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いわてグルージャ盛岡
3
[ 試合終了 ] | ||
1 | 前半 | 0 |
2 | 後半 | 3 |
3
- 13分 小野田 将人
- 54分 奥山 洋平
- 67分 ブレンネル
- 52分 横山 塁
- 68分 山田 康太
- 90+3分 デラトーレ
AWAY
モンテディオ山形
メンバー
いわてグルージャ盛岡
スターティングメンバー
GK | 19 | 松山 健太 | |
---|---|---|---|
DF | 6 | 甲斐 健太郎 | |
DF | 36 | 小野田 将人 | |
DF | 37 | 深川 大輔 | |
MF | 5 | 石井 圭太 | |
MF | 15 | 加々美 登生 | |
MF | 33 | 弓削 翼 | |
MF | 38 | 南 拓都 |
58' |
FW | 22 | 奥山 洋平 |
59' |
FW | 27 | オタボー |
58' |
FW | 28 | 増田 隼司 |
58' |
控えメンバー
GK | 21 | 稲葉 亜我志 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 蓮川 壮大 | |
DF | 26 | ビスマルク |
58' |
MF | 17 | 中村 太亮 | |
MF | 46 | 中村 充孝 |
58' |
FW | 11 | ブレンネル |
58' |
FW | 45 | 和田 昌士 |
59' |
監督
秋田 豊 |
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 山﨑 浩介 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 | |
DF | 19 | 松本 怜大 | |
MF | 8 | 小西 雄大 | |
MF | 20 | チアゴ アウベス | |
MF | 22 | 河合 秀人 | |
MF | 24 | 横山 塁 |
72' |
FW | 25 | 國分 伸太郎 |
60' |
FW | 33 | 木戸 皓貴 |
60' |
控えメンバー
GK | 23 | 藤嶋 栄介 | |
---|---|---|---|
DF | 26 | 川井 歩 | |
DF | 30 | 坂本 稀吏也 | |
MF | 10 | 山田 康太 |
60' |
MF | 14 | 新垣 貴之 |
72' |
FW | 9 | デラトーレ |
60' |
FW | 28 | 荒川 永遠 |
監督
ピーター クラモフスキー |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 13 | FK | 19 | 0 | 0 |
0 | 0 | 11 | CK | 2 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 1 | 0 | 0 |
0 | 0 | 10 | シュート | 6 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 雨
-
- 気温
- 15.2℃
-
- 湿度
- 80%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 1,087人
-
- 主審
- 柿沼 亨
-
- 副審
- 竹田 和雄、穴井 千雅
-
- 第四の審判
- 辛島 宗烈
監督コメント
<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・自分たちを信じてやり続けよう
・自分たちがやってきたことを一貫してやっていこう
・まずは一点をとろう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括
試合を通して自分たちのフットボールをしようとプレーしてくれた選手たちのことを誇りに思っています。
試合の中でなかなか流れやリズムが掴みにくいところもありましたが、自分たちの中でしっかりコントロールしながら冷静にフットボールをすることができていたと思います。そして、試合の中で、一貫して自分たちのプレーを続けられていたと思います。
その中で、3得点できたことは良かったです。選手たちもこの試合をひっくり返そうと、すごく戦ってくれました。
3失点してしまったことで自分たちが難しくなってしまいましたけれども、しっかりと戦えていましたし、自分たちのフットボールをプレーできていたと思います。
Q1:もったいない形の失点が多かったと思いますが、その点はどう思われますか?
