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いわきFC
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AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

いわきFC

スターティングメンバー

GK 21 立川 小太郎
DF 3 照山 颯人
DF 8 嵯峨 理久

54'

DF 32 五十嵐 聖己
DF 34 大森 理生
MF 7 西川 潤

46*'

MF 19 大西 悠介
MF 24 山下 優人
FW 9 近藤 慶一
FW 15 加瀬 直輝

76'

FW 17 谷村 海那

88'

控えメンバー

GK 1 田中 謙吾
DF 2 石田 侑資

54'

MF 13 鏑木 瑞生
FW 10 有馬 幸太郎

46*'

FW 11 ブワニカ 啓太
FW 18 白輪地 敬大

88'

FW 30 杉山 伶央

76'

監督

田村 雄三
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 3 熊本 雄太
DF 4 西村 慧祐
DF 5 安部 崇士
DF 15 川井 歩
MF 18 南 秀仁
MF 20 松本 凪生

83'

MF 25 國分 伸太郎

62'

FW 10 氣田 亮真

62'

FW 36 高橋 潤哉

76'

FW 37 杉山 直宏

76'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 2 吉田 泰授
MF 7 髙江 麗央

83'

MF 14 坂本 亘基

62'

MF 17 加藤 千尋

62'

MF 24 横山 塁

76'

FW 9 有田 稜

76'

監督

渡邉 晋

スタッツ

90 45 total   total 45 90
7 8 15 FK 21 9 12
1 3 4 CK 8 4 4
0 0 0 PK 0 0 0
3 3 6 シュート 10 6 4
2 0 2 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
    晴のち曇
  • 気温
    16.2℃
  • 湿度
    61%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    4,853人
  • 主審
    福島 孝一郎
  • 副審
    浜本 祐介、清水 拓
  • 第四の審判
    植松 健太朗

監督コメント

■総括;
1,000人以上を超える山形のサポーターに、ここいわきのスタジアムに集まっていただきました。我々の背中を押していただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。それから中継の先でも、今日こそはというような思いで、思いを届けてくれたサポーターが大勢いらっしゃると思います。本当にありがとうございました。
結果を見れば、我々は勝点2を失った。ここまでの流れもそうですけれども、優勝を目指しているチームである以上、足踏みを長引かせることはできないので、そういうものを考えても、やはり勝点3を取らなければいけないゲームだったと思っています。
ただ、ポジティブな要素を探すとしたら、ここ数試合ちょっと薄れていた前へ向かう姿勢だとか、ボールを奪いに行く姿勢だとか、そういうものは球際が非常にタフでタイトないわきさん相手にしっかりと出し切れたというところは、改善したものなのかなと思っています。
何か組織的に構造的にどうこうしたものではなく、あくまでもメンタリティの部分で、選手たちがそういうふうにしっかりとこのゲームに向かったというところが一番大きな要因だと思いますので、そのメンタリティの部分の前向きな姿勢をこれからもしっかりと発揮できるように。
5連戦の後、休みも取れますから、またもう一度パワーアップして、次のホームゲームに臨んでいきたいと思います。

 

 

■質疑応答:
Q:先発を大きく入れ替えましたけれども、その意図と結果について評価をお願いします。

 

A:結果は0ー0で終わって、先ほど申し上げたように我々は勝点2を失ったので、満足できるものではないです。ただ、我々にとって5連戦の最後というところで、アウェイの遠征もたくさんありましたし、そういった中で結果が出てないというものを踏まえながら、フレッシュな力、そういった選手を投入していくタイミングだろうという判断がありました。
特にウインガーやアタッカー陣に関して言えば、今年非常に素晴らしい選手が集まってくれたり、残ってくれたりしていますから、そういった選手たちのそれぞれのエネルギーと技術的な部分と、そういうものに期待をして、今日は送り出しました。

 

 

Q:攻撃面で非常に前進する姿勢が出た試合だったと思いますけど、無得点に終わったということで、もう一歩精度であったり、ゴール前にかける人数であったり、どのような点が少し足りなかったと考えていますか?

