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モンテディオ山形
0
[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 1 |
1
- 50分 長谷川 元希
AWAY
ヴァンフォーレ甲府
メンバー
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 山﨑 浩介 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 19 | 松本 怜大 |
76' |
DF | 26 | 川井 歩 | |
MF | 8 | 小西 雄大 | |
MF | 17 | 加藤 大樹 | |
MF | 20 | チアゴ アウベス |
66' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 | |
FW | 9 | デラトーレ |
28' |
FW | 10 | 山田 康太 |
控えメンバー
GK | 23 | 藤嶋 栄介 | ||
---|---|---|---|---|
DF | 6 | 山田 拓巳 |
76' |
|
DF | 30 | 坂本 稀吏也 | ||
MF | 14 | 新垣 貴之 | ||
MF | 22 | 河合 秀人 |
76' |
|
MF | 24 | 横山 塁 |
66' |
76' |
FW | 33 | 木戸 皓貴 |
28' |
監督
ピーター クラモフスキー |
ヴァンフォーレ甲府
スターティングメンバー
GK | 1 | 河田 晃兵 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 須貝 英大 | |
DF | 5 | 浦上 仁騎 | |
DF | 22 | 野澤 陸 | |
DF | 23 | 関口 正大 | |
MF | 16 | 林田 滉也 |
90' |
MF | 18 | 鳥海 芳樹 |
90' |
MF | 24 | 山田 陸 | |
MF | 27 | 小林 岩魚 |
84' |
MF | 41 | 長谷川 元希 |
84' |
FW | 10 | ウィリアン リラ |
66' |
控えメンバー
GK | 31 | 岡西 宏祐 | |
---|---|---|---|
DF | 25 | 大和 優槻 | |
MF | 7 | 荒木 翔 |
84' |
MF | 20 | 松本 凪生 |
90' |
FW | 9 | 三平 和司 |
66' |
FW | 15 | 飯島 陸 |
90' |
FW | 19 | 宮崎 純真 |
84' |
監督
ピーター クラモフスキー |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 11 | FK | 12 | 0 | 0 |
0 | 0 | 4 | CK | 7 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 5 | シュート | 8 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 曇
-
- 気温
- 25.1℃
-
- 湿度
- 59%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 5,934人
-
- 主審
- 川俣 秀
-
- 副審
- 亀川 哲弘、大矢 充
-
- 第四の審判
- 宇治原 拓也
監督コメント
<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・みんなハードワークできている
・ボールを動かし続けよう
・シュートを打って終わろう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括
二つの良いチームがいいフットボールをしようとした戦いになりました。その中で、両チームとも数回ずつチャンスがあり、相手のチャンスを決め切られて、我々はチャンスを決めきれなかったと思います。
今回は、移動も多くタフな週での3試合でした。しかしながら、選手たちはフィジカルが非常に厳しい中でも、最後まで努力し献身的に戦ってくれたことを誇りに思います。ただ、結果が出ずに残念に思っております。
Q1:今日でシーズン半分の21試合を終えました。手応えを感じたところと、課題を一つずつ挙げて振り返ってください。
21試合戦いましたが、色々なストーリーが試合の中にあったと思います。チャレンジすることも多かったですし、良かったところも悪かったところもあったと思っています。
今自分たちが見せているのは、選手とスタッフが自分たちの信念に向かって戦っていくことです。
その中で良いチームになってきたと思っていますし、パフォーマンスを出しながら自分たちの流れに乗ってポイントを重ねてきたと思います。重要なことは、残り21試合をどのチームよりも強く戦うことです。
特に1つだけ挙げるのは非常に難しいです。非常によくできた点も多かったと思っています。磨くところに関しても、私は常に会見で話していますけれども、全ての局面において、もっともっと磨きかけていければと思います。
自分たちの目的は次の21試合で戦い方を成長させていくこと、自分たちのフットボールをもっと出せるようにしていくこと。そして42節になったときにどの位置にいるか見てみたいと思います。
Q2:怪我人が多くてやりくりが大変な中で、山田康太選手のスタメン復帰は非常に大きなことだと思います。彼の今日の90分はいかがでしたでしょうか。
良いパフォーマンスだったと思います。それはチーム全体のパフォーマンスに反映していると思いますし、その中で彼が90分間やれたということは、彼が良い状態にあって良いメンタリティだと言えます。それは康太だけではなく、出場した選手全員に言えることだと思います。
我々はピッチの上で男を見たと思っています。持っているものすべて出して、身体を張って、そしてメンタリティを出し切って、全てを出してくれたと思っています。
もちろんスケジュールがタイトだったのは、非常に厳しかったと思います。それは目に見えていることなのでここで話したくはありません。
中2日で移動が多くある中での戦いになったということ。スケジューリングがスマートだったかどうかは、皆さんも見えていると思います。
ただ重要なことは、自分たちができることに焦点を置いていくことだと思います。
自分たちの目的は、目の前に来たチャレンジや障害を乗り越えて前進していくことです。
選手たちが今夜出してくれたパフォーマンス、献身性、勇気、そしてメンタリティは、私自身にも良い刺激になりました。私自身も感動させられましたし、彼らのこの努力を誇りに思います。
もちろん結果は残念ですし、誰もがハッピーになっていないと思います。しかし、ここから自分たちが回復して次の試合の準備に向けていきたいと思っております。
Q3:公式記録上シュートが6本で少なかったと思います。どういった要因がありますか?
