[ 試合終了 ] | ||
1 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 1 |
- 9分 根本 凌
- 54分 根本 凌
- 73分 田中 渉
メンバー
スターティングメンバー
GK | 1 | 川田 修平 | ||
---|---|---|---|---|
DF | 6 | 大森 渚生 | ||
DF | 15 | 岡﨑 亮平 |
70' |
|
DF | 23 | 福島 隼斗 | ||
MF | 4 | 佐藤 祥 | ||
MF | 7 | 西谷 優希 | ||
MF | 10 | 森 俊貴 |
73' |
75' |
MF | 30 | 福森 健太 |
70' |
|
FW | 36 | 山田 雄士 |
89' |
|
FW | 37 | 根本 凌 |
70' |
|
FW | 45 | 安田 虎士朗 |
控えメンバー
GK | 41 | 藤田 和輝 | ||
---|---|---|---|---|
DF | 3 | 黒﨑 隼人 |
70' |
|
DF | 16 | 平松 航 |
70' |
|
MF | 13 | 植田 啓太 |
89' |
|
MF | 24 | 神戸 康輔 | ||
FW | 19 | 大島 康樹 |
73' |
75' |
FW | 38 | 小堀 空 |
70' |
監督
時崎 悠 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 26 | 川井 歩 |
59' |
DF | 27 | 喜岡 佳太 | |
DF | 41 | 小野 雅史 |
84' |
MF | 8 | 小西 雄大 |
73' |
MF | 18 | 南 秀仁 | |
MF | 21 | 田中 渉 | |
FW | 9 | デラトーレ | |
FW | 17 | 加藤 大樹 |
59' |
FW | 25 | 國分 伸太郎 |
59' |
控えメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 4 | 西村 慧祐 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 |
59' |
MF | 13 | 河合 秀人 |
59' |
MF | 15 | 藤田 息吹 |
73' |
MF | 42 | イサカ ゼイン |
59' |
FW | 36 | 高橋 潤哉 |
84' |
監督
渡邉 晋 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 4 | 9 | FK | 22 | 14 | 8 |
0 | 3 | 3 | CK | 11 | 1 | 10 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
2 | 5 | 7 | シュート | 13 | 6 | 7 |
1 | 0 | 1 | オフサイド | 2 | 1 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 13.9℃
-
- 湿度
- 90%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 2,901人
-
- 主審
- 今村 義朗
-
- 副審
- 桜井 大介、長谷川 雅
-
- 第四の審判
- 植松 健太朗
監督コメント
■総括:
平日のナイターにも関わらず、大勢のサポーターに栃木まで来てくれたことに本当に心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
今日も残念ながらそのサポーターに、喜びとか歓喜を届けることができなかったことは非常に悔しいですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
それでも最後、我々が挨拶をしに行ったときに、本当に背中を押してくれるような大声援で、彼らがチャントを歌ってくれていたので、何とかその思いに応えなければいけないという思いが今は頭の中をずっと駆け巡っています。
ゲームに関しては、前節の大宮戦同様、立ち上がりに失点をしてしまって、もちろん失点そのものがずっと続いている状況なので、これを何とかゼロにしていかなければいけないのですが、ましてやそれがまた早い時間帯でというところになると、どうしても相手の土俵に乗ってゲームをしてしまうような時間が多くなってしまうと感じています。
我々がビルドアップの部分で少し立ち位置を変えながらトライしたところがアジャストしなかったのは、私自身も反省しなければいけない点です。
それを選手たちがピッチの中で、違う形で表現してくれたのは、それはそれで選手の成長、チーム成長もわずかながらあると思っています。
最後、ゴールに迫るような気迫だとか、前に行こうとするプレー、姿勢というものは、必ず次のゲームに繋げなければいけない。何とかそういうものを前向きに捉えて、次のゲームに向かっていけたらと思います。
■質疑応答:
Q:1失点目のところも含めて、失点するまでの間、序盤に相手のプレッシャーやカウンターから形を作られそうな場面がありました。立ち上がりの時間帯のリスク管理と、その後の修正も含めて話を聞かせてください。
A:まず自分たちが対栃木さんというところを考えたときに、どういう形で前進していけるかを準備していましたが、そこに対してプレッシャーの矢印をまともに受けてしまったというところが序盤はずっと続いていて、シンプルにそれをひっくり返すのか、あるいはもう少しヘルプの人数を、リンクの人数を増やすのかというところは、なかなか定まらないまま失点に直結してしまったのかなと感じています。
もちろん、相手のプレッシャーをまともに受ければ相手のショートカウンターを受けてしまいますが、多少押し込んだり、押し込めそうなところでも、セカンドボールが相手に転がったりというところもあったので、ちょっとバランスが悪くなってしまったのは大いに反省しなければいけない点だと思っています。
Q:先制されてから栃木さんが引いて構えた中で、前半はデラトーレ選手がゴール前にいるけど、それ以外の選手が絡む形をあまり多く作れなかった印象でした。そのあたりの攻撃面はどう感じましたか?
