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モンテディオ山形
3
[ 試合終了 ] | ||
2 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 3 |
3
- 22分 山田 康太
- 28分 藤本 佳希
- 74分 藤本 佳希
- 59分 佐藤 凌我
- 72分 新井 瑞希
- 90+2分 谷口 栄斗
AWAY
東京ヴェルディ
メンバー
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 山﨑 浩介 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 | |
DF | 26 | 川井 歩 | |
MF | 15 | 藤田 息吹 | |
MF | 17 | 加藤 大樹 |
86' |
MF | 18 | 南 秀仁 | |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
78' |
FW | 10 | 山田 康太 | |
FW | 11 | 藤本 佳希 |
78' |
控えメンバー
GK | 23 | 藤嶋 栄介 | |
---|---|---|---|
DF | 19 | 松本 怜大 | |
DF | 30 | 坂本 稀吏也 | |
MF | 8 | 小西 雄大 | |
MF | 20 | チアゴ アウベス |
78' |
MF | 22 | 河合 秀人 |
86' |
FW | 13 | 鈴木 国友 |
78' |
監督
ピーター クラモフスキー |
東京ヴェルディ
スターティングメンバー
GK | 21 | 長沢 祐弥 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | ンドカ ボニフェイス | |
DF | 16 | 山越 康平 |
89' |
DF | 23 | 谷口 栄斗 | |
MF | 4 | 梶川 諒太 | |
MF | 17 | 加藤 弘堅 |
46*' |
MF | 20 | 阿野 真拓 |
85' |
MF | 26 | 加藤 蓮 | |
FW | 9 | 杉本 竜士 |
46*' |
FW | 19 | 小池 純輝 |
72' |
FW | 27 | 佐藤 凌我 |
控えメンバー
GK | 41 | 佐藤 久弥 | |
---|---|---|---|
DF | 22 | 佐古 真礼 |
89' |
DF | 32 | 宮本 優 | |
MF | 7 | 森田 晃樹 |
46*' |
MF | 10 | 新井 瑞希 |
46*' |
MF | 18 | バスケス バイロン |
72' |
MF | 33 | 橋本 陸斗 |
85' |
監督
ピーター クラモフスキー |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 15 | FK | 10 | 0 | 0 |
0 | 0 | 7 | CK | 10 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 11 | シュート | 10 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 曇時々雨
-
- 気温
- 9.3℃
-
- 湿度
- 64%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 3,931人
-
- 主審
- 川俣 秀
-
- 副審
- 塚越 由貴、津野 洋平
-
- 第四の審判
- 野堀 桂佑
監督コメント
<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・思った通りの戦いができてる。残りの45分も続けよう
・距離感を大切に
・追加点をとりに行こう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
最初に、勝点3を取れずに残念に思っております。両チームとも良いフットボールをしながら、良い戦い、良い試合をしたと思います。我々選手たちも全て出してくれたと思っております。その中で勝点3を取れず残念です。
自分たちがパフォーマンスを出しながら、どうやって勝ちにつなげていくかを考えていきたいと思います。
――アディショナルタイムの失点で勝点3を逃す試合が今季2試合目になりました。終盤の試合の進め方や守備対応のところで改善すべき課題があれば聞かせてください。
2試合こういった形で失点しましたけれども、今日の試合に関してはこれから改善していかなければいけないと思いました。
試合であったことをしっかりと学んでいく必要があると思いますし、今日の試合の中では良いフットボールを出せていたと思いますし、良いパフォーマンスも出せていたと思います。
終盤の失点に関しましては、セットプレーの失点ですから、相手にその瞬間を与えないようにしていかなければいけないと思います。
――チームとしてパフォーマンスが上がってきている中で勝点3を掴めていません。今後勝っていくために、やらなければいけないことはなんでしょうか。
基盤となるものはパフォーマンスだと思っています。昨年連勝している時も同じことを言い続けましたけれども、パフォーマンスをしっかりと継続して出せるようにしていくことが大事だと思っています。
