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大分トリニータ
大分トリニータ
0
[ 試合終了 ]
0 前半 1
0 後半 2
3
  • 49分 オウンゴール
  • 45+5分 ディサロ 燦シルヴァーノ
  • 90+2分 チアゴ アウベス
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

大分トリニータ

スターティングメンバー

GK 44 吉田 舜
DF 3 三竿 雄斗
DF 15 小出 悠太
DF 31 ペレイラ
MF 8 町田 也真人

34'

MF 11 下田 北斗
MF 17 井上 健太

81'

MF 27 梅崎 司

62'

MF 39 増山 朝陽
MF 43 弓場 将輝

81'

FW 40 金崎 夢生

62'

控えメンバー

GK 1 高木 駿
DF 2 香川 勇気
MF 10 野村 直輝

34'

MF 21 エドゥアルド ネット

81'

MF 23 中川 寛斗

62'

MF 50 屋敷 優成

81'

FW 13 伊佐 耕平

62'

監督

下平 隆宏
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 2 山﨑 浩介
DF 3 半田 陸
DF 5 野田 裕喜
DF 26 川井 歩
MF 10 山田 康太

77'

MF 15 藤田 息吹

86'

MF 18 南 秀仁
FW 17 加藤 大樹

64'

FW 25 國分 伸太郎

64'

FW 29 ディサロ 燦シルヴァーノ

64'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 37 喜岡 佳太

86'

MF 8 小西 雄大

77'

MF 20 チアゴ アウベス

64'

MF 22 河合 秀人
MF 41 樺山 諒乃介

64'

FW 9 デラトーレ

64'

監督

ピーター クラモフスキー

スタッツ

90 45 total   total 45 90
0 0 15 FK 18 0 0
0 0 3 CK 2 0 0
0 0 0 PK 0 0 0
0 0 12 シュート 4 0 0
0 0 0 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    25.5℃
  • 湿度
    64%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    12,187人
  • 主審
    吉田 哲朗
  • 副審
    勝又 弘樹、植田 文平
  • 第四の審判
    石丸 秀平

監督コメント

<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・距離感を良く、前を意識しよう
・タッチ、パス、テンポ良くプレーしよう
・次のゴールを取りにいこう


<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括:
2つの良いチーム同士の戦いができたと思っております。その中で自分たちが出さなければいけないチームとしてのパフォーマンスを強く示しながらプレーすることができたと思います。
我々がプレーの中でやるべきことをしっかりと出し切った試合だったと思います。選手たちの取り組みもそうですし、我々のメンタリティもそうですけれども、我々の戦い方をしっかりと出すことをやりきってくれた選手たちをすごく誇りに思っております。
そして、ここのスタジアムに足を運んでいただいたサポーターの皆様、そして山形で我々を応援してくれている皆様に勝点3を届けることができてよかったと思っております。

 
Q1:改めて誕生日おめでとうございます。勝利をプレゼントしてくれた選手たちをどう思いますか?
 
すごくいいプレゼントになったと思いますけど、私が受けるのでなくてサポーターの皆様に勝点3というプレゼントを渡すことができたと思っています。
すごくパワフルで良かった点、自分たちが力強くやれた点というのは、自分たちのフットボールをしっかりと出すことができたことだと思います。その中でハードワークすることや、自分たちのやりたいことをやりきれていたと思います。
攻撃の中でも、自分たちが使いたいスペースをうまく使いながら、いい場面やいいチャンスに繋げていくことができていたと思います。
その中で、もう数点取れてもおかしくない場面も作れていたと思います。もう一つ重要なこととして、守備のところを強くしっかりと戦えたこと。堅く守れたところだと思いますし、ここで無失点に抑えられたことは本当に素晴らしいことだと思っております。
選手たちが、取り組みもそうですしメンタリティもしっかり出してくれたことを誇りに思っていますし、山形の人々のために勝利を届けることができたことを嬉しく思っています。

