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モンテディオ山形
4
[ 試合終了 ] | ||
2 | 前半 | 1 |
2 | 後半 | 0 |
1
- 20分 ディサロ 燦シルヴァーノ
- 38分 チアゴ アウベス
- 68分 山﨑 浩介
- 78分 ディサロ 燦シルヴァーノ
- 7分 クリスティアーノ
AWAY
いわてグルージャ盛岡
メンバー
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 山﨑 浩介 | |
DF | 3 | 半田 陸 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 26 | 川井 歩 |
79' |
MF | 8 | 小西 雄大 |
86' |
MF | 15 | 藤田 息吹 | |
MF | 41 | 樺山 諒乃介 | |
FW | 20 | チアゴ アウベス |
86' |
FW | 25 | 國分 伸太郎 |
61' |
FW | 29 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
79' |
控えメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 19 | 松本 怜大 |
79' |
DF | 30 | 坂本 稀吏也 | |
MF | 18 | 南 秀仁 |
86' |
FW | 9 | デラトーレ |
61' |
FW | 33 | 木戸 皓貴 |
79' |
FW | 39 | 藤原 悠汰 |
86' |
監督
ピーター クラモフスキー |
いわてグルージャ盛岡
スターティングメンバー
GK | 41 | 野澤 大志ブランドン | |
---|---|---|---|
DF | 3 | 戸根 一誓 | |
DF | 4 | 牟田 雄祐 | |
DF | 37 | 深川 大輔 |
46*' |
MF | 5 | 石井 圭太 | |
MF | 17 | 中村 太亮 | |
MF | 18 | 宮市 剛 |
81' |
MF | 45 | 和田 昌士 |
53' |
FW | 7 | モレラト |
61' |
FW | 10 | クリスティアーノ |
35' |
FW | 29 | チャン ヒョンス |
61' |
控えメンバー
GK | 19 | 松山 健太 | |
---|---|---|---|
DF | 6 | 甲斐 健太郎 |
46*' |
MF | 22 | 奥山 洋平 |
53' |
MF | 33 | 弓削 翼 |
61' |
MF | 46 | 中村 充孝 |
61' |
FW | 25 | キム ジョンミン | |
FW | 32 | 上笹貫 剣 |
81' |
監督
ピーター クラモフスキー |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 10 | FK | 7 | 0 | 0 |
0 | 0 | 6 | CK | 2 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 19 | シュート | 4 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 曇のち雨
-
- 気温
- 21.4℃
-
- 湿度
- 78%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 5,417人
-
- 主審
- 大坪 博和
-
- 副審
- 西村 幹也、道山 悟至
-
- 第四の審判
- 野堀 桂佑
監督コメント
<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・自分たちの戦いに自信を持とう
・次のゴールを奪うのは自分たちだ
・勝ってここ(ロッカールーム)に戻ってこよう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括
非常に強いパフォーマンスを出せたと思います。最初から最後まで相手に自分たちのフットボールをしっかりと仕掛けていけました。早い時間帯で失点してしまいましたけれども、落ち着いて自分たちのフットボールができて、その中で使いたかったスペースをうまく使って、チャンスから得点に繋がっていたと思います。
すごく良かった点は自分たちの動きをいれながらスペースを作っていたことで、相手に対して色々な問題を投げかけられていたと思います。それは強いパフォーマンスを自分たちが出せた成果だと思います。我々のメンタリティとして止まることなくプレーを続けられました。最高のサポーターが我々にたくさんのパワーを与えてくれたと思います。
Q1:お体の方はもう大丈夫でしょうか。
いつもどおり大丈夫です。
Q2:相手の退場が転換点となったと思います。その後すぐ点を決められたことが大きかったと思いますが、いかがでしょうか。
まず退場のジャッジは間違いないと思います。イライラしてボールを追いかけたところでした。自分たちは前半良いフットボールを作れていたと思います。ボールを動かすテンポも良かったですし、距離感や動き出しが非常に良かったと思います。その基盤をうまく使いながらチャンスを多く作ることができていました。4点決められたことは良かったですが、もう少し点を取れてもおかしくなかったと思っています。選手たちが最高のパフォーマンスを出してくれました。その中で相手よりもハードワークすること、そして一分も無駄にせずに自分たちのフットボールを続けてくれました。そして今日、4ゴールを奪い、勝点3を取って、ファンを帰すことができて嬉しく思っております。
Q3:樺山選手がいつもより中でプレーしていたと思います。彼にどういった役割を求めていましたか?
