前回からの学びを生かして亘基を使ったかもしれないし、これまでもああいうシチュエーションで使うシーンもあったかもしれないし。
でも今週彼のトレーニングを見たときに、自主練習で一番取り組んでいたのはカットインからシュートなんですよね。それは前回決めることができなかったという彼の悔しさや学びから彼が選んだことなので、もしかしたら今日もあそこで足を振る可能性はあったかもしれない。それを落ち着きという一言で表すのはちょっと僕の中では違うかなと思います。
あくまでも選べるものが二つある。そのシチュエーションを作った周りのサポートも素晴らしかったし、今度同じシチュエーションになったら足を振るかもしれないし、またパスをするかもしれないし、わからないけれども、それは結果論です。
でも結果が出ているので、そこでとやかく言うのは、皆さんどうぞご自由にやってくださって構わないんですけど、僕は選手に伝えたいのは、常に選択肢が複数ある中で選べる状況にしましょうと、それは落ち着きだけじゃなくって、ボールの持ち方だとか、プレースピードだとか、そういうものを日々トレーニングの中で落とし込んでいるつもりなので。
そういう積み重ねがあっての今日の素晴らしいアシストだったのかなと思います。
選手コメント
No.14 坂本 亘基 選手
Q:試合の感想をお願いします。
A:試合前から地上戦、空中戦ともに球際のところで負けないという話をしていて、そこを全体でうまく体現できたことが勝ちにつながったと思います。
Q:2得点は縦への速い攻撃でしたが、ディフェンスに意識を置く中でも狙いどおりでしたか?
A:それもセカンドボールのところで、(高橋)潤哉くんが(空中戦で)勝つと予測をしたので、勝負を賭けました。
Q:キーパーとの1対1に持ち込みましたが、冷静でしたか?
A:そんなに考えてなかったです。オフサイドかなという不安だけでした。
Q:得点力不足の中で、今日はチームとして3得点、個人として2得点決められたことはどうとらえていますか?
A:1点取れても2点目取れないとか、得点力不足と言われていましたけど、まずはゼロで抑える。どうしても追いかける展開になると、攻撃も単調になったり、多少アバウトな展開になったりするんですけど、最近は攻撃の質の部分も安定してきていると思うので、そこはディフェンダー陣に感謝したいのと、2点目、3点目を取れたのはポジティブに捉えたいと思います。
Q:ホームのようなサポーターの数でしたが、サポーターに向けてひと言お願いします。
A:今日もそうですけど、ホームのときも僕たちを後押ししてくれるような応援をしてくれるので、本当に感謝しています。
Q:3発決めて勢いに乗れると思いますが、今後のリーグ戦に向けての意気込みをお願いします。
A:本当に次なので。勝っても次、負けても次、というのをうまく気持ちを切り替えて。僕自身も満足はもちろんしないですけど、これを機にどんどん良い波に乗っていけるように頑張っていきたいと思います。
選手コメント
No.25 國分 伸太郎 選手
Q:試合の感想からお願いします。
A:本当に厳しい相手というのは分かっていたんですけど、とにかくみんなが約束事やチームとしてやることをしっかり体現してくれた。そのおかげで勝てたと思います。
Q:先制点は狙っていたように見えましたが、解説をお願いします。
A:いや、もちろん狙っていますし、今週は特に鄭大世さんが(ピンポイントの指導で)来てくれて、クロスをアーリー気味に上げるイメージや相手が下がりきる前に上げるようなものもチームとしての約束事だったので、一発狙ってみようかなと思っていました。ちょっと僕のところに空間があって、相手も寄せてこなかったので、チャレンジしてみようかなと思って、狙い通りに入りました。
Q:ゴールを決めてどんな気持ちでしたか?
A:やっぱり、ゴールは素晴らしいなあという気持ちですし、先制ゴールというところは、チームにどれだけ大きな影響をもたらせるかというのは、プレーする僕らもそうですけど、サポーターも気持ちがノッてくると思うので、そういった意味で、本当に先制ゴールが取れてよかったなと思います。
Q:秋田は前からプレッシングをかけてきましたが、その中でどんな狙いで攻撃をしていましたか?
A:相手は、ディフェンスラインから前へのスライドもそうだし、前がかりに来ることは分かっていました。相手のセンターバックがどれだけ押し出してくるかとか、相手のプレスのスタートは僕のところが中心だったので、僕のところにセンターバックが来れば、前が3対3でちょうど1on1になるような形になると予測していました。その中で、僕が相手のボランチの脇であったり、僕たちのボランチの近くにいることで、センターバックが出づらい、行きづらいような形を作ろうと思っていましたし、それで相手のボランチやサイドハーフが、ちょっとでも前がかりに行きにくいところを作って、うちのサイドバックだったり、センターバックだったりに時間ができるようにしようと思っていました。
相手が、前線は前がかりになるけど、ディフェンスラインが高い位置に来られないような状況を作れば作るほど、僕らの前の3人というのは強力なのでそこでチャンスを作れると思っていました。そういった意味で、ちょっと前進したところから僕らが空けたスペースを、僕であったり、ボランチの2人だったり、サイドバックが入ってきて使うシーンが増えるといいなと思って、準備していました。それで結構いいシーンも何度かできていましたし、それにプラスアルファで背後というのも見せて、そこの使い分けというのも今日はうまくできたかなと思います。
Q:今日は大勢のサポーターと喜びを分かち合えましたが、どんな気持ちでしたか?
