[ 試合終了 ] | ||
1 | 前半 | 1 |
1 | 後半 | 0 |
- 7分 茂木 力也
- 81分 柴山 昌也
- 39分 チアゴ アウベス
メンバー
スターティングメンバー
GK | 1 | 笠原 昂史 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | 岡庭 愁人 | |
DF | 5 | 浦上 仁騎 | |
DF | 22 | 茂木 力也 | |
DF | 25 | 袴田 裕太郎 | |
MF | 7 | 小島 幹敏 |
90+2' |
MF | 8 | 栗本 広輝 |
60' |
MF | 16 | 石川 俊輝 | |
MF | 32 | 高柳 郁弥 |
60' |
MF | 48 | 柴山 昌也 |
87' |
FW | 28 | 富山 貴光 |
60' |
控えメンバー
GK | 40 | 志村 滉 | |
---|---|---|---|
DF | 17 | 新里 亮 |
90+2' |
MF | 6 | 大橋 尚志 |
87' |
MF | 15 | 大山 啓輔 |
60' |
MF | 39 | 泉澤 仁 |
60' |
MF | 49 | 大澤 朋也 | |
FW | 33 | 室井 彗佑 |
60' |
監督
相馬 直樹 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 26 | 川井 歩 | |
DF | 27 | 喜岡 佳太 | |
DF | 41 | 小野 雅史 | |
MF | 8 | 小西 雄大 | |
MF | 15 | 藤田 息吹 |
82' |
MF | 21 | 田中 渉 |
68' |
FW | 10 | チアゴ アウベス |
68' |
FW | 11 | 藤本 佳希 |
18' |
FW | 42 | イサカ ゼイン |
82' |
控えメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 6 | 山田 拓巳 | |
MF | 7 | 岡﨑 建哉 |
82' |
MF | 13 | 河合 秀人 |
68' |
MF | 17 | 加藤 大樹 |
68' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
82' |
FW | 9 | デラトーレ |
18' |
監督
渡邉 晋 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
7 | 9 | 16 | FK | 11 | 7 | 4 |
2 | 1 | 3 | CK | 2 | 0 | 2 |
1 | 0 | 1 | PK | 0 | 0 | 0 |
7 | 4 | 11 | シュート | 8 | 4 | 4 |
1 | 4 | 5 | オフサイド | 2 | 1 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 曇のち雨
-
- 気温
- 13.2℃
-
- 湿度
- 75%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 5,723人
-
- 主審
- 高崎 航地
-
- 副審
- 平間 亮、西水流 優一
-
- 第四の審判
- 西尾 英朗
監督コメント
■総括:
まずは、遠い大宮まで駆けつけてくれたサポーターに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
今、チームが置かれている状況を考えれば、引き分けでも駄目で、勝ちがマストの状況だったと思います。その中で引き分けすら、勝点1すらも取れなかったことに非常に残念な思いでいます。
ウォーミングアップアップで我々の選手が入った瞬間からアップが終わるまでずっとコールを続けてくれたサポーターがいて、そのサポーターの後押しを全身に受けながら、必ずサポーターに喜びを届けようぜという形でピッチに送り出しましたが、結果的にそれは叶わなかったことには、非常に悔しい思いでいます。
ただ、今、苦しい状況にいる中で、選手が何とかこの現状を打開しようというような姿勢、行動・言動というものが見えたので、そこはしっかりと拾ってあげないといけないと思っています。
そんな悠長なことを言っていられないというのも分かりますが、そういった変化はしっかりと見逃さずに、前に進める要素であれば、それをしっかりと拾って繋げていくのが自分の仕事だとも思っているので、次前を向いて選手と一緒に進んでいきたいと思います。
■質疑応答:
Q:試合前にサポーターの前で挨拶されていました。その時の思いを聞かせてください。
A:こういう状況だけれども、何とか選手の背中を押してほしいというようなことは伝えました。
言葉としてサポーターが今日掲げてくれたものもありましたし、それは私自身も同じ気持ちでいると。選手にもそれはしっかりと伝えていると。だから本当に難しい状況だけれども、何とか俺たちのことを信じて背中を押して欲しいということは伝えました。そういう思いであのような挨拶をしました。
Q:田中渉選手が今シーズン初先発されましたが、あの起用についてきかせていただけますか?
