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モンテディオ山形
2
[ 試合終了 ] | ||
2 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 0 |
0
- 17分 藤本 佳希
- 35分 藤田 息吹
AWAY
大宮アルディージャ
メンバー
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 山﨑 浩介 | |
DF | 3 | 半田 陸 |
67' |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 26 | 川井 歩 | |
MF | 15 | 藤田 息吹 | |
MF | 17 | 加藤 大樹 |
67' |
MF | 18 | 南 秀仁 |
88' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 | |
FW | 10 | 山田 康太 | |
FW | 11 | 藤本 佳希 |
74' |
控えメンバー
GK | 23 | 藤嶋 栄介 | |
---|---|---|---|
DF | 6 | 山田 拓巳 |
67' |
DF | 31 | 木村 誠二 | |
MF | 8 | 小西 雄大 |
88' |
MF | 20 | チアゴ アウベス | |
MF | 22 | 河合 秀人 |
74' |
FW | 9 | デラトーレ |
67' |
監督
ピーター クラモフスキー |
大宮アルディージャ
スターティングメンバー
GK | 35 | 南 雄太 | |
---|---|---|---|
DF | 8 | 田代 真一 | |
DF | 22 | 茂木 力也 | |
DF | 24 | 西村 慧祐 | |
DF | 41 | 小野 雅史 | |
MF | 6 | 大橋 尚志 | |
MF | 15 | 大山 啓輔 |
59' |
MF | 26 | 小島 幹敏 |
74' |
FW | 10 | 河田 篤秀 |
80' |
FW | 11 | 奥抜 侃志 |
46*' |
FW | 18 | 髙田 颯也 |
46*' |
控えメンバー
GK | 40 | 志村 滉 | |
---|---|---|---|
DF | 17 | 新里 亮 | |
MF | 7 | 三門 雄大 |
80' |
MF | 14 | 武田 英寿 |
59' |
FW | 9 | 菊地 俊介 |
74' |
FW | 27 | 中野 誠也 |
46*' |
FW | 48 | 柴山 昌也 |
46*' |
監督
ピーター クラモフスキー |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 12 | FK | 4 | 0 | 0 |
0 | 0 | 3 | CK | 8 | 0 | 0 |
0 | 0 | 1 | PK | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 14 | シュート | 8 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 曇のち晴
-
- 気温
- 18.7℃
-
- 湿度
- 31%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 4,905人
-
- 主審
- 大坪 博和
-
- 副審
- 蒲澤 淳一、大矢 充
-
- 第四の審判
- 秋澤 昌治
監督コメント
<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・前半やってきたことを続けよう
・相手の陣地でプレーする時間を多く持とう
・0-0の気持ちで行こう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括
高いパフォーマンスが出せていたと思います。前半から非常に良いフットボールができていて、そこで複数点取ることができたと思います。そのリードにも値するプレーができていたと思います。
後半に入り、少しコントロールを失った部分があり、そのまま長いボールが入ってセカンドボールの奪い合いになり、ピッチ状況や風の状況もあって戦い方が少し難しくなってしまったと思います。
しかしながら本当に選手たちを誇りに思います。非常によく戦ってくれたと思いますし、ファンに良い勝利を届けることができたと思います。
残念だったのはもう少し得点が取れたところだと思います。
■質疑応答
(Q1:1点目のゴールは、やりたいことが詰まっていたゴールにも見えましたがいかがでしょうか。)
確実にそうだと思います。自分たちがやりたいことが出せたと思います。スーパーゴールだったと思いますし、前半の戦いの中で、自分たちが活用したいスペースを理解しながら上手く使えていたと思います。
