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栃木SC
栃木SC
1
[ 試合終了 ]
0 前半 0
1 後半 2
2
  • 48分 谷内田 哲平
  • 46分 藤田 息吹
  • 72分 ヴィニシウス アラウージョ
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

栃木SC

スターティングメンバー

GK 50 オビ パウエル オビンナ
DF 5 柳 育崇
DF 33 黒﨑 隼人
DF 36 乾 大知
MF 14 西谷 優希

76'

MF 25 佐藤 祥

85'

MF 44 谷内田 哲平

57'

MF 49 溝渕 雄志
FW 29 矢野 貴章
FW 31 豊田 陽平

57'

FW 32 畑 潤基

76'

控えメンバー

GK 1 川田 修平
DF 20 三國 ケネディエブス

85'

MF 10 森 俊貴

57'

MF 11 ジュニーニョ

57'

MF 17 山本 廉

76'

MF 41 松本 凪生

76'

FW 19 大島 康樹

監督

田坂 和昭
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 44 藤嶋 栄介
DF 2 山﨑 浩介
DF 6 山田 拓巳
DF 23 熊本 雄太

85'

DF 31 半田 陸
MF 15 藤田 息吹
MF 18 南 秀仁
MF 35 樺山 諒乃介

63'

MF 41 中原 輝

63'

FW 9 ヴィニシウス アラウージョ

81'

FW 14 山田 康太

81'

控えメンバー

GK 1 ビクトル
DF 19 松本 怜大

85'

DF 28 吉田 朋恭
MF 17 加藤 大樹

63'

MF 25 國分 伸太郎

81'

FW 20 マルティノス

63'

FW 39 林 誠道

81'

監督

ピーター クラモフスキー

スタッツ

90 45 total   total 45 90
0 0 12 FK 14 0 0
0 0 3 CK 3 0 0
0 0 0 PK 0 0 0
0 0 9 シュート 8 0 0
0 0 0 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    17.6℃
  • 湿度
    67%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    3,713人
  • 主審
    榎本 一慶
  • 副審
    佐藤 貴之、塚田 智宏
  • 第四の審判
    宇田 賢史

監督コメント

<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・いい45分だった。自分たちのゲームが出来ている。守備も強く出来ている。
・何も変えることはない。決める意識を持とう。ボールを動かし相手に取られるな。自分たちが長くプレーしよう。
・テンポ長く90分間、しっかりやり切れ!ここに勝者として戻ってこい!


<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
ゲームは自分たちが予想していた通り非常に難しい戦いだったと思います。
本当に難しい場所ですし、難しい対戦相手だったと思います。

その中でも自分たちが試合をコントロールしたり、支配することが出来ていたと思います。良いチャンスも多く作れていたと思います。

選手達のパフォーマンスについては満足していますし、勝ち点3に値するプレーだったと思います。
そしてここに来て頂いたファンを喜んで帰らせる事ができて良かったと思いますし、山形のみなさまに勝ち点3を届ける事ができて良かったと思っています。


(Q.野田選手がメンバーから外れ、熊本選手がスタメン起用されました)

チーム全体のパフォーマンスとして非常に良かったと思いますし、重要なことは、自分たちは誰が出ても同じような戦い方が出来ることだと思っています。

そして熊本に関しましても素晴らしい仕事をしてくれて、素晴らしいパフォーマンスを出してくれたと思います。

我々がいつも言っているですが、重要なのはチームでのパフォーマンスを出すことだと思いますし、その中で熊本もそしてチーム全体も良いパフォーマンスを出してくれたと思います。

重要なことは自分たちのチームでのパフォーマンスに焦点を置くこと、個ではなくチームで戦い方、パフォーマンスを見ていくことだと思います。
誰が出たとしても、自分たちのパフォーマンスが出せるようにしていくこと、それが大事だと思っています。


(Q.この4連勝は守備的な相手が多かったですが、その中で相手のアタッキングサードでしっかり崩し切ってゴールを決めていますが、ここ最近の攻撃の良くなっている点について聞かせてください)

自分たちが発展してきている点だと思います。
自分たちがいつも毎日ハードワークしている報いだとも思っています。

どの相手が対戦相手であろうと、その中での解決法を見つけることは出来るようになっています。

そういった部分・要素においても自分たちの戦い方が出来るようになってきたと思います。そして残りのシーズンも、そこを改善して、伸ばしていけるようにしたいと思っています。

今日は非常に難しい対戦相手との戦いでした。栃木さんは非常にハードワークをしてくるチームですし、縦に早いチームでした。

しかし、その中でも自分たちのパフォーマンスを強く出し、戦えていたと思いますし、良いゴールも決めることが出来たと思います。そのゴールに値することも出来ていたと思います。

自分たちのフットボールをしながら、自分たちのパターンでしたり、ポジショニング、飛び出しやテンポ、自分たちの動きでチャンスを多く作れていたと思います。

そういった部分がしっかりと出せたと思いますし、もっとこういった部分を良くして、ファンを喜ばせることが出来るようにしていきたいと思ってます。良い勝ち点3だったと思います。

