[ 試合終了 ] | ||
1 | 前半 | 1 |
0 | 後半 | 2 |
- 19分 小森 飛絢
- 45分 イサカ ゼイン
- 62分 デラトーレ
- 83分 チアゴ アウベス
メンバー
スターティングメンバー
GK | 1 | 新井 章太 | |
---|---|---|---|
DF | 6 | 新井 一耀 | |
DF | 13 | 鈴木 大輔 | |
DF | 24 | 矢口 駿太郎 |
70' |
DF | 36 | 松田 陸 | |
MF | 4 | 田口 泰士 |
70' |
MF | 5 | 小林 祐介 |
76' |
MF | 10 | 見木 友哉 | |
MF | 25 | 末吉 塁 |
86' |
FW | 9 | 呉屋 大翔 |
70' |
FW | 41 | 小森 飛絢 |
控えメンバー
GK | 33 | 近藤 壱成 | |
---|---|---|---|
DF | 26 | 西久保 駿介 | |
DF | 30 | 田邉 秀斗 |
70' |
MF | 2 | 髙橋 壱晟 |
70' |
MF | 8 | 風間 宏矢 |
70' |
MF | 14 | 椿 直起 |
76' |
FW | 39 | 新明 龍太 |
86' |
監督
小林 慶行 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 4 | 西村 慧祐 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 26 | 川井 歩 | |
DF | 41 | 小野 雅史 |
90+3' |
MF | 15 | 藤田 息吹 |
73' |
MF | 18 | 南 秀仁 | |
MF | 49 | 後藤 優介 |
73' |
FW | 9 | デラトーレ |
80' |
FW | 17 | 加藤 大樹 |
73' |
FW | 42 | イサカ ゼイン |
控えメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 6 | 山田 拓巳 |
90+3' |
DF | 27 | 喜岡 佳太 | |
MF | 8 | 小西 雄大 |
73' |
MF | 10 | チアゴ アウベス |
73' |
MF | 13 | 河合 秀人 |
73' |
FW | 11 | 藤本 佳希 |
80' |
監督
ピーター クラモフスキー |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
8 | 10 | 18 | FK | 19 | 11 | 8 |
4 | 2 | 6 | CK | 5 | 1 | 4 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
13 | 6 | 19 | シュート | 12 | 4 | 8 |
2 | 0 | 2 | オフサイド | 4 | 3 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 曇
-
- 気温
- 12.5℃
-
- 湿度
- 23%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 9,203人
-
- 主審
- 野堀 桂佑
-
- 副審
- 林 可人、関谷 宣貴
-
- 第四の審判
- 西山 貴生
監督コメント
■総括:
いいフットボールの戦いだったと思いますし、2つの良いチーム同士の戦いになったと思います。そして、ゲームの中で両チームにとっていろいろなチャレンジがあったと思います。
千葉のことを本当にリスペクトしていますし、ホームで非常に気持ちの入った戦いをしていたと思います。我々はアウェイでの戦いが難しくなるとは予期していましたし、その中でパフォーマンスを出してくれた選手たちを誇りに思います。
そして、このアウェイの地に駆けつけてくれた多くのサポーターが95分間、我々を応援し続けてくれました。本当に感謝したいと思います。その中で、我々が勝ちに値するしっかりとしたパフォーマンスを出せたと思いますし、自分たちのフィットネスの部分、インテンシティの部分、ハードワークする部分をしっかり出せたと思います。
これは選手やコーチングスタッフが毎日高めていこうとハードワークした賜ですし、今日の試合でその報いを受けたと思います。
Q1:前半、千葉さんのプレッシャーに苦しめられて、ビルドアップの質が伴わなかったと思います。後半に向けて修正したところを聞かせてください。
一番良い前半のパフォーマンスではなかったことは自分たちも理解しています。それはフットボールでは起こりうることだと思っています。同時に千葉の良いフットボールをリスペクトしております。もっとレベルを上げて自分たちのパフォーマンスを出さなければいけないと意識していました。
我々の解決法は、自分たちが毎日取り組んでいることだと分かっていますし、選手たちもそれを理解してプレーしていました。選手たちは献身的に戦い続けましたし、信念を持って我々のフットボールを戦ってくれたと思います。それもあり、ゲームをひっくり返すことができましたし、突き放すこともできました。勝ちに値するものが出せたと思います。
Q2:イサカゼイン選手について。前節はアシストを決めて、今節は1ゴール。新加入選手の中でも特にチームにフィットして自分の役割を発揮できていると思います。その評価とフィットできている要因を聞かせてください。
我々のフットボールへの能力や特徴を持った選手です。彼はハングリーな選手ですし、もっと良い選手になっていきたいという意識が非常に高い選手です。それは今我々の環境にいる全選手が反映しているものだと思います。
ゼインがすごく良いパフォーマンスを出したことは100%そうだと思います。その中で新加入選手の西村、小野も非常によくやったと思いますし、我々のチームは一人に頼るのではなくてチームとしてパフォーマンスを出していくこと、それを11人で出せたことが良かったと思います。
Q3:開幕連勝がクラブとして初めてで、また一つ歴史を築いたと思います。その点はいかがですか?
