[ 試合終了 ] | ||
3 | 前半 | 1 |
0 | 後半 | 1 |
- 9分 山田 拓巳
- 12分 松本 凪生
- 38分 加藤 千尋
- 21分 福井 和樹
- 55分 オウンゴール
メンバー
スターティングメンバー
GK | 23 | 藤嶋 栄介 | |
---|---|---|---|
DF | 6 | 山田 拓巳 | |
DF | 15 | 川井 歩 |
62' |
DF | 40 | 坂本 稀吏也 | |
DF | 83 | 菊地 脩太 | |
MF | 17 | 加藤 千尋 |
90+1' |
MF | 20 | 松本 凪生 | |
MF | 28 | 狩野 海晟 | |
FW | 14 | 坂本 亘基 |
77' |
FW | 24 | 横山 塁 |
77' |
FW | 36 | 高橋 潤哉 |
62' |
控えメンバー
GK | 32 | 上林 大誠 | |
---|---|---|---|
DF | 19 | 岡本 一真 |
62' |
DF | 33 | 千葉 虎士 | |
MF | 10 | 氣田 亮真 |
77' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
90+1' |
MF | 37 | 杉山 直宏 |
77' |
FW | 9 | 有田 稜 |
62' |
監督
渡邉 晋 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 三浦 基瑛 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 加藤 大育 | |
DF | 4 | 山下 諒時 | |
DF | 7 | 金城 ジャスティン俊樹 | |
DF | 66 | 栗原 イブラヒム ジュニア |
64' |
MF | 13 | 吉武 莉央 |
88' |
MF | 20 | 若林 龍 | |
MF | 27 | 西山 拓実 | |
MF | 47 | 岩上 祐三 |
73' |
FW | 22 | 福井 和樹 |
64' |
FW | 39 | 瀬沼 優司 |
73' |
控えメンバー
GK | 23 | 川島 康暉 | |
---|---|---|---|
DF | 16 | 高野 遼 | |
MF | 6 | 徳永 裕大 |
88' |
MF | 15 | 前田 泰良 |
73' |
MF | 17 | 伊藤 恵亮 |
64' |
MF | 25 | 田中 陸 |
64' |
FW | 14 | 髙木 彰人 |
73' |
監督
戸田 和幸 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 4 | 9 | FK | 10 | 3 | 7 |
5 | 5 | 10 | CK | 2 | 2 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
1 | 7 | 8 | シュート | 10 | 5 | 5 |
1 | 0 | 1 | オフサイド | 2 | 1 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 27℃
-
- 湿度
- 48%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 2,564人
-
- 主審
- 國吉 慎吾
-
- 副審
- 平間 亮、清水 択
-
- 第四の審判
- 松田 信清
監督コメント
■総括:
平日のナイターに2,000人を超えるサポーターに集まっていただきました。ありがとうございました。今日は中継がなかったと思いますが、我々の勝利を信じて、いろいろな場所で気持ちや念を届けてくれたサポーターもいらっしゃったと思います。皆さんの支えに感謝します。ありがとうございました。
中2日の連戦が今日とまたこの週末と続く中で、体調不良者も少しずつ戻ってきたとはいえ、なかなか難しい台所事情の中でしたが、今日ピッチに立った選手たちが開始からすごくエネルギッシュにプレーをして、スコアを先に動かしていったところは素晴らしいものがあったと思います。
先ほど選手にも伝えましたけれども、反省することは多分たくさんあったゲームだったし、そういうものは勝ち負けに関わらず常にしっかりと見つめて、それを次に進む糧にしてまた進んでいきましょうという話はしてきました。ただこれはトーナメントなので、勝たないことには次戦う資格も得られませんし、そういったものを今日達成できたことは喜ばしいことだと思います。
ここ公式戦、4つ負けなしで来ているところで、クリーンシートができなかったのは非常に残念でしたけれども、しっかりと勝ち切って天皇杯を次に進めた。それからしっかりと勝ち切って、次のリーグ戦に弾みをつけるような結果を得ることができた。それをしっかりと評価して、まずは週末の鹿児島戦に向けてしっかりと準備をしていきたいと思います。
■質疑応答:
Q:リーグ戦では得点まであと一歩の試合が続いていたと思いますけれども、今日の3得点をどう捉えていますか?