A:チームのポジションの編成上、今シーズンはずっとキャンプからボランチでプレーすることが多くて、それでも彼が意欲的に取り組んでいたのは見ることができました。ただこの間のゲームで、途中からとはいえトップ下で出て、あれだけのものを見せてくれましたから、今回彼の良さは出るだろうなと期待をして、背中を押して送り出したつもりです。いくつかボールロストがありましたけれども、前を向いたときに彼らしい仕事ができたのかなと思っています。
ただ、一つ二つ持ってしまって、前の選手を走らせてはいるんだけれども、相手の背中を取るところまでいかなかったシーンが何度かあったので、渉に限らずなんですけど、そのあたりはまた全員に共有できたらと思います。
Q:前半の途中や後半の途中でタイミングがあれば選手を呼んでかなり話し込んでいる時間がありました。やはりまだ始まったばかりで、試合中も修正しながら取り組んでいたのでしょうか。どのような話をされていましたか?
A:若干ポジションの変更とか、立ち位置の変更をしました。それに伴って、ピッチの中で全員に伝えなければいけないので、それを伝えられるような選手を呼んで、こういった形に変えていこうというような話をしました。
これは今日に関して言うと、一方通行ではなくって、やっている選手たちの方からも、「ちょっとこういう方がいいと思うんだけど」という話もあったので、そういう時は僕の経験上、本当にみんなが何か良くしようとか、チームのやろうとしていることを理解しているからそういう発言が出てくると思います。
そういうものが今まではなかなか出てこなかったのが、少しでもそういう行動として起きたのは、僕はプラスだと思うので、そこは何とかいい形で拾って汲み取ってあげていきたいなと思います。
Q:今日も失点が2点ありました。今日守備を修正した点と遂行できなかった課題はありますか?
A:大宮さんの配置というか、システムも含めて、今まではツートップで来ていたのが、怪我もあってトップ下に小島選手を置いたところは、我々が想定して準備していたものと違うところがありました。
それは、本来我々がやろうとしたことをうまく守備において出せなかったというミスマッチがあったというのは事実です。
それに対してどうしましょうかというようなところのアクションを我々がやった先に、いいシーンもいくつかあったんですけども、いかんせんぶっつけ本番みたいなところもあったので、その点に関しては、もう少しトレーニングしなければいけないなと感じています。
ただ、前半立ち上がりの失点は、もう1回映像見てしっかり振り返りたいです。自分たちが硬くなるのは、大いに予想がついた中での立ち上がりの失点というもので、ちょっと精神的にも重くのしかかってしまったなというのがありました。あそこで失点せずに、時間をしっかりと進めることができたら、もっともっと我々の構成というものが効果的になったのかなと感じています。
もうこれは攻守一体なので、その辺のところももう1回映像を見て検証していきたいと思います。
Q:今日、守備の出足が非常に良かったと思います、リスクもありながらあれだけ前に出られたというのはどういったことを働きかけたからでしょうか。
A:迷うんだったら行けと。そもそも迷わずに行けという話は今週のトレーニングと今日のミーティングでしていました。多、勝ちが続いていたり、負けが込んでいたりする状況でなければやれていることがここ数試合できてなくて、いわゆる腰が引けてしまうような状態、自分が抜かれたくないからだとか、そういうのは続いていたと思います。ただ、それをやるがあまりに後ろも決まらなくなってしまうので。そこで「俺行ったらいいの?どうなの?」と迷うぐらいだったら行けと。そもそも迷わずに行けと。いうような形で選手たちを送り出しました。
ただ、後半の15分過ぎぐらいからですかね。ちょっとそこも行けなくなってしまったので、それはものすごく勿体なかったなと思っています。
でも、これは先ほど申し上げたように大宮さんの立ち位置が変わっているところからくる我々のアクションでのミスマッチもあるので、ここはやり込んでいくしかないですね。
ただその意識や姿勢は選手が見せてくれたので、何とかそれをゲームの中でいい方向に繋げていきたいと思います。
選手コメント
No.21 田中 渉 選手
Q:初先発になりましたが、試合を振り返ってください。
A:素直に悔しいですし、個人としても良さを消されてしまったのかなという印象です。
Q:今日、トップ下のポジションでやろうとしたことは?
A:とにかく受けたときに前を向いて、フォワードの選手だったり、ウイングの選手だったりを使うところは意識してやっていたんですけど、そこの回数も少なかったと思います。そこが自分の良さでもありますし、それをもっと1試合で出していければ怖い選手になっていけるのかなと思います。
Q:監督交代後、初の試合になりましたが、監督が交代したことでチーム、個人への影響はどうでしたか?