もちろん残念に思っています。ゴールというものはゲームを変えていきますし、フットボールではゴールを目指して戦っているものです。
その中でハードワークして得点を取れましたが、今日は自分たちが失点してしまったことで試合を難しくしてしまいました。
今日の試合の中でも、自分たちのフットボールをしながら試合をひっくり返そうとプレーできていましたし、相手にとって危険なプレーも作れたと思います。選手たちが自分たちのキャラクターや信念をピッチの上で出してくれました。
今日、結果は出ませんでしたが、自分たちのやろうとしているフットボールを誇りに思います。
Q2:U-21代表選手がいない中、怪我人もいる中で、この勝点1はポジティブに捉えてよろしいでしょうか。
私はJ2で自分たちが戦う試合全てに勝ちたいと思っています。もちろん代表や怪我などで選手がいなくなってしまう状況は厳しいと思います。
重要なことは、どの選手が出ても戦えるようにいつも練習していることで、誰が出たとしても自分たちのプレーを出せるようにしていきたいと考えております。
その中で自分たちのプレーを出せたと思いますし、自分たちのブランド、どういったフットボールをしたいのかということも示せていたと思います。
自分たちのフットボールをすることによって、見ているひとがワクワクできるプレーをどんどん出せれば良いと思っています。
日本ではインプレーの時間をもっと多く長くできるようにした方がエキサイティングなゲームになっていくと思っています。
自分たちのパフォーマンスを振りかえり、しっかりと反省してチームとして成長していければ良いと思っています。試合の中でポジティブな点もありましたし、それと同時に全ての局面で磨きをかけなければいけない部分もあると思います。
そういったことを毎週ごと、そして毎試合ごとに高めていきたいですし、リーグが終わったときに一番強いチームになれるようにしていきたいと思っております。
・自分たちを信じてやり続けよう
・自分たちがやってきたことを一貫してやっていこう
・まずは一点をとろう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括
試合を通して自分たちのフットボールをしようとプレーしてくれた選手たちのことを誇りに思っています。
試合の中でなかなか流れやリズムが掴みにくいところもありましたが、自分たちの中でしっかりコントロールしながら冷静にフットボールをすることができていたと思います。そして、試合の中で、一貫して自分たちのプレーを続けられていたと思います。
その中で、3得点できたことは良かったです。選手たちもこの試合をひっくり返そうと、すごく戦ってくれました。
3失点してしまったことで自分たちが難しくなってしまいましたけれども、しっかりと戦えていましたし、自分たちのフットボールをプレーできていたと思います。
Q1:もったいない形の失点が多かったと思いますが、その点はどう思われますか?
もちろん残念に思っています。ゴールというものはゲームを変えていきますし、フットボールではゴールを目指して戦っているものです。
その中でハードワークして得点を取れましたが、今日は自分たちが失点してしまったことで試合を難しくしてしまいました。
今日の試合の中でも、自分たちのフットボールをしながら試合をひっくり返そうとプレーできていましたし、相手にとって危険なプレーも作れたと思います。選手たちが自分たちのキャラクターや信念をピッチの上で出してくれました。
今日、結果は出ませんでしたが、自分たちのやろうとしているフットボールを誇りに思います。
Q2:U-21代表選手がいない中、怪我人もいる中で、この勝点1はポジティブに捉えてよろしいでしょうか。
私はJ2で自分たちが戦う試合全てに勝ちたいと思っています。もちろん代表や怪我などで選手がいなくなってしまう状況は厳しいと思います。
重要なことは、どの選手が出ても戦えるようにいつも練習していることで、誰が出たとしても自分たちのプレーを出せるようにしていきたいと考えております。
その中で自分たちのプレーを出せたと思いますし、自分たちのブランド、どういったフットボールをしたいのかということも示せていたと思います。
自分たちのフットボールをすることによって、見ているひとがワクワクできるプレーをどんどん出せれば良いと思っています。
日本ではインプレーの時間をもっと多く長くできるようにした方がエキサイティングなゲームになっていくと思っています。
自分たちのパフォーマンスを振りかえり、しっかりと反省してチームとして成長していければ良いと思っています。試合の中でポジティブな点もありましたし、それと同時に全ての局面で磨きをかけなければいけない部分もあると思います。
そういったことを毎週ごと、そして毎試合ごとに高めていきたいですし、リーグが終わったときに一番強いチームになれるようにしていきたいと思っております。
選手コメント
デラトーレ
Q1:ゴールシーンを振り返ってください。どういった意図であの位置まで入っていたのでしょうか。あのシーンが始まったときには自分がオフサイドポジションだったということに気づいて、だから何も反応しなくて、結局ボールがファーにこぼれてしまって、ピーターさん(クラモフスキー監督)がいつも言っている、必ず誰かがニアに入るという僕たちの戦術もあるし、ありがたいことにいいボールを上げてもらって、自分がそのボールを押し込めたことをとてもうれしく思っています。
Q2:悔しさも混じる結果かなと思いますが、そのへんはどうでしょう。
前節・水戸戦で負けてしまって、連敗は許されない今日の試合だったので、その中では選手が全員で一丸になって、特に後半からは流れをつかんでたくさんチャンスを作ったと思うんですけども、最低限勝点1で帰らなきゃいけないと思ったので、もちろん勝ちたかったので悔しい気持ちは残るんですけども、負けなかったことをプラスに考えて、次の試合につなげていきたいと思っています。
Q3:もう奥さんやお子さんが来日されて一緒に過ごされていると思いますが、力になっていますか?
