[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 0 |
0 | 延長前半 | 1 |
2 | 延長後半 | 0 |
- 111分 碓井 聖生
- 114分 伊藤 拓巳
- 92分 加藤 千尋
メンバー
スターティングメンバー
GK | 42 | 平尾 駿輝 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 脇本 晃成 | |
DF | 4 | 神山 京右 |
69' |
DF | 23 | 西矢 慎平 | |
DF | 25 | 安光 将作 |
82' |
MF | 6 | 瀬良 俊太 |
74' |
MF | 8 | 松岡 大智 |
103' |
MF | 24 | 河井 陽介 | |
MF | 28 | 布施谷 翔 |
82' |
FW | 10 | マテウス レイリア | |
FW | 11 | 松本 孝平 |
74' |
控えメンバー
GK | 31 | 齋藤 和希 | |
---|---|---|---|
DF | 26 | 鍋田 純志 |
69' |
MF | 16 | 末木 裕也 |
74' |
MF | 17 | 坪川 潤之 | |
MF | 18 | 伊藤 拓巳 |
82' |
MF | 20 | 大山 武蔵 |
82' |
MF | 33 | 髙橋 馨希 |
103' |
FW | 9 | 碓井 聖生 |
74' |
FW | 27 | 吉平 翼 |
監督
小田切 道治 |
スターティングメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 5 | 安部 崇士 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 | |
DF | 29 | 相馬 丞 | |
DF | 40 | 坂本 稀吏也 | |
MF | 8 | 小西 雄大 |
91*' |
MF | 17 | 加藤 千尋 | |
MF | 20 | 松本 凪生 |
106*' |
FW | 9 | 有田 稜 |
61' |
FW | 25 | 國分 伸太郎 |
91*' |
FW | 37 | 杉山 直宏 |
79' |
控えメンバー
GK | 23 | 藤嶋 栄介 | ||
---|---|---|---|---|
DF | 33 | 千葉 虎士 |
106*' |
|
DF | 51 | 菅原 大幹 | ||
MF | 24 | 横山 塁 |
61' |
|
MF | 28 | 狩野 海晟 |
79' |
|
MF | 50 | 永井 英次 |
91*' |
|
FW | 34 | 阿部 要門 |
91*' |
106*' |
FW | 52 | 井上 椋太郎 |
106*' |
監督
渡邉 晋 |
スタッツ
120 | 105 | 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | 105 | 120 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 1 | 7 | 3 | 14 | FK | 18 | 8 | 7 | 2 | 1 |
0 | 2 | 2 | 1 | 5 | CK | 8 | 4 | 4 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | 5 | 6 | 6 | 20 | シュート | 7 | 1 | 4 | 1 | 1 |
1 | 0 | 0 | 0 | 1 | オフサイド | 5 | 3 | 0 | 2 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 2.9℃
-
- 湿度
- 79%
-
- ピッチ
- 良芝
-
- 入場者数
- 1,827人
-
- 主審
- 荒木 友輔
-
- 副審
- 堀越 雅弘、小出 貴彦
-
- 第四の審判
- 坂本 晋悟
監督コメント
■総括:
平日のナイター、遠い富山の地まで来て、我々の背中を押してくれたサポーターの皆さん本当にありがとうございます。それから中継の先から我々の勝利を信じて応援をしてくれた皆さん本当にありがとうございました。我々にとって5連戦の2試合目、アウェイがずっと続いていく中で、この先中2日でまたリーグ戦があり、連戦のマネジメントを考えたときに、メンバーを変えて、この富山の地に乗り込むという決断をしました。その先には、2種登録をしたユースの選手たちの面々も含まれていました。本来20人入れられるベンチメンバーを19人にする決断をしたのも全て私です。
