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モンテディオ山形
モンテディオ山形
4
[ 試合終了 ]
1 前半 0
3 後半 0
0
  • 12分 加藤 大樹
  • 70分 チアゴ アウベス
  • 79分 野田 裕喜
  • 83分 鈴木 国友
AWAY
FC琉球
FC琉球

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 2 山﨑 浩介
DF 5 野田 裕喜
DF 6 山田 拓巳

87'

DF 26 川井 歩
MF 8 小西 雄大
MF 17 加藤 大樹

80'

MF 20 チアゴ アウベス

80'

MF 22 河合 秀人
FW 9 デラトーレ

63'

FW 25 國分 伸太郎

88'

控えメンバー

GK 23 藤嶋 栄介
DF 19 松本 怜大
DF 21 吉田 朋恭

88'

MF 24 横山 塁

80'

FW 13 鈴木 国友

63'

FW 28 荒川 永遠
FW 33 木戸 皓貴

80'

監督

ピーター クラモフスキー
FC琉球

スターティングメンバー

GK 26 田口 潤人
DF 2 福村 貴幸

74'

DF 9 李 栄直
DF 14 沼田 圭悟
DF 28 大森 理生

66'

MF 8 池田 廉
MF 10 富所 悠
MF 11 中野 克哉

81'

MF 13 清武 功暉

74'

MF 15 大本 祐槻
FW 21 上原 慎也

66'

控えメンバー

GK 17 積田 景介
DF 6 金井 貢史

74'

DF 22 上原 牧人

66'

DF 27 中川 創
MF 20 上里 一将

74'

FW 18 野田 隆之介

66'

FW 24 ヴィニシウス ドスサントス

81'

監督

ピーター クラモフスキー

スタッツ

90 45 total   total 45 90
0 0 17 FK 11 0 0
0 0 5 CK 4 0 0
0 0 0 PK 0 0 0
0 0 9 シュート 6 0 0
0 0 0 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    24.1℃
  • 湿度
    38%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    5,849人
  • 主審
    高山 啓義
  • 副審
    中野 卓、池田 一洋
  • 第四の審判
    野堀 桂佑

監督コメント

<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・前半良い試合ができている。
・ボールを動かして試合をコントロールしよう。
・次のゴールもうちが取る。2点目を取っても0-0の気持ちで戦い続けよう。


<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括
いい勝ち点3だったと思います。試合の中で多くのポジティブな点がありました。その中でまだ自分たちがいつもと同じように改善していかなければいけない点もあったと思います。
選手たちが献身的に自分たちのフットボールを出しながら、自分たちの特徴を出して戦ってくれたことを誇りに思います。また、自分たちが勝ち点3を奪うことによってファンを笑顔で帰すことができて嬉しく思っております。

 
Q1:競り合った試合の中で4得点取れた要因を教えてください。

2点目が大事だという話をハーフタイムにしました。前半で取れるチャンスもあったと思います。流れの中で良い形で2点目を取ることができて、自分たちのプレーを続けながら相手をこじ開けることができた結果、4点取ることができたと思います。
今やれているところを続けながら、まだ磨かなければいけない点を磨きながら、この先前進していきたいと思います。
自分たちのフットボールをしながら、試合の流れを掴むことができました。選手たちのメンタリティや気持ち、自分たちの特徴を出し切ってくれましたし、良いパフォーマンスで取り組んでくれたと思います。
複数得点に値すると思いますし、無失点にも値すると思いますし、勝点3にも値すると思います。
 
 
Q2:献身的という言葉がありました。ゴールシーンも含めた人数のかけかた、セカンドボールへの反応など、相手を上回っていた場面もあったと思います。
 
自分たちのパフォーマンスをつなげながら出せていたと思いますし、自分たちがやるべき原則をすべて出すことができたと思います。
ボールを自分たちで動かしながら自分たちが使いたかったスペースをうまく使いながらボールを前進できていました。そういった中から良い場面や良いプレーを出せていたと思います。
全ての局面において自分たちがやるべきことを遂行してくれたと思いますし。ゴールに値するもの、結果に値するもの、勝点3に値するものを出してくれた選手たちを誇りに思っています。
今日はサポーターの笑顔が見ることができて良かったと思っています。サポーターの応援が、選手たちの力となってくれています。
試合前から多くのかたが応援をしてくれました。そして今日は試合の後、吹奏楽部の方々が非常に良い演奏をして、素晴らしい雰囲気を作っていただきました。
我々が毎日毎週ハードワークしている理由は、皆さんの笑顔を見るためです。選手たちは山形の人々のためにハードワークしてくれています。
もっと多くの山形の方々からスタジアムに足を運んでいただければ良いと思っております。皆さんが、我々のフットボールと我々のこの地域を誇りに思えるようにプレーしていきたいと思っております。
もっとスタジアムに足を運んでいただければ嬉しいです。