内容的に見て、両チームともチャンスが多かったわけではないと思います。我々にもゴールに近づいた部分が数回あり、相手にも数回のチャンスがあったと思います。そこの点だけを見れば同じぐらいだったと思っています。
後半は微妙なところで抜け出して入りましたが、ゴールにはなりませんでした。
ボールを動かしながら相手の危険な位置にボールを動かすこともできていたと思います。自分たちがもっと伸ばしていくべき点は、相手にとって危険になれるようにすること。そしてもっと得点を取れるようにしていければと思っています。
・みんなハードワークできている
・ボールを動かし続けよう
・シュートを打って終わろう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括
二つの良いチームがいいフットボールをしようとした戦いになりました。その中で、両チームとも数回ずつチャンスがあり、相手のチャンスを決め切られて、我々はチャンスを決めきれなかったと思います。
今回は、移動も多くタフな週での3試合でした。しかしながら、選手たちはフィジカルが非常に厳しい中でも、最後まで努力し献身的に戦ってくれたことを誇りに思います。ただ、結果が出ずに残念に思っております。
Q1:今日でシーズン半分の21試合を終えました。手応えを感じたところと、課題を一つずつ挙げて振り返ってください。
21試合戦いましたが、色々なストーリーが試合の中にあったと思います。チャレンジすることも多かったですし、良かったところも悪かったところもあったと思っています。
今自分たちが見せているのは、選手とスタッフが自分たちの信念に向かって戦っていくことです。
その中で良いチームになってきたと思っていますし、パフォーマンスを出しながら自分たちの流れに乗ってポイントを重ねてきたと思います。重要なことは、残り21試合をどのチームよりも強く戦うことです。
特に1つだけ挙げるのは非常に難しいです。非常によくできた点も多かったと思っています。磨くところに関しても、私は常に会見で話していますけれども、全ての局面において、もっともっと磨きかけていければと思います。
自分たちの目的は次の21試合で戦い方を成長させていくこと、自分たちのフットボールをもっと出せるようにしていくこと。そして42節になったときにどの位置にいるか見てみたいと思います。
Q2:怪我人が多くてやりくりが大変な中で、山田康太選手のスタメン復帰は非常に大きなことだと思います。彼の今日の90分はいかがでしたでしょうか。
良いパフォーマンスだったと思います。それはチーム全体のパフォーマンスに反映していると思いますし、その中で彼が90分間やれたということは、彼が良い状態にあって良いメンタリティだと言えます。それは康太だけではなく、出場した選手全員に言えることだと思います。
我々はピッチの上で男を見たと思っています。持っているものすべて出して、身体を張って、そしてメンタリティを出し切って、全てを出してくれたと思っています。
もちろんスケジュールがタイトだったのは、非常に厳しかったと思います。それは目に見えていることなのでここで話したくはありません。
中2日で移動が多くある中での戦いになったということ。スケジューリングがスマートだったかどうかは、皆さんも見えていると思います。
ただ重要なことは、自分たちができることに焦点を置いていくことだと思います。
自分たちの目的は、目の前に来たチャレンジや障害を乗り越えて前進していくことです。
選手たちが今夜出してくれたパフォーマンス、献身性、勇気、そしてメンタリティは、私自身にも良い刺激になりました。私自身も感動させられましたし、彼らのこの努力を誇りに思います。
もちろん結果は残念ですし、誰もがハッピーになっていないと思います。しかし、ここから自分たちが回復して次の試合の準備に向けていきたいと思っております。
Q3:公式記録上シュートが6本で少なかったと思います。どういった要因がありますか?