山形に来た当初からチームから、チームメートから、サポーター、みんなから、素晴らし歓迎をいただいて、働きやすい環境を最初から作っていただいたことはすごく感謝していますし、その中で、テレビ電話でいつも奥さんにはいいことを伝えて、奥さんはそれに対して、日本に早く行きたいという気持ちが溢れ出していました。その中で奥さんがやっと来日できて、彼女たちの力が僕の日々のパワーになっているので、山形に来たことですごく幸せを感じていますし、日本で長くプレーできるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
選手コメント
山田 康太
Q1:ゴールシーンですが、どういった形であの位置まで行けたかということを教えてください。あまり憶えてなくて、とりあえず怜大くん(松本)が持って、相手のセンターバックとボランチに間に少し空間ができるというのは少し見ていて、そこで僕がボールを受けたら何かしようというのは少しイメージを描いていた中で、ゴールも自分の中では入ると思いましたし、自分の感覚の中で止めて何かをするというよりかは、フィニッシュに行ったほうがいいんじゃないかと思ってシュートした結果のゴールだったので、よかったかなと思います。
Q2:まだ再試合の分がありますが、これで一巡したことになります。どう総括しますか?
自分たちが目指しているところに行くとなると、物足りなさというのは選手が一番感じていますし、なのでファン、サポーターのみなさんから見ても、もう少し改善してほしいと思う箇所も多いと思いますけど、ただ僕は、個人的には、シーズン最初のキャンプでなかなかコンディションが上がらずに、試合をやりながら、もちろんいまコンディションが万全かと言われるとまったくそうではないですけど、こうやってピッチに立ったら、今日なんかもプライドを見せなきゃいけないような試合だったので、そういうのも言い訳にできないですし、その中で結果を残せたというのは自分の中で、「苦しいときに助けられる選手になりたい」と常々、今シーズンは言ってきているので、最低限、今日はやれたのかなと思います。
Q3:後半戦に向けて、どういうシーズンにしたいと考えていますか?
もちろんチームとしてやることなので、僕がどうこうというよりかは、チームが勝つために走ったり、守備したり、自分のよさを出すことももちろんそうですし、そういうのを徹底してやっていけば自ずと自分の結果もついてくると思うので、まずは自分がどういうことをしたいというよりかは、このモンテディオがひとつでも上に行けるようにと考えてプレーしていきたいなと思います。
戦評
いわてグルージャ盛岡のトップチームに新型コロナウイルス陽性者が出た影響で中止となった第16節の代替試合が行われ、モンテディオが追いついて3-3のドロー。アウェイで勝点1を持ち帰った。
前節から中2日で行われたこの試合、モンテディオは4人、岩手は7人の先発メンバー変更があった。モンテディオは出場停止明けの山田拓巳選手が2試合ぶり、左サイドバックの松本怜大選手は9試合ぶりの先発。横山塁選手は13試合ぶり、木戸皓貴選手は開幕戦以来の先発となった。
立ち上がりはモンテディオの攻撃が形になり、4分、左サイドからの國分伸太郎選手の折り返しに木戸選手がシュートまで持ち込んだが、ここはオフサイド。さらに5分には横山選手のクロスに逆サイドから飛び込んだチアゴ アウベス選手があと一歩のシーンも作った。
しかし、この試合はモンテディオのビルドアップでいつものテンポが見られず、8分、山﨑浩介選手の足元をオタボー選手に狙われ、シュートはクロスバーを直撃。その後も左サイドのスペースを突かれて押し込まれると、13分、岩手は3バックの右でプレーする小野田将人選手が2度のワンツーでモンテディオ陣内深く入り込むと、切り返しからシュート。先制点は岩手に入った。
