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ヴァンフォーレ甲府
ヴァンフォーレ甲府
1
[ 試合終了 ]
0 前半 1
1 後半 1
2
  • 70分 武富 孝介
  • 9分 デラトーレ
  • 77分 チアゴ アウベス
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

ヴァンフォーレ甲府

スターティングメンバー

GK 1 河田 晃兵
DF 2 須貝 英大
DF 4 山本 英臣
DF 13 三浦 颯太

80'

DF 40 エドゥアルド マンシャ
MF 10 長谷川 元希
MF 18 鳥海 芳樹

63'

MF 24 松本 凪生

63'

MF 26 佐藤 和弘
FW 28 水野 颯太

46*'

FW 99 ピーター ウタカ

80'

控えメンバー

GK 33 山内 康太
DF 23 関口 正大

80'

DF 49 井上 詩音
MF 8 武富 孝介

63'

MF 17 品田 愛斗

63'

FW 9 三平 和司

80'

FW 15 飯島 陸

46*'

監督

篠田 善之
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 3 熊本 雄太

32'

DF 5 野田 裕喜
DF 26 川井 歩
DF 41 小野 雅史
MF 15 藤田 息吹
MF 18 南 秀仁
MF 49 後藤 優介

90+4'

FW 9 デラトーレ

74'

FW 17 加藤 大樹

74'

FW 42 イサカ ゼイン

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 4 西村 慧祐

32'

DF 6 山田 拓巳
MF 8 小西 雄大
MF 10 チアゴ アウベス

74'

MF 13 河合 秀人

90+4'

FW 11 藤本 佳希

74'

監督

ピーター クラモフスキー

スタッツ

90 45 total   total 45 90
5 2 7 FK 11 3 8
3 4 7 CK 4 1 3
0 0 0 PK 1 0 1
4 5 9 シュート 11 6 5
0 1 1 オフサイド 2 1 1

試合環境

  • 天候
  • 気温
    15.8℃
  • 湿度
    20%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    9,573人
  • 主審
    大坪 博和
  • 副審
    金井 清一、竹長 泰彦
  • 第四の審判
    藤澤 達也

監督コメント

<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>

■総括:

良いフットボールのゲームだったと思います。自分たちにとって力強いパフォーマンスを出せていたことが大事で、ハードワークをしながら良いフットボールを試合の中で出せていました。
学べる点としては、もう少し得点できそうなときに決めきれればよかったと思っております。
特に前半の段階で2-0にできるチャンスがありました。ハーフタイムで1-0の状況になってしまった。そこは自分たちがこれから改善していかなければいけない点だと思います。
しかしながらその中でもパフォーマンスは出せていて、その選手たちを誇りに思います。
ここからしっかり回復をして、練習を積んで、次のアウェイの試合に向かいたいと思います。

 

ーーサッカーの積み重ねの差が出たと思いますが、いかがでしょうか。

 

そこは疑問の余地はないですし、私もそう思います。すごく良いパフォーマンスを出していたと思います。数多くの決定機を作ることもできていて、ポストに当たることもありました。
それは選手やスタッフがハードワークしてここまでやってきた成果だと思いますし、良い開幕戦を迎えることができたと思います。クラブ全員がそれに値することをやってくれました。
重要なことはこれで満足することなく、まだまだ全ての要素で磨いていく、まだまだやっていくことだと思います。
その中で今日は、守備を強く行けていた部分もありました。攻撃でもうまく自分たちが出したいプレーができたと思っています。
ただ、まだまだやることが全ての要素において多くあると思っています。我々のファンがワクワクして、彼らが我々を見て誇りに思えるような戦い方をしていければ良いと思いますし、今日はそれができたと思います。
こういった戦い方を毎回できるようにしていきたいと思っております。

 

ーー昨年の主力が4人くらい入れ替わりました。それによって戦い方はどのように変わりましたか?