内容的に見て、両チームともチャンスが多かったわけではないと思います。我々にもゴールに近づいた部分が数回あり、相手にも数回のチャンスがあったと思います。そこの点だけを見れば同じぐらいだったと思っています。
後半は微妙なところで抜け出して入りましたが、ゴールにはなりませんでした。
ボールを動かしながら相手の危険な位置にボールを動かすこともできていたと思います。自分たちがもっと伸ばしていくべき点は、相手にとって危険になれるようにすること。そしてもっと得点を取れるようにしていければと思っています。
選手コメント
國分 伸太郎
Q1:中2日の3連戦というハードな中でも勝たなければいけないという厳しい条件でしたが、その中で試合にどのように臨みましたか?連戦だろうが、1週間空こうが、やることは常に変わらないので。もちろん、体の面できついというのはありますけど、それは言い訳にしかならないので、ピッチに立ったらどんな状況でもやるのがプロだと思うので、僕のメンタル的にはそういうメンタリティでいましたし、そういうのをチームに促しましたし、結果的に負けてはしまいましたけど、そこの局面のクオリティやパワーの使いどころというのをもっとチームでやらないといけないなと思いました。
Q2:水戸戦、岩手戦と相手のプレスにつかまるシーンが多い中で、今回ボランチでプレーしました。意識したことがあれば教えてください。
とにかく球離れを早くしてサイドのところ、サイドバックの位置でいい状況でボールが入ると前にも行きやすいと、トップ下をやっていて思ったので、とにかく早く、パススピードもテンポも速くサイドにボールを付ける、ないしは縦に付けるということを意識していました。
Q3:実際の手応えはどうでしたか? シュート本数も少ないようですが。
相手の戦術的なところやフォーメーションのところで、僕たちと相性の悪い、特に岩手もそうでしたけど、そういう場面で個々が僕も含めて、いいポジションを取り、自分たちで何かしらのアクションが必要だったと思います。
Q4:3試合勝ちがない中で、次は仙台とのみちのくダービーですが、そこへ向けてお願いします。
どんな一戦になろうともやるしかないので、負けていい試合はないと思いますし、それが今回は仙台ということで、サポーターも相当熱くなると思いますけど、それをパワーに換えて、僕らも残り勝つしかないので、頑張りたいと思います。
Q5:デラトーレ選手が退いてから流れが悪くなった印象がありますが、何か変化はありましたか?
連戦の中でも、全員の強度というのは少しあのあたりから落ちてきたと思いますし、それに加えて、相手が僕らのポジショニングやスピード感に慣れて、うまくハメられてしまったなという印象です。
Q6:トップ下であったり、2列目の右だったり左だったり、北九州からやっているボランチとして期待しているサポーターもいると思いますが、ボランチとして出場するということに対する思いはありますか?
もちろん、ハードワークという部分ではどのポジションでも変わらずやる必要はありますけど、サイドだったりトップ下と違うのは、戻るスピードだったり、プレスバックのスピードとか、危険な位置を消すというところはボランチにとってとても仕事として大事だと思っていたので、そのあたりの頭だったりメンタル的なところを整理して臨みました。あとはトップ下でやっていたときの景色やサイドでやっていたときの景色の中で、ボランチがこういうことをしてくれるといいなとかいうのをイメージしながらやろうと思いましたし、結果を出せなくてすごく残念ということです。
選手コメント
小西 雄大
Q1:ビルドアップの中で少し出口が見当たらないようなところもあったかと思いますが、どのように考えていましたか?ここ数試合、ポジションを固定することによって、少し目の前のディフェンスにつかまるというシーンが多くて、それは前線もそうですし、中盤もそうですし、そこはチームとしてのやり方があるので、そこの改善というのは個人というよりチーム全体でやっていく必要があると思います。その中で、プレーするのは選手なので、試合中にうまくいっていなければ改善する必要があると思いますし、そこは戦術どうこうというよりかは個人の判断というのがもっともっといま必要なのかなというのはすごく感じています。
Q2:白星から遠ざかっている中、ここで踏みとどまらなければという思いもあったと思います。勝利に向けた意欲というところではどうでしょうか。
もちろん、ベースである戦う姿勢だったりとか、ハードワークだったりとかはもっともっとやらないといけないですし、簡単に勝てる相手なんていないですし、そこはもっともっとチームで突き詰めてやりたいです。あとは、負け始めると、どう勝っていくかという中で、自分らのサッカーというのを少し見失いがちなところが出てくると思うので、そこは勝たないといけないですけど、手段というのを忘れずに、自分たちが本当に目指しているのは何なのかというところを常に全員で意識してやる必要があるのかなというのは感じています。
Q3:先ほど、國分選手がビルドアップのときに球離れを早くしようということを言っていましたが、前の2試合と比べて改善の手応えなどはありましたか?
