[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 1 |
- 62分 加藤 潤也
メンバー
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 成瀬 竣平 |
67' |
DF | 4 | 西村 慧祐 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 | |
MF | 15 | 藤田 息吹 |
63' |
MF | 18 | 南 秀仁 | |
MF | 21 | 田中 渉 |
77' |
FW | 11 | 藤本 佳希 |
77' |
FW | 13 | 河合 秀人 |
63' |
FW | 42 | イサカ ゼイン |
控えメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 26 | 川井 歩 |
67' |
DF | 27 | 喜岡 佳太 | |
MF | 8 | 小西 雄大 |
63' |
MF | 10 | チアゴ アウベス |
63' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
77' |
FW | 9 | デラトーレ |
77' |
監督
渡邉 晋 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 白井 裕人 | |
---|---|---|---|
DF | 4 | 井上 竜太 | |
DF | 25 | 小島 雅也 | |
DF | 27 | レオ バイーア |
88' |
DF | 39 | 庄司 朋乃也 | |
MF | 7 | 加藤 潤也 |
88' |
MF | 8 | 藤村 慶太 | |
MF | 14 | 石原 崇兆 |
78' |
MF | 17 | 梶浦 勇輝 | |
FW | 9 | 林 誠道 |
74' |
FW | 15 | 奥田 晃也 |
74' |
控えメンバー
GK | 21 | 中野 小次郎 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 長峰 祐斗 |
88' |
DF | 35 | 孫 大河 | |
MF | 10 | 嶋田 慎太郎 |
74' |
MF | 18 | 小野原 和哉 |
78' |
FW | 11 | 杉浦 恭平 |
74' |
FW | 30 | 大谷 駿斗 |
88' |
監督
柳下 正明 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 5 | FK | 12 | 7 | 5 |
4 | 1 | 5 | CK | 8 | 6 | 2 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
6 | 3 | 9 | シュート | 12 | 6 | 6 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 2 | 1 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 曇のち晴
-
- 気温
- 16.7℃
-
- 湿度
- 41%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 6,346人
-
- 主審
- 吉田 哲朗
-
- 副審
- 塚越 由貴、緒方 孝浩
-
- 第四の審判
- 原田 雅士
監督コメント
■総括:
試合前に雨が降る中、今我々の敗戦が続いている状況でも、これだけのサポーターが集まってくれて、本当に最後の最後まで背中を押してくれたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
残念ながら今日もその期待に思いに応えることができませんでした。結果が全てなので、この結果はしっかりと受け入れなければいけないと思っています。今、次に向けて何をしなければいけないかを整理できてないのが現状ですけれども、3連戦を一気に駆け抜けて、望んでいた勝点は一つも取れなかったという厳しい現実はありますが、少し時間が空くところで、今本当に何が必要なのかをもう一度自分の中でもしっかり整理しながら、チームに落とし込んで、選手が少しでも躍動して、自信を持ってプレーできるような環境や状況を作っていけるように努めていきたいと思います。
■質疑応答:
Q:今日は國分伸太郎選手や河合秀人選手が普段と違うポジションでプレーしていました。その意図と結果としてどんなプレーを期待したか聞かせてください。
A:河合秀人に関しては、山形に来てからは主にトップ下やボランチなど中央のプレーが多かったですが、過去に所属していたチームであそこのポジションはやっていました。仕掛けるのは上手ですし時間とスペースを与えれば、相手の脅威にはなるだろうなという予測がありました。今日トップ下に入ったのが田中渉でした。今いる選手たちの心の部分あるいはフィジカルの部分でフレッシュな選手を使いたいと考えたときに、今日のような組み合わせになったというのが、質問に対する答えです。
伸太郎についても、右サイドだけじゃなくて、去年もトップ下やボランチなど、いろんなポジションでプレーしていました。
その中で私が就任してからのトレーニングでも、トップ下や左サイドはやってもらうようにしました。今までとは違うような仕掛けを出していかなければいけないという判断があったので、今日のポジションをやってもらいました。伸太郎についてはトップ下に入ったときはスペースを探すことが難しそうだったので、最後チアゴとポジションを変えました。彼のサッカーのIQとセンスがあれば、多分いろいろなポジションで、また力になってくれるだろうなというのは感じています。
Q:前半、右サイドに人を集めて河合秀人選手をアイソレーションのような形を作りましたが、なかなか左の河合選手にボールが行かなかったのかなと思います。その右サイドのポジショニングやバランスについて聞かせてください。
A:右サイドバックの成瀬を少し高い位置に出して、それが外ではなくて中央と。選手の特徴を考えて、前進をさせる、あるいはそこから背後を取っていく狙いはありました。その中で、金沢の守備がある程度マンツーマンで来るところがあるので、まず1回成瀬を押し上げて、相手のサイドハーフを押し下げて、自分たちは前進するスペースを作っていきたいという狙いがありました。
実際に高い位置をとったときに問題になっていたのが、そこからまたもう一つ裏を取りに行くような動きがちょっと少なすぎたと感じています。ボール保持者がいい状態なのに、ビハインドでサポートしているようなシーンがちょっと多かったです。そこでもう少しアクションを起こせば、相手がもう1個下がったり、あるいはそこにズレが生まれてきたりする中で、同サイドで破れなかったら逆サイドに展開、あるいは真ん中の(藤本)佳希のところに差そうという狙いはありましたが、実際にそこが発揮できなかったのは、前半あったと思います。そこは動きの乏しさというか、大胆さが足りなかったのが一番大きな原因かなと感じています。
Q:最初に2枚替えしたときに、成瀬選手をピッチに残しましたが、その判断はどうでしたか?