 

A:まだスタッツを見ていないので、実際シュート数がどれぐらいあったのか、あるいは我々、実際シュートに至らなかったとしてもゴール前を横切るような相手のゴールキーパーとディフェンスラインの間に、相手がヒヤッとするようなクロスを送り込めたかというところもものすごく数としては重視しているんですけれども、そこについてはもう一度しっかりとデータを見て精査をしたいと思います。
ただ、今ぱっと思い浮かぶだけでも、本当に最後のクオリティの部分で仕留めきれなかったものがいくつかあったと感じていいます。これはもうトレーニングをして、どんどんどんどん精度を上げていく作業を続けていくしかないです。
ゴール前の人数に関していうと、これももう1回映像で振り返りたいですけど、もう少しパワーと人というものはかけていきたいなと思います。
ただ、そこって、単純に長い距離を走っていけばいいというものではなくて、その前段階、あるいはもう一つ前の段階でどういうようなポジションを取れるかというところが我々の組織の中では大事なので、そういった部分に関して言うと、この中3日でトレーニングというよりも映像で確認する程度だったんですけども、選手たちはしっかりと狙いを持ってやれたと感じています。
ただこれって別に今までやれていたことなんですよね。プレシーズンからもそうだし、シーズン最初の2試合とかもそうだし、そこはやっぱり今負けが混んでいるから、どうしても勇気を持ってポジションを前に取れなかったというところもメンタルの部分で選手がようやく勇気を持ってトライした結果だと思いますので、これを我々のスタンダードにして、また次、その精度を上げる作業に繋げていければと思います。

 

 

Q:今日先発した安部崇士選手ですが、いいサイドチェンジもありましたが、彼の評価を聞かせてください。

 

A:個人的な評価はここではあまりしたくないんですけど、崇士に関して言うと基本的にはセンターバックでずっとプレシーズンを過ごしてもらって、そこで彼の良さ、おっしゃったような対角へのフィードだったり、鋭いクサビだったりというものは表現してくれていました。
ただなかなかチャンスを彼に与えることができない中で、今回その連戦というところ、あるいは守備の部分での彼のエネルギー、あるいは攻撃における彼のストロング、あとは日頃彼が持っているパーソナリティからくるみなぎるパワーというか、エネルギーみたいなところ、練習でも一切手を抜かず、周りを鼓舞して、ものすごく声を出してくれている人間だったので、今こういう我々が置かれている状況を考えると、彼のそういうエネルギーはもう間違いなく必要だろうと。そういうような思いで今日起用しました。
いいサイドチェンジもあったと思います。ただ本当にサイドバックでずっと準備をしてなかったので、もっともっとこういうことをやれるというものは、おそらく映像を見直せばたくさん出てくると思うんですけども、今日に関して言えば、もうその彼のエネルギーがチームにもたらした効果は非常に大きかったと感じています。

 

 

Q:ルヴァンカップを含めて今日は今シーズン初の無失点試合となりました。今日の守備のポイントや意識したことを教えてください。

 

A:実際、それこそ立ち上がりのところ含めて、いわきさんに決定的なチャンスを作られました。そういったものは限りなくゼロにしたいですし、我々がヒヤッとさせられるシーンはあったので、そこはもっともっと詰めなければいけないと感じています。
ただ、先ほどからずっと申し上げているように、ボールを奪いにいく姿勢をしっかりと見せることで、我々が高い位置でボールを奪うこと。それがイコール我々の守りたいゴールから遠ざけることですから、それがクリーンシートに繋がった一つの要因だと感じています。
なので、ゴール前で粘り強く守るこの作業も当然必要なんですけれども、やはり我々はより高い位置でボールを奪いたいし、前からボールを奪いにいく作業とか、そういう姿勢を見せることで、自分たちのゴールから遠ざけたというものが数多くあるんだとしたら、それはしっかりと評価をしていきたいです。
何度も言うように、これを我々のスタンダード、当たり前にしていかなければいけないなと思っています。

 

 

Q:今日前半攻撃のところで、氣田亮真選手にボールが入ったとき、少しスローダウンというか、そこで溜めを作って外したかったのかもしれないですけど、どちらかというとチームにとって、ちょっとマイナスの要素が出たのかなというふうに見ているんですが、どういうふうに受け止められましたか?

 

A:僕が今ぱっと思い浮かんだシーンでいうと、多分スピードダウンしたというよりは、させられた。それはなぜかというといわきさんのディフェンダーがもう1人来ているから。1対1だったらどんどん仕掛けられるし、仮にそこで突破できなかったとしても、我々にとっては痛くも痒くもない。
だからそこはどんどん仕掛けようという話をしています。でも、いわきさんのディフェンダーがもう1人カバーに来たり、シャドーの選手が戻ってきたり、ボランチの選手がスライドしたりしたら、別にわざわざ仕掛ける必要はないし、スローダウンさせられた瞬間かもしれないけれど、だったら違うところが空いているんですよね。それをしっかりと探して反対側に持っていけば。今日に関して言うと、我々が左で作って、右のサイドバックの川井歩がインサイドを取ったときにあいているシーンがたくさんありました。
もちろん氣田亮真のところで突破してスピードアップできればいいけども、できないんだったらそこが空いているでしょ、と。じゃあ今度右サイドに持っていけば、ナオ(杉山直宏)が1対1仕掛けられるでしょというのが我々の構図なので、別に我々にとって不利益というか、すごくネガティブな要素だったとは僕は思ってないです。
逆に前半、あそこで我々も少し人数をかけて、ボランチ2人もボールサイドに寄って、ワンタッチで(松本)凪が出して、崇士がクロスを上げて、亮真が決定的なシーンを作りましたよね。亮真がインサイドを取って。そこも我々は出せる手なので。
別にウインガーがいるから全部そこで1対1で勝負してスピードアップできれば理想ですけども、それができないんだったらそのできない理由をしっかり探して、違うところを探して、スペースを探して、フリーマンを探して、今日は違う形で攻撃ができたと私は思っているので、それが何度も言うように、我々のスタンダードだし、当たり前にして、その数を増やしていければなと思います。