前半特によかったと思うんですけど、サイドバックのところで剥がせるシーンというのが多くて、特に左からパススピード、テンポ、ポジショニングで剥がせることが多かったと思うので、そこは改善できていたところだと思いますし、逆に後半になって相手が修正してきて、サイドを前に出さずにボカし気味にしてきたときにどうするかというオプションであるとか、そこもさっき言ったとおり、選手の中でどうするかというのを試合中に改善する必要があるのかなというのは思います。
Q4:横山塁選手の負傷交代のタイミングで、センターサークルのところで選手が集まって話をしていましたが、どんなところを話していましたか?
守備のところで少しあの時間帯、間延びしていることが多かったので、後ろと前で擦り合わせて、前へ出ていくのか、少しブロックを組むのかというところで話し合いをしていました。
Q5:あのあと守備の部分でギアを上げてプレッシャーをかけにいくような変化もありましたが、前に出ていこうということでしたか?
そうですね、出ていける瞬間というのはあったと思います。負けていたので、そこは後ろで見えている選手がしっかりギアを上げるようにしていたと思うので、そこはよかったところなのかなと思います。
戦評
中2日の3連戦の3試合目、ホームでヴァンフォーレ甲府と対戦したモンテディオ山形は多くのチャンスを作ることができず、後半に1失点を喫して0-1で敗れた。
モンテディオは岩手戦から4人を変更。山田康太選手は7試合ぶりの先発復帰となり、國分伸太郎選手がボランチに入った。
モンテディオがビルドアップで起点にしたのは左サイドバック・松本怜大選手の位置。守備で5-4-1の甲府は、攻撃時に右サイドを上げて4-4-2に近い形に変形するが、守備で5-4-1に戻る際にシャドーがワンテンポ遅れて戻るためスペースが空いていた。松本怜大選手は山田康太選手とのワンツーで縦に抜け出したり、パスを送った小西選手に背後へ浮き球のパスが送られたり、ブロックの外と中で出し入れしながら左サイドに展開し、松本怜大選手のクロスにチアゴ アウベス選手が飛び込んでくるシーンも作った。
20分前後には、小西選手のくさびがバイタルエリアの加藤大樹選手に入ったり、小西選手が左スペースに持ち上がってクロスを入れ、チアゴ選手のシュートにつなげたり、山﨑浩介選手の長いくさびをチアゴ選手がフリックでスルーパスを狙うなど、フィニッシュに至る手前までの形は作れていた。
しかし、ここでデラトーレ選手が負傷するアクシデント。デラトーレ選手は担架でピッチを離れ、代わって28分には木戸皓貴選手が入った。ここから徐々に甲府がペースを握る。
甲府はサイドチェンジを効果的に使いながら攻撃してきた。クロスからウィリアン リラ選手がシュートを放つと、33分にはペナルティーエリア付近でパスを受けた長谷川元希選手がシュート。35分にも縦につないで長谷川選手がワンタッチで送ったスルーパスにリラ選手が反応してシュートを狙った。39分にはハイプレスのスイッチが入ったモンテディオの背後へ抜け出され、最後は鳥海芳樹選手がフィニッシュに持ち込んだ。
モンテディオは松本怜大選手の起点も対応され始め、43分にチアゴ選手が放ったシュートも枠外になるなど、フィニッシュの精度が上がらず、0-0のまま折り返しとなった。
後半も甲府が好調。50分、モンテディオが左サイドでパスをつなぎ始めたところでミスが発生し、ショートカウンターを狙われた。最後は長谷川選手に冷静にシュートを決められ、モンテディオはまたも先制点を奪われる展開となった。
その後は甲府がさらにボール保持を強める。モンテディオはサイドで取り切りたいところで抜け出されて逆サイドへ展開されたり、ブロックを組んだまま前後左右に動かされたりしたことで間延びし、さらに相手にスペースを与える結果となった。
57分には山田康太選手からチアゴ選手へ絶妙なスルーパス、60分には國分選手のクロスに加藤大樹選手が入り込むなど攻め込んだが、ミスから奪われるシーンも多かった。66分にはチアゴ選手に代わって横山塁選手がピッチに送り出されたが、そこから10分と経たないうちに横山選手が負傷。