千葉戦前の記者会見でも聞かれました。良いことを達成できたと思っていますし、グループで歴史を塗り替えられたことが良かったと思います。ただ、本当に多くのサポーターがここにきて応援してくれたことに感謝したいと思っております。彼らのサポートが我々の勝点3に力を貸してくれたと思いますし、彼らの応援が本当に素晴らしかったです。彼らがいたからこそ、開幕第1節、そして2節目を勝ち、連勝を飾れたと思います。それはこのクラブにとってアウェイの戦いが続く非常に難しいものだとも思っております。我々は止まることなく、3つ4つと連勝を伸ばしていけるように、継続していきたいと思います。
選手コメント
No.42 イサカ ゼイン 選手
Q1:得点シーンを振り返ってどうでしたか?
カウンターみたいな場面で、取ってから前に速くというのを意識していたので、狙っている形が出た場面のひとつだったとは思います。
Q2:相手ディフェンスとの距離を測りながらうまく打てたと思いますが、そのあたりはどういう意図でしたか?
あの位置からスピードで剥がすのはまだ無理かなと思ったのと、あの距離感だったので、ちょっとタイミングをズラして打とうかなという感じでした。
Q3:前半はショートカウンターを受けて、かなり嫌な展開だったと思いますが、どのように見ていましたか?
流れはあまりよくなかったと思いますし、自分たちの求めているものはできなかったと思いますけど、最少失点で抑えられたので、このチームなら逆転できる力はあるなと思っていましたし、そういうチャンスは絶対に来ると思って、粘り強く戦うというのは考えていました。
Q4:どういった要素があって逆転できたと思いますか?
前半のうちに追いつけたのは大きかったですし、後半、イーブンになった展開から入れて、もう1回、自分たちのやってきたこと、激しさだったり、そういった部分で相手に負けないというのを意識しながらやれたからこそ、自分たちのサッカーができたのかなと思います。
Q5:山形は開幕からアウェイが続くなかで、これが初の開幕連勝になりましたが、今後もアウェイが続くなかでも非常に勢いに乗っていけるのではないですか?
あれだけサポーターが来ているので、ホーム・アウェイというのはあるのかもしれないですけど、アウェイでもサポーターの後押しというのはありますし、そういう意味ではあまり気にしてはない部分もあるので、ホームの試合は楽しみですけど、場所がどこであろうと勝つというのを意識してやっていきたいなと思っています。
Q6:長いキャンプ生活が続いていますが、気分転換など気をつけていたことはありますか?
練習の時間と練習じゃない時間の切り替えというのは大事だと思いますし、練習じゃない時間でもチームメートがいるというのは、逆にプラスに使える部分もあると思います。僕に関しては新加入ですし、そういうコミュニケーションの時間が取れたというのは大きかったと思います。
選手コメント
No.9 デラトーレ 選手
Q1:2戦連続ゴールになりましたが、率直な心境を教えてください。
すごくうれしい気持ちです。自分のゴールでチームを勝利へ導くことはすごく気分がいいし、これからも向上できるように頑張っていきたいです。
Q2:ボールをもらって、どういう狙いのシュートでしたか?