 
Q2:終盤、3バックに変えた狙いと、その評価をお願いします。
 
練習の中で少しこういったシナリオが起こりうるのではないかということで対策を練ったものですし、そのシナリオが今日の試合の中で起こったことだと思っています。それをしっかりとやっていってくれたと思っています。
重要なことは、自分たちのやるプロセスは変わりません。ここの遠征から山形に戻って回復をしっかりと進めること、そしてまた向こうに戻りましたら自分たちのパフォーマンスを分析して、試合の中でよくできた部分もあったと思います、そこを確認すること。そして、まだまだ自分たちが強くなるためにやらなければいけないこともあると思います。
そういった部分をしっかりとやりながら、この先進化していければ良いと思っています。選手たちが本当にしっかりと戦ってくれたことを誇りに思っていますし、それは山形にいる人々、山形の地域の方々のために、全選手が出しきってくれたと思います。
それは我々が特別なものを彼らのために、我々のフットボールをしながら達成できるようにしていきたいという気持ちがあり戦えたと思います。
来週の次の試合ですけれども、皆さんで青と白のユニフォームを着てスタジアムに足を運んでいただき、そして選手たちを応援してほしいと思います。

選手コメント

DF:3:半田 陸

半田 陸

Q1:後半、少し苦しい時間もありましたが、粘れた要因は何でしたか?

最後まで付いていって足を出したり、前の選手が少しでも寄せてシュートコースが狭まったところをセンターバックとかキーパーが防いだりという場面があったので耐えられたと思います。

 
Q2:前半と相手の位置取りが違いましたか?

そうですね。より前から来ていたので、もっとゴールキックのときに僕のところとか(川井)歩くんのところから外せればよかったですけど、そこで詰まっちゃったり、その先で引っかかったりというところが多かったですし、あれだけ攻められると出ていける選手も少なかったし、頭が止まっちゃってサポートが少ない状況になってしまうので、疲れていて押し込まれているときこそ、奪ったあとのパスコース作る動きというのをチーム全体でもっともっとやっていければ、後半ももう少し僕らも押し返せたんじゃないかなと思います。

 
Q3:最後、3バックというか5バックになりましたが、直前に練習していましたか?

そうですね。週の中で練習しました。

 
Q4:こういうシチュエーションが来るかもしれない、と。

そうですね、相手のセンターバックの選手を上げてきて、という。僕らのホームのときもそれでやられたので、そこを見ての(喜岡)佳太くんを入れての5バックでした。

 
Q5:違和感なくできましたか?

クロスが多かったですけど、佳太くん含め、中の3枚、プラス、ウィングバックでしっかりはね返せたのかなと思います。

 
Q6:次は最終戦になります。このあとの試合の状況によって変わると思いますが、どのように臨みますか?

やっぱり僕らが勝たないと、相手どうこうで変わってくるということにはならないので、まずはしっかりリカバリーして、自分たちが1年間やってきたものを出せるように、チーム全体で厳しいトレーニングを来週していきたいなと思います。

 
Q7:サポーターの声は聞こえましたか?

聞こえました。
 

Q8:遠くから来てくれたサポーターにひと言お願いします。

山形から大分までだいぶ距離がありますけど、こうやって来ていただいて本当に感謝していますし、後半、ああやってずっと押し込まれている状況のときには、もうひと頑張りできるというか、パワーをもらえるので、来週はもっともっと多くの声援を受けて、力強いプレーをしたいなと思います。

 
Q9:3連戦の最初の2戦を勝ちきれなかった印象でしたが、今日は相手のミスも含めて自分たちの流れに持っていく試合運びができたと思います。そのあたりはいかがですか?

その2試合とも、僕らが先に取って、最後追いつかれてという試合で、前半、ああやっていい時間に取れて、後半も苦しい時間はありましたけど、そこは全員で割り切ってゴールを守ることができましたし、そのあとも全員で集中して守りきったからこその、最後のゴールもそうですし、後半開始後の2ゴール目もそうですし、全員で集中してゴールを守れたことが一番だと思います。あとやっぱり、佳太くんを入れて最後5枚にしましたけど、これからの試合で絶対に必要になってくるのかなと思います。

 
Q10:相手がだいぶクロスとかシュートとか、クサビを中に入れたりして来ましたが、あの時間帯、怖さはなかったですか?