過去の試合ではいろんなこともありましたけども、自分たちのパフォーマンスについてはそれぞれの試合分けて、焦点を当てていくことが大事だと思っています。もしパフォーマンスをしっかり出せていなかったら、ここでは違うことを皆さんにお伝えしていたかもしれません。
しっかりと自分たちの戦い方を作っていくこと。その中で自分たちの流れを掴んで勝点を奪うために、自分たちがやらなければいけない細かい部分をしっかりと見つめなければいけないと思っております。
ーー前半良いプレーで1点リードした中で、後半立ち上がりの15分間は少し耐える時間がありましたが、相手の交代もあって見てしまったのか、どういった要因があったのでしょうか。
50分から60分の時間帯ですけれども、流れを相手に掴まれた部分があったと思います。
もう少し自分たちが粘り強く戦わなければいけなかったですし、相手が流れをつかんだときでも自分たちが崩れずに乗り越えていくことも鍵だと思っております。
その中でも自分たちの戦い方ができている部分もあったと思いますし、ここまで改善してきて良くなった部分もあったと思います。今日の試合の中でも自分たちが使いたいスペースなど、活用できていた部分もあったと思いますし、ポジティブな点もあったと思います。
その中で鍵となるのは、自分たちが相手をしっかり突き放すこと。そういった部分を勝点3に繋げていければいいと思います。
・思った通りの戦いができてる。残りの45分も続けよう
・距離感を大切に
・追加点をとりに行こう
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
最初に、勝点3を取れずに残念に思っております。両チームとも良いフットボールをしながら、良い戦い、良い試合をしたと思います。我々選手たちも全て出してくれたと思っております。その中で勝点3を取れず残念です。
自分たちがパフォーマンスを出しながら、どうやって勝ちにつなげていくかを考えていきたいと思います。
――アディショナルタイムの失点で勝点3を逃す試合が今季2試合目になりました。終盤の試合の進め方や守備対応のところで改善すべき課題があれば聞かせてください。
2試合こういった形で失点しましたけれども、今日の試合に関してはこれから改善していかなければいけないと思いました。
試合であったことをしっかりと学んでいく必要があると思いますし、今日の試合の中では良いフットボールを出せていたと思いますし、良いパフォーマンスも出せていたと思います。
終盤の失点に関しましては、セットプレーの失点ですから、相手にその瞬間を与えないようにしていかなければいけないと思います。
――チームとしてパフォーマンスが上がってきている中で勝点3を掴めていません。今後勝っていくために、やらなければいけないことはなんでしょうか。
基盤となるものはパフォーマンスだと思っています。昨年連勝している時も同じことを言い続けましたけれども、パフォーマンスをしっかりと継続して出せるようにしていくことが大事だと思っています。
過去の試合ではいろんなこともありましたけども、自分たちのパフォーマンスについてはそれぞれの試合分けて、焦点を当てていくことが大事だと思っています。もしパフォーマンスをしっかり出せていなかったら、ここでは違うことを皆さんにお伝えしていたかもしれません。
しっかりと自分たちの戦い方を作っていくこと。その中で自分たちの流れを掴んで勝点を奪うために、自分たちがやらなければいけない細かい部分をしっかりと見つめなければいけないと思っております。
ーー前半良いプレーで1点リードした中で、後半立ち上がりの15分間は少し耐える時間がありましたが、相手の交代もあって見てしまったのか、どういった要因があったのでしょうか。
50分から60分の時間帯ですけれども、流れを相手に掴まれた部分があったと思います。
もう少し自分たちが粘り強く戦わなければいけなかったですし、相手が流れをつかんだときでも自分たちが崩れずに乗り越えていくことも鍵だと思っております。
その中でも自分たちの戦い方ができている部分もあったと思いますし、ここまで改善してきて良くなった部分もあったと思います。今日の試合の中でも自分たちが使いたいスペースなど、活用できていた部分もあったと思いますし、ポジティブな点もあったと思います。
その中で鍵となるのは、自分たちが相手をしっかり突き放すこと。そういった部分を勝点3に繋げていければいいと思います。
選手コメント
藤本 佳希
--今日は2ゴールでしたが、それぞれのゴールを振り返ってください。僕にとっての1点目(チーム2点目)は、高い位置で大樹くん(加藤)がボールを奪ったので、それを大樹くんから受けるのではなくて、1回康太(山田)を経由して3人目で自分が受けて、前向きでコントロールしてシュートを打ちたいなあと思っていて、ちょっとコントロールが詰まって、周りに相手の選手もそんなに多くなかったので、自分のタイミングでシュートコースを作って、右足か、左足か、どっちで打とうかなあとやってたんですけど、一瞬ズラして打てると思ったので打った感じです。2点目は、相手の遠い方のセンターバックの後ろに隠れていて、川井選手がクロスを上げそうだったので、センターバックの前に上げてくれれば決めれるよというイメージで、本当にそのとおりにボールが来たので合わせるだけでした。
--前線でのポストプレーなどで体を張るプレーがチームの助けになっていたと思いますが、そのあたりの手応えはどうでしたか?