A:前半に関して言うと、誰が幅を取って、誰がポケットに行くのかというところが、特に右サイドが定まらなかった。そこは意図的にそうしたのがあったので、それを今までの形に戻す作業と、実際準備してきたものをやり続けるのかという作業でアジャストしなかったのが大きな原因だと思います。
それは3日間のトレーニングでやったことなので、そこは私自身もしっかり反省しなければいけないと思います。
ただ、ちょっとずつ間が空いてきてワンタッチでボールが入ると前進できるし、相手の背中を局面で取れるし、おっしゃったようにデラしか真ん中にいないという形もありましたけれども、左サイドのところでポケットに2人3人入って、小野(雅史)がボックス中に侵入したシーンもあったので。ああいうものをもう少し手数増やせるようにしていきたいなと感じています。
Q:今回の敗戦で7連敗になりました。選手たちの自信も含めて心配なところもありますが、選手たちの現状と監督からどういった働きかけをしていきたいか聞かせてください。
A:僕がこのチームの監督就任したときに選手に伝えたこと、ピッチ上での選手としての責任がある。それをしっかりと毎日果たしましょうという部分、あとは毎日のトレーニングでここはこだわってやろうということを具体的に伝えた部分。それは今、選手が本当にひたむきに取り組んでくれています。なので、それをずっと続けていけば、必ず自分たちにいい時期が来ると僕は信じています。
おっしゃったように、これだけ負けが続いていて、自信を持ってやろうぜと言ってもなかなか難しいことです。選手もあるいはコーチングスタッフも口々に、今は自信持ってやろうということを言ってくれていますが、この状況で自信を持ちましょうというのが難しいときに何をしなきゃいけないかというと、本当に頭の中をポジティブなイメージと言葉でどんどん変換するしかないと思います。そこも選手には昨日話をしました。
自分たちが不安や悪いイメージに押し迫られたときに、上書きしていく作業が大事だと思うので、とにかくそこにフォーカスをして、何とか選手が前に向けるような形に、僕は促していきたいと思っています。
選手コメント
No.18 南 秀仁 選手
Q:チームは7連敗になりましたが、南選手から見て一番の問題点はどこですか?
A:一番は、失点を無くさないといけないというところだと思います。ただ、今日の失点に関してはまだ映像も見返してないですし、ここで言えることはないですが、立ち上がり早い時間帯に失点してしまうと、自分たちからゲームを難しくしてしまっているので、失点の部分は直さなきゃいけないと思います。
Q:渡邉監督就任後、かなりリスク管理の所や守備のところは修正しようとはしていますが、手応えはどうですか?
A:それは試合を重ねていくにつれて、監督がやりたいことは理解が深まっていくと思います。ただ、やり方もありますけど、簡単に失点をしないことが本当に一番で、そこが自分たちの良くないところかなと思います。
Q:攻撃では前に出る意識も多くなってきたと思いますが、そのあたりはどうでしたか?
A:栃木の守備の陣形を見つつ、回し方の形も変えつつ、試合を通して攻撃の部分は多くチャンスも作れていたので良かったと思います。
Q:あとはどう決めるかと、どれだけチャンスを多く作るか、ですか?
A:そうですね。決められるチャンスはありましたし、決めきる力や僕ら中盤の選手はもっと決めやすいボールを出してあげられるようしていきたいです。攻撃の部分は良くなっていると思いますけど、もっとよくなると思います」
Q:監督交代から2試合目になりますが、キャプテンとしてチーム内にどんなことを話していますか?
A:こういう状況で、誰ひとり手を抜いているわけではありませんし、全力でやっている結果、このような状況なので、自分たちには何かが足りないということですし、大きな原因はやっぱり失点の部分だと思うので、必死に守ることも大事だし、守り方も大事だし、今の自分たちには足りないものがあるからこそ厳しい状況になっていると思うので、この状況を抜け出せるのはグラウンドに立っている自分たちがやるしかない、という話はしています。
Q:この厳しい状況を抜け出せる要素はどうですか?