A:難しい状況の中での監督交代でしたし、この3日間ですべてを修正することができない中で、まず目の前の相手に勝つことだったり、勝負にこだわるところ、球際で負けないことだったり、走力で負けないところだったりというところは監督にも言われていましたし、全員で意識して今週やってきました。
Q:今日得られた手応えはありますか?
A:失点した中で追いつけたというところは、自分たちが折れないぞというところを示せたと思います。でも、そこからもう1点、もう2点奪うパワーがチーム全体としても、僕個人としても足りなかったと思います。
Q:まだ田中選手にボールが入る回数が少ないかなと思いますが、あのポジションでやることで、ボールをもらう回数は減るかなと思いますが、どう考えていますか?
A:確かにボランチのときより減るというのはありますけど、逆にそこで受けたときに、僕がもっとチャンスを作っていかないといけないですし、そこのシーンでセンターバックやボランチからボールを引き出すという要求もまだまだ足りないところだと思うので、そこをもっと試合の中で改善していければと思います。
Q:いつ頃、スタメンと分かったのですか?
前日ぐらいから準備はしていました。
Q:気合いは入りましたか?
A:そうですね、気合いは入りましたけど、そこで気負い過ぎず、自分のいつも通りのプレーをすれば、いいプレーをする自信はあったので、そこは意識していました。しかし、そこが出せなかった部分も多かったので、まだまだ改善していかないと、個人としてもチームとしても上に行けないのかなと思います。
Q:よくない部分というのは、周りとの連係面ですか?
A:そこもありますし、自分自身の受けたあとの判断だったり、味方をもっとうまく使って、自分でフリーになったり、味方との連係については、僕自身が味方に発信して、自分がやりやすいようにやっていくというところも大事だと思うので、そこはもっと練習からやっていきたいです。
Q:チームとして勝つために考えていることはありますか?
A:ゴール前での思いきりのよさだったり、守備陣がしっかり守ってくれていることもありますし、そこで攻撃の選手があと1回のチャンスを決めきるところであったり、細かいところですけど、そういう際の部分で相手に勝つことが試合に勝つことにもつながってくると思います。
選手コメント
No.8 小西 雄大 選手
Q:1試合通してどうでしたか?
A:新しいことにチャレンジしている中で、できたこともあれば、できなかったこともたくさんありましたし、その中でこういう試合を勝ちきれなかったというのは、すごく悔しいです。課題がたくさんありますけど、試合に勝つというのがまず第一なので、やりたいことがあるというのは前提ですけど、そこにとらわれ過ぎず、まずは目の前の相手にどう勝つか、ナベさん(渡邉 晋監督)も言ってましたけど、まず勝つことに集中して、その中で自分らの理想のサッカーというのをできるようにやっていければいいのかなと思っています。
Q:攻撃でもチャンスを多く作れたと思いますし、いい守備もありましたが、手応えは?
A:選手個人個人の状況判断がよくなったというのはありますし、相手を見てしっかり判断していますし、その中でもっと必然的にチャンスを作り出せるんじゃないかなというのは、僕自身も思っています。そこの積み上げというのはまだ始まったばかりなので、なかなかできてないところですが、ベースというところは、今日試合の中でも少し出せたのかなと思います。
Q:今日は攻撃で可変するかなと見ていましたが、逆に守備でも中盤を5枚にするなど試合の中で変化していきました。準備していたものが出せましたか?
A:前半に、少しサイドのところで突破されることが多いなと自分も感じていて、それを少し監督に、中で感じていることを伝えました。練習から少しやってはいましたが、それもオプションのひとつであって、そっちのほうが僕は相手のやり方的には合うのかなと思って、ナベさんもそれに対応してくれて、変えてからは前進されることは少なかったと思います。次、どこでプレスをかけるかというところが少し課題になってくるところで、そこはまだチームとしてできてないところだったので、これからそこは練習でやっていくと思います。次の試合はすぐ来るので、そこは練習だけじゃなく、選手間で映像を観て話すことも大事になってくるのかなと思います。
Q:やり方が変わって1試合目でしたが、試合を重ねるごとによくなっていく手応えはありますか?