A:成瀬を足が攣った状態で交代することになりましたが、2枚替えの時点で成瀬がそういう状況になっているという情報は我々のところに入ってきてなかったので、まず2枚を変えて、その後、もちろん攻撃的なところで選手を入れていくゲームプランを考えていました。
最初の2枚替えと成瀬のアクシデントというところが、時間的にすごく近かったので、もう少し待ったら一緒に代えられたというのはあったかもしれないですけど、そこはもう結果論だと思います。 情報が我々のところに入ってなかったというのは事実としてありました。
Q:何をしなければいけないかを整理できてないという話でしたが、それは攻撃面なのか守備面なのか、それともメンタル面なのか、どういったところを整理したいですか?
A:まず、何をしなければいけないのかが整理できている・できないではなくて、今自分たちが勝つために何をやらなければいけないかというところで、自分たちのスタイルを本当に磨き続けて、それで相手を上回ることをこれからやっていけるのかとか、現実的に勝点を取るために何か戦い方を変えなければいけないのかとか。もしかしたら僕1人で決断できることではないのかもしれないので、そういう意味でいろいろアイディアはあるけれども、実際それをやりますか・やりませんかっていうところは、時間がない中でも、考えて決断をしていかなければいけないというのが僕の中での今の感覚です。
もちろん、やり方はたくさんあるので、どれが今のチームにアジャストするのかは考えていかなければいけないのですが、目の前の勝点を取るために守ってカウンターをしますかというのは多分違うと思います。でも、そんなこと言っていられない現状でもあると思いますし、そこをしっかりと精査していく必要があるかなと感じています。
それを今、この場で考えて決断できますという内容ではない。そういう意味で考えているところですというコメントになります。
Q:この2戦、サポーターの反応が印象的でしたが監督はどのように感じられましたか?
A:私自身ホームの初陣ということで、サポーターの皆さんに挨拶をさせていただきました。そのときにも彼らに伝えたのですが、この間の栃木戦の後のチャントや彼らの思いは間違いなく我々に届いていますということは伝えさせていただきました。
しんどいときに支えてくれる人は本当の仲間とか深い絆がある仲間だと思っているので。調子が良いときはいくらでも近寄ってくる人はいるし、持ち上げてくれる人はいます。でも、本当にしんどいとき、まず自分自身に何ができるかが問われていて、プラスそのときに支えてくれる人がどれぐらいいて、数じゃないかもしれないけども、どういう人がいてというのが、僕は人生の中ですごく大事だと思っています。間違いなくモンテのサポーターがそういうような人たちだと感じさせてくれた瞬間だったので、そこは選手たちにも伝えました。
今日また、次こそ頑張れよという声をたくさんかけてくれましたし、そういうような言葉は本当に響いています。
ただ、これも彼らに伝えたのですが、我々はそこに甘えるつもりはなくて、それはプロとしては違うし、我々が彼らの思いをどのように解釈してエネルギーに変えて進んでいくかが非常に大事になってくると思うので、そのあたりは彼らの思いに自分たちが甘えるつもりはないというのは伝えておきたいと思います。
Q:今日の試合でチームとしての強みを発揮できた部分と、逆に金沢にうまく押し込まれてしまった部分はありますか?