中に来られると怖さはありましたけど、外の人数が多いなかでクロスを上げられても、僕らのセンターバック、サイドバック、ボランチとかで中にしっかり人数をかけることができていたので、外に持っていけたときはチームとしていい対応ができていたんじゃないかなと思います。

 
Q11:プレーオフに行ったら、こういう戦いも必要になりますね。

そうですね。最後、ああやって守りきるということが大事になってくると思います。

選手コメント

FW:29:ディサロ 燦シルヴァーノ

ディサロ 燦シルヴァーノ

Q1:1点目のところは、ふだんならクロスに対してニアに走り込むところをファーで待つことになりました。

決まり事というか、縦に来たらニアですけど、もう俺の感覚的に歩がカットインしてニアに上げることがないのは感じていたのでファーに行きました。

 
Q2:上を越えれば、というところでしたか?

ボール自体も強いボールではなかったので、ああいうときに叩くよりも、キーパーは絶対にニアは消しにくるので、ファーにふわーって上げれば入るなと。

 
Q3:チームとして前に出れたからこそ、ああいうシチュエーションに持ち込めたということですか?

それは別にチームの決まり事というか、押し込まれた時間帯だったので、シンくん(國分伸太郎)が大きくクリアしたときに、相手のペレイラと吉田(舜)が互いになんか事故を起こしそうだなという雰囲気を感じたから、追いかけたらああいうことになりました。

 
Q4:2ゴールと見て、こういうしびれる試合で2ゴールは大きかったと思いますが、振り返ってどうでしたか?

気持ちで勝ったかなと。スタッツ見ても相手のほうがシュート数も全然多いし、それでも3-0で勝てたので、結果の差はなかったですけど、気持ちの部分で勝ってたと思います。
 

Q5:最終節にはどういった気持ちで臨みますか?

僕たちは結果を気にして、とかじゃなくて、自分たちのできることをやって、目の前の試合に勝ったらチャンスがるかもしれないという状況なので、ほかを気にしてやると目の前の試合が疎かになるので、自分たちの試合だけに集中しています。

選手コメント

MF:20:チアゴ アウベス

チアゴ アウベス

Q1:3点目のゴールを決めましたが、振り返ってください。

全員で獲得したゴールだと思います。本当に全員がプレッシングをして、相手の陣地でプレッシャーかけて、デラ(デラトーレ)もキーパーからボールを奪って、南(秀仁)にパスして、南からパスをもらって押し込むだけだったので、本当に全員で取ったゴールだと思います。

 
Q2:苦しい時間もあったと思います。

試合展開は僕たちが予測した通りで、相手のプレーオフ進出が決まって、すごくクオリティが高い選手がたくさん集まっているチームなので、僕たちがその時間帯を耐えて、ほかの試合でなかったオウンゴールがあって、チーム全体で勝ちにいった、すごく大事な勝利になったと思います。

 
Q3:今日はピーター クラモフスキー監督の誕生日でしたが、何かお祝いはしましたか?

まだ考えてないです。これからです。
 

Q4:勝利がいいプレゼントかなと思います。

ピーターも幸せを感じていると思いますし、僕たちも勝ったことですごく幸せを感じているので、しっかりリカバリーして次の試合に臨みたいと思います。

戦評

J1参入プレーオフ圏内を視界にとらえながらも3試合引き分けが続いているモンテディオ山形は、すでにプレーオフ進出を決めている5位・大分トリニータとアウェイで対戦。前半終了間際に先制すると、後半開始直後にも追加点を挙げ、試合終了間際にはダメ押しの3点目。3-0で勝利し、最終節にプレーオフ進出の望みをつないだ。
 
モンテディオは前節から左サイドバックに川井歩選手が入り、その他は同じメンバーでキックオフを迎えた。3連勝中の大分も前節途中で負傷交代した長沢駿選手が金崎夢生選手に代わった以外、同じ顔触れとなった。
 
互いにポゼッション志向のスタイルだが、まずボールを握ったのはモンテディオ。6分のCKではショートコーナーから最後は川井歩選手がシュート。ここはキーパーに防がれたが、その直後にも右サイドで崩し、山田康太選手のスルーパスに半田陸選手が抜け出し、マイナスのクロス。ニアサイドでディサロ燦シルヴァーノ選手が潰れ、ファーサイドで加藤大樹選手がフリーで入り込んだ。決定機だったが、惜しくもシュートは枠をそれ、先制はならなかった。
 
その2分後の9分には、大分にセカンドボールを拾われ、町田也真人選手にシュートを狙われるシーンがあったが、ここはシュートが枠をそれた。その後はモンテディオがボールを持つ時間が多かったものの、大分も2列目から突破させないコンパクトな守備を敷いたため、シュートシーンはそれほど作れなかった。
 