自分たちのフットボールをやろうということ。彼の質はしっかりと証明できたと思います。ただ、それにつながっているのは、11人の選手たち全員が、献身的に自分たちのプレーを出してくれたからだと思います。
Q4:チームにコロナ陽性者が多数出て、クラモフスキー監督も岡山戦を指揮できませんでした。選手たちのやりくりやモチベーションの維持も難しい時期だったと思いますが、どのようにマネジメントしていましたか?
我々のメンタリティは常に何があったとしても互いに高め合って競っていく、そして日々成長していくことにあります。もちろん今週は非常に難しい週でした。ただその中でも自分たちのメンタリティは、今もこの先も、自分たちの前に何か障害があったとしても、それを乗り越えて前進していけるものだと思っています。我々にそういった基盤がありますし、チームとして、クラブとして今日のようなパフォーマンスを出せたと思います。ここからしっかりと回復して自分たちの最大限を出せるようにして、次の準備をしていきたいと思います。自分たちがクラブとして継続して成長しようとすること、そして自分たちがハードワークしていくメンタリティや日々成長していこうという気持ちが今日の試合に反映されたと思っています。
・自分たちの戦いに自信を持とう
・次のゴールを奪うのは自分たちだ
・勝ってここ(ロッカールーム)に戻ってこよう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括
非常に強いパフォーマンスを出せたと思います。最初から最後まで相手に自分たちのフットボールをしっかりと仕掛けていけました。早い時間帯で失点してしまいましたけれども、落ち着いて自分たちのフットボールができて、その中で使いたかったスペースをうまく使って、チャンスから得点に繋がっていたと思います。
すごく良かった点は自分たちの動きをいれながらスペースを作っていたことで、相手に対して色々な問題を投げかけられていたと思います。それは強いパフォーマンスを自分たちが出せた成果だと思います。我々のメンタリティとして止まることなくプレーを続けられました。最高のサポーターが我々にたくさんのパワーを与えてくれたと思います。
Q1:お体の方はもう大丈夫でしょうか。
いつもどおり大丈夫です。
Q2:相手の退場が転換点となったと思います。その後すぐ点を決められたことが大きかったと思いますが、いかがでしょうか。
まず退場のジャッジは間違いないと思います。イライラしてボールを追いかけたところでした。自分たちは前半良いフットボールを作れていたと思います。ボールを動かすテンポも良かったですし、距離感や動き出しが非常に良かったと思います。その基盤をうまく使いながらチャンスを多く作ることができていました。4点決められたことは良かったですが、もう少し点を取れてもおかしくなかったと思っています。選手たちが最高のパフォーマンスを出してくれました。その中で相手よりもハードワークすること、そして一分も無駄にせずに自分たちのフットボールを続けてくれました。そして今日、4ゴールを奪い、勝点3を取って、ファンを帰すことができて嬉しく思っております。
Q3:樺山選手がいつもより中でプレーしていたと思います。彼にどういった役割を求めていましたか?
自分たちのフットボールをやろうということ。彼の質はしっかりと証明できたと思います。ただ、それにつながっているのは、11人の選手たち全員が、献身的に自分たちのプレーを出してくれたからだと思います。
Q4:チームにコロナ陽性者が多数出て、クラモフスキー監督も岡山戦を指揮できませんでした。選手たちのやりくりやモチベーションの維持も難しい時期だったと思いますが、どのようにマネジメントしていましたか?
我々のメンタリティは常に何があったとしても互いに高め合って競っていく、そして日々成長していくことにあります。もちろん今週は非常に難しい週でした。ただその中でも自分たちのメンタリティは、今もこの先も、自分たちの前に何か障害があったとしても、それを乗り越えて前進していけるものだと思っています。我々にそういった基盤がありますし、チームとして、クラブとして今日のようなパフォーマンスを出せたと思います。ここからしっかりと回復して自分たちの最大限を出せるようにして、次の準備をしていきたいと思います。自分たちがクラブとして継続して成長しようとすること、そして自分たちがハードワークしていくメンタリティや日々成長していこうという気持ちが今日の試合に反映されたと思っています。
選手コメント
樺山 諒乃介
--今日はいつもとは違って、サイドではなく、トップ下で入りましたが、プレーの意識の違いや、実際のプレーがどうだったかを教えてください。常に攻撃に関わることを意識していて、もともと高校生のときもトップ下でずっとやっていて、プロになってからは初めてでしたが、試合前からワクワクしていました。いざピッチ立ってみて感覚はまだ残っていたので、間で受けるプレーや、もともと自分が得意としていたプレーを前半の最初のほうにできたので、その後は自信を持って、楽しみながらやれたのでよかったです。
--相手が一人少なくなる前から、間で受けて、ターンしてと持ち味を出してシュートに近いところまでいけていましたが、どうでしたか?