加藤大樹選手から、すごくいいパスをもらいました。自分がプルアウェイして、シュートができるスペースを作って、いつも練習している通りの狙ったシュートでした。
Q3:甲府戦の後半にヘディングシュートを打ちました。相手のマークを外す動きがよくなった印象ですが、何か取り組んでいることはありますか?
以前、ブラジルで一緒に仕事をした選手たちから、日本で成功するためにはギャップを大事にやっていくと良いとアドバイスを受け、本当にその通りになりました。相手のギャップをどう取るのか。前節の甲府戦は得点を取れなかったですけど、ゴールを決めたことはすごく良かったと思います。
Q4:前半はかなり苦戦しましたが、イサカ選手の同点ゴールでデラトーレ選手自身も乗れた印象はありますか?
試合の序盤には少し苦労しましたが、ゼインのゴールで僕たちの自信につながったと思いますし、ハーフタイムにピーターさん(クラモフスキー監督)から修正しなくてはいけない部分の指摘も受けましたし、後半からすぐに切り替えができたことが良かったです。すごく難しい試合で、ジェフさんはすごいいいチームだったので、全員のパフォーマンスで勝利できたことは心強く、うれしく思っています。
Q5:ゴール後のゆりかごダンスは、デラトーレ選手がみんなに呼びかけたのですか?
僕たちが予定していたゆりかごでした。キャンプの間に3選手に子どもが生まれたのですが、やる機会がなかったので。僕たち、キャンプのなかでは、家族よりチームメートと過ごす時間が長いので、その3人のために試合前に予定していて、彼らのためにゆりかごができたことをすごく嬉しく思います。
Q6:山形はこれまで開幕2連勝がなかったのですが、新たな歴史を築いたということについてはどうですか?
その歴史を全員で刻んだと思います。キャンプの間に全員がすごくハードワークしたので、前シーズンから残った選手とか、新たに加わった選手とか、キャンプの間にすごくハードワークしましたし、全員がお互いに助け合いながらサッカーしていることはアキラだと思います。今回2連勝しましたが、これからも山形の歴史に刻むようなことを達成していきます。
選手コメント
No.10 チアゴ アウベス 選手
Q1:キャンプから取り組んでいるセットプレーからの初ゴールになりましたが、どんな狙いでしたか?
セットプレーのトレーニングはチームが良いトレーニングを重ねてきたので、コーチの狙い通りにできたと思いますし、試合の結果に直接影響があったんじゃないかなと思います。
Q2:前節に続くゴールでチームを勝利に導きましたが?
この2試合のことはうれしいですが、もう次の試合のことを考えています。
Q3:開幕2試合連続ゴールは初めてですか?
憶えてないですけど、おそらく初めてだと思います。
Q4:いいシーズンの滑り出しになったのではないですか?
シーズンオフにすごくいい準備ができたので、それが結果に表れていると思います。自分のこと以上に、チームが勝つことは大事なことなので、次の試合もまたなにがしかの貢献をしてチームが勝つことに向けて頑張っていきたいと思います。
選手コメント
No.4 西村 慧祐 選手
Q1:前半は相手のプレッシャーに苦しめられた時間帯だったと思いますが、そのあたりはどうでしたか?
千葉のアグレッシブな感じと、水を撒いてない芝でやりにくかったのはあります。プレッシャーにつかまるところもあったし、ミスもあったので、なかなか思うようにいい時間を過ごせなかったです。1失点してしまいましたけど、チームとして我慢できたところが逆転勝ちにつながったのかなと思います。
Q2:後半はどのように修正しようとしましたか?
後半に相手(の運動量)が落ちるというのは想定していたので、うちの時間が増えるというのと、少しプレッシャーに対してチームとして立ち位置を変えました。そこがうまくいった部分といかなかった部分がありましたけど、結果的にセットプレーからも点が取れたので、こういうゲームをモノにできたのは大きかったと思います。
Q3:西村選手としては、千葉のプレッシャーをうまくかわせて勝てたという印象ですか? うまくかわせなかったけど結果につながったという印象ですか?