選手コメント

No.5 安部 崇士 選手

No.5 安部 崇士 選手

Q:試合を振り返っていただいて、いかがでしたか?

 

A:まずは無失点で終えられたことが何よりも収穫かなと思っていますし、これが勝っていたとしても失点をしてしまっていたら、また同じ過ちを繰り返してしまう可能性も十分にあるので、ここはまず無失点でいくというのは僕のなかで決めていたことです。もちろん、得点を奪えるシーンというのは少なからずあったので、そこはこれからチームで作っていけばいいと思います。まずは本当に無失点で終えられたというのが何よりも大きかったと思います。

 

 

Q:今日スタメンというのはわかっていましたか?

 

A:わからなかったですが、藤枝戦の頃から、サイドバックの要素を監督から要求というか、試合の見方というか、ポジショニングをしっかり見てほしいというのは言われていました。特に事前に言われていたというのはないです。

 

 

Q:80分くらいの、相手のカウンター対応で戻りながらの守備は執念を感じました。

 

A:その前に奪われたシーンがあって、そこで奪いきれなくてあの展開になってしまったので、自分でしっかり火消しに行ったという感じです。

 

 

Q:攻撃の面での手応えは?

 

A:それに関しては、吉田(泰授)選手は怖いサイドバックだなと思いますし、僕はあまり攻撃力のある方ではないサイドバックだと思っているので、そこはあまり欲張らずに、なるべくウイングの選手が自由にアタッキングサードでプレーできるようにというのは心がけて、サポートの意識をメインでプレーしました。

 

 

Q:監督は先発起用の意図のひとつに、性格もあるという話をされていましたが、そこは自身で試合に入る際に考えましたか?

 

A:自分らしくやるというのは、試合前に自分に言い聞かせていたので、過剰に何かを表現したり、いつも以上に何かをしたりというよりは、とにかく敗戦が続いている中で、僕はまだ1試合も出場がなかったので、そこで自分がチームの雰囲気というか、そのムードを一緒に持ち込んでもしょうがないので、そこは自分らしく、いい意味で空気を読まずにやるというのを意識してやりました。

 

 

Q:ここで1週間空いて、次のホームが大事になってきますが、意気込みをお願いします。

 

A:常に大事な試合が続いていると思います。去年僕はいなかったんですけど、(清水に)プレーオフで勝てなかったので、そういうのはしっかり返したいなと思います。僕は山形の一員になった以上、絶対に借りを返したいですし、今年は2つとも勝って、しっかり上位に進出していきたいと思うので、これから浮上のきっかけとして最高の相手かなと思います。

 

 

Q:いわきを相手に、球際のところで意識したことはありましたか?

 

A:いわきさんがすごく、相手をするうえで引き出してくれるものがあったので、それはいわきの選手もそういうトレーニングをしているでしょうし、「こういう選手に負けたくない」というのもありますし、僕は今日、ウイングバックの加瀬選手はシャットアウトしたと思っていました。そこは自分の自信になりますし、相手の強みをひとつ消せたと思いますし、相手が意図したチャンスを作れてなかったと思うので、そこは潰せてよかったと思います。

選手コメント

No.25 國分 伸太郎 選手

No.25 國分 伸太郎 選手

Q:今日の試合はどうでしたか?

 

A:前半、結構いい場面もたくさん作れたし、チームとしても前に前にという意識が出せて、奪ってカウンターもあったし、ビッグチャンスも何度か作れていました、ああいうのをもっともっと続けて、それに対して相手が長いボール入れてくれば、自分たちが回収するというのをやり続けるだけかなというのはありました。でも、もうちょっと、ビルドアップのときに安定感みたいなのがあると、より自分たちが質を上げてプレーできるのかなと思いました。

 

 

Q:いわきが後ろ3枚で守るので、こちらのウイングはスペースを使いやすい陣形だったと思いますが、そのあたりの攻撃はどうでしたか?