 

そこは皆さんに確認していただければいいと思います。昨年中心となっていた選手たちが抜けました。彼らにとって今シーズンが良いシーズンであれば良いと思っております。
もっと重要なことは、今シーズン、自分たちの中で新加入選手も入ってきて既存の選手たちもいることです。自分たちがベストを尽くしていくこと、そして誰もが見たいと思えるような戦い方ができるように、去年よりももっと良いチームになれるようなところに焦点を置いていきたいと思っています。
その基盤となるのは、自分たちが毎日ハードワークして、毎日戦いながら磨きをかけていくということ、自分たちのやっていることを心から信じて戦っていくこと、そしてサポーターが見てワクワクするような、選手たちのプレーを見て誇りに思ってもらえれば良いと思っています。
今日はアウェイの地に多くのサポーターが足を運んでくれました。開幕戦という特別な戦いの中、タフな場所での戦い、もちろん甲府さんという良い対戦相手との戦いになりましたけれども、その中でサポーターの皆様の応援が我々の力になったと思っております。
今日ここに足を運んでいただいたサポーター、そして山形で中継をご覧になったサポーターに感謝したいと思います。

選手コメント

No.10 チアゴ アウベス 選手

No.10 チアゴ アウベス 選手

--率直な決勝ゴールの心境を教えてください。

 

あのゴールでチームを勝たせたことはすごく嬉しいです。

 

--試合のなかで、去年からの積み重ねは出せたと思いますか?

 

今シーズンの最初のほうでも何回かお伝えしていますが、去年の結果を越えようと思ってやってきました。今日の試合は去年からの積み重ねがゴールにつながったと思います。

 

--PK獲得の場面のドリブルと、PKを振り返っていかがですか?

 

1対1の場面で、本当はカットインしてシュートを狙おうと思いましたが、相手が対応してきたので、アウトに持ち出しところで相手の足が引っかかったのでPKになりました。

 

--PKは自身の今シーズン初のシュートでしたが、緊張などありましたか?

 

落ち着いていました。自分のベストを尽くすために来たので。今日は試合前に決勝ゴールを決めるという感覚がありました。昨日、安達壮トレーナーのマッサージを受けている時に「明日、2-1で勝って、俺が決勝ゴールを決めるぞ」と宣言しました。その通りの結果になってうれしく思います。よかったです。

 

--多くの山形サポーターが来ていますが、サポーターの前で敬礼ポーズができたのはうれしいですか?

 

サポーターの後押しが僕ら選手の力になると思うので、いつも通りに僕たちを最初から最後まで声援してくれて、ゴールを決めた後、みんなが僕の敬礼ポーズをしてくれてすごくうれしく思っています。

選手コメント

No.5 野田 裕喜 選手

No.5 野田 裕喜 選手

--試合を振り返っていかがでしたか?

 

先制点を幸先よく取れて、取ったあとに2点目、3点目を取りにいく姿勢はよかったのですが、決めきらない中、追いつかれてしまいました。勝ちはしましたが、ちょっと難しくなってしまったと思うので、2点目、3点目を取り行く中で、しっかり取りきるというのを課題としてやっていければなと思います。

 

--ピーター ウタカ選手への対応のところはどうでしたか?

 

自分のなかでは何回もやっているのでイメージできていましたし、クマくん(熊本雄太)にアクシデントがあって、(西村)慧祐に前半から代わりましたけど、そんな中でもコミュニケーションが取れて、いいプレーができたんじゃないかなと思います。

 

--西村選手と馴染むまで時間がかかったようでしたが、そのあたりはどうでしたか?

 

甲府さんもクマくんが代わったタイミングで、前から行くタイミングだと思って出てきたと思うので、ああいう時間帯もしっかり凌ぎながらできたんじゃないかなと思います。

 

--サポーターから多くの声援を送られたと思いますが、率直にどのように感じて試合に臨まれましたか?

 

本当に雰囲気よくできましたし、アウェイにも関わらず沢山の山形サポーターに足を運んでいただいて、すごい力になりますし、山形サポーターだけじゃなくて、甲府のサポーターの方もたくさん来て、1万人は超えてなかったですけど、良い雰囲気でできたことが、選手としてはすごく幸せだなと感じました。

選手コメント

No.18  南 秀仁 選手

No.18 南 秀仁 選手

--ホーム開幕戦まではあと3試合ありますが、どういった状態でホーム開幕戦を迎えたいですか?

 

自分たちがアウェイ4連戦を全勝して、山形に戻ってホーム開幕戦を迎えるというのがベストだと思っているので、それができればたくさんのお客さんも山形のホームに来てもらえると思うので、まずは4試合勝ちたいなと思います。

 

--1点目を取れたのがチームとしてなり大きかったと思いますが、あれが決まるのと、決まらないのとでは違った印象になりますか?