選手コメント

FW:9:ヴィニシウス アラウージョ

ヴィニシウス アラウージョ

(Q.素晴らしい決勝ゴールでした。マルティノス選手からのクロスに絶妙なタイミング入っていきましたが、ゴールの場面を振り返って)

マルティノス選手がすごく良いボール上げてくれて、上手く決められたと思います。

昨日練習の中で監督に、ニアに入ったら絶対点取れるぞということを言われたので、それを信じた結果ゴールを決められたと思います。

昨日の夜もマルティノス選手と同じテーブルで食事しながら、以前マルティノス選手が浦和に所属した時に、元浦和のレオナルド選手に同じようなシーンのアシストをしていたので、「明日私にも同じアシストをしてくれよ」と冗談紛れに言ったのですが、本当にそれを試合で実現できたことは、すごく嬉しく思います。


(Q.マルティノス選手とコンビネーションが良くなるように意識してやっていたことや、どんなコミュニケーションを?)

マルティノス選手はすごく良いプレイヤーです。
頭が良くて経験もあるし、いつも僕のところを探して、スペースでボールを受けることが得意としているプレーなので、そういう面では、裏で受けた後にはいつもフォワードにアシストを狙っています。

いつもそういう話をマルティノス選手としてますし、彼のスピードを活かして、スペースに飛び込んだ時は自分も必ずパスが来るだろうと信念を持っていつも狙ってます。

食事の時や練習の時、マルティノスが使っているのは英語ですが、自分は英語得意じゃないですが、たまに使ったり、英語の勉強をしています。いつもマルティノスとコミュニケーションを多く取るようにしていますので、今日の試合で、二人のコンビネーションでゴールを決めてチームが勝ったこと、すごくうれしく思ってます。


(Q.ゴールパフォーマンスというか喜び方が、すごく印象的で怪我しないかちょっと心配になったのですが、久々のゴールの嬉しかった気持ちがでたということでしょうか?)

サッカーで一番大事なことはゴールです。
一週間ずっと良い練習をしても週末の試合で勝たなければ、ゴールを決めなければ、良い試合でも意味がないので、練習のパフォーマンスを出してゴールを決めることが理想だと思います。

自分は、フォワードとしては、いくら良い試合しても、アシストや守備の面でチームに貢献したり、色んなことをしたとしても最終的にはフォワードとしてゴールを一番要求されます。

今日のゴールシーンの時には、久しぶりのゴールだったし、ほんと色んな感情が、色んな気持ちが生まれたゴールなので、訳がわからないパフォーマンスになったかもしれません。
しかしあれは、僕たちがスタジアムに到着した時に多くのサポーターが僕たちを出迎えてくれて、栃木まで足を運んでくれたこと、その感謝の気持ちも含めながら、サポーターとゴールを喜んだので、本当に嬉しかったですね。とても嬉しかったです。

選手コメント

GK:44:藤嶋 栄介

藤嶋 栄介

(Q.4連勝となりましたが、チームとしてうまくいってるのはどういうとこだと感じていますか)

人とボールが連動して動いてるところだったり、前線で切り替えて守備をして奪い返すところというのは試合をする毎に良くなってきていると思います。

でも本当に今日に関しては危ない試合をしたかなという印象で、勝ちはしましたが前期と同様、点を取った直後に追いつかれて、セットプレーからピンチを作る展開だったので、そこのところに関しては、これからもっともっと詰めていかなければいけないかなというふうに思っています。


(Q.栃木のプレッシャーに対して、あまり逃げることなくつなぐ意識が高かったと思いますが、出来ていたところがあったのか、リスキーなところがあったのか、どちらでしょうか?)

みんな前向きにチャレンジしていましたし、相手がプレスをかけて苦しんでも簡単に蹴らずに、蹴っても繋ぐパス、繋ぐロングボールを有効に使えていたと思います。

一人一人がボールを保持して前進していくスタイルを、どんどん体現できるようになってきているのかなと思っています。


(Q.クラモフスキー監督体制初期に比べ、攻め急ぎすぎないような印象がありますが、その辺りの変化はありますか?)

僕が出ていない時に、外から見ていて、どうしてもテンポを上げることを意識しすぎて、早く早く前につけようとして入れ替わってカウンターを受けたり、中断明けから少し流れが良くない中で、外から見ているとそういうふうに感じていました。

自分が入った時だったり、練習の時、紅白戦に入った時は、テンポを上げ過ぎず、持たされている時はゆっくり回しながら、相手を動かしながらやって行こうという話はしていて、本当にそれがうまく使い分けられているかなと思います。

早く攻める時はテンポ良く回しながら前に行く、相手がセットしているときはしっかり自分らでボールを保持してうまく相手をずらす、というところはうまくできているのかなと思います。


(Q.残り6試合、上位とはまだ差がありますがチームとして意識していることを)