A:1点目は相手をひっくり返したような形からでした。スローインのところは色々と工夫しているんですけれども、今日出した形も、一つ我々の持っている形です。その中からアバウトなボールにはなりましたけれども、しっかりと背後を狙うという意識の中で、最後はヤマ(山田拓巳選手)が抜け出してシュートを決めたところは、意図的半分、その先はどっちに転ぶかといったところのフィフティフィフティの部分もあるというところで、でもそれが得点に繋がったのは成功体験だと思います。
あとはセットプレーもなかなかここ数試合コーナーキックの数がものすごくあるにもかかわらず、1点も取ることができない中で、本当にコーチングスタッフはたくさんの映像を見て、いろんなアイディアを選手に落とし込んでトライをしてくれていました。
もちろんそれを必死に防ごうとする相手がいるのでそう簡単に点を取ることは叶わないのが現実なのですが、今日こうやって2つ取ることができたのは、チームとして大きな成果だと思いますし、また自信を持って次のゲーム以降、進めることができると思いますので、我々にとってはものすごく重要な3ゴールだったと思います。
Q:クロスから2失点というところと、同じような形でピンチを作られていましたが、その守備の評価はどうでしたか?
A:相手のチャンスはものすごくありましたよね。今日もミーティングで、あるいは試合直前の選手への声掛けも含めて、今我々がクリーンシートを達成できているのは、粘り強い守備をしっかりと体現できているからだと。
今週、このゲームに向けた2日間のトレーニングの中でも、今日出たグループがしっかりとそのような姿勢をトレーニングでしっかりと見せてくれていましたから、今日はそういうものをしっかりと体現しましょうという形で送り出したつもりです。
ただ、やっぱりだいぶ隙はありましたよね。まずクロスを上げられてしまったシチュエーションをしっかりと精査しなければいけない部分と、あとは仮に上げられたとしても自分たちのクロス対応のオーガナイズはどうだったのというところは、映像もしっかりと合わせて振り返る必要があると思っています。
いずれにせよ、相模原さんの良い攻撃もありましたけれども、容易にクロスを上げさせた、あるいはフィニッシュまで行かれたというのは、しっかり反省しなければいけない点だと思っています。
選手コメント
No.6 山田 拓巳 選手
Q:試合の感想からお願いします。
A:内容はまだまだ反省点がすごく出た試合ですけど、とにかく勝てたのがすべてなので、次につなげることができて、安心しています。
Q:ゴール前まで走り込む山田選手らしい先制点でした。ゴールの解説をお願いします。
A:解説するほどあまり憶えてないので、難しいですけど、とにかくチームとして前に前に行こうというのは、特に立ち上がりだったので、口酸っぱく話していましたし、その中でも全員で勢いを持っていい入りができました。その中で自分もああいう形で関われてよかったと思います。
Q:リーグ戦では得点力不足に苦しんでいるところですが、その中で3ゴールできたことで、このあとにどんな価値があると思いますか?
A:大幅にメンバーも違うので難しい部分はありますけど、チームとしてみんなでやろうとしていることは誰が出ても変わりないですし、相手どうこうではなく、今日は点が取れて、失点が二つ、もったいない失点をしてしまったほうがだいぶ課題かなと思います。とは言え、3点取れたのは最近のチーム状況からしたらポジティブに捉えていいのかなと思います。
Q:この試合では、リーグ戦で出場機会が少ない選手が出た中で結果を残せました。ポジション争いを考えても重要なことだと思いますが、山田選手はどう考えていますか?
A:大会がどうとか、相手がどうとか関係なく、日頃から良い競争がないとチームの士気が上がっていかないし、レベルも上がっていかないです。今日の結果でどれだけそれができたかはわからないですけど、出られてない選手はとにかく結果で示し続けていくしかないので、そういった意味では最低限、次に進めたのはチームにとてもよかったと思います。
Q:リーグ戦含めて、今後の戦いの意気込みをお願いします。
A:目の前の1試合1試合を勝っていくだけですし、前半戦足踏みした分、後半戦でいままで以上に緊張感を持って、チームはいい方向に向かっているのは間違いないと思うので、自信を持って臨んでいきたいと思います。
選手コメント
No.20 松本 凪生 選手
Q:チームの2点目が加入後初ゴールでしたが、気持ちを聞かせてください。
A:普段からシュートは練習をしていましたし、自分の特長でもあるので、素直にうれしいです。
Q:ゴールシーンを振り返ってください。
A:デザインというか、準備してきたセットプレーで、昨日の練習でもしっかり枠を捉えてゴールを決められていたので、イメージを持って、思い切ってシュートを打てたと思います。
Q:久しぶりのスタメン出場でしたが、これまでどんな思いで過ごしてきましたか?
A:正直、悔しい思いもしてきましたし、ここが最後のチャンスだと思って、何か形に残るものを出せればいいかなと思って、思い切ってプレーしようと思っていました。
Q:サポーターの皆さんも待ち侘びていた瞬間だったと思いますが、ここからどのような姿を見せていきたいですか?