A:ゴールに迫ったシーンというものは、回数的に何回あったと言われると直にはわからないですけど、間違いなく複数回あったと思うので、それは我々の強みになっていることだと思います。
あと、金沢さんはカウンターが非常に強いものがあったので、それに対する我々のリスクマネジメント、特に前半はしっかりとオーガナイズできていたのかなと感じています。
ただ、連携を意識するあまりに、もう一つ裏を取りに行けないだとか、アクションが乏しくなってしまったとか、そういったところが心理的にも、あるいは構造的にもリンクしないところがあったのも事実です。それが、金沢さんがやりたいことだったとしたら、彼らの術中にはまってしまったかもしれないし、でも間違いなく我々が不用意なカウンターを受けて失点していたという前節の苦い反省があるので、そういった部分では修正が効いたのかもしれないです。それらも全部含めて、今我々が置かれている状況を考えると、どうしても思い切ってアクセルを踏めないところはメンタル的にあるので、そういったところを何とか取り払って、背中を押していけるようにしていきたいと思います。
選手コメント
No.2 成瀬 竣平 選手
Q:今日の試合の総括をお願いします。
A:立ち上がり、失点しないというところ。最近、立ち上がりの失点が続いていたので、そこをまずは意識して入りました。ゴールを目指しチーム全体としてビルドアップのところから相手の間を突いて、シュートまでは行けていましたが、決めきることができませんでした。失点については、もったいないところでしてしまったので、そこはすごく反省点としてあります。
Q:今日できた部分はどういったところでしょうか?
A:僕自身は今シーズン初めての出場だったので、とにかくアグレッシブに、しっかり相手に1対1で負けないところだったり、攻撃のところではしっかりシュートにつながるパスだったり、そういったところは個人的には出せたのかなと思います。
Q:ホーム初勝利はなりませんでしたが、ここ数試合をどのように見ていましたか?
A:外から見ていて、もっとチームとしてやるべきことと自信を持つところを試合の中で表現しないと、こういった拮抗した試合では勝てないというのは感じていました。今日の試合は絶対に勝ちたかった試合だったのですごく残念です。
Q:次節に向けての意気込みはどうですか?
A:試合はどんどん来るので、次に向けてしっかりチームとして複数得点、そして失点しないというところをもう1回突き詰めてやっていけたらなと思います。
Q:ホームで初出場して、率直にこのホームの雰囲気はどうでしたか?
A:外から見ているのと、中で感じるものはだいぶ違ったので、僕自身もすごく後押しになりました。
Q:この試合で非常に高い位置、さらに内側、ライン間のポシジョニングが見られましたが、その中でできた部分と一歩足りなかった部分はどこですか?
A:自分がボールを受けられなくても、周りを生かす動き出しやサイドハーフの選手とフォワードの選手の関係性というのはできた部分もあったので、そこは良かったです。自分が中で受けるのか、サイドを使うのかというところを使い分ければ、相手の選手も付きにくいと思いますし、もっとゴールに近いところで選手がプレーすることが得点につながると思うので、そこはもっと合わせていかなければいけないところかなと思います。
Q:守備のところでも、シュートブロックなどここぞの守備が見られた部分があったと思いますが、守備の手応えをどう感じていますか?
A:もっと対人のところや取り切るところは自分の特長としてあると思うので、そこからの攻撃への繋がりや良い守備ができたら攻撃にもつながるので、個人の守備とチームとしての守備をもう少しうまくできたら、チームの得点にもつながるのかなと思います。
選手コメント
No.4 西村 慧祐 選手
Q:今日の試合の総括をお願いします。
A:勝てなかったことがすべてだと思います。
Q:できた部分、できなかった部分をそれぞれ教えてください。
A:ボールを動かしながらゴール、チャンスをうかがう部分はできた部分、トライした部分もありますけど、結果的にゴールを奪えず、最後のクオリティーの部分では足りなかったという印象です。できなかった部分では、失点が続いているので、クリーンシートで抑えきれない部分ができてないところです。
Q:どのように改善しますか?