今やっていることをどんどんどんどん積み上げていくだけですし、本当に僕らは勝つしかありません。
本当に数パーセントでも可能性があるんだったら、そこにしがみついて、絶対そのチャンスというものをものにできるように自分らが勝ち続けるだけです。
今やっているサッカーをより成熟させて、より良い質でやっていけるように、また明日からやっていきたいと思っています。

戦評

3連勝を受けて迎えた今節、モンテディオ山形はアウェイで栃木SCと対戦。0-0で迎えた後半早々に藤田息吹選手のゴールで先制し、直後に追いつかれたものの、ヴィニシウス アラウージョ選手のゴールで突き放し、2-1で4連勝を達成。順位も今季最高位タイの5位に浮上した。

野田裕喜選手がベンチ外となり、開幕からの連続出場が途切れたが、代わってセンターバックに入ったのは7試合ぶりの先発となる熊本雄太選手。28日のAFC U23アジアカップ予選に出場したU-22日本代表・半田陸選手は中2日のピッチに立った。

試合は大方の予想通り、モンテディオがボールを支配し、栃木陣内に押し込む展開となった。前半、栃木は高い位置からプレッシャーをかけてきたが、モンテディオはパスワークで次々にかわし、相手陣内まで運んでいった。

まずボールが集まったのは樺山諒乃介選手の左サイド。熊本選手が持ち上がってから速い縦パスを付けたり、中盤左サイドから山田康太選手が縦パスを送りスペースへ走ったりし、そこから果敢に仕掛けていった。また、右サイドからも攻撃を仕掛けた。11分には中原輝選手がセットしたボールを藤田選手がダイレクトでミドルシュートを狙い、20分には半田選手のクロスからヴィニシウス選手がシュートを放っていった。

しかし、攻め込みながらもゴール前では栃木のタイトな守備に阻まれ、なかなかゴールを割ることができなかった。34分にはヴィニシウス選手に絡んでゴール前に入っていった半田選手がシュートを放ったが、これはサイドネット。41分にはインナーラップで深い位置を取った山田拓巳選手のクロスから、藤田選手がシュート、こぼれ球を中原選手がセットして今度は山田康太選手がシュートを狙ったが、いずれも防がれた。

44分にもゴール前野こぼれ球を狙った南秀仁選手がシュートを放ったが、ここも決めきれず、一方的に押し込みながら0-0で前半を終えた。

しかし後半立ち上がり、モンテディオがいきなりスコアを動かした。ビルドアップから山田拓巳選手が縦にフィードを送ると山田康太選手が収め、相手のプレッシャーをかわしながら中央付近へ運ぶと、藤田選手とスイッチ。藤田選手が2タッチ目で打ったシュートがゴール右隅に決まった。

しかしその2分後、ロングボールからのプレッシングを図る栃木に対し、モンテディオは自陣でボールをつないでいたが、藤田選手のコントロールミスを栃木に拾われ、畑潤基選手から最後は谷内田哲平選手がシュート。これが決まり、たちまち同点とされた。

モンテディオは押し込みながら決め手を欠く状態に再び入り、逆に栃木はよりシンプルにロングボールを使いながら押し込み、チャンスを作るようになった。58分、自陣のパスミスから途中出場のジュニーニョ選手にシュートを打たれ、その直後にもロングスローから柳育崇選手にシュートを打たれたが、いずれもGK藤嶋栄介選手のファインセーブで逆転を許さなかった。

63分には中原選手、樺山選手に代えてマルティノス選手、加藤大樹選手を投入。両サイドハーフを代えて攻撃のテコ入れを図った。その直後にはマルティノス選手から斜めのスルーパスが加藤選手に送られるシーンもあったが、加藤選手のクロスは中央で合わせることはできなかった。

やや流れを戻したモンテディオは72分、ついに2点目を奪う。半田選手が右サイドで起点となり、内側の南選手へパス。南選手は背後へ走るマルティノス選手合わせて浮き球のスルーパスを送ると、ゴールライン手前で折り返されたマルティノス選手がクロスをヴィニシウス選手がワンタッチでゴールへ流し込んだ。

再びリードしたモンテディオだったが、78分にはペナルティーエリア内からフリーでシュートを打たれ、ポストに跳ね返る危ない場面も作られた。

モンテディオは81分、ヴィニシウス選手、山田康太選手に代えて林誠道選手、國分伸太郎選手を投入。その直後には熊本選手が足をつるアクシデントがあり、新たに松本怜大選手がセンターバックに送り込まれた。

85分には栃木も最後のカードを切り、三國ケネディエブス選手が入り、センターバックの柳選手を前線に上げるなど、追い上げを図ったが、松本怜大選手がボールホルダーに厳しく当たるなど、消耗が激しい時間でも粘り強く対応した。

87分、90分には矢野貴章選手にシュートを打たれる場面もあったが、しっかりと守りきり、最後まで試合をコントロールして勝ちきった。

モンテディオは通算戦績を19勝7分10敗とし、勝点を64に伸ばした。順位を5位に上げ、3位・甲府に勝点3差、2位・京都に11差まで迫っている。