[ 試合終了 ] | ||
3 | 前半 | 0 |
2 | 後半 | 0 |
- 19分 藤尾 翔太
- 31分 沼田 駿也
- 37分 ミッチェル デューク
- 74分 バスケス バイロン
- 84分 藤尾 翔太
メンバー
スターティングメンバー
GK | 42 | 福井 光輝 | |
---|---|---|---|
DF | 14 | チャン ミンギュ | |
DF | 22 | 翁長 聖 | |
DF | 34 | 藤原 優大 | |
DF | 43 | 鈴木 準弥 | |
MF | 9 | 沼田 駿也 |
73' |
MF | 16 | 宇野 禅斗 |
73' |
MF | 27 | 平河 悠 |
81' |
MF | 33 | 松井 蓮之 |
87' |
FW | 15 | ミッチェル デューク |
81' |
FW | 25 | 藤尾 翔太 |
控えメンバー
GK | 23 | ポープ ウィリアム | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 奥山 政幸 | |
DF | 47 | 松本 大輔 |
87' |
MF | 10 | 髙橋 大悟 |
81' |
MF | 39 | バスケス バイロン |
73' |
MF | 41 | 安井 拓也 |
73' |
FW | 7 | 荒木 駿太 |
81' |
監督
黒田 剛 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 4 | 西村 慧祐 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 |
78' |
DF | 6 | 山田 拓巳 |
58' |
DF | 41 | 小野 雅史 | |
MF | 18 | 南 秀仁 | |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
58' |
MF | 29 | 髙江 麗央 | |
FW | 11 | 藤本 佳希 |
70' |
FW | 42 | イサカ ゼイン | |
FW | 49 | 後藤 優介 |
70' |
控えメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 27 | 喜岡 佳太 |
78' |
MF | 10 | チアゴ アウベス |
70' |
MF | 15 | 藤田 息吹 | |
MF | 21 | 田中 渉 |
58' |
MF | 24 | 横山 塁 |
58' |
FW | 9 | デラトーレ |
70' |
監督
渡邉 晋 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 3 | 8 | FK | 18 | 9 | 9 |
3 | 2 | 5 | CK | 2 | 1 | 1 |
0 | 1 | 1 | PK | 0 | 0 | 0 |
8 | 5 | 13 | シュート | 9 | 2 | 7 |
2 | 0 | 2 | オフサイド | 2 | 1 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 曇のち晴
-
- 気温
- 27.6℃
-
- 湿度
- 70%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 6,575人
-
- 主審
- 高崎 航地
-
- 副審
- 田中 利幸、小出 貴彦
-
- 第四の審判
- 塚田 健太
監督コメント
■総括:
町田のスタジアムに1,000人を超えるサポーターが集まったと聞きました。本当にありがとうございます。それから今日、ここまで来られない方々もパブリックビューイングや中継を通して我々の勝利を信じて力を送ってくれたと思います。感謝申し上げます。
残念ながら、その期待に応えることができないゲームでした。おそらく今日、J2の中でも注目度の高いゲームだと認識していましたし、選手にも発破をかけたつもりです。
ただ、結果として5つ点を取られて一つも奪えなかったというものは事実として残るので、それはしっかりと受け止めたいと思います。