24分には山田拓巳選手から長いスルーパスが木戸選手に通ったが、シュートは枠内に飛ばなかった。モンテディオが相手陣内までボールを運ぶシーンは散発的で、岩手の前からの圧力を受けて前に運べなくなり、奪われてショートカウンターを受けるケースが相次いだ。44分には山田拓巳選手のクロスから国分選手がシュートを狙ったが、相手ディフェンダーにブロックされ、前半に記録されたシュート0本、0-1での折り返しとなった。
後半もボールロストからカウンターを受け、早速CKを奪われる立ち上がりとなったが、背後へのボールを増やしながら攻撃の糸口を探っていった。すると51分、中盤でのリスタートで一度はボールを失ったが、木戸選手のプレスバックで奪い返すと、河合秀人選手のスルーパスに飛び出した横山選手がボックス内に入ったところで倒され、PKを獲得。52分、このPKを横山選手が自ら決め、Jリーグ初ゴールで同点とした。
ついに追いついたモンテディオだったが、その2分後、山田拓巳選手から後藤雅明選手へのバックパスが弱く、奥山洋平選手にさらわれてそのままゴールを決められた。
再びリードした岩手は58分から59分にかけて一気に4枚を交代、重量フォワードのブレンネル選手や前節に同点ゴールを決めた中村充孝選手などが入ってきた。モンテディオも國分選手、木戸選手に代えて山田康太選手、デラトーレ選手を投入。押し込まれて中村充選手にシュートを撃たれる場面もあったが、逆にモンテディオも山田康太選手のくさびからデラトーレ選手がさばき、チアゴ選手がシュートまで持ち込む場面も作った。
しかし67分、自陣で奪われて岩手がショートカウンター。前線に入れたボールのこぼれ球をブレンネル選手に拾われると、左足のシュートに山田拓巳選手もブロックを試みたが、山田拓巳選手の足に当たったボールが山なりの軌道で枠内に入り込んだ。
2点差となり、いよいよ追い込まれたモンテディオはようやくエンジンがかかる。68分、相手のスローインのボールを奪い、小西雄大選手からのサイドチェンジで松本怜大選手が高い位置を取ると、前線に速いボールを供給。軌道上にデラトーレ選手が待っていたが、その前にカットインした山田康太選手がダイレクトでシュートを打ち込み、2点目を奪った。
70分にも山田康太選手の背後へのボールを横山選手が頭で折り返し、デラトーレ選手がシュートを放ったが、ここはサイドネット。一気に同点とはいかなかった。72分には横山選手に代えて新垣貴之選手を投入する。
75分には小西選手の横パスを受けた山田康太選手が左に持ち出してシュートを狙ったが、ここは相手にブロックされる。その直後のCKではデラトーレ選手のヘディングシュートがわずかに枠外へ。その後も山田康太選手を中心に攻撃の姿勢を強めるが、岩手も80分過ぎから選手が接触で倒れる場面が多く、リスタートも含めて時間を消費した。
1点差のまま突入したアディショナルタイムは6分。攻め込むモンテディオは90分+3、小西選手から左サイドの松本怜大選手へ。ここで1枚剥がし、中へ入れたボールはチアゴ選手がシュートまでは持ち込めなかったが、ファーサイドへラフなボールを上げると、相手が競ったボールがファーサイドにこぼれた。これを拾った新垣選手が中へ折り返すと、ニアでデラトーレ選手が合わせてゴールへねじ込んだ。
絶体絶命の2点差からついに追いついたが逆転はならず、3-3のまま試合は終了した。モンテディオはギリギリで連敗を回避し、勝点1を持ち帰ることになった。通算戦績はこれで8勝7分5敗、勝点31となり、順位は一つ上がって5位となった。
前節から中2日で行われたこの試合、モンテディオは4人、岩手は7人の先発メンバー変更があった。モンテディオは出場停止明けの山田拓巳選手が2試合ぶり、左サイドバックの松本怜大選手は9試合ぶりの先発。横山塁選手は13試合ぶり、木戸皓貴選手は開幕戦以来の先発となった。
立ち上がりはモンテディオの攻撃が形になり、4分、左サイドからの國分伸太郎選手の折り返しに木戸選手がシュートまで持ち込んだが、ここはオフサイド。さらに5分には横山選手のクロスに逆サイドから飛び込んだチアゴ アウベス選手があと一歩のシーンも作った。