3回目の交代はその横山選手から河合秀人選手と、松本怜大選手から山田拓巳選手。終盤はカウンターから関口正大選手に強烈なシュートを打たれたり、セットプレーを数多く与えたり、的確に選手交代をはさまれたりと甲府にコントロールされた。モンテディオは追加点こそ許さなかったが、すでに消耗し、反撃のパワーは残されていなかった。
0-1のまま試合は終了。タイトなこの3連戦は1分2敗に終わった。モンテディオの通算戦績は8勝7分6敗となり、勝点1は変わらず。1週間置いて、次節は仙台とのみちのくダービーとなる。
モンテディオは岩手戦から4人を変更。山田康太選手は7試合ぶりの先発復帰となり、國分伸太郎選手がボランチに入った。
モンテディオがビルドアップで起点にしたのは左サイドバック・松本怜大選手の位置。守備で5-4-1の甲府は、攻撃時に右サイドを上げて4-4-2に近い形に変形するが、守備で5-4-1に戻る際にシャドーがワンテンポ遅れて戻るためスペースが空いていた。松本怜大選手は山田康太選手とのワンツーで縦に抜け出したり、パスを送った小西選手に背後へ浮き球のパスが送られたり、ブロックの外と中で出し入れしながら左サイドに展開し、松本怜大選手のクロスにチアゴ アウベス選手が飛び込んでくるシーンも作った。
20分前後には、小西選手のくさびがバイタルエリアの加藤大樹選手に入ったり、小西選手が左スペースに持ち上がってクロスを入れ、チアゴ選手のシュートにつなげたり、山﨑浩介選手の長いくさびをチアゴ選手がフリックでスルーパスを狙うなど、フィニッシュに至る手前までの形は作れていた。
しかし、ここでデラトーレ選手が負傷するアクシデント。デラトーレ選手は担架でピッチを離れ、代わって28分には木戸皓貴選手が入った。ここから徐々に甲府がペースを握る。
甲府はサイドチェンジを効果的に使いながら攻撃してきた。クロスからウィリアン リラ選手がシュートを放つと、33分にはペナルティーエリア付近でパスを受けた長谷川元希選手がシュート。35分にも縦につないで長谷川選手がワンタッチで送ったスルーパスにリラ選手が反応してシュートを狙った。39分にはハイプレスのスイッチが入ったモンテディオの背後へ抜け出され、最後は鳥海芳樹選手がフィニッシュに持ち込んだ。
モンテディオは松本怜大選手の起点も対応され始め、43分にチアゴ選手が放ったシュートも枠外になるなど、フィニッシュの精度が上がらず、0-0のまま折り返しとなった。
後半も甲府が好調。50分、モンテディオが左サイドでパスをつなぎ始めたところでミスが発生し、ショートカウンターを狙われた。最後は長谷川選手に冷静にシュートを決められ、モンテディオはまたも先制点を奪われる展開となった。
その後は甲府がさらにボール保持を強める。モンテディオはサイドで取り切りたいところで抜け出されて逆サイドへ展開されたり、ブロックを組んだまま前後左右に動かされたりしたことで間延びし、さらに相手にスペースを与える結果となった。
57分には山田康太選手からチアゴ選手へ絶妙なスルーパス、60分には國分選手のクロスに加藤大樹選手が入り込むなど攻め込んだが、ミスから奪われるシーンも多かった。66分にはチアゴ選手に代わって横山塁選手がピッチに送り出されたが、そこから10分と経たないうちに横山選手が負傷。
3回目の交代はその横山選手から河合秀人選手と、松本怜大選手から山田拓巳選手。終盤はカウンターから関口正大選手に強烈なシュートを打たれたり、セットプレーを数多く与えたり、的確に選手交代をはさまれたりと甲府にコントロールされた。モンテディオは追加点こそ許さなかったが、すでに消耗し、反撃のパワーは残されていなかった。
0-1のまま試合は終了。タイトなこの3連戦は1分2敗に終わった。モンテディオの通算戦績は8勝7分6敗となり、勝点1は変わらず。1週間置いて、次節は仙台とのみちのくダービーとなる。