 
Q3:今日ボランチに入った河合秀人選手について。チームとしてボールを前に運んだり前に展開したりする場面が増えました。監督が仰っていたポジティブな点の一つでしょうか。
 
河合秀人は本当によくやってくれて、良いパフォーマンスを出してくれたと思います。ただ、これが初めてやったわけではなくて、練習試合や練習の中でもやっていて、良いプレーをしてくれていました。
我々が大事にしたいのは、彼がここで質を出してくれたことだけでなく、自分たちがチームとして戦うこと、チームとして繋がりながらみんなで戦っていくことだと思っています。

選手コメント

MF:17:加藤 大樹

加藤 大樹

Q1:チームがリーグ戦と天皇杯で連敗している中で難しい試合だったと思いますが、どのようなモチベーションで今日の試合に臨みましたか?

前の2試合、いい形で自分たちのやりたいことができなかった、それが結果に出てしまったので、今回の試合というのは自分たちが上に行くために、このままズルズル行くか、またここでしっかり自分たちが上に行くということが示せるかというのがあったと思うので、一人ひとり気持ちは入っていたと思います。

 
Q2:貴重な1点目でしたが、右足のシュートを振り返っていかがですか?

僕の右足のシュートといっても、スローインの流れからのゴールだったと思いますが、チームとして早くリスタートしてというのがあったので、そこからのゴールが決まって、相手に当たってすごくラッキーなゴールでしたけど、自分のゴールというより、チームとしてやることの中でゴールが生まれたのは本当によかったなと思います。

 
Q3:選手入場と試合が終わったあと、藤本佳希選手のTシャツを来ていましたが、選手の発案だと聞きました。そのあたりは話を聞かせていただいていいですか?

いや、僕自身は今日知りました。

 
Q4:岡﨑建哉選手のTシャツもあって、二人への気持ちもあるのかなと思いますが、加藤選手の気持ちはどうですか?

二人はチームにすごくいい影響を与えてくれる選手ですし、本人たちは怪我をしてとても残念な気持ちだと思います。その思いも僕たちが背負って、(二人が)帰ってきたときにはすごくいい舞台を整えてあげられるというのは僕たちにしかできないですし、それを実現できるようにやっていくだけです。

 
Q5:試合前にはJリーグ通算200試合出場の表彰もありました。どんな気持ちでご家族から花束を受け取りましたか?

200試合、あっという間だったなあという気持ちと、まだまだ、もっと積み重ねていきたいですし、自分自身満足はないので、いままで支えてくれた人たちに感謝したいなと思います。

 
Q6:今日の勝利を次につなげていきたい思いもあるかと思いますが、あらためて、今後に向けてどういった戦いをしていきたいですか?

しっかり自分たちのサッカーをして、それで勝てたらベストですけど、自分たちがやりたいことができない時間帯もあると思いますけど、そういうときもひとつになって、粘り強い守備や粘り強い戦いの中からでも勝点3が取れるように、しっかりハードワークしていきたいなと思います。

 
Q7:今日のゴールで4得点目になりますが、今後のゴールに向けてはどうでしょうか。

次も狙いたいですし、積み重ねていければいいなと思います。

選手コメント

FW:13:鈴木 国友

鈴木 国友

Q1:山形移籍後の初ゴールでしたが、ゴールシーンを振り返ってください。

ゴールシーンは(相手の)セットプレーの流れからのカウンターでした。日々の練習から、GKコーチのつっちーさん(土屋明大)含め、あのカウンターというのはチームのひとつの武器にしようと、なかなか結果に結びついていなかったですけど、日々の練習からああいう場面というのは多くあって、その中で、僕が持ち出したときに塁(横山)がサポートで回ってくれて、それでディフェンスが下がってくれたので、キーパーの立ち位置を見て冷静に決められたと思います。

 
Q2:あの場面でパスの選択肢もありましたか?

正直、持ったときにはもうパスの選択肢というよりか、自分でシュートまで持っていこうというイメージはあったので、その中で味方の動きをうまく使いながら、少しスピードを緩めたりもしたんですけど、自分で行こうというイメージは前を向いたときにはもうありました。

 
Q3:山形に加入してからチャンスも多くなく、ゴールもここまでありませんでした。いままでどのような思いでプレーしていましたか?

チームの結果はけっして満足いくものじゃないけど、ある程度、昇格争いというところを目指せる順位、立ち位置にいる中で、僕自身はどちらかというと、チームというよりか個人にフォーカスすると、すごく難しい時間を過ごしていて、本当に悔しい思いもたくさんしていましたし、この間の天皇杯もそうでした。でもその中でもチャンスがないわけではなかったので、それを生かせなかったのは僕の責任ですし、でもピッチの悔しさというのはピッチでしかはらせないというのを僕は自分に言い聞かせて、毎日の練習や、日々のチャンスが来たときに100パーセント自分にやれることをやろうという準備を常にしてきたので、それがようやく結果に結びついてよかったです。

 
Q4:ここでひとつゴールができて、次につながるようなものになりましたか?