状況に応じて、ポストプレーなのか、裏に抜けるのかというのは、試合とか、相手とか、状況次第で決めてるので、今日はたまたまそういうシーンが多かったなあとは思いますけど、特別、それをしてやろうと意気込んで試合に臨んだわけではないので、最終的にはチームがゴールを取るために、自分がここで顔を出して、自分がここで受けてというなかで、今日はそういうふうになったのかなという感じです。
--先制点も絡んでいたと思いますが、どんなプレーでしたか?
あれもボールを真ん中ぐらいで奪って、自分のところにボールが来たので、前向いてシュート打ってやろうかなあと最初思って持ち出したんですけど、國分(伸太郎)選手と相手の位置を見て、速いボールで通したら國分選手がクロスをいい位置で上げれるなあと思ったので、そこに通しました。僕自身は國分選手のクロスに、最初のタイミングでは入り込むことができなかったので、ガチャガチャ相手の選手がクリアミスしないかなあという感じで走ってて、その通りになったので、一発で決めればよかったですけど、最終的に康太が決めてくれたのでよかったかなと思います。
--追いつかれる展開になってしまいましたが、勝ちきるというところでは何が必要と感じますか?
全員がその時間、点差、状況で勝つためにどういうプレーをするべきかというのは、もうちょっと考えて、ピッチ内で共有しないといけないとは考えていて、勝ちに徹するというか、時間帯もそうだし、試合の状況もそうだし、そういうのを感じた人がどんどん発して、僕自身ももっとこうすればよかったなあというところはあるので、苦しい状況ですけど、勝てる要素が多い試合が続いているのも事実なので、これをなんとか勝点3につなげていければ状況は変わってくると思うし、やってる内容とかサッカーに悲観的になる必要はまったくないので、ちょっとのところをどう埋めるかだと思っています。
選手コメント
川井 歩
--今季初先発、初出場になりました。どのように試合に臨んで、プレーはどうだったのかを教えてください。初出場にあたって、自分の中で特に考えないで、自分らしくリラックスしてプレーしようというのは心がけてました。まだまだミスも多かったですけど、少しは自分のプレーが出せたのかなと思います。
--3点目はクロスからアシストしましたが、手応えはどうでしたか?
あれは試合前に佳希くんとも、「顔を上げたらどんどんクロスを上げる」という話をしていたので、それを得点につなげられてよかったと思います。
--今日は川井選手が中に入るプレーも多かったと思いますが、そのあたりの手応えはどうでしたか?
キャンプから試合を重ねてきて、少しずつ自分のなかでも手応えを感じながらやってますけど、まだまだやらなきゃいけないことが多いと思いますし、もっともっとよくなっていかないといけないなあと思います。
--それはどんなところですか?