ただ、こういうところから次どういう姿を見せられるのかが人として問われているところだと思います。勝ち続けていたときに、決して我々は満足していたつもりはないです。ただ、一つこうやって大きな負けを喫したあとに、自分たちは次に何をやれるかという時こそ我々の真価が問われると思うので、選手にもそれを伝えました。「顔を上げよう」と。
それをしっかりと次のホームゲームに示せるようにまた精進していきたいと思います。
■質疑応答:
Q:後半途中から3バックにしてワイドに選手を張らせる形になりました。その意図とその準備を普段からされていたのか聞かせてください。
A:今日の町田さんをどうやって攻略するかということに関して言うと、後ろが3枚とかそういう問題じゃなくて、いかに前線にどのような立ち位置で人を送り込むかがキーポイントでした。そこは後ろが3枚とか4枚とか関係なく、その準備をしてきたつもりです。
ただ、もう少し思い切って高い位置を取りたい選手がなかなか取り切れなかったり、そこに対してボールを供給できなかったり、そういうものが散見されたので、そこを修正するため3バックという形にしました。
もちろんその形そのもので言うと、ぶっつけ本番かもしれないけど、我々がどのスペースを活用して、どうやって背後を取るかというものから逆算すれば、そんなに大きな問題ではなかったと思います。
もちろん守備のところは難しさがあったと思いますが、我々は点を取りに行くということが第一だったので、思い切ってああいうような配置をしました。
選手ともしっかりと話し合いながら、自分たちが今日、どれくらいやったことに手応えを感じたかというものは共有していきたいと思います。
Q:チアゴアウベス選手が久しぶりに試合に出場しましたが、後半から出た際の動きはいかがでしたでしょうか。
A:長く離れていたブランクというものは、そんなに大きく感じなかったです。もちろんそれが分かったうえでの起用なので、今週のトレーニングあるいは先週の週末のトレーニング、そこで彼が怪我明けからコンディションをあげて、十分にやれるだろうというものが見られたので、今日メンバーに入れました。
逆に言うと、今日実際ピッチに立って、もちろん久しぶりとなれば難しさがあるかもしれないのですが、逆にそれが如実に現れるようだと、そこは私の人選ミスでしかないので、チアゴに対して何か言う資格は僕にはないです。今日、あれぐらいやれると思って送り込みました。またこれから我々の力になってくれると思います。
ただ、ああいうシャドーというところは、彼が本来得意なポジションではないと思うので、そこはしっかりと私の中で許容してあげなきゃいけないかなと思いました。
Q:ある程度ボールを動かしたいという意図があった中で、町田のプレスのスピード感や強度というのは渡邉監督の目から見るとどうでしたでしょうか。
A:もっと来ると思っていました。実際、前半は我々がこうやって動かしていきたい、背後を取っていきたいというものを考えて、準備したものをやったときに、思いのほか、我々の最終ライン、センターバックやサイドバックには時間があったと思います。そこからどうやってプレスに来るのかっていうのも、見ながら準備をしていたつもりです。
実際町田さんのベンチの声もちょっと耳に入った限り、僕の耳に入った限りですよ。聞けばもっと行けというような、もっと行ってほしいというようなものが聞こえていたので、それが本当かどうかわからないです。黒田監督に聞いてみてください。
ただ、多分もう少し強烈なプレスっていうものがあるだろうなっていうのは準備をしていたので、逆にそこを外せなかったっていうものは、私が準備してきたもののもの足りなさというのがあったと思います。ただそれを選手たちが前向きにトライをしていたのも事実なので、だからこそ、選手たちをしっかりと評価してあげたいし、そこでうまくいかなかったっていうものに関しては、僕自身が自分に矢印を向けていきたいと思います。ものすごく強烈だったという感じは、僕は正直ないです。
選手コメント
No.18 南 秀仁 選手
Q:試合を振り返っていかがですか。
A:自分たちが隙を与えてしまって、それを突かれた試合だったと思います。
Q:攻撃がうまくいかなかった点はどんな要因があったと思いますか。
A:自分たちがやっているサッカーに対して、マンツーマン気味だったり、ボランチのところを消してくるチームは多くありますし、ただそういうチームに対してもやれる試合もあるし、今日はいろいろ形を変えてやりましたけど、それがうまくいかず、いい攻撃の形を作れなかったというのは反省としてあります。