A:攻撃の部分は前節、前々節に比べてポジティブな部分は多かったと思います。チャンスも多く作れていましたし、良い形でシュートを打てるシーンというのが増えていると思うので、攻撃のところはよくなっているとは思います。
選手コメント
No.21 田中 渉 選手
Q:試合を振り返ってどうでしたか?
A:悔しい気持ちしかないですし、平日アウェイの中、あれだけのサポーターの方が来てくれて、声援を送ってくれたのに応えられなかったのは、本当に力不足だなと思います。
Q:後半、ドリブルで運んだり、進入したりする回数が増えたと思いますが、前半からどこを変えていきましたか?
A:前半はフォーメーションの関係もあって、割りと左にいることが多かったですが、後半はもっと自由にさせてもらったので色んなところに顔を出しながらボールに関わってリズムを作って、というのを意識して動きました。
Q:ゴールシーンを振り返っていかがでしたか?
A:うまく間で受けることができました。負けている状況でしたし、まずは仕掛けて、相手がフェイントに付いてきてくれたので、あそこで決められたことはよかったです。
Q:1点返したあと、流れが変わってあと一歩のところだったと思いますが、どうでしたか?
A:僕自身、あれ以外に数回チャンスがあったなかで決めきれなかったというところが、いまの自分の実力ですし、あそこで勝利に導ける得点をしていかないと、チームとしても僕自身としても上には行けないと思っています。あの時間帯でもう1点、もう2点、逆転できる力というのが必要になってくると思います。
Q:前節の大宮戦と比べてもさらに前向きな攻撃が増えてきたと思いますが、どう受け止めていますか?
A:攻撃面に関しては、自分でも大宮戦のときよりボールに触れる回数も多くできたと思いますし、チームとしても前向きなプレーも増えきているので、そこを継続して、どんどん伸ばして、あとは失点のところで、チーム全体でもっと厳しくやっていかないといけないと思います。
Q:あとは勝つだけというところかと思いますが、どうですか?
A:ずっと負けているなかで、ひとつ勝つことによってチームの雰囲気だったり、自分たちの勢いというのも変わってくると思いますし、僕たちには今日のような熱いサポーターがついているので、次はホームでやれますし、勝利だけをめざして、この3日間勝利に貪欲になってやっていきたいと思います。
Q:試合後、サポーターからは拍手で迎えられましたが、そのあたりはどうですか?
A:心に響きましたし、まだまだもっともっとやらないといけないなというのは感じました。サポーターとみんなで喜び合いたいという思いはずっと持っているので、それは1日でも早く、次の試合で勝つというところに拘ってやっていきたいです。
Q:渡邉監督の就任後、一番心に残る言葉は何でしたか?
A:今日、ミーティング中でも「勇気ある心」というのを言われました。負けが続いているなかでネガティブになることもあると思いますけど、そこで自分たちが勇気を持って仕掛けたり、点に拘ったりというところを全員でもっとやっていけると、この状況のなかでも前向きに慣れると思いますし、その言葉を耳にして、自分たちもやらないといけないし奮い立たされました。
Q:その勇気を持つという意味では、ワンタッチで剥がしたり、ドリブル仕掛けたり、試合のなかで勇気を持った場面を、田中選手のプレーで何度も見られたと思いますが、ご自身としてはどうでしょうか?