上がるタイミングだったり、ポジショニングで、今日だったらシンくん(國分伸太郎)とどう崩すかというのを工夫してやっていかないといけないかなと思います。
--今日は相手のサイドバックとサイドハーフの間で起点を作っていましたが、そこの出来のところと、起点を作ってからの攻撃でもっとこうしたかったというところがあれば教えてください。
自分とシンくんの立ち位置でもっと崩そうという話はしてましたし、自分が受けたときに、もっと自分のドリブルで運んだりとか、相手の奥に進入したりだとか、最後ラストパスのところでまだまだミスパスを出すことが多かったので、そこももっとやっていかないといけないかなと思います。
戦評
前節に続くホームゲーム、モンテディオは無敗の東京ヴェルディを迎え、試合を優位に進めながらも、試合終了間際に追いつかれ、3-3のドローに終わった。今季ホーム初勝利はお預けとなった。
モンテディオは開幕から先発出場を続けてきた半田陸選手と木村誠二選手をU-21日本代表に送り出していることで、右サイドバックには川井歩選手、センターバックに野田裕喜選手を起用。一方の東京Vも2人を同じくU-21日本代表に送り出しているほか、GKには新たに長沢祐弥選手が入った。
序盤の主導権の奪い合いで優位に立ったのはモンテディオ。東京Vの強度の高い守備に潰されるシーンもあるなか、ロングボールを効果的に使いながらスペースを的確に突いた。7分には川井選手のロングボールに藤本佳希選手が抜け出し、入れ替わった山田康太選手のシュートはポストに跳ね返った。
守備の部分では、常時プレッシャーをかけ東京Vが後ろにボールを戻すシーンが多くみられた。すると22分、東京Vのくさびを中央で藤田息吹選手、野田選手がはさんでボールを奪う。藤本選手から國分伸太郎選手に渡り、クロスは相手にストップされたが、こぼれ球に藤本選手が飛び込むと、GK長沢選手との交錯で左方向に流れたボールを山田康太選手が蹴り込み、先制に成功した。
このあとは東京Vの攻撃を受ける時間もあったが、守備はしっかりと連動し、マークを的確に受け渡して相手に攻めさせなかった。攻撃ではボール保持に重きを置きながらも、スペースがあれば起点を作り攻撃のスイッチを入れた。28分のCKでは、セカンドボールを拾った川井選手が切り返しから左足でシュートを狙ったが、ここは枠の上を越えた。
しかし、その直後の29分、GKからのビルドアップのミスを見逃さず、加藤選手が高い位置でボールを奪うと、山田康太選手を経由して藤本選手がボックス内で勝負。右、左、もう1回右と持ち替え、狭いコースを狙いコントロールしゴールマウスに流し込んだ。これで藤本選手は3試合連続ゴール。
その後もモンテディオが攻守にわたり東京Vを上回るシーンが多く、38分には山田康太選手のパスを國分選手がフリックし、藤本選手が飛び出した。シュートは相手にワンタッチあってゴールラインを割り、得点はならなかったものの、 43分にも山田康太選手から川井選手のフリックで國分選手が飛び出すなど、攻撃の形を作った。
2点ビハインドの東京Vはハーフタイムに2枚のカードを切ると、前半以上のテンポと強度でペースをつかんだ。モンテディオは自陣での守備も慌てることなく対応し、セットプレーでゴール前に入ってくるボールもしっかりと跳ね返した。しのぐ時間は長かったが、東京Vの勢いも翳りが見られるようになった。しかし59分、東京Vのンドカ ボニフェイス選手からロングボールが送られると、小池純輝選手に折り返され、最後は佐藤凌我選手に押し込まれた。
さらに72分、モンテディオは中盤でボールを奪われると、途中出場の新井瑞希選手にドリブルで持ち込まれ、切り返しからのミドルシュートでゴールネットを揺らされた。
2点のリードを追いつかれたモンテディオは、その直後の74分、山﨑浩介選手のボール奪取から攻撃を続け、右サイドでつないだところで川井選手がクロス。これに藤本選手がヘディングで合わせ、モンテディオが再び突き放した。
78分には藤本選手、國分選手に代えて鈴木国友選手と加入後初出場となるチアゴ アウベス選手を投入。その直後にはチアゴ選手の中へのパスを鈴木選手がスルーし、中央で山田康太選手が左足でシュートというシーンが生まれたが、ここはGKに阻まれた。
84分に東京Vに攻め込まれた場面では、梶川諒太選手のミドルシュートをGK後藤雅明選手が弾き、さらにバスケス バイロン選手が放ったシュートはニアポストも含めて跳ね返した。86分には加藤選手に代えて河合秀人選手を投入。東京Vも最後のカードで193cmの佐古真礼選手を投入し、最後まであきらめない姿勢を示したが、モンテディオは集中力を切らすことなく対応を続けた。