しかし、この試合はモンテディオのビルドアップでいつものテンポが見られず、8分、山﨑浩介選手の足元をオタボー選手に狙われ、シュートはクロスバーを直撃。その後も左サイドのスペースを突かれて押し込まれると、13分、岩手は3バックの右でプレーする小野田将人選手が2度のワンツーでモンテディオ陣内深く入り込むと、切り返しからシュート。先制点は岩手に入った。
24分には山田拓巳選手から長いスルーパスが木戸選手に通ったが、シュートは枠内に飛ばなかった。モンテディオが相手陣内までボールを運ぶシーンは散発的で、岩手の前からの圧力を受けて前に運べなくなり、奪われてショートカウンターを受けるケースが相次いだ。44分には山田拓巳選手のクロスから国分選手がシュートを狙ったが、相手ディフェンダーにブロックされ、前半に記録されたシュート0本、0-1での折り返しとなった。
後半もボールロストからカウンターを受け、早速CKを奪われる立ち上がりとなったが、背後へのボールを増やしながら攻撃の糸口を探っていった。すると51分、中盤でのリスタートで一度はボールを失ったが、木戸選手のプレスバックで奪い返すと、河合秀人選手のスルーパスに飛び出した横山選手がボックス内に入ったところで倒され、PKを獲得。52分、このPKを横山選手が自ら決め、Jリーグ初ゴールで同点とした。
ついに追いついたモンテディオだったが、その2分後、山田拓巳選手から後藤雅明選手へのバックパスが弱く、奥山洋平選手にさらわれてそのままゴールを決められた。
再びリードした岩手は58分から59分にかけて一気に4枚を交代、重量フォワードのブレンネル選手や前節に同点ゴールを決めた中村充孝選手などが入ってきた。モンテディオも國分選手、木戸選手に代えて山田康太選手、デラトーレ選手を投入。押し込まれて中村充選手にシュートを撃たれる場面もあったが、逆にモンテディオも山田康太選手のくさびからデラトーレ選手がさばき、チアゴ選手がシュートまで持ち込む場面も作った。
しかし67分、自陣で奪われて岩手がショートカウンター。前線に入れたボールのこぼれ球をブレンネル選手に拾われると、左足のシュートに山田拓巳選手もブロックを試みたが、山田拓巳選手の足に当たったボールが山なりの軌道で枠内に入り込んだ。
2点差となり、いよいよ追い込まれたモンテディオはようやくエンジンがかかる。68分、相手のスローインのボールを奪い、小西雄大選手からのサイドチェンジで松本怜大選手が高い位置を取ると、前線に速いボールを供給。軌道上にデラトーレ選手が待っていたが、その前にカットインした山田康太選手がダイレクトでシュートを打ち込み、2点目を奪った。
70分にも山田康太選手の背後へのボールを横山選手が頭で折り返し、デラトーレ選手がシュートを放ったが、ここはサイドネット。一気に同点とはいかなかった。72分には横山選手に代えて新垣貴之選手を投入する。
75分には小西選手の横パスを受けた山田康太選手が左に持ち出してシュートを狙ったが、ここは相手にブロックされる。その直後のCKではデラトーレ選手のヘディングシュートがわずかに枠外へ。その後も山田康太選手を中心に攻撃の姿勢を強めるが、岩手も80分過ぎから選手が接触で倒れる場面が多く、リスタートも含めて時間を消費した。
1点差のまま突入したアディショナルタイムは6分。攻め込むモンテディオは90分+3、小西選手から左サイドの松本怜大選手へ。ここで1枚剥がし、中へ入れたボールはチアゴ選手がシュートまでは持ち込めなかったが、ファーサイドへラフなボールを上げると、相手が競ったボールがファーサイドにこぼれた。これを拾った新垣選手が中へ折り返すと、ニアでデラトーレ選手が合わせてゴールへねじ込んだ。
絶体絶命の2点差からついに追いついたが逆転はならず、3-3のまま試合は終了した。モンテディオはギリギリで連敗を回避し、勝点1を持ち帰ることになった。通算戦績はこれで8勝7分5敗、勝点31となり、順位は一つ上がって5位となった。