A:僕自身はそこが強みでもあるので、その回数を増やしていかないといけないと思っています。この前の大宮戦よりは自分としては増えた印象ですけど、そのシーンでチャンスをモノにできないとこういう結果になってしまうので、もっと勇気を持って足を振っていきたいです。もっともっと僕自身も良くなると思いますし、チームとしても良くなると思うので、試合は待ってくれないですけど、また3日間いい準備をして金沢戦に向かいたいと思います。
戦評
中3日で迎えるアウェイ連戦、6連敗のモンテディオは栃木SCと対戦したが、序盤に先制を許し、追う展開でスタート。後半早々にも追加点を決められ、田中渉のゴールで1点差に詰め寄ったが反撃はここまで。連敗は7に伸びた。
モンテディオは前節から先発4人を変更。南秀仁が4試合ぶりに先発復帰。右ウイングの國分伸太郎は2試合ぶりの先発。前節負傷で途中交代をした藤本佳希、チアゴ アウベスのポジションにはデラトーレ、5試合ぶり先発の加藤大樹が入った。
立ち上がりは3-4-2-1の栃木がハイプレス。それに対して、モンテディオはつなぎで対抗した。しかし、序盤は栃木の勢いが勝り、9分に味方のパスを自陣で受けた栃木・山田雄士が受けると、川井歩のアプローチもかわして前進し、スルーパス。抜け出した根本凌がゴール前まで運び、最後は切り返しで喜岡佳太とGK後藤雅明をかわして無人ゴールに流し込んだ。
前節同様に早い時間に先制を許したモンテディオは、相手の高い位置からのブロックに対して、やや後ろに重いビルドアップとなった。そのなかで、15分、中盤でパスを受けた南が縦にデラトーレとパスを送り、リターンを受けると今度は右方向の國分へ。國分はワンタッチでスルーパスを送るとデラトーレが抜け出したが、シュートはキーパーに弾かれた。さらにセカンドを拾い二次攻撃を仕掛けると、國分のマイナスのクロスに南がフリーのシュートシーンを迎えたが、ここはミートせず、枠には飛ばなかった。
モンテディオは立ち位置を変化させながら、次第にブロックをかいくぐるパスを増やしていく。20分には國分からのアーリークロスに加藤が入ってきたが、ここはミートせず。22分にも相手のパスミスを回収し、そのまま持ち運んだ加藤がクロス。しかし、デラトーレには届かず相手にクリアされた。
26分には栃木にボックス内までボールを運ばれ、混戦のなかで一瞬抜け出した安田虎士朗にシュートを打たれたが、ここは至近距離でGK後藤がニアへのシュートを左手で弾いた。
栃木は20分以降、ブロックを中盤で構えるようになった。そのため、モンテディオもゴール前のフィニッシュまで持ち込めずにいたが、前半の終盤に立て続けにチャンスを作る。
38分には小西雄大の長いパスに飛び出したデラトーレがシュートを放つが、ここはGK川田修平がセーブ。42分には小野雅史のくさびから田中、デラトーレとつなぎ、その間に潜り込んだ小野がシュートを放ったが、キーパーにキャッチされた。
両チーム交代なしで迎えた後半は、モンテディオが相手のアプローチをうまく交わしながらパスをつなぎ、田中のスルーパスに加藤が飛び出すシーンを作るが、ここは相手のクリアでCK獲得。そこからCKが2本続き、いずれもデラトーレがヘディングシュートを狙ったが決めきれなかった。
49分には田中が中盤で持ち出してミドルシュートを放ったが、ここもキーパーのセーブに阻まれた。52分にも押し込んだ状態から小西がクロスを入れ、跳ね返されたボールを田中がダイレクトで右足シュートを狙ったが、ここは枠を大きく外れることになった。
優勢に試合を進めていたモンテディオだったが、53分、福島隼斗の角度をつけたクロスから根本にオフサイドギリギリで抜け出され、フリーで枠内に沈められた。
2点のビハインドとなったモンテディオは、59分に一気に3枚替え。川井、國分、加藤に代えて、山田拓巳、イサカ ゼイン、河合秀人が投入された。2点リードの栃木がやや引いて構えるなか、モンテディオは押し込みながら攻撃を続行。時折カウンターを受けながらも失点を許さなかったが、逆に何度か奪ったCKのチャンスを生かすこともできなかった。
栃木は70分に3枚替えを行ったが、73分、モンテディオが引き続きボールをつなぐと、南のパスをライン間で受けた田中が前を向いて仕掛け、3人に囲まれながらボックスまで辿り着くと左足を振り切りゴールネットを揺らした。
1点差に詰め寄ったあと、モンテディオは小西から藤田息吹に代えて攻撃を続けた。76分にはセカンドボールを拾った田中がミドルシュートを狙うも、惜しくもわずかに右にそれた。80分にもイサカのマナスのクロスから田中がシュートを狙ったが、ここは枠をとらえられなかった。さらに82分には小野の折り返しからデラトーレがシュートしたがキーパーに阻まれた。
84分には小野に代えて今季初出場となる高橋潤哉を投入。山田を左サイドバック、藤田を右サイドバックに、ボランチには田中を落とし、前線を2トップにした。刻々と時間が少なくなるなか、アディショナルタイムにはセンターバックの野田を上げ、最後にはカウンター対応で残していた喜岡も前線に上げたが、セカンドボールを拾いきれず、なかなかシュートに持ち込むことができなかった。モンテディオは最後まで攻撃を続けたものの試合は1-2のまま終了した。
モンテディオの通算戦績は2勝7敗となり、勝点6で20位は変わらず。次節は中3日でホームにツエーゲン金沢を迎える。