しかし、アディショナルタイムに入り、90分+2に自陣でのFKを与えてしまう。ファーサイドでンドカ選手に折り返され、谷口栄斗選手のヘディングシュートがゴールマウスに吸い込まれ同点とされ、あと一歩のところで勝点3を逃すことになった。
同点とされた後も相手陣内へ攻め込みシーンはあったものの勝ち越しゴールはならず試合終了となった。ドローで終えたモンテディオは通算戦績が1勝3分2敗、勝点6となった。順位は2つ下げて17位となった。
モンテディオは開幕から先発出場を続けてきた半田陸選手と木村誠二選手をU-21日本代表に送り出していることで、右サイドバックには川井歩選手、センターバックに野田裕喜選手を起用。一方の東京Vも2人を同じくU-21日本代表に送り出しているほか、GKには新たに長沢祐弥選手が入った。
序盤の主導権の奪い合いで優位に立ったのはモンテディオ。東京Vの強度の高い守備に潰されるシーンもあるなか、ロングボールを効果的に使いながらスペースを的確に突いた。7分には川井選手のロングボールに藤本佳希選手が抜け出し、入れ替わった山田康太選手のシュートはポストに跳ね返った。
守備の部分では、常時プレッシャーをかけ東京Vが後ろにボールを戻すシーンが多くみられた。すると22分、東京Vのくさびを中央で藤田息吹選手、野田選手がはさんでボールを奪う。藤本選手から國分伸太郎選手に渡り、クロスは相手にストップされたが、こぼれ球に藤本選手が飛び込むと、GK長沢選手との交錯で左方向に流れたボールを山田康太選手が蹴り込み、先制に成功した。
このあとは東京Vの攻撃を受ける時間もあったが、守備はしっかりと連動し、マークを的確に受け渡して相手に攻めさせなかった。攻撃ではボール保持に重きを置きながらも、スペースがあれば起点を作り攻撃のスイッチを入れた。28分のCKでは、セカンドボールを拾った川井選手が切り返しから左足でシュートを狙ったが、ここは枠の上を越えた。
しかし、その直後の29分、GKからのビルドアップのミスを見逃さず、加藤選手が高い位置でボールを奪うと、山田康太選手を経由して藤本選手がボックス内で勝負。右、左、もう1回右と持ち替え、狭いコースを狙いコントロールしゴールマウスに流し込んだ。これで藤本選手は3試合連続ゴール。
その後もモンテディオが攻守にわたり東京Vを上回るシーンが多く、38分には山田康太選手のパスを國分選手がフリックし、藤本選手が飛び出した。シュートは相手にワンタッチあってゴールラインを割り、得点はならなかったものの、 43分にも山田康太選手から川井選手のフリックで國分選手が飛び出すなど、攻撃の形を作った。
2点ビハインドの東京Vはハーフタイムに2枚のカードを切ると、前半以上のテンポと強度でペースをつかんだ。モンテディオは自陣での守備も慌てることなく対応し、セットプレーでゴール前に入ってくるボールもしっかりと跳ね返した。しのぐ時間は長かったが、東京Vの勢いも翳りが見られるようになった。しかし59分、東京Vのンドカ ボニフェイス選手からロングボールが送られると、小池純輝選手に折り返され、最後は佐藤凌我選手に押し込まれた。
さらに72分、モンテディオは中盤でボールを奪われると、途中出場の新井瑞希選手にドリブルで持ち込まれ、切り返しからのミドルシュートでゴールネットを揺らされた。
2点のリードを追いつかれたモンテディオは、その直後の74分、山﨑浩介選手のボール奪取から攻撃を続け、右サイドでつないだところで川井選手がクロス。これに藤本選手がヘディングで合わせ、モンテディオが再び突き放した。
78分には藤本選手、國分選手に代えて鈴木国友選手と加入後初出場となるチアゴ アウベス選手を投入。その直後にはチアゴ選手の中へのパスを鈴木選手がスルーし、中央で山田康太選手が左足でシュートというシーンが生まれたが、ここはGKに阻まれた。
84分に東京Vに攻め込まれた場面では、梶川諒太選手のミドルシュートをGK後藤雅明選手が弾き、さらにバスケス バイロン選手が放ったシュートはニアポストも含めて跳ね返した。86分には加藤選手に代えて河合秀人選手を投入。東京Vも最後のカードで193cmの佐古真礼選手を投入し、最後まであきらめない姿勢を示したが、モンテディオは集中力を切らすことなく対応を続けた。
しかし、アディショナルタイムに入り、90分+2に自陣でのFKを与えてしまう。ファーサイドでンドカ選手に折り返され、谷口栄斗選手のヘディングシュートがゴールマウスに吸い込まれ同点とされ、あと一歩のところで勝点3を逃すことになった。
同点とされた後も相手陣内へ攻め込みシーンはあったものの勝ち越しゴールはならず試合終了となった。ドローで終えたモンテディオは通算戦績が1勝3分2敗、勝点6となった。順位は2つ下げて17位となった。