A:よくしていかないといけないですし、あとは内容だけよくなっても意味がないので、全員で結果にこだわってやっていけたらなとは思います。
Q:次は中3日ですが、またアウェイですね。
A:そうです、アウェイが続きますけど、ここで試合を落として、どう自分らが次にアクションを起こせるかだと思うので、強い気持ちでやることと、あとはチームとして整理しないといけないこと、個人としてやらないといいけないことというのを次の試合まで、時間はないんですけど、本当に全力でそこをやるだけだと思うので、いまからしっかり準備していけたらなとは思います。
Q:確認ですが、中盤5枚は小西選手の発信だったということですね。
A:そうですね。「5枚にしてもいいんじゃないですかね」というのは伝えました。恐らくナベさんもそのように思っていたと思います。そこは練習からやっていましたし、自分もそのオプションがあるというのが分かっていたので、今日はそのほうがいいんじゃないかなと思い話をしました。
戦評
5連敗、そしてピーター クラモフスキー前監督の契約解除を受けて、渡邉晋新監督のもとでの初戦は、アウェイで大宮アルディージャと対戦。前半を1-1で折り返すも、後半にPKを献上し、1-2で敗れ、連敗は6となった。
先発フオーメーションはこれまで同様の4-3-3でスタート。左サイドバックには小野雅史が古巣相手に2試合ぶりの先発出場。もう一人、古巣の西村慧祐は契約の関係で出場できず、センターバックには喜岡佳太が今季初先発初出場。トップ下の田中渉もこの試合が初先発となり、右にはイサカゼインが4試合ぶりの先発となった。
5連敗からの脱出をめざすモンテディオは、今季ホームで3戦全勝の大宮と同様に、立ち上がりはシンプルに長いボールを入れ合い、球際やセカンドボールの奪い合いとなった。互角の立ち上がりかと思われたが、7分、大宮はCKの流れからペナルティーエリア内に再度ボールを送り込むと、最後は茂木力也のシュートが枠内に飛び込んだ。
リードした大宮はホームでさらに勢いを増す。モンテディオもボールに正面からアプローチをかけて対抗するが、藤本佳希が負傷でプレー続行が不可能となるアクシデントがあり、18分にデラトーレと交代となった。
その後、モンテディオは守備では高い位置から圧力をかけ、ボール保持の時間も徐々に増やしていくと、田中からの効果的な展開も増えていった。20分には小野のクロスに入り込んだイサカがシュート。33分には田中が背後にクロスを上げ、飛び出したデラトーレに収まればビッグチャンスという場面を作った。その直後には小野からのロングフィードを受けた川井歩のクロスにチアゴ アウベスがダイレクトで合わせたが、ここは枠の左にそれた。
果敢な攻撃がようやく実を結んだのは39分。左サイドでチアゴとデラトーレがパス交換をしながら縦に突破。最後は中央からチアゴがシュートを決めきった。大宮はこれがNACK5スタジアムで喫した今季初の失点となった。
ハーフタイムに激しい雨が降り、ピッチがより水を含んだ状態となった後半、まず大宮がモンテディオゴールに迫った。50分、富山貴光にペナルティーエリア内に入られシュートを打たれたが、ここはGK後藤雅明が好セーブで防いだ。その4分後、今度はモンテディオに決定機。小西雄大のくさびを受けたデラトーレがターンからシュート。しかし、ここはキーパーに弾かれ、勝ち越しゴールはならなかった。
その後は互いに攻撃を仕掛けるも、シュートに行き着くまでに相手の守備が食い止めるシーンが続いた。60分には大宮が3枚替え。特に左サイドに入った泉澤仁の仕掛けにモンテディオも何度かクロスを許したが、懸命に跳ね返し、74分に岡庭愁人に撃たれたシュートは枠をそれた。
モンテディオも68分に2枚替え。田中、チアゴに代えて河合秀人、加藤大樹を投入。その直後の69分、川井のクロスから加藤がヘディングシュートを放つチャンスを作ったが、ここはキーパーの正面。73分にも河合のパスから左サイドの加藤がシュートを放つが、キーパーに弾かれた。直後のCKでもイサカがゴール前に入れたボールをデラトーレがヘディングで合わせたが、これは枠をとらえきれなかった。
互いにオープンな展開が増え、ゴール前での攻防も多くなっていたが、モンテディオは押し込まれた時間帯にペナルティーエリア内で相手を倒したとしてPKを与えると、81分、これを柴山昌也に決められ、再びリードを許した。
モンテディオはこの直後、藤田とイサカに代えて、今季初出場となる岡﨑建哉と、國分伸太郎がピッチに入った。モンテディオはブロックを引いて構える大宮に対して押し込み、ボールを出し入れするが、シュートまでは辿り着けず。アディショナルタイムに入り、前線にシンプルに当てたり、喜岡を前線に上げてターゲットを増やしたり策を講じたが、最後まで追いつくことができなかった。
6連敗となったモンテディオは、通算戦績が2勝6敗、勝点6となった。