A:先週、仙台とのダービーがあって、僕たちはこれを機に上昇していこうというのをチームで言っていましたし、それをサポーターも待ち望んでいたと思います。けど、やっぱりいいゲームをしながらも勝ちきれなかったというところが、僕たちの中でも悔しい気持ちが残っていましたし、それはサポーターも一緒だと思います。そういった意味で、また同じようにダービーというのを、スケジュール的に、たまたまだと思うんですけど、こうやってまたチャンスが来た。これを機に、もう1回上昇していきたいという思いが、僕らもそうだし、サポーターを突き動かしたと思います。そういった意味で、縁もあると思いますけど、こういうスケジュールになったことをラッキーだと思いますし、こうやって結果で示せたのは、僕らもそうですけど、サポーターも含めて山形の勝利ですし、ここから本当に上昇していくきっかけになる試合になったと思います。
戦評
直近のリーグ戦、4試合勝利がない16位・モンテディオ山形は、10位・ブラウブリッツ秋田との『奥羽本戦』を迎えた。雨中のダービーマッチは山形が3-0で快勝し、ホームで敗れた前回対戦のリベンジを果たした。
山形のスタメンは、累積警告により出場停止の南秀仁に代わって、髙江麗央が7試合ぶりに先発入りし、その他の10人は前節と同じ顔ぶれとなった。
一方の秋田は、3-1と勝利した前節の清水エスパルス戦と同じ11人で臨んだ。
立ち上がりは、山形が鋭いカウンターやピッチを幅広く使った攻撃で相手を揺さぶる。すると14分、右サイドで得たスローインの流れから、髙江の横パスを受けた國分伸太郎が、相手GKの位置を見てエリア外からループシュート、これがゴール左隅に吸い込まれ、先制に成功した。
その直後には、縦に速い攻撃から岡本一真と小西雄大が立て続けにシュートを放つシーンを作った。
20分を過ぎると、秋田にロングスローやCKを複数与えたが落ち着いた守備対応で凌ぐ。25分、イサカゼインがサイドを突破しクロス、吉田泰授が頭で合わせたが、秋田GK・圍謙太朗の正面だった。
一度奪われても出足の良い守備で奪い返し、そこから裏を狙う攻撃を仕掛け続ける中、35分、GK・圍のキックミスを髙江が逃さずに奪い、自陣からロングシュートを狙ったが、追加点とはならなかった。
雨が強まってきた前半終盤、45分+1に青木翔大のシュートを山形GK・後藤雅明が後ろに弾きヒヤリとしたが、ボールはクロスバーの上へ。直後のCKでは、諸岡裕人にミドルシュートを打たれたが安部崇士がブロックし、前半は1点リードで折り返す。
後半も序盤は山形ペースで進む。始まって15秒、相手陣内でボールを奪った流れから國分がアーリークロス、抜け出した氣田亮真が反応するも僅かに合わず。直後には、氣田と吉田がワンツーで相手の右サイドを崩し、そこから髙江と國分が連続してシュートを放ったが、いずれも相手のブロックに阻まれた。更に52分、CKの流れから髙江のクロスを安部が頭で合わせたが、枠を捉えられなかった。
押し込みながらも追加点を奪えない山形は63分、氣田を下げて坂本亘基をピッチに送る。
後半の半ばは、秋田の前線にボールを収められ、そこからサイド攻撃を度々受ける展開となり、65分に秋田のCKから、河野貴志にヘディングシュートを許したが、吉田が触ったボールはクロスバーを直撃した。
ピンチを切り抜けた山形は迎えた70分、欲しかった追加点を挙げる。GK・後藤雅からのロングボールを高橋潤哉が頭で前へ流すと、裏へ抜け出した坂本亘に繋がり決定機。キーパーとの1対1に持ち込み、落ち着いてゴールに流し込んだ。
72分、ゴール前でのミスから秋田に2度シュートを打たれたが、1本目は西村慧祐がブロック、2本目は枠を外れた。ヒヤリとした場面の直後、自陣で細かく繋いだあと、髙江が裏を突いたイサカへ浮き球のパス。受けたイサカはエリア付近まで運んで切り返し、グラウンダーのクロスを供給。フリーの坂本亘が合わせてネットを揺らし、リードを3点に広げた。
80分、諸岡から斜めのパスを受けた梶谷政仁のシュートは岡本がブロック、こぼれ球を水谷拓磨に詰められたが、ここは西村が足を伸ばしてブロックし、秋田に得点を許さない。直後のCKも凌いだ山形は81分に2枚替え、高橋と國分を下げて堀金峻明と松本凪生を投入、堀金は7試合ぶりの出場となった。
終盤に入っても山形は守りに入ることなく、前線から積極的にプレスをかけて更なる得点を狙おうと試みる。
87分、山形は再び2枚替え。小西とイサカに代えて川井歩、狩野海晟を投入、秋田の2トップに対応すべく、川井を右に配置する3バックに変更した。
アディショナルタイムに入ると山形はボールキープして時計の針を進め、無失点で試合を締めた。リーグ戦5試合ぶりの3ポイント、そして後半戦初白星を飾った。
勝点を26に伸ばし、順位を12位に上げた山形は次節、ホームで19位・栃木SCと対戦する。