31分には大分にパスをつながれ、最後は梅崎司選手にミドルシュートを許したが、ここは枠外。その直後にはモンテディオが、藤田息吹選手のスルーパスに國分伸太郎選手が抜け出したが、ここはオフサイドとなった。
 
大分は町田選手が負傷し、34分に野村直輝選手と交代するアクシデントがあったが、モンテディオも42分、山田康太選手が相手との接触でプレー続行が危ぶまれたが、一旦ピッチ外へ出るも再びピッチへ戻った。
 
負傷の治療などでプレーが止まる時間が多く、前半アディショナルタイムは5分。右サイドで起点を作り、攻撃機会を増やしていたモンテディオは右CKを獲得。45分+5、キッカー・國分選手のボールはクリアされたが、これを拾った川井選手が逆サイドへクロス。落ち際でうまく合わせたディサロ選手のヘディングが、前に出ていたキーパーの頭上を越えてゴールマウスに吸い込まれた。モンテディオがいい時間帯に先制に成功した。
 
後半は大分が前からのプレッシャーを強めるなか、モンテディオが自陣でボールを回しながら試合を進めると、49分、國分選手の前方へのフィードに大分のペレイラ選手とGK吉田舜選手が反応。ペレイラ選手がヘディングでボールを戻したのは無人のゴールだった。これをディサロ選手が最後まで追いかけゴール前で押し込んだが、公式記録はオウンゴールとなった。
 
欲しかった追加点が思わぬ形で手に入ったモンテディオは、ボールをしっかり保持する選択をしたが、大分も徐々にボールへの圧力を強めてきた。54分には野田裕喜選手が足元のボールをつつかれ、これを拾った金崎夢生選手にミドルシュートを打たれたが、ここは枠外にそれた。
 
大分は攻撃もテンポアップし、奪ってからの切り替えも早くなった。モンテディオは奪ったあとも前線にボールを預けられず、自陣に押し込まれる時間が長くなっていった。62分にはボランチの弓場将輝選手にポスト直撃のミドルシュートを打たれ、63分にもモンテディオが前からのプレスを外されてカウンターからクロスに持ち込まれた。
 
64分には3トップを一気に交代。デラトーレ選手、チアゴ アウベス選手、樺山諒乃介選手を投入したが、その直後、自陣でのロストからショートカウンターを受け、またもや弓場選手にシュートを打たれるもゴールとはならずピンチを凌いだ。70分にもパスをカットされてからカウンターを受け、クロスから最後は野村選手にボレーシュート。さらに75分にもビルドアップで後藤雅明選手のパスが相手に渡り、決定機を作られたが、下田北斗選手のシュートは山﨑浩介選手がコースに入ってブロックし、難を逃れた。
 
77分には山田康太選手に代えて小西雄大選手がピッチへ。その後も奪った直後にカウンターに持ち込めず、攻撃に打って出ることができなかったが、押し込まれた自陣では粘り強く対応し続けていた。
 
苦しい時間が続くなか、86分に最後の交代カードを切る。藤田選手に代えて喜岡佳太選手がピッチへ。喜岡選手は山﨑選手と野田選手の間に入り、守備では5-4-1のブロックを組んだ。
 
押し込まれる時間は続いたが、2点のリードを保ったまま4分間のアディショナルタイムまで持ちこたえると、90分+2、大分のビルドアップで、キーパーがボックスの外に出てプレーしたところをデラトーレ選手が狙い、右サイドでボールを奪いきる。ボックス内に入り込んだチアゴ選手が落ち着いて枠内に沈め、ダメ押しの3点目を奪った。
 
試合は3-0でモンテディオが勝利した。通算戦績はこれで16勝13分12敗となり、勝点61となった。
 
J2第41節の全試合を終えた時点で、モンテディオは8位。モンテディオとプレーオフ最後の一枠を争う6位・徳島、7位・仙台も勝ったことで、前節までの順位は変わらず。また、両チームとの勝点1差にも変更はなし。モンテディオは最終節で徳島との直接対決で勝つことが絶対条件となり、そのうえで、仙台が引き分け以下ならプレーオフ進出が決まる。