今日のピッチは少しボールが走らなかったりして、風の影響もあって難しい戦いになったと思いますけど、選手たちは本当に勇敢に戦ってくれて、非常に良いものを出してくれたと思っております。
自分たちの前半の1点目は、自分たちがしっかりと良いボールの回し方ができて、自分たちが使えるスペースを見ながら、上手くボールを動かすことができて、決められたと思います。
前半に関しましてはすごく良い戦いができていたと思います。後半もそういった戦い方ができれば良かったと思いますけれども、後半は少しコントロールを失った戦いになってしまったと思っております。
(Q2:後半の交代カードの使い方について。南秀仁選手と藤田息吹選手は消耗があったと思いますが、交代のタイミングをギリギリまで粘ったのはどういった理由があったのでしょうか。)
彼らは疲れているように見えましたけど、95分でも戦える選手だと思っております。
1人だけの選手を見ているのではなくて、11人の選手の戦い方を見ていかなければいけないですし、交代の回数も3回と決まっておりますので、20分を残す中で、どういったタイミングで交代するのか、試合の流れがどうなっていくのかを見ながら考えていこうと思っていました。
・前半やってきたことを続けよう
・相手の陣地でプレーする時間を多く持とう
・0-0の気持ちで行こう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
■総括
高いパフォーマンスが出せていたと思います。前半から非常に良いフットボールができていて、そこで複数点取ることができたと思います。そのリードにも値するプレーができていたと思います。
後半に入り、少しコントロールを失った部分があり、そのまま長いボールが入ってセカンドボールの奪い合いになり、ピッチ状況や風の状況もあって戦い方が少し難しくなってしまったと思います。
しかしながら本当に選手たちを誇りに思います。非常によく戦ってくれたと思いますし、ファンに良い勝利を届けることができたと思います。
残念だったのはもう少し得点が取れたところだと思います。
■質疑応答
(Q1:1点目のゴールは、やりたいことが詰まっていたゴールにも見えましたがいかがでしょうか。)
確実にそうだと思います。自分たちがやりたいことが出せたと思います。スーパーゴールだったと思いますし、前半の戦いの中で、自分たちが活用したいスペースを理解しながら上手く使えていたと思います。
今日のピッチは少しボールが走らなかったりして、風の影響もあって難しい戦いになったと思いますけど、選手たちは本当に勇敢に戦ってくれて、非常に良いものを出してくれたと思っております。
自分たちの前半の1点目は、自分たちがしっかりと良いボールの回し方ができて、自分たちが使えるスペースを見ながら、上手くボールを動かすことができて、決められたと思います。
前半に関しましてはすごく良い戦いができていたと思います。後半もそういった戦い方ができれば良かったと思いますけれども、後半は少しコントロールを失った戦いになってしまったと思っております。
(Q2:後半の交代カードの使い方について。南秀仁選手と藤田息吹選手は消耗があったと思いますが、交代のタイミングをギリギリまで粘ったのはどういった理由があったのでしょうか。)
彼らは疲れているように見えましたけど、95分でも戦える選手だと思っております。
1人だけの選手を見ているのではなくて、11人の選手の戦い方を見ていかなければいけないですし、交代の回数も3回と決まっておりますので、20分を残す中で、どういったタイミングで交代するのか、試合の流れがどうなっていくのかを見ながら考えていこうと思っていました。
選手コメント
藤本 佳希
(Q1:前半はうまくギャップを使いながら攻撃できていたと思いますが、うまくいった要因はどんなところでしたか?)ビルドアップの段階で、僕が前に張っていて、空いたスペースを味方の選手がうまく使って前進できていたので、基本的にはそこは任せてやっていたんですけど、ちょっと相手に捕まえられた時や、バランスを見て自分がそこの間を使った方がスムーズに行くなという時には、少しそこの間のスペースを使ったり、落ちたりというのを何回かやりながら、うまくできたシーンもあったかなと思います。
(Q2:1点目のゴールは最後に藤本選手が決めましたが、そこまでの流れはチームとしてやりたいことができた形だったと思います。そのゴールシーンを振り返ってください。)
それこそビルドアップで、山田康太選手が左のほうで1枚、2枚と引きつけて剥がして右のほうに持ってきたシーンだったと思うので、クロスが上がるというのは山田康太選手が展開した時にはだいたい分かっていたので、自分のマッチアップする選手、駆け引きする選手と最後どのタイミングで前を取るかというところを意識していました。國分(伸太郎)選手からいいボールが来たので、「右足にくれ」と思っていたのですが、本当に質の高いボールが来たので振り抜きました。
(Q3:後半は押し込まれて、やりたいことができなかったと思いますが、その要因はどう考えていますか?)