Q:相手のプレスの圧力を感じましたか。
A:圧力を感じたというよりは、アイデアが足りなかったかなあと思います。
Q:スタンドのサポーターからは前向きな言葉がありましたが、どのように受け止めましたか。
A:本当に自分たちが辛いときであったり、そういうときに常に自分たちを前向きにさせてくれたり、辛いときに前向きな言葉をかけてくれるところに心強さを感じますし、モンテディオがひとつの家族なんだと感じます。ただ、そういう振る舞いをしてくれるサポーターに対して、自分たちは結果で応えなきゃいけないので、サポーターの皆さんに甘えてはいけないとも思っています。次からまた連勝できるように、皆さんの思いを感じたし、自分たちはまたやっていかないといけないと強く感じました。
選手コメント
No.4 西村 慧祐 選手
Q:今日の結果についてひと言お願いします。
A:期待を込めて町田まで来てくれたサポーターの方だったり、注目してくれていた山形を応援する人たちに、不甲斐ない結果になってしまって本当に申し訳ない思いです。期待に応えられなくて自分の力不足を痛感する結果になってしまいました。
Q:ミッチェル デューク選手と競り合う機会が多く、競り勝ってもセカンドボールが取れないケースもありました。後ろから見ていてあまり前進できない展開をどのように感じていましたか。
A:ロングボールはある程度想定内で、デューク選手と自分が競り合うことになる機会も増えることも想定していたので、そこは負けないようにという意識を持ってやっていました。セカンドボールに関しては、相手の特徴がロングボールからセカンドボールを拾って攻撃を展開するという形だったので、そこに関しては共通意識を持ってセカンドボールは意識しながらやったつもりです。相手も出足が早いので、なかなか自分たちのボールにならずに、2次攻撃、3次攻撃を食らってしまったところは反省しなきゃいけないし、もしかしたら自分のクリアのところでマイボールにできたり、弾く場所とか、もうちょっと余裕を持って競り勝てる能力だったりも必要だと思うし、それぞれが自分にフォーカスして今後取り組んでいけば改善できる部分ではあると思います。
Q:CKから失点した3点目はうまくゾーンがハマらなかったということですか。
A:ゴール前に寄っていて、ちょっとゴールに寄せられたところで、デューク選手に走り込まれてヘディングされた形だと思いますけど、自分たちもセットプレーで取りたいように、相手もセットプレーで取りたかったと思うし、セットプレーで取られると流れを持っていかれたり、点差がひらいたりしてしまうので、今後の糧にしたいです。
Q:相手の2トップはどちらも起点を作られたり、空中戦にも強いタイプでしたが、2人が並んでいたことでセンターバックの対応が難しかった部分はありますか?
A:ありますね。それぞれ1対1ができてしまうので、前から行きたくても、フォワードに裏へ斜めに走られたシーンがありました。そういうシーンや局面で1対1のところができてしまうので、いかに自分たちがそこで勝てるかの勝負でしたし、そのセカンドボールがキーになると思っていたので、意識したつもりでしたけど、相手に渡ってしまう機会が多かったのは、自分たちの力不足と、準備とか予測とか、そういったところがまだまだ足りないなあと思っています。どちらと競り合うにも全部パワーが必要でしたし、厄介な相手でしたけど、上位に食い込んでいったり、ここから順位を上げていくためには、自分たちがそこに勝って、間で起点を作らせなかったり、自分たちのボールにすることが絶対に必要なので、もっともっと自分にフォーカスして成長していきたいなと思います。
選手コメント
No.29 髙江 麗央 選手
Q:町田に帰ってきての試合でしたが、お気持ちを聞かせてください。
A:試合に負けたので、悔しいです。
Q:久しぶりに町田GIONスタジアムに立って、どうでしたか?
A:1ヶ月ぐらいなので、懐かしいとかはないですけど、スタジアム自体は好きなので。自分自身もやりやすいですし、芝生もやりやすいので。とりあえず、試合に集中していました。
Q:一方的な試合にはなりましたが、ご自身の今日のプレーはいかがでしたか?
A:いやあ、まだまだですね。質の部分もそうですけど、強度の部分も改善していかないといけないのかなと思います。
Q:対戦相手として町田と対したときに、印象はいかがでしたか?