結果的にそういう人選のところで、最終的にパワーを途中から効果的に送り込むことができなかったのは全て私の責任なので、頭から出た選手たちが魂込めて戦っていたにもかかわらず、そういうようなメンバリングができなかった、あるいは交代ができなかったというところは、戦った選手、それから応援してくれたサポーター全ての皆さんに申し訳なく本当に思っています。この敗戦の責任は全て私にあります。
ルヴァンカップはレギュレーションが変わって、全てのカテゴリーのチームが揃ってトーナメントになるので、どのような形でも勝ち進むということが大事だったんですけれども、それは叶わず非常に悔しく思っています。
我々に残されたリーグ戦と天皇杯、そこで我々の本来の姿というものをしっかり見せるように。これからまた精進していきたいと思います。
■質疑応答:
Q:この試合に向けては、山形の選手たちの熱量がすごく大事になるという話をされていました。富山に敗れてしまいましたが、選手たちの熱量というところはどのように感じていたでしょうか。
A:熱量を出そうというような姿勢は見られました。それは今日のゲームに限らず、3日間の準備の中で。しかし、結果的にそこに結びつかなかったというのは、私がこういうような人選をして、もっともっと本当は熱量を増すような、働きかけやマネジメントをしなければいけなかったというところの全ての責任が私にあると思っているので、そこに対して選手に熱量がなかったということは、私はできないです。全て私の責任です。
Q:攻撃のところで、やや構えた富山さんに対して、なかなかスペースを上手く見つけきれずに攻め手を欠いてしまいました。90分と延長戦も含めて攻撃をどう評価されていますか。
A:富山さんのツートップが背中でボランチを消しながら守る。そうなると我々の本来使いたいスペースを誰がどうやって使うのかといったところは、なかなか難しいものがあったと思います。
ただ、そのスペースを探せるようになってからは、前進できたと思うんですけれども、最後のボックスに入るところですよね、我々がシルバー(ニアゾーン)と呼んでいるところがあるんですけれども、そこに入り込むような決断と、パワーのあるアクションがちょっと足りなかったように感じました。そこはハーフタイムにも伝えて、おそらく空走りになってしまうだろうと。
でもその空走りになるぐらいのパワーを持ったアクションを起こさないと、動かないので富山さんも。そこはちょっと自重したというか、スペースがないから止まっているようには感じました。
スペースがないからこそ動かなければいけないんですけれども、そこは今の我々のチームにとって、もしかしたら一つの課題でもあると思うので、大胆な動きというか、ダイナミックな動きというか、そういうものが我々のボックスの中、あるいはシルバーを取るような動きというところで、もう少し落とし込んでいければなと感じました。
Q:今回ルヴァンカップで敗退してしまいましたが、チームとして前を向くための収穫のある要素はありましたか?
A:この敗戦を糧にすることが、その前を向けるようになったねと言えることだと思うので、今この時点で負けた瞬間で、この結果を我々が受け止めた段階では、「はい前を向きましょう」ということは言えないです。
この敗戦から我々が何を学んで、今後にどう生かすかというところで、我々が前を向ける姿、あるいは本来の姿というものを示せると思います。必ずそれをやってみせます。
選手コメント
No.8 小西 雄大 選手
Q:試合を振り返っていかがでしたか?
A:チームとして、90分を通しての試合運びや局面局面でどうするかというのを少し考え過ぎていました。ひとつの方法なんですけど、もう少し押し込んだところで相手ブロックを横に動かすことを何回かしていくなかで間が空いてきて、そこに入れてからのチャンス、みたいなシーンが僕自身やっていてなかなか、チームとして狙った形が出せなかったなという印象でした。サイドまではいい形で入るシーンというのはあると思うんですけど、そこでクロスで終わるシーンというのが多くて、向こうもそれをわかっているので、これから戦うチームはどこもウイングの個の力というのをわかっていると思うし、そこから突破してクロスというのは、たぶんどこのチームも警戒していると思うので、そこをもうひとつ、ナベさんも言っているんですけど、奥深くの、より怖いところを取るのにもう少しみんなで工夫できたらなと、この120分通して思いました。
選手コメント
No.17 加藤 千尋 選手
Q:ゴールシーンを振り返ってください。
A:自分のところにボールがこぼれてきたので、迷わず足を振ったら入ったという感じでした。決めれてよかったですけど、最後で逆転されるというのは課題に残るし、悔しい負け方だったので、ああいう試合はこれからやってはいけないなとは思いました。
Q:前半から、構えた富山に対してなかなかパスを受けられない印象でしたが、そのへんはどうでしたか?
