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モンテディオ山形
2
[ 試合終了 ] | ||
1 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 1 |
1
- 4分 樺山 諒乃介
- 83分 中原 輝
- 78分 沖野 将基
AWAY
ブラウブリッツ秋田
メンバー
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 1 | ビクトル | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 山﨑 浩介 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 | |
DF | 31 | 半田 陸 | |
MF | 15 | 藤田 息吹 | |
MF | 18 | 南 秀仁 | |
MF | 35 | 樺山 諒乃介 |
81' |
MF | 41 | 中原 輝 | |
FW | 9 | ヴィニシウス アラウージョ |
78' |
FW | 14 | 山田 康太 |
78' |
控えメンバー
GK | 44 | 藤嶋 栄介 | |
---|---|---|---|