 

そうですね。前半に先制できたことはすごくいいことです。ただ、前半のうちにもう1点取れればベスな試合運びだったと思うので、まだまだ改善できるところはあるかなと思います。

 

--先制点の前後で硬さが取れた感じはありましたか?

 

僕の感触的には、そこまで硬さはそんなに感じませんでした。今日勝てたことで、次の試合からリラックスできて、それが結果的に良いプレーに繋がっていくと思います。

戦評

ついに今シーズンのJ2リーグが開幕。他の試合に先駆けて13:05にキックオフされたJ2リーグのオープニングゲームは、モンテディオ山形がホームのヴァンフォーレ甲府を2-1で下し、2017年以来、6年ぶりとなる開幕戦勝利を挙げた。

 

注目の開幕スターティングメンバーは、新加入選手が4人。センターバック・熊本雄太、左サイドバック・小野雅史、右サイドにイサカ ゼイン、そしてトップ下に後藤優介が入った。また、1トップにはデラトーレが起用された。

 

甲府は横浜F・マリノスと戦った1週間前のFUJI FILM SUPER CUP2023と同じメンバー、同じフォーメーションでスタート。2分には須貝英大、3分にはCKから佐藤和弘にミドルシュートを打たれた。モンテディオは、まずは後ろでボールを回して保持率を高めると、9分には前から圧力をかける相手の逆を突いて川井歩がロングボール。これを追ったイサカが快速を飛ばして一気に背後を取ると、グラウンダーの速いクロスをニアでデラトーレが完璧に合わせ、モンテディオが先制に成功した。

 

その後もモンテディオはボール保持率で圧倒しながらテンポよくボールを動かし、チャンスを量産していったが追加点はなかなか入らなかった。12分、インナーラップした川井のクロスはゴール前の混戦を生み出したが決めきれず、23分にもイサカのマイナスのクロスにフリーの後藤優介がシュートを狙ったが枠の外へ。29分にもイサカのクロスから加藤大樹がファーポストで合わせたが、これはオフサイドと判定された。

 

するとモンテディオにアクシデント。熊本がプレー中に足を痛め、プレー続行不可能となりそのまま退場。西村慧祐が代わって入ると、その直後のCKでは相手が触ったボールに反応してデラトーレがヘディングでシュートを放つもGKの正面に収まった。

 

前半の終盤は、甲府の前への圧力が増したことでピンチの展開が続いた。中盤でボールを失うと、甲府に縦に速い攻撃で攻め込まれた。35分にはミス絡みのボールを鳥海芳樹に蹴り込まれ、37分にはCKからヘディングシュートを受けた。続いて39分のCKでは、ピーター ウタカに押し込まれたが、オフサイドの判定で失点は許さなかった。

 

アディショナルタイムに入る前後には、デラトーレ選手に2度の決定機があったが、相手に当たってCKやポストに当たるなど、前半での追加点はならなかった。

 

後半も、甲府の立ち上がりの勢いを凌いだモンテディオが50分過ぎからペースを握る。後藤優介の左からのクロスにデラトーレがやや遠目からヘディングシュート、62分のCKでは西村がヘディングシュートを狙い、66分にはクイックリスタートからイサカのクロスに後藤優介が入ってきたが、シュートは枠をそれた。

 

すると70分、CKを獲得した甲府は武富孝介がヘディングでシュートを決め、試合は振り出しに戻った。

 

74分、デラトーレから藤本佳希、加藤大樹からチアゴ アウベスへの2枚替えを行うと、その2分後、左サイドでボールを受けたチアゴが相手と1対1になり、ペナルティエリア内で縦に仕掛けたところを倒されてPKを獲得。77分、これをチアゴ本人が決めて再び勝ち越した。

 

その後の展開は、運動量が落ち甲府に押し込まれる時間も多くなったが、交代は終了間際に後藤優介から河合秀人のみ。このまま1点のリードを保ち、試合を終えた。

 

優勝を今シーズンの目標に掲げるモンテディオは、さまざまな手段を講じながら開幕戦に万全の準備で臨み、17年以来の開幕戦勝利につなげた。ここからはキャンプ地の市原に戻り、第2節のアウェイ・ジェフユナイテッド市原・千葉戦に備えることになる。