A:本当におっしゃるとおりで、受けられない時間帯が多くて、そのなかでもどうやって受けようかというのを考えていたんですけど、そこはそんなにネガティブに考えずに、自分が相手をつる動きというか、スペースを作ってあげる動きも考えながら。難しかったですけど、あまり考え過ぎずに動いてはいました。もっともっと自分がボールを触っていかないといけないというのはわかっているし、そのなかでも流れというのがあるので、いい時間帯と悪い時間帯もあったんですけど、そこは悪い時間帯をもっといい時間帯にしていけたらなと思います。
戦評
J2リーグのアウェイ3連戦は2連勝のあと、横浜FCに敗戦。公式戦の連敗は避けたい状況で臨んだカターレ富山との一戦は、0-0の延長前半に加藤千尋のゴールで先制したものの、延長後半に2点を返され、1-2で敗戦。9年ぶりに臨んだルヴァンカップは初戦敗退となった。
山形の先発メンバーは直近のリーグ戦・横浜FC戦から総入れ替え。横浜FC戦に途中出場した有田稜、加藤千尋、杉山直宏、小西雄大、山田拓巳の5人はいずれも先発。リザーブは枠を1人余らせて8人。先日2種登録されたうち、フィールドプレーヤーの4選手が名前を連ねた。
キックオフ直前の気温は2.9度。吐く息がはっきりと白く見えるほどの寒さとなったが、山形は立ち上がりからしっかりとボールを握り、相手のスペースに立ち位置を取りながら攻撃で圧倒する。
富山のロングボールを受け止めると、右サイドバック・山田拓巳から内側の小西、さらにそこから加藤千尋が受けてターンし、さらに縦へ。フリーで受けた有田が左に捌くと、ハーフスペースを上がってきた左サイドバック・坂本稀吏也からワイドの國分伸太郎へ。クロスはキーパーにキャッチされたが、ふだんどおりのパスワークでまずはチャンス手前まで運んでいった。
その後も山形はボール支配率で上回りながら攻撃を仕掛ける。ボランチから左右に大きく振って相手陣内に押し込む時間を多く作り、そこからコーナーキックを奪うなどチャンスをうかがった。しかし、最後の3分の1のところで精度が足りず、富山の懸命の守備もあり、シュートまで持ち込むシーンはほとんど作れなかった。
山形はなおもビルドアップからの前進を図ったが、30分頃からパスが中盤で引っ掛かるようになり、そのたびに富山のスピーディーなカウンターを受けるようになった。30分にはコーナーキックの流れで、クロスに対して中に飛び込んできたマテウス レイリアにヘディングを許し、36分には背後へ抜けた松岡大智にシュートを打たれた。
セカンドボールもほぼ富山が拾う展開となるなか、37分には相馬丞から縦に小西、さらに縦のスルーパスで杉山直宏が抜け出したが、フリーで放ったシュートはキーパーの守備範囲だった。
0-0で折り返した後半、立ち上がりは山形が長いボールも使いなが押し込を図る。しかし、サポートが十分ではなく、セカンドボールを拾われ反撃を受けるケースも続いた。
61分には最初の交代カードが切られた。有田に代えて横山塁をピッチへ。これにより、左ウイングの國分がトップ下へ、トップ下の加藤がトップへとスライドした。その2分後、横山がカットインからクロスバーに当たるシュートを放つ。右サイドでは下りてボールを受けた國分がアーリークロスを放ち、72分には安部崇士のフィードで裏へ抜け出した横山がマイナスに折り返し、フリーで松本凪生が入ってきたが、切り返したところで奪われ、シュートまで持ち込むことはできなかった。
76分にも左サイドで2人に囲まれた横山がドリブルで強引に突破し、マイナスの折り返しから國分がシュートチャンスを迎えたが、ここも相手のブロックでコーナーキックを獲得するに終わった。
79分には2枚目の交代。杉山に代えて狩野海晟が投入された。狩野は左ウイングに入り、左でプレーしていた横山が本来の右ウイングに入った。このあと、立て続けのコーナーキックから松本、加藤がシュートを放つが、得点ならず。逆に、徐々に盛り返してきた富山がカウンターで攻め込むシーンが増えていく。アディショナルタイム直前には、中央に縦パスをつながれ、ペナルティーエリア内で途中出場の碓井聖生が抜け出したが、シュートはわずかにそれた。結局90分でスコアは動かず、試合は延長戦へ。
延長前半、山形は國分に代えて阿部要門を、小西に代えて2種登録の永井英次を投入。阿部はトップに入り、永井は左ウイング。左ウイングに入っていた狩野がボランチに収まった。
延長前半開始から押し込んだのは山形。すると92分、押し込んだ状態を作ると、狩野が中へ差し込んだボールを加藤がトラップ後、シュート。これが右隅に決まり、山形がようやく先制した。この直後には末木裕也、河井陽介と立て続けにシュートを打たれたが、いずれもGK長谷川洸がセーブして得点を許さなかった。
延長後半開始時には、山形は松本に代えて千葉虎士を、阿部に代えて2種登録の井上椋太郎をピッチへ。井上はそのままトップに入り、千葉は4バックのさらに右へ。5-4-1で最後の15分でリードを守りきる構えを見せた。
途中出場の選手が前からチェイシングするなど、前線ではボールにアプローチする動きはあったが、111分、富山は左奥へ入れたボールを戻したあと、西矢慎平がクロスを送ると、碓井が胸トラップからのシュートでゴール枠内にインして同点。さらにその2分後、またも中央から碓井に、バーに当たったボールが真下に跳ね返るシュートを打たれた。これはゴールにならなかったが、114分、富山がロングカウンター。左サイドでボールを運ぶ伊藤拓巳がそのまま中央に運び、シュートを打たれるとボールは枠内に吸い込まれた。
逆転を許した山形は117分、横山が右からクロス。中で潰れ、ファーサイドへ流れたボールを千葉がダイレクトで打ち返したが、シュートはクロスバーに当たってそのまま外れていった。
終盤には両チームに足をつる選手が続出するタフな戦いとなったが、山形は最後まで追いつくことができず、1-2で敗れて初戦敗退が決まった。
次は中2日でリーグ戦に戻り、ヴァンフォーレ甲府とのホーム開幕戦を迎える。