それは前半が終わった段階で僕らは話していて、風が強くて、ここ(NDスタ)でプレーしたなかでは一番強かったと感じました。(風上の)前半は僕らが押し込めるようになったのですが、「後半は全然違うゲームになる可能性もあるね」と話はしていました。前半で2得点取れたのは大きかったですし、自分たちのやることを変えずにやりながらも、風は仕方ないので、多少割り切ってやる必要がありました。全体的にボールが自陣にあることが多くなるのは多少仕方なかったなと思うので、そこはある程度みんな割り切って耐えられたところもあるので、やりたかったような後半45分にはならなかったかもしれないですけど、多少の納得感というか、受け入れてやっていました。
(Q4:前節・町田戦の引き分けから、また勝ちというところで、今日のこの勝ちも大きいのではないですか?)
町田の試合も(勝点)1を拾えて、あれが0で終わるか、1で終わるかは全然違うので。今日は3をとることができて、勝点というのは確実に積み上がっているので、そのなかで自分たちのやっていることの精度を高めて、もっともっとこういうゲームでも畳み掛けられるような、そういうチームになっていければいいかなとは思っています。この連戦も勝点を積み重ねていけたらいいなと思っています。
(Q5:これまでは右サイドハーフ、今日はセンターフォワードでの先発でしたが、ポジションについて個人的にはどうとらえていますか?)
そんなにまだやってないので、「右でどう」とかいうのはわからないですけど、ただ、フォワードで出たときには必ずゴールというのを取らないといけないと思っていますし、チーム内に素晴らしいフォワードの選手がたくさんいて、結果を出さないとすぐ自分の立ち位置とか状況というのが変わってしまうという危機感は毎試合、毎練習で持っているので、それを多少楽しみながらやっています。
選手コメント
藤田 息吹
(Q1:チーム1点目の場面ですが、あそこで引きつけた場面はどういった意図があったのでしょうか?)チームの流れで、ああいったところでサポートに入るというのはチームの形でもあるので、そこが空いていたので自分が入って、うまくパスで相手を引きつけることができたかなと思います。
(Q2:開幕からの11試合の中でもやりたいことができたゴールかと思いますが、どうでしょうか。)
まさにそのとおりで、本当にああいった形のゴールに結びつける練習はチームとしてよくやっているので、それを試合で出すことができて、本当によかったと思います。
(Q3:2点目のPKを獲得したシーンはどういった狙いでプレーしましたか?)
サイドバックとセンターバックの間が空いていたので、そこに自分が走ることによって、そこのスペースをうまく使えたのかなと思います。それもチームとして、そこのスペースが空いていたら走り込むというのはよくやっていることなので、それもいつも練習していたことを試合で出すことができてよかったと思います。
(Q4:今季初ゴールでしたが、率直な感想をお願いします。)
本当にゴールが取れてうれしかったですし、また試合に勝つことができてうれしかったです。
(Q5:PKは真ん中に蹴りましたが、あれはイメージどおりでしたか?)
そうですね。練習で蹴って決めていたので、いいイメージを持って真ん中に蹴ることができました。
(Q6:ゴールを決めたあとのパフォーマンスは何でしょうか。)
息子にピカチュウの技をやってと言われていたので、それをやりました。
(Q7:今日、息子さんは試合には?)
観に来てくれていました。
(Q8:前節・町田戦の後半から、チームとしてビルドアップのときに前に運んでいく、縦に付けるという部分はかなり改善されたと思いますが、今シーズンの開幕時と比べてよくなった点はありますか?)
大きくは何も変えてなくて、自分たちの攻撃をどの試合でも出したいというのが理想ではあるのですが、良いときもうまくいかないときもありながら、チームとして、試合を通して少しずつ成長できてきたのが今日のプレーに表れていたのかなと思います。やっぱり自分たちはビルドアップで前に進んでいきたいチームだし、前へのスプリントを入れて、そこから攻撃につなげていきたいチームなので、自陣でつなぎ始めたときもできるだけ前に進めるように、それを意識してやっていました。
(Q9:ここ最近になって良さが出せるようになってきたという感じですか?)
これまでも、なかなか勝ち星がつながらなかったときでも、内容としては良いものが出せていた試合もあったと思うので、攻撃のところと、今日は無失点で終わることができたので、力強い守備をうまく試合で出せるようになってきたのかなと思います。
(Q10:PKはご自身で蹴られましたが、そこまでのやり取りはどんな感じでしたか?)
誰も…全員譲ってくれたので、僕が蹴らせてもらいました。
(Q11:積極的に「ボールをよこせ」という感じでもなかったのですが。)
いや、誰か言っても、自分が獲ったPKだったので、自分で蹴ろうかなと思っていたのですが、周りも僕がボールを持ったら何も言わずに譲ってくれたので、蹴りました。
(Q12:PKを蹴る選手は決まっていたのですか?)