相手の人数が少なくなったので攻撃しやすくなったのはあるのですが、それより前からふつうに、相手のどこにスペースがあるかとか、チアゴ(アウベス)とかレレくん(ディサロ 燦シルヴァーノ)、自分より前のシンくん(國分 伸太郎)とかのよさを出すために自分がどういう動きをしようかなと考えながらやっていたので、今日は生かされる側というより、生かす側で、満足はしてないですが悪くはなかったんじゃないかなと思います。
--自身のゴールのチャンスもありましたが、得点についてはどうですか?
1本、ヘディングで、あれを決められないとあかんですし、毎試合言っていますが、危機感を持ってそろそろゴールに。ゴールがすべてじゃないですが、今日みたいに裏方でチャンスを演出するのも大事ですが、攻撃陣の選手ですから、そろそろ点は欲しいですね。
--大宮戦から、コロナの感染者が多い状況で大変でしたが、チーム状況が難しいなかで、樺山選手としてはどういったことを意識しながらプレーしていましたか?
岡山戦も最初に点取られて、メンバーもいつものメンバーではなくて、人もユースの子が入らないとできないぐらいのメンバーだったりして、チーム的にしんどいかもしれないですが、上に行くチームはこんな状況でもどんな状況でも勝っていくと思うし、上がっていくと思います。岡山戦に負けたのはまだまだ自分たちの弱さです。しかし、今日こうやって徐々に戻ってきて、自分たちのサッカーで、大量得点で勝てたのは、またひとつ自分たちに自信になるので、このまま次の試合も勝って、ひとつずつ勝っていきたいです。
--序盤は岩手も球際のところがよかったですが、そこから徐々に樺山選手自身もアジャストしていったと思いますが、試合のなかでどういう修正をしましたか?
相手が一人減ったというのもあって、スペースが徐々に広がっていたので、ボランチの選手がボールを持ったときにタイミングだけ合わせてスペースに入れば縦パスが来ていたので、あとは3トップの選手にどう配球するかと、どうチャンスを演出するかを考えていました。相手のフォーメーションやポジションを見ながら、空いているスペースを常に見つけていました。
選手コメント
ディサロ 燦シルヴァーノ
--1点目は浮き球を頭で合わせましたが、ああいったボールが来ると予測していましたか?雄大(小西)に入る前に、1回右の角を取っていたので、そこでニアで合わせにいこうと思っていました。雄大のところにボールが入ったときに、ニアは角度的に厳しいかなと思ったので、間に落としてくることを信じて入っていったら、本当にいいボールをくれたので、あとはヒットできてよかったです。
--相手の退場がひとつきっかけになったと思いますが、自分たちのサッカーを続けられましたか?
あの退場があったから僕たちのサッカーをしたわけではありません。
失点した瞬間から僕が意識していたのは、バタバタしてミスが増えることをしないように、そして90分あるから落ち着いていこうということを常に声かけて、自分たちのサッカーをそこからずっとやっていたので、別に人が減ろうが、こっちが一人減ろうが、やることは変わらないです。
--今シーズン、チームとしては逆転勝利が初めてですが、昇格争いで勝利が必要ななかで逆転できたことをどう考えていますか?
ここからは全試合勝つ気持ちでいかないと昇格できないと思います。
もちろん、昇格争いをしているチームたちも絶対に落としてこないと思うので、僕たちが自力で昇格ラインに行けるようにするためには全部勝つしかないので、全部勝つ気持ちでいきます。
--今日の攻撃では、バイタルエリアで選手の入れ替わりも多かったですが、チームとして意識していることや、実際の手応えなどはありますか?
誰と組むかで多少変わる部分はあるのですが、加藤(大樹)選手と國分(伸太郎)選手がウィングにいるとき、あまり入れ替わりはないのですが、樺山選手やチアゴが入ってくると、チアゴは中に入ってきますし、カバが外へ抜けたり、中に入ってきたりするので、そこの流動性があると相手もつかみにくいと思います。
今日はそこのいい部分が出たかなと思います。
--ディサロ選手もそこにから見ながら自分も、という意識ですか?
