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モンテディオ山形
モンテディオ山形
2
[ 試合終了 ]
0 前半 0
2 後半 0
0
  • 79分 チアゴ アウベス
  • 83分 チアゴ アウベス
AWAY
横浜FC
横浜FC

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 2 山﨑 浩介
DF 3 半田 陸
DF 5 野田 裕喜
DF 19 松本 怜大

66'

MF 15 藤田 息吹
MF 18 南 秀仁
MF 22 河合 秀人

66'

FW 9 デラトーレ

89'

FW 17 加藤 大樹

66'

FW 41 樺山 諒乃介

90+2'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 26 川井 歩

66'

DF 37 喜岡 佳太
MF 10 山田 康太

66'

MF 20 チアゴ アウベス

66'

MF 25 國分 伸太郎

90+2'

FW 29 ディサロ 燦シルヴァーノ

89'

監督

ピーター クラモフスキー
横浜FC

スターティングメンバー

GK 49 スベンド ブローダーセン
DF 3 中村 拓海
DF 5 ガブリエウ
DF 22 岩武 克弥
MF 2 ハイネル

71'

MF 6 和田 拓也
MF 17 武田 英二郎

71'

MF 33 近藤 友喜

62'

FW 8 齋藤 功佑

71'

FW 16 長谷川 竜也

80'

FW 18 小川 航基

控えメンバー

GK 44 六反 勇治
DF 19 亀川 諒史
MF 7 松浦 拓弥

80'

MF 14 田部井 涼

71'

FW 30 山根 永遠

71'

FW 31 マルセロ ヒアン

71'

FW 48 山下 諒也

62'

監督

ピーター クラモフスキー

スタッツ

90 45 total   total 45 90
0 0 23 FK 12 0 0
0 0 3 CK 8 0 0
0 0 0 PK 0 0 0
0 0 16 シュート 11 0 0
0 0 0 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    23.5℃
  • 湿度
    59%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    4,237人
  • 主審
    今村 義朗
  • 副審
    唐紙 学志、大矢 充
  • 第四の審判
    辛島 宗烈

監督コメント

<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・後半もアグレッシブに戦おう
・コンパクトにプレーできている。シュートを打ち続けよう!
・ファンにもっと自分たちのフットボールを見せよう



<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括:
相手は非常に良いチームの横浜FCさんで、その中で予期していたゲームだったと思います。選手たちがしっかりとプレーして、ゲームをコントロールしながらアグレッシブに戦うことができたと思います。
パフォーマンスも、自分たちがハードにプレスに行けていたと思いますし、ボールを奪ってから良い攻撃に繋げることができました。相手を無失点に抑えることもできて、重要だったセットプレーもしっかりと対応できていたと思います。ボールを自分たちでうまく動かしながら、そしてスペースを使いながら相手の裏を突いていたと思います。2-0に値するゲームでしたし、オフサイドになってしまったゴールもすごく良い形を作れていました。ポストに当たったものもあって、もう少し点を取れてもおかしくなかったです。
チームとしても個人としても選手たちがパフォーマンスを出し切ってくれましたし、山形の地域の方々、サポーター、そして今日キックインセレモニーをしていただいたご年配の方々にゴールを届けることができ、勝利を収めることができて嬉しく思っております。
 

Q1:前節岡山戦では先制した直後に失点してしまいました。得点を取ったあとのゲームコントロールで共有したことがあれば教えてください。
 
先週の岡山戦では厳しいレッスンを受けました。自分たちが先制してから追いつかれてしまいました。鍵となったのは自分のフットボールを続けていくこと、そしてサポーターの皆さんが立ち上がって応援できるようなスタジアムの雰囲気を作ることでした。
サポーターの方々が家に帰り、また我々の試合が見たいと思って、スタジアムに走って駆け付けたいと思えるような戦いをします。そして選手たちはそのために、毎日の練習や試合中の1秒1秒で全てを出し切ってくれていると思います。
接戦の中で0ー0が長く続いていましたけども、自分たちがリードを取れそうな部分もあったと思います。ハーフタイムになっても0ー0の状況でしたけれども、もしかしたら自分たちが点を取れていたかもしれないという気持ちはあります。
その中で選手たちが自分たちのフットボールを続けてプレーしたこと、試合をコントロールしたこと、そしてこじ開けてゴールを取ってくれたと思います。
1点目をとったあと、強く堅く戦うことはできていたと思います。ですが、その時間帯で相手がセカンドボールを奪っている時間帯も少しあったと思います。
その中で、良い守備ができたと思いますし、上手く耐え凌ぐことができたと思います。そこから2点目を奪うことができました。
今日の夜楽しんだ人たちが他の友達を連れてきてくれて、また週末に多くの観衆の前でプレーできれば良いと思ってもいます。彼らがまた興奮して飛び上がれるように、そして我々を誇りに思えるような戦いができれば良いと思っています。
 
 
Q2:今日の試合のパフォーマンスは攻撃も守備も監督が納得できるような出来だったのではと感じました。残り7試合に向けてのベースになるものだと思いますが監督はどう感じていますか?
 
全てのパフォーマンスの中でどこが良かったのかをしっかり分析していくことが大事だと思っています。毎試合ごとにしっかりと自分たちのパフォーマンスを分析する必要がありますし、プレー毎に強く戦えていると思います。ここが何かの起点というわけではなくて、自分たちが毎回良いフットボールをできるようにすることが重要です。
自分たちの戦い方を伸ばして、それをサポーターのためにやっていく。山形の人々、日本の人々が我々のプレーを見たいと思うような戦いができれば良いと思います。
パフォーマンスを継続して伸ばしていくこと。そして最終的にどこまでいけるかを見ていきたいと思います。
ここからリカバーして週末のタフな試合の準備をしたいと思います。

選手コメント

DF:3:半田 陸

半田 陸

Q1:横浜FCの選手からは、相手にいいようにやられてしまったというような話が何度も出てきました。前半は点が取れなかったですが、やっている選手たちは手応えを感じられましたか?

右サイドからもいくつかチャンスを作れていましたし、ボールを失った後、前の選手がすぐ行ってくれて、後ろも連動できて、すぐ回収してということを繰り返しできていましたし、僕らのセンターバックのところにすごく時間があったので、余裕をもって相手を動かすことができたと思います。

 
Q2:横浜FCの長谷川竜也選手がかなりファジーな位置取りで、つかまえるのは難しかったと思いますが、そのあたりはどういう話をしていましたか?

とりあえず、自陣深くだったら、カットインしてシュートやインスイングのクロスがあるので、それだけは避けようということは話していました。

 
Q3:前半はシュートがポストに当たったり、自分たちの流れなのに点が入らない中で、0-0で後半を迎えましたが、こうした場合は慌ててしまったりしがちだと思います。その中で力強さを見せて勝てたというのはチームの頼もしさのようなものを感じました。そのあたり、半田選手はどう感じていますか?

僕も前半多くチャンスを作れた中でゼロで帰ってきて、「大丈夫かな?」と思っていましたけど、後半も前半と同じようなことをやり続けることができて、もちろん、ピンチもありましたけど、そこをゼロに抑えて複数得点で勝てたのは、すごく自信につながったと思います。

 
Q4:今日は試合の入りのところや、点を取ったあと、隙がない印象を受けました。前節・岡山戦では得点した直後に失点もありましたが、チーム内でどういうことを共有していましたか?

セットプレーのところはここ最近、すごく失点をしてたので、練習からみんな集中して取り組めてましたし、試合の入りだったり、得点後も、そんなに(相手が)前から来る感じじゃなかったので、それで少し余裕ができて、という感じだと思います。
 

Q5:ここ最近の試合では、かなりチームとしてパフォーマンスに手応えがある試合だったように思いますが、半田選手から見てどうでしたか?

前半から僕たちがボールを動かして、でもラストパスが合わなかったり、ポストに当たったり、シュートが外れたりというところがあって、これから先、得失点というのも関わってくるので、そういうところをこれから突き詰めて、練習からやっていければいいかなと思います。
 

選手コメント

MF:20:チアゴ アウベス

チアゴ アウベス

Q1:1点目のところはどのように裏を狙っていきましたか?

前節の岡山戦の立ち上がりの場面で、同じようにボールを受けて、残念ながら外してしまったので、その後、練習の後に僕(太倉坐 ドゥグラス通訳)とシュート練習して、同じようなシチュエーションが来たら今度こそ決めるように準備した結果、今日のゴールにつながったと思います。

 
Q2:2点目も少し難しいシュートかと思いましたが、どういう状況でしたか?

最初のタッチでデラトーレからボールが来るかなと思ったんですけど、彼が少し運んで、そこで動き直して、ボールが来たときにはダイレクトじゃなくてトラップしたほうが蹴りやすいかなと判断したので、決められてよかったです。


Q3:2得点でチームを勝利に導いた感想はどうですか?

今日の結果はすごくうれしく思っています。日本に来日してから、日々のトレーニングで蓄積した努力が、いま自分の結果につながっていると思いますし、違う文化で、違う国で初めてのシーズンで、いろいろ難しい状況になるかなと予測したので、その通りでしたが、でもありがたいことに、最初から努力したことが今の結果につながっているし、自分も一人で来日して、一人暮らしの辛い時期が沢山あったんですけども、先日は両親が来て、いま弟が来ているので、少し気持ちが楽になったので、自分の活躍にすごく満足しています。でももちろん、まだ課題があるし、よくならなきゃいけないところもあると思うんですけども、これからもその課題を持ちながら、自分のプレーを良くするために、チームに貢献できるように、これからも頑張っていきたいと思います。
 

Q4:2点目のシーンですが、左足で蹴るほうにターンしたのは、どんなイメージでしたか?

(ペナルティー)アークの近くだったので、狙ったとかいうよりも、トラップして素早くシュートを狙ったので、右足でトラップして左足にボールがこぼれたので、押し込んでボールが入った感じです。
 

Q5:先日、デラトーレ選手のお子さんが生まれて、ゆりかごダンスもありましたが、ゆりかごダンスをやった感想と、デラトーレ選手に何か言葉をかけたことがあればお願いします。

僕がゴールを決めましたが、チーム全体で誰が決めてもデラにゆりかごをしましょうと約束していたので、本当にデラも子どもの誕生によってすごく(気持ちが)軽くなったし、母子ともに健康で生まれて、奥さんも元気なので、デラが幸せなら僕たちも当然幸せなので、そんな感じでした。

 
Q6:今日の2ゴールで通算8ゴールになり、デラトーレ選手の9ゴールに迫っていますが、デラトーレ選手のゴールを意識しますか?

特に意識をしてないです。当然、自分が沢山ゴールを決めたら必然的にチームの活躍につながると思うんですけど、でも数字とか何も考えずに、デラトーレが決めている9点も僕はうれしく思っています。デラトーレも僕が決めた8点をうれしく思っていると思います。加藤大樹選手や山田康太選手が5点決めたり、藤本佳希が7点決めたり、みんなでチームのためにたくさんゴールを決めて、チームの目標に近づけるように全員で、ワンチームで全員で努力して、団結を高めて、誰がゴールを決めても勝利に導いていきたいと思っています。

戦評

今シーズン最後の平日ホームゲームとなった第36節、2位・横浜FC戦は、後半にモンテディオが2得点。最後まで相手にゴールを許すことなく2-0で勝利を掴んだ。
 
3連戦の2戦目、中3日で迎えた試合だったが、モンテディオは前線の3人、さらに左SBの計4人を変更して臨んだ。
 
立ち上がりは横浜FCが徹底してロングボールで押し込み、3分には中央突破で小川航基選手のシュートシーンを作るが、これが枠外となると、モンテディオは徐々に攻守で盛り返し、シュートチャンスにつなげていった。
 
4分、CKの流れから加藤大樹選手のポスト直撃のシュートにつなげたシーンは加藤選手がオフサイドとなったが、その後もモンテディオがスペースを攻略しながら攻め続けた。13分には半田陸選手が中へ入れたくさびが逆サイドへ流れ、これを拾った加藤選手がシュート。16分にはカウンターでボックス内に進入したデラトーレ選手がシュート。20分には樺山諒乃介選手が中に持ち込んでからミドルシュート。29分には樺山選手のクロスに加藤選手がダイレクトでシュート。しかし、いずれもGKスペンド ブローダーセン選手に防がれた。
 
モンテディオはさらに攻撃を続け、30分には河合秀人選手の強烈なミドルシュートが左ポストを直撃。32分にも深い位置から河合選手が送ったクロスに藤田息吹選手が合わせたが、こちらは右ポストを当たり跳ね返った。42分には藤田選手のくさびからきれいな形で崩し、最後はデラトーレ選手のスルーパスに加藤選手が抜け出した。シュートはゴールネットを揺らしたが、判定はオフサイドとなり、モンテディオは相手を圧倒しながら前半を0-0で折り返した。
 
後半は横浜FCがプレーの強度を強めて攻撃。48分には長谷川竜也選手がミドルシュートを放った。これは枠をそれたが、その直後にも長谷川選手のスルーパスに突破した近藤友喜がフリーで抜け出したが、ここはGK後藤雅明選手が右手でシュートを止めた。
 
横浜FCの勢いに圧されていたモンテディオも徐々に対応し、試合は拮抗した展開となったが、62分、横浜FCは近藤選手に代えてスーパーサブ、スピードに乗った仕掛けが特長の山下諒也選手をピッチに送った。カウンターから何度かチャンスを作りかけていたモンテディオも、66分に3枚替え。松本怜大選手、加藤大樹選手、河合選手に代えて、川井歩選手、チアゴ アウベス選手、山田康太選手がピッチへ。するとその3分後、川井選手からチアゴ選手を経由してデラトーレ選手がシュートチャンスを迎えたが、シュートはミートせずキーパーに対応された。
 
横浜FCも71分に3枚替え。しかし、すでに流れは徐々にモンテディオに傾いていた。74分にはFKの流れから、チアゴ選手のクロスに藤田選手がダイブするが、ヘディングシュートは右にそれた。しかし79分、横浜FCのスローインを奪うと、藤田選手から一気に背後へ送られたボールは相手の守備の頭上を越え、これにチアゴ選手が追いつき、前に出てきたキーパーを冷静にかわしてループシュートを沈め、モンテディオがついに先制した。
 
前節は先制ゴール後、間もなく追いつかれたが、今節は集中力を保ち、83分にはショートパスで右サイドを突破。3人目の動きで背後を取ったデラトーレ選手のクロスが相手に当たってチアゴ選手のもとにこぼれると、トラップ後に反転して左足でシュート。これが相手に当たってコースが変わり、キーパーも対応できないままゴールマウスに吸い込まれた。
 
88分にもカウンターで川井選手のパスを受けた樺山選手がミドルシュートまで持ち込んだが、これは決まらず。アディショナルタイム直前にはデラトーレ選手からディサロ燦シルヴァーノ選手に、アディショナルタイムに入ると、樺山選手から國分伸太郎選手にカードが切られた。その後のFKの場面では國分選手が枠を狙うも、ここはGKブローダーセン選手がセーブ。3点目の追加点はならなかったが、モンテディオは最後まで無失点で会心の勝利を締め括った。
 
モンテディオは通算戦績を14勝11分10敗とし、勝点を52に伸ばした。暫定順位は8位で変わらず、次節は中3日で同じ勝点の9位・千葉と対戦する。