いや、決まってないです。
戦評
前節・町田戦で勝点1を持ち帰ったモンテディオ山形は、ホームに大宮アルディージャを迎えた。前半にPKを含む2得点でリードし、後半も無失点でしのぎ2-0で勝利。前回のホーム秋田戦に続きホーム2連勝を飾った。
モンテディオは加藤大樹選手、國分伸太郎選手の両サイドハーフがスタメンに名を連ね第8節の先発メンバーに戻った。強風が吹くなか、モンテディオは風上を選択。ロングボールで押し上げ、前線からのプレッシャーを狙う大宮に対し、ビルドアップでボールを前進させた。特に大宮のアンカー脇の大きなスペースを、山田康太選手や藤田息吹選手が、より外側のスペースは加藤選手、國分選手が使いながら攻撃を仕掛けていった。
5分には早いリスタートから野田裕喜選手がフィード、山田康太選手が胸トラップからシュートを狙う。右下に下りた藤田息吹選手から縦に半田陸選手、さらに縦に藤本佳希選手へとパスを送り、試合の主導権を握った。
すると先制点は17分。左サイドの広いスペースで起点となった山田康太選手が右サイドへサイドチェンジ。これを半田選手が受け、藤田選手を経由して背後を突いた國分選手からクロスが入ると、藤本選手がダイレクトで合わせて決めきった。
モンテディオの攻勢はさらに続く。スローインの流れから、野田選手のフィードに対し藤本選手が抜け出すシーンや、半田選手のフィードで抜け出した藤本選手が折り返し、山田康太選手があと一歩で打ちきれなかったシーンなどもあった。
モンテディオは守備への早い切り替えで大宮の攻撃を許さず、多くの時間を大宮陣内でプレーすると、34分、右サイド高い位置でボールを受けた藤田選手のクロスが、ペナルティーエリア内にいる田代真一選手の手に当たり、PKを獲得。35分のPKを藤田選手自身が蹴り、真ん中に決めてリードを広げた。
その後も國分選手のクロスに加藤選手が逆サイドから飛び込んだり、加藤選手のマイナスクロスから山田康太選手がミドルシュートを放ったり、山田康太選手のスルーパスを受けた半田選手がマイナスに折り返し、山田康太選手が入り込むが打ちきれなかったシーンなど、3点目を狙う攻撃が続いたが、前半は2-0のまま終了した。
後半、2枚替えでスタートした大宮は風上を利用し、ロングボールで押し上げた。モンテディオのピルドアップは大宮のプレッシャーを受けるようになり、50分には茂木力也選手のクロスに途中出場の中野誠也選手がヘディングシュート。58分にも中野選手が中央からミドルシュートを放つが、いずれもGK後藤雅明選手の正面となった。
59分に大宮はもう1枚、大山啓輔選手から武田英寿選手へスイッチしたところでフォーメーションを4-3-3から4-4-2に変更。その直後には武田選手から中野選手へのスルーパスや、CKの流れから小野雅史選手のクロスに西村慧祐選手が頭で合わせるシーンが見られ、モンテディオのゴールを少しずつ脅かしていた。
67分にはモンテディオも2枚替え。加藤選手、半田選手に代えてデラトーレ選手、山田拓巳選手が投入され、藤本選手が左サイドハーフにスライドした。モンテディオは藤本選手の強引なドリブル突破やCKから山﨑浩介選手のヘディングシュートなどもあったが、決定的な場面を作ることができず、自陣でのビルドアップも圧力を受けてやや苦しい状況が続いた。
終盤にかけて大宮も最後の力を振り絞る。88分には菊地俊介選手の左クロスからファーポストに茂木力也選手が飛び込んだが、シュートは枠の外へ。
88分に南秀仁選手から小西雄大選手へカードが切られると、アディショナルタイムにはモンテディオにも決定機が訪れる。小西選手の縦パスで山田康太選手が背後へ抜け出し、クロス。フリーで受けたファーサイドの河合秀人選手がシュートを狙ったが、GK南雄太選手に弾かれた。さらに、國分選手が左からアーリークロスを入れたシーンでもデラトーレ選手には合わず。3点目は奪えなかったが、無失点のまま試合を終えた。