A:リーグ戦はなかなか連勝とか勝点3というのが取れてないので、僕たち、今日出たメンバーがもっともっとアピールして、スタメンの選手たちを脅かすようなプレーとか、そういうものを出していければいいと思います。
Q:今後のポジション争いも加熱しそうですが、どんなプレーで戦っていきたいですか?
A:まずは自分の特長である守備の部分で負けない、球際で負けないというところは出しつつ、今日のゴールや数字に出るものを残していければと思います。
Q:今日はフィードやスルーパスなどもありましたが、そうしたプレーはどうでしたか?
A:得意です(笑)。
Q:どんな狙いを持ってそのようなパスを出していますか?
A:パッと思いついて出すぐらいです。
Q:リーグ戦はこれから後半に入りますが、どんなふうに戦っていきたいですか?
A:チームとして求められているものは結果だと思うので、まずは結果を残せるように、全員が全力でプレーするというのが第一で、さっきも言いましたけど、サブのメンバーや今日出たメンバーがもっともっと勢いを持ってプレーして、全体の底上げというか、パワーアップできればなと思います。
戦評
リーグ戦のちょうど折り返しのタイミングで迎えた天皇杯初戦の2回戦は、神奈川県代表、J3のSC相模原と対戦。モンテディオは前半に3点を決めるなど先行して試合を進め、3-2で勝ち切り、3回戦に駒を進めた。
直近のリーグ戦から中2日の山形は、先発メンバー10人変更。右サイドバック・川井歩のみが先発連戦となった。GK藤嶋栄介は今季公式戦初出場。GK上林大誠は公式戦で初めてベンチ入りした。
一方の相模原は4日前の奈良戦から先発8人を入れ替えた。先に試合の主導権を握ったのは相模原だった。まずは山形陣内に入りFKを得ると、そこから岩上祐三のロングスローが立て続けに5本あり、さらにCKの機会を得た。
押し込まれた状態で我慢強く対応していた山形が、9分、自陣のスローインから、松本凪生のフィードに坂本亘基が抜け出し、続いて追ってきた山田がラストパスに合わせてゴールネットを揺らした。さらに12分にはCKから。キッカー・狩野海晟がマイナスに送ったボールを松本がミドルレンジからダイレクトで蹴ると、ボールをそのままゴールマウスに吸い込まれた。リーグ戦では得点力に苦しむ山形が、この試合は序盤で2点を先制した。
相模原もここから反撃。17分には岩上がミドルレンジからシュートを放つと、21分には持ち前のパスワークで局面を打開。中央で西山拓実を経由して右サイドにボールが送られると、栗原イブラヒムジュニアのクロスをファーサイドで瀬沼優司が折り返し、これを福井和樹が頭で押し込み、1点を返した。
山形は山田のクロスや坂本亘のシュートで相手ゴールに迫ったが、相模原も岩上がロングシュートを狙うなど、1点差の緊迫した攻防が続いた。しかし38分、山形はCKから、今度は加藤千尋が頭で合わせ3-1と突き放した。
2点リードで折り返した山形は、後半の序盤、横山塁のクロスに高橋潤哉がわずかに届かない惜しいシーンを作ったのを皮切りに、押し込んで多くのCKを獲得した。
しかし、相模原は左サイドで若林龍が起点となって流れを引き寄せると、54分には吉武莉央がロングシュートを狙い、ポスト直撃のあわやの場面を作ると、その直後の55分には、若林のクロスを栗原が頭で折り返す。これを菊地脩太がクリアしようとしたが、足元のボールはゴール方向へ向かいそのままゴールへ。3-2と再び1点差となった。
山形は62分、高橋、川井に代えて有田稜と岡本一真をピッチへ送る。しかし、ここからは相模原の攻撃に、山形は防戦となる。65分には若林のクロスから瀬沼がフリーでシュート。これは枠を外れたが、82分にも加藤大育のクロスを髙木彰人がヘディング、その直後には右サイドをパスで突破し、伊藤恵亮がクロスを上げるなど攻め込んだ。
山形は77分に横山、坂本亘に代えて杉山直宏、氣田亮真を投入するが、テンポの上がった相模原の攻撃に圧される時間が長く、自陣での守備が続いた。90分にはゴール前のシュートのこぼれ球を前田泰良にフリーでシュートを打たれたが、これはわずかに右に外れた。さらにアディショナルタイムにも、右からのクロスにフリーで入り込んだ若林がシュートを狙ったが、これはミートしなかった。
山形はアディショナルタイムに入ったタイミングで、加藤から國分伸太郎へスイッチ。國分の懸命なチェイシングもあり、1点差を保ったまま試合を終えた。
山形はこれで3回戦に進出。3回戦は7月10日、J1のコンサドーレ札幌との対戦が決まった。
リーグ戦は中2日の15日、アウェイで鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。