まだまだよくなる部分もあると思います。欲を言えば、もうちょっと自分たちのパスのスタイルを貫いて剥がしていきたかったのですが、こういうゲームは今後も少なからず出てくると思うので、そのなかでも焦れないということが大事になってくると思います。まずはこういうゲームを勝ちきることだと思います。
Q4:西村選手自身はチームのやり方に馴染めていますか?
チームのめざすサッカーを理解しているつもりですけど、まだまだ自分がよくなる部分がたくさんあると思うので、現状に満足することなくもっと上を目指したいですし、途中から入るのとスタメンで出るのとは全然違う試合の入り方になるので、今日はスタメンで出た試合ですけど、あまり気負わずに、あまりプレッシャーをかけ過ぎずに、いい部分もあったし、もっともっとやれる部分もあるので、さらによくなるように改善していきたいと思います。
戦評
開幕戦に勝利し、クラブ史上初の開幕連勝を狙うモンテディオ山形は、ジェフユナイテッド市原・千葉と対戦。先制を許したものの前半のうちに追いつき、後半も2点を追加。3-1で逆転勝利を飾った。
モンテディオは前節負傷の熊本雄太から西村慧祐に変更したメンバーで臨んだが、ボールが走らないピッチに思うようなパスの連係が見られず、それを狙った千葉のハイプレスに苦戦した。
6分にはトラップミスからショートカウンターを受け、クロスから小森飛絢にシュートを打たれたが、ここはミートせず。その後もFKから鈴木大輔にヘディングシュート狙われるなど、自陣でプレッシャーを受けながらの厳しい時間が続いた。
なんとか流れを呼び戻したいモンテディオだったが、19分、中盤でのパスをインターセプトされてカウンターを受け、ペナルティーエリアに入り込んだ小森に先制ゴールを決められた。
その後も自陣のビルドアップで千葉のハイプレスを受ける時間はさらに続き、38分にはバックパスが短くなったところを狙われる危ないシーンや、43分にはやはり中盤のインターセプトから見木友哉にポスト直撃のシュートを打たれるシーンもあった。
ここで追加点を許せば苦しい試合になるところだったが、なんとか凌ぎ迎えた45分、中盤で南秀仁から右へサイドチェンジのボールが渡り、これを受けたイサカゼインがゴールへ向かってドリブル。ボックス内に入ったところで右足を振り抜き、貴重な同点ゴールを奪った。
試合を振り出しに戻して迎えた後半も、千葉はハイプレスでモンテディオのビルドアップに圧力を加えたが、モンテディオも大苦戦した前半から修正し、攻撃機会を増やす。51分には加藤大樹が左からクロス。57分にはロングフィードを受けたイサカがペナティーエリア内で倒されるが判定はノーファウルとなった。
その直後には、スルーパスに抜け出した小森にシュートを許し、クロスバーに跳ね返る危ないシーンもあったが、モンテディオも中盤のショートパスがつながり始めると、62分、中央の加藤から左へ展開されたボールを、開いていたデラトーレがフリーで受け、中へ入りながらミドルシュートを枠内に決めきった。
デラトーレの2試合連続ゴールで逆転に成功したモンテディオは66分にもゴール前に詰めたデラトーレ、さらにイサカとシュートを放つが、ここは決めきれず。
70分には千葉の3枚替えに続き、モンテディオも73分に3枚替えを敢行。藤田息吹、後藤優介、加藤に代えて小西雄大、河合秀人、チアゴ アウベスがそのままのポジションに入った。
78分には千葉にロングフィードからゴール前でシュートを狙われたが、ここは小西などが懸命に体を張って防ぎきった。その後、80分にはデラトーレから藤本佳希にカードが切られた。
前線の藤本、河合のプレッシングが千葉のバックパスのミス。ボールがそのままゴールラインを割ってモンテディオがCKを獲得した。するとその83分のCKから、ショートコーナーを受けた南が小野にボールを戻すと、小野がゴール前にクロス。これをチアゴが足で合わせ、追加点を奪った。
リードを広げたモンテディオは千葉に押し込まれる時間を作られたものの、アディショナルタイムには小野を山田拓巳に交代。反撃を許さずに試合を締め切った。
モンテディオは1999年のJリーグ参入以降、初の開幕連勝を達成。週明けからは山形でのトレーニングを再開し、さらに続くアウェイ2試合に臨む。