5連戦の初戦を勝利したモンテディオは、通算戦績が3勝4分4敗となり、勝点は13に伸ばした(再試合が決まっている第8節・岡山戦の結果を反映)。暫定15位まで順位を上げた。
モンテディオは加藤大樹選手、國分伸太郎選手の両サイドハーフがスタメンに名を連ね第8節の先発メンバーに戻った。強風が吹くなか、モンテディオは風上を選択。ロングボールで押し上げ、前線からのプレッシャーを狙う大宮に対し、ビルドアップでボールを前進させた。特に大宮のアンカー脇の大きなスペースを、山田康太選手や藤田息吹選手が、より外側のスペースは加藤選手、國分選手が使いながら攻撃を仕掛けていった。
5分には早いリスタートから野田裕喜選手がフィード、山田康太選手が胸トラップからシュートを狙う。右下に下りた藤田息吹選手から縦に半田陸選手、さらに縦に藤本佳希選手へとパスを送り、試合の主導権を握った。
すると先制点は17分。左サイドの広いスペースで起点となった山田康太選手が右サイドへサイドチェンジ。これを半田選手が受け、藤田選手を経由して背後を突いた國分選手からクロスが入ると、藤本選手がダイレクトで合わせて決めきった。
モンテディオの攻勢はさらに続く。スローインの流れから、野田選手のフィードに対し藤本選手が抜け出すシーンや、半田選手のフィードで抜け出した藤本選手が折り返し、山田康太選手があと一歩で打ちきれなかったシーンなどもあった。
モンテディオは守備への早い切り替えで大宮の攻撃を許さず、多くの時間を大宮陣内でプレーすると、34分、右サイド高い位置でボールを受けた藤田選手のクロスが、ペナルティーエリア内にいる田代真一選手の手に当たり、PKを獲得。35分のPKを藤田選手自身が蹴り、真ん中に決めてリードを広げた。
その後も國分選手のクロスに加藤選手が逆サイドから飛び込んだり、加藤選手のマイナスクロスから山田康太選手がミドルシュートを放ったり、山田康太選手のスルーパスを受けた半田選手がマイナスに折り返し、山田康太選手が入り込むが打ちきれなかったシーンなど、3点目を狙う攻撃が続いたが、前半は2-0のまま終了した。
後半、2枚替えでスタートした大宮は風上を利用し、ロングボールで押し上げた。モンテディオのピルドアップは大宮のプレッシャーを受けるようになり、50分には茂木力也選手のクロスに途中出場の中野誠也選手がヘディングシュート。58分にも中野選手が中央からミドルシュートを放つが、いずれもGK後藤雅明選手の正面となった。
59分に大宮はもう1枚、大山啓輔選手から武田英寿選手へスイッチしたところでフォーメーションを4-3-3から4-4-2に変更。その直後には武田選手から中野選手へのスルーパスや、CKの流れから小野雅史選手のクロスに西村慧祐選手が頭で合わせるシーンが見られ、モンテディオのゴールを少しずつ脅かしていた。
67分にはモンテディオも2枚替え。加藤選手、半田選手に代えてデラトーレ選手、山田拓巳選手が投入され、藤本選手が左サイドハーフにスライドした。モンテディオは藤本選手の強引なドリブル突破やCKから山﨑浩介選手のヘディングシュートなどもあったが、決定的な場面を作ることができず、自陣でのビルドアップも圧力を受けてやや苦しい状況が続いた。
終盤にかけて大宮も最後の力を振り絞る。88分には菊地俊介選手の左クロスからファーポストに茂木力也選手が飛び込んだが、シュートは枠の外へ。
88分に南秀仁選手から小西雄大選手へカードが切られると、アディショナルタイムにはモンテディオにも決定機が訪れる。小西選手の縦パスで山田康太選手が背後へ抜け出し、クロス。フリーで受けたファーサイドの河合秀人選手がシュートを狙ったが、GK南雄太選手に弾かれた。さらに、國分選手が左からアーリークロスを入れたシーンでもデラトーレ選手には合わず。3点目は奪えなかったが、無失点のまま試合を終えた。
5連戦の初戦を勝利したモンテディオは、通算戦績が3勝4分4敗となり、勝点は13に伸ばした(再試合が決まっている第8節・岡山戦の結果を反映)。暫定15位まで順位を上げた。