 

A:特にサイドチェンジを心がけようとしたんですけど、やっぱり相手のいわきさんのフィジカルの量とか、そういうところでそれをさせないぐらいのプレッシャーだったので、意図的にそれをもっとチームとしてビッグチャンスが続けられるようにサイドチェンジがもっと増やせれば、もっとチャンスになっていたし、どうしても浮いたボールとかそういうシーンが多かったので、そういうのを誰かが、僕もそうですし、チームとして1個収めるというのが増えてくると、また違った展開になっていたのかなと思いました。

 

 

Q:トップ下で、先発出場で、試合は勝てませんでしたが楽しめましたか?

 

A:チームとして前回、あまり「いい守備からいい攻撃」というのができなかったというのが反省であって、自分が入ることによって、そこのスイッチを入れることや、整理するという役目があると思っていました。前半に関して、いい守備からいい攻撃につなげられたシーン、自分たちがボールを持つときは距離感を縮めて、ポケットや相手の3バックの脇というのを誰が取りに行くかとか、そういうシーンをもっと増やすために、僕が入ったと思ったので、前半に関しては、うまくそこの切り替えのところも含めて、いいシーンが何度も作れたと思うので、後半、それをより増やせたらよかったかなと思います。

戦評

リーグ戦3試合連続ノーゴールで3連敗と苦しい状況にあるモンテディオ山形は、公式戦5連戦のラストに、いわきFCとアウェイで対戦。互いに決定力に欠け、スコアレスドローで終わった。

 

スタメンは前節から5人が変更。右ウイングには出場停止のイサカゼインに代わって杉山直宏が起用され、最前線には高橋潤哉が入った。また、左サイドバックに安部崇士、ボランチに松本凪生、トップ下に國分伸太郎が入った。
また、右サイドバックで先発出場の川井歩が、J2通算150試合出場を達成した。

 

立ち上がりはいわきの猛攻を受け、自陣でのプレーが続いた。キックオフ直後、嵯峨理久のクロスがフリーの西川潤に繋がりシュートを許すが、枠外。6分には、CKから近藤慶一にゴール目前でヘディングシュートを打たれたが、山形のGK・後藤雅明がファインセーブを見せた。

 

その後、山形は前線からのプレスを強めると、相手陣内でのボール奪取が増えてチャンスを多く作れるようになる。15分、安部が高い位置でボールを奪い、國分、高橋と繋いでフィニッシュ。24分、國分が右へ展開した流れから、杉山のクロスに高橋が反応。更に28分、松本の浮き球のパスを安部が受けて低いクロス。これが氣田亮真に繋がりシュートと、いわきゴールを何度も脅かした。

 

前半の終盤、山形は立て続けにCKのチャンスを得る。1本目は國分の直接ゴールに向かうクロスボール、2本目は杉山のミドル、3本目は氣田のボレーとシュートチャンスが訪れるも、いわきのGK・立川小太郎のファインセーブに阻まれるなどして得点には繋がらなかった。

 

前半の半ば以降、山形は守備から攻撃に繋げて相手を押し込む展開を作るも、0-0で試合を折り返した。

 

後半の序盤も、山形がセットプレーを相次いで獲得し、キッカー・杉山のクロスやセカンドボールを拾っての二次攻撃と、度々相手ゴールに迫るも先制点を奪うことが出来ない。

 

62分、山形は氣田と國分を下げ、坂本亘基と加藤千尋を投入する。直後に、加藤の横パスを受けた坂本がシュートと交代出場の2人が早速、好機を演出した。

 

後半は中盤での球際の攻防が激しさを増し、前半に比べてシュートチャンスが減る展開となり、試合は終盤に入る。

 

76分、山形は再び2枚替え。杉山、高橋に代えて横山塁、古巣戦となる有田稜を投入する。

 

80分、いわきに決定機。近藤との連携で抜け出した谷村海那にドリブルで運ばれ、カウンターのピンチを迎えたが、安部が戻ってクリアしチームを救った。

 

83分、山形は松本に代えて髙江麗央を投入し交代カードを使い切る。
その4分後、今度は山形に決定機。相手のクロスを跳ね返した流れからロングカウンター。加藤のスルーパスを受けた坂本が、ドリブルで運んでクロスを入れると、走り込んできた加藤に繋がる。しかし足を滑らせて中途半端なシュートとなり、GK・立川にキャッチされた。

 

後半アディショナルタイムは互いにミスが目立ってチャンスを作ることが出来ず、タイムアップの笛が鳴った。山形は今季初めて無失点に終わったが、勝点3を得ることは出来なかった。

 

通算成績は2勝1分3敗で勝点は7、順位は13位と変わらなかった。次節は30日(土)、ホームに戻り、清水エスパルスと対戦する。