あまり僕の場合は落ち過ぎず、相手のディフェンスラインを下げることを第一に考えながら、かぶらないように入ってきたら、そこを逆に使ったりということですかね。
--今日は2得点1アシストでした。ホームで強さを見せていますが、ホームというところではどうですか?
4点とも入れたのは全部ホームですが、それは本当にサポーターのお陰がないと無理なことだったと思うので本当に感謝していますし、これからもサポーターの前で決め続けていきたいと思います。
戦評
岡山との再開試合から中2日、ホーム連戦のモンテディオ山形はいわてグルージャ盛岡と対戦。立ち上がりに先制を許したものの、相手の退場にも乗じて得点を重ね、4-1と大勝。東北3クラブで戦った“奥州合戦”で有終の美を飾った。
モンテディオはピーター クラモフスキー監督がベンチに戻り、前節不在だった後藤雅明選手や川井歩選手が先発に復帰。長谷川洸選手、松本怜大選手、南秀仁選手がベンチに復帰した。前節、河合秀人選手が務めたトップ下は、河合選手の出場停止を受け、今節は樺山選手が務めた。
キックオフ直後から、岩手は3-4-2-1でウィングバックを高く上げて、モンテディオのボールに強くプレッシャーをかけてきた。その中で7分、岩手の最初のCKでクリスティアーノ選手にヘディングを合わされ、いきなり先制を許した。
4試合ぶりに得点を挙げた岩手はさらに動きがよくなり、モンテディオはアタッキングサードで決定機を作れずにいたが、ボール保持の時間を増やし、細かく動かすことで徐々にリズムを作っていった。すると20分、左タッチライン際で起点となったチアゴ アウベス選手を樺山選手が内側から追い越し、再びチアゴ選手からもうひとつ下げられると、小西雄大選手はダイレクトで背後へ浮き球を送り、これにディサロ選手が頭で合わせ、同点に追いついた。
試合が振り出しに戻り、モンテディオの攻撃にいつものテンポが戻り、樺山選手がバイタルで受けてターンしたり、半田陸選手がタッチ際を突破してクロスを上げたり、小西選手のスルーパスに樺山選手が抜け出してクロスを差し込むなど、岩手ゴールに攻め込むシーンを作った。
しかし、連敗中の岩手もこれ以上の失点を防ぐべく、集中して対応していたが、35分、クリスティアーノ選手が山﨑浩介選手への危険なタックルで一発退場。一人少なくなった岩手は中盤の枚数を減らして5-3-1のブロックに変更したが、38分、樺山選手のパスを受けたディサロ選手がボックス傍からクロスを上げると、ファーサイドから入ってきたチアゴ選手がダイレクトでニア上に打ち込み、逆転に成功した。その後も藤田息吹選手やディサロ選手がシュートを放ったが、前半は2-1で終了した。
後半に入っても、モンテディオは小西選手のミドルシュートや、チアゴ選手のカットインからのミドルシュートなど、ボールを支配したなかで岩手ゴールに迫った。
61分、國分選手に代えてトップ下にデラトーレ選手が入り、樺山選手は右サイドに移った。その直後の65分、カウンターからチャンスが生まれる。デラトーレ選手から左サイドのチアゴ選手に渡り、クロスにはファーサイドでディサロ選手が飛び込んだが、ここはミートせず。しかし68分、モンテディオはCKを獲得すると、キッカー・小西選手のボールをデラトーレ選手がヘディングシュート。ここはキーバーに防がれたが、こぼれたボールを山﨑選手が押し込み3-1と突き放した。
その後もディサロ選手のスルーパスにチアゴ選手が抜け出したり、チアゴ選手の右クロスをファーサイドで樺山選手がヘデイングシュートするもクロスバーに跳ね返されたりと惜しいシーンが続いた。そして迎えた78分、相手ボールを奪ったディサロ選手がそのまま持ち込んで決めきり、4点目を奪った。
モンテディオはこの直後に2枚替え。川井歩選手、ディサロ選手に代えて松本怜大選手、木戸皓貴選手が入った。これでデラトーレ選手がトップになり、樺山選手は再びトップ下に戻った。83分には松本怜選手の縦パスにチアゴ選手が抜け出してクロスを上げる。ここから決定機こそ少なくなったが、相手にも攻撃の機会を与えず、危なげない試合運びを続けた。