A:何かこれをひとつやれば変わるという明確な部分は、いまは答えるのが難しいですけど、まず失点を減らさないことには勝ちにはつながらなくて、そこは突き詰めて改善していくしかないと思っています。
Q:次節に向けてはどうでしょうか。
A:もう勝つしかないですし、ファン・サポーターの皆さんも励ましの声をくれていますけど、僕たちはそういう声をもらうためにプレーしているわけではないので、しっかり勝って、勝利のチャントを皆さんが歌えるように、次は絶対勝ちたいと思います。
Q:ファールで認められませんでしたが、セットプレーのドンピシャのヘッドは狙いどおりでしたか?
A:そうですね。相手がマンツーマンで来るというのが分析だったので、外せれば、タイミングさえ合えばあのボールが来ると分かっていました。自分が合わせれば点が取れると思っていたので、イメージどおりでした。
Q:あのファールはご自身の中では判定理由が理解できましたか?
A:僕の中では分からなかったので、僕とは別のところでのファールかなというイメージでした。
戦評
モンテディオ山形はアウェイでの2連戦を経て、3連戦の最後に今季ホーム初勝利を懸けた。しかし後半、金沢に先制ゴールを奪われると最後まで追いつくことができず0-1で敗戦。連敗は8に伸びた。
モンテディオは前節から7人を変更。前線には大宮戦で負傷交代をした藤本佳希が2試合ぶりに復帰。右サイドバックは成瀬竣平が今季初先発・初出場を果たした。
立ち上がりからモンテディオは右サイドに人数をかけて押し込み、キックオフ直後にはクロスのこぼれ球を拾った成瀬が枠内へシュート。ここはGK白井裕人に防がれたが、5分にも成瀬のパスからイサカ ゼインが抜け出してクロスを狙うなど先制点のチャンスを作った。
金沢は9分、スルーパスに林が抜け出し、シュートまで持ち込むシーンもあったが、ボールはモンテディオが保持しながら押し込む時間を多く作っていた。相手陣内でのプレーが多い中、河合がセカンドボールを回収してのシュートや成瀬から藤本の頭をめがけたクロスでチャンスを作る。押し込む展開ながらも、ボックス内でのシュートシーンはそれほど多く作れずにいた。
すると時間とともに金沢が反撃に持ち込むシーンが少しずつ増える。30分には右サイドからのクロスを成瀬がしっかりクリア。続く32分にも成瀬がクロスボールをクリアした。なんとか凌ぐも、徐々に金沢の守備に捕まりはじめ攻撃を受ける時間が増えてくる。
40分にはペナルティーエリア内で加藤にシュートを打たれる危ないシーンもあったが、CKに逃れて前半は0-0で折り返した。
後半はモンテディオが左サイドからの攻撃も増やし、河合のカットインからのシュートや、成瀬から田中へと渡ったボールを最後は藤本がシュートまで持ち込んだが、ここも相手ブロックに当たりCK獲得に留まった。55分には河合のくさびを藤本がフリックし、これに合わせて山田がボックス内に入り込み相手と交錯して倒れたもののノーファウルの判定。さらに12分、獲得したCKではイサカのボールを西村がドンピシャのヘディングでゴールかと思われたが、主審はGKと田中が倒れたことに対してファールと判定し、ゴールは認められなかった。
するとその5分後、金沢は左サイドを突破すると、レオ バイーアが角度のない位置からシュート。GK後藤が弾いたボールに加藤潤也が頭で押し込み先制を許した。
先制されたモンテディオは63分、河合、藤田に代え、チアゴ アウベス、小西雄大をピッチへ送る。2人の交代直後に成瀬が足の不調を訴えて座り込み、67分に成瀬から川井歩へ、2度目のカードを切った。
しばらくは拮抗したシュートチャンスの少ない展開だったが、徐々にオープンな展開に変わっていく。30分には西村から田中への長いスルーパスが通り、チャンスが訪れるものの田中のシュートはキーパーに阻まれた。77分には2枚替えで交代カードを使い切る。藤本、田中に代えてデラトーレ、國分伸太郎を投入。
81分にはイサカのくさびをボックス内で受けたデラトーレがシュートまで持ち込み、その直後にもチアゴのクロスにデラトーレが頭で合わせたが、いずれもゴールはならなかった。
終盤には、モンテディオが押し込んではいるものの、守備に人数をかける金沢を崩しきることができず、アディショナルタイムには野田裕喜を前線に上げてなんとか1点を狙ったが、そのままタイムアップとなった。
8連敗のモンテディオは通算戦績が2勝8敗となり、勝点6で順位はついに降格圏の21まで下がった。