側から見たらただの1点かもしれないけど、僕にとってはすごい大きな1点になったので、正直、佳希くん(藤本)が抜けたというのはチームとしては痛いし、僕自身も追いかけている存在ではあったので、すごいショックでした。「佳希くんがいなかったから上がれなかったよね」とか、「佳希くんがいなくなってから勝てなかったよね」というのは、佳希くんに対して失礼だし、僕自身も同じポジションなので、あの人が結果とともに間違いなくチームを引っ張っていたのは事実ですし、その中で僕にチャンスが回ってきて、準備は常々していたので、この1点をきっかけに「あの1点で乗ったよね」とシーズンが終わったときに言えるように、この1点を大事にして次の試合にまた臨みたいなと思います。

戦評

新潟戦に0-3で敗れ、天皇杯2回戦では群馬に敗れ、悪い流れを断ち切るべくFC琉球戦に臨んだモンテディオ山形。前半に加藤大樹選手のゴールで先制すると、後半はチアゴ アウベス選手、野田裕喜選手、鈴木国友選手にゴールが生まれ、守っては無失点に抑えて2試合ぶりに勝利を飾った。
 
チームは天皇杯でターンオーバーしたが、リーグ戦の前節・新潟戦から先発メンバーは3人変更。半田陸選手がU-21日本代表に参加のため、右サイドバックには川井歩選手が入り、左サイドバックに山田拓巳選手。ボランチにはトップ下でプレーしていた河合秀人選手が1列下がって小西雄大選手とコンビを組んだ。そのトップ下には國分伸太郎選手が右サイドハーフからスライドし、右サイドハーフにはチアゴ アウベス選手が9試合ぶりに先発した。
 
モンテディオは立ち上がりから良い入りができていたが、琉球も攻撃的な特徴を前面に押し出して対抗してきた。ビルドアップから前節、強烈なミドルシュートを決めている中野克哉選手がミドルレンジからシュート。これをGK後藤雅明選手がセーブし、その3分後に大本祐槻選手のクロスから清武功暉選手が合わせたが、ここも後藤選手がキャッチした。
 
すると12分、左サイドでスローインを獲得したモンテディオは、早いリスタートから加藤選手が右足でシュート。相手に強く当たったボールが弧を描いてゴールマウスに吸い込まれた。
 
先制したモンテディオはその後も攻守の早い切り替え、サイドへの強い圧力、前への積極的な推進力で試合の主導権を握るが、強引な仕掛けに上手く対応されカウンターを受けるケースも多かった。また、サイドでプレッシャーを受けている際に山田拓巳選手がフリーのいいポジションにいたが、上手くボールを送ることができないシーンもあった。42分には池田廉選手がミドルシュートを狙ったが枠外となり、前半は1-0で折り返した。
 
後半はビハインドの琉球がギアを上げ、大本選手がミドルシュートを狙ったり、サイドチェンジに福村貴幸選手が飛びだしたりするシーンも作るなどチャンスを作ったが、モンテディオは集中した守備でゴール前にしっかり鍵をかけた。
 
63分、デラトーレ選手に代えて鈴木国友選手がピッチへ。その後は一進一退が続いたが、70分、セカンドボールを持ち出した加藤選手が抜け出してクロス。これはファーサイドに流れたが、小西選手が拾い、河合選手がクロスを入れると、チアゴ選手のヘディングシュートが枠をとらえ、追加点となった。
 
その後もモンテディオは鈴木選手や山田拓巳選手、加藤選手がシュートを狙う。79分、CKの流れでセカンドボールを拾い、小西選手が入れたクロスを野田裕喜選手が今季初ゴールとなる3点目。80分にはチアゴ選手、加藤選手に代えて横山塁選手、木戸皓貴選手が入る2枚替え。83分には琉球にCKを与えたが、そこからモンテディオがロングカウンター。中央を持ち上がった鈴木選手がそのまま決めて4点目を挙げた。
 
この点差でベンチでは荒川永遠選手を準備していたが、87分に山田拓巳選手がこの試合2枚目のイエローカードで退場となると、交代は國分選手から吉田朋恭選手に変更され、荒川選手のJリーグ戦デビューはお預けとなった。
 
モンテディオは一人少なくなったものの、最後まで余裕のある試合運びで琉球の最後の攻撃もしのぎ、クリーンシートで試合を締めた。
 
モンテディオは2試合消化が遅れている状態で通算戦績を8勝6分4敗とし、勝点を30に乗せた。暫定順位は4位に浮上し、天皇杯を含む5連戦を締めくくった。