A:全員が強度高くて、ひとつになってやれる印象です。そこまで変わったという感じじゃないですけど、あらためて強いなと感じました。
戦評
今季2度目の5連勝で暫定ながらプレーオフ圏内に入り、そのタミングで迎えた首位・町田戦。モンテディオは多くのサポーターとともにアウェイに乗り込んだが、前半に3点を許し、後半は更に2点を追加されると、反撃も封じられ、0-5で完敗となった。
出場停止明けの國分伸太郎がトップ下に戻った以外は前節と同じメンバー。ベンチには約2ヶ月ぶりにチアゴ アウベスが戻った。対する町田は前節、今季18得点のエリキが負傷して長期離脱が確定。このところ先発を外れていたミッチェル デュークが5試合ぶりに先発し、藤尾翔太と2トップを組んだ。
町田は中盤でコンパクトなブロックを形成。モンテディオがその外でボールを動かす展開の序盤となった。3分には後藤優介の左クロスから藤本佳希とイサカゼインが入ってきたが、いずれも合わず、5分には山田拓巳から縦のフィードには、イサカは間に合わず、GK福井光輝にキャッチされた。押し込んだ11分には南秀仁のパスから藤本が反転シュートを狙ったが、ここは福井の守備範囲。13分には獲得したCKで、デザインされた形から最後は後藤優がフリーでシュートを放ったが、枠をとらえられなかった。
攻撃でボールを奪われると町田にカウンターを狙われ、モンテディオの左サイドを町田がロングボールで突くと、追いついた藤尾の切り返しに、対応した野田裕喜が倒れた状態で手を伸ばすと藤尾が倒れ、PKの判定。19分、このPKを藤尾に決められ、町田に先制を許した。
モンテディオは1点を追い、立ち位置を流動的に変化させながら攻撃を試みたが、シュートチャンスを作れず、逆に町田の攻撃で押し込まれた31分、守備ブロックの隙を沼田駿也に使われ、そのまま仕掛けられシュートを決められた。
さらに37分、与えたCKで、デュークにヘディングシュートを決められ、3失点目。反撃を狙うモンテディオは中盤まではボールを運べるものの、そこからスペースを与えない町田の守備を崩せず、0-3のままハーフタイムを迎えた。
両チームとも交代なしで始まった後半は、立ち上がりからモンテディオが押し込み、南が後藤優にスルーパスを送ったり、國分がミドルシュートを狙ったりするシーンを作った。
しかし、町田も55分頃に押し込むシーンを作り、57分には平河悠にペナルティーエリア内から連続でシュートを打たれ、その直後のCKでもチャン ミンギュにヘディングシュートを打たれるなど、ゴールを襲われた。
モンテディオは58分、山田、國分を下げて横山塁と田中渉を投入。3バックに変更し、横山を左のウイングバック、後藤優は田中とともにシャドーを担った。その効果もあり、70分手前には藤本や後藤優のシュートチャンスを作ったもののゴールネットを揺らすことはできなかった。
70分にはその藤本と後藤優に代えて、デラトーレとチアゴを投入。チアゴはそのままシャドーに入った。野田は63分に頭部を負傷し、治療したあとピッチに戻ってきていたが、この交代のあと、再び出血によりピッチを出て治療を行った。一人少ない状態でプレーを続けていたが、74分、モンテディオの左サイドから、出場したばかりのバスケス バイロンにミドルシュートを打たれると、それがそのままゴールマウスに吸い込まれた
その後、途中出場の安井拓也にペナルティーエリア内からシュートを打たれたが、GK後藤雅明がセーブ。78分には再びピッチに戻っていた野田を下げ、喜岡佳太を投入し交代枠を使いきった。
この時間には間伸びしたなか、ボランチや中盤に付けるパスが狙われカウンターを受けやすくなっていた。83分のCKではチャン ミンギュにバーをかすめるシュートを打たれるなど町田ペースになっていた中で、84分、自陣右サドでのビルドアップでボールを奪われ、そのまま町田のショートカウンター。ペナルティーエリア内で起点を作られ、そこから落とされたボールを藤尾に決められた。
モンテディオはこのあとの反撃で、アディショナルタイムに入るペナルティーエリア内まで踏み込んだ南やデラトーレがシュートを狙ったが、町田も最後まで守備の集中を切らさず、0-5のまま試合は終了した。
今季ワーストの5失点で5連勝がストップしたモンテディオは、通算戦績が15勝2分15敗となり、勝点は47のまま。得失点差も5まで減り、暫定順位は8位まで落とした。