86分には2度目の2枚替え。小西選手、チアゴ選手に代わって南秀仁選手、藤原悠汰選手がピッチに入った。アディショナルタイムもボールを握りつつ、4-1で試合終了のホイッスルを迎えた。
「夏まつりだモン!」の最終戦を白星で飾ったモンテディオは、4得点で3試合ぶりの快勝。通算戦績を13勝10分10敗とし、勝点を49に伸ばした。次節はアウェイで岡山とのリベンジマッチを戦う。
モンテディオはピーター クラモフスキー監督がベンチに戻り、前節不在だった後藤雅明選手や川井歩選手が先発に復帰。長谷川洸選手、松本怜大選手、南秀仁選手がベンチに復帰した。前節、河合秀人選手が務めたトップ下は、河合選手の出場停止を受け、今節は樺山選手が務めた。
キックオフ直後から、岩手は3-4-2-1でウィングバックを高く上げて、モンテディオのボールに強くプレッシャーをかけてきた。その中で7分、岩手の最初のCKでクリスティアーノ選手にヘディングを合わされ、いきなり先制を許した。
4試合ぶりに得点を挙げた岩手はさらに動きがよくなり、モンテディオはアタッキングサードで決定機を作れずにいたが、ボール保持の時間を増やし、細かく動かすことで徐々にリズムを作っていった。すると20分、左タッチライン際で起点となったチアゴ アウベス選手を樺山選手が内側から追い越し、再びチアゴ選手からもうひとつ下げられると、小西雄大選手はダイレクトで背後へ浮き球を送り、これにディサロ選手が頭で合わせ、同点に追いついた。
試合が振り出しに戻り、モンテディオの攻撃にいつものテンポが戻り、樺山選手がバイタルで受けてターンしたり、半田陸選手がタッチ際を突破してクロスを上げたり、小西選手のスルーパスに樺山選手が抜け出してクロスを差し込むなど、岩手ゴールに攻め込むシーンを作った。
しかし、連敗中の岩手もこれ以上の失点を防ぐべく、集中して対応していたが、35分、クリスティアーノ選手が山﨑浩介選手への危険なタックルで一発退場。一人少なくなった岩手は中盤の枚数を減らして5-3-1のブロックに変更したが、38分、樺山選手のパスを受けたディサロ選手がボックス傍からクロスを上げると、ファーサイドから入ってきたチアゴ選手がダイレクトでニア上に打ち込み、逆転に成功した。その後も藤田息吹選手やディサロ選手がシュートを放ったが、前半は2-1で終了した。
後半に入っても、モンテディオは小西選手のミドルシュートや、チアゴ選手のカットインからのミドルシュートなど、ボールを支配したなかで岩手ゴールに迫った。
61分、國分選手に代えてトップ下にデラトーレ選手が入り、樺山選手は右サイドに移った。その直後の65分、カウンターからチャンスが生まれる。デラトーレ選手から左サイドのチアゴ選手に渡り、クロスにはファーサイドでディサロ選手が飛び込んだが、ここはミートせず。しかし68分、モンテディオはCKを獲得すると、キッカー・小西選手のボールをデラトーレ選手がヘディングシュート。ここはキーバーに防がれたが、こぼれたボールを山﨑選手が押し込み3-1と突き放した。
その後もディサロ選手のスルーパスにチアゴ選手が抜け出したり、チアゴ選手の右クロスをファーサイドで樺山選手がヘデイングシュートするもクロスバーに跳ね返されたりと惜しいシーンが続いた。そして迎えた78分、相手ボールを奪ったディサロ選手がそのまま持ち込んで決めきり、4点目を奪った。
モンテディオはこの直後に2枚替え。川井歩選手、ディサロ選手に代えて松本怜大選手、木戸皓貴選手が入った。これでデラトーレ選手がトップになり、樺山選手は再びトップ下に戻った。83分には松本怜選手の縦パスにチアゴ選手が抜け出してクロスを上げる。ここから決定機こそ少なくなったが、相手にも攻撃の機会を与えず、危なげない試合運びを続けた。
86分には2度目の2枚替え。小西選手、チアゴ選手に代わって南秀仁選手、藤原悠汰選手がピッチに入った。アディショナルタイムもボールを握りつつ、4-1で試合終了のホイッスルを迎えた。
「夏まつりだモン!」の最終戦を白星で飾ったモンテディオは、4得点で3試合ぶりの快勝。通算戦績を13勝10分10敗とし、勝点を49に伸ばした。次節はアウェイで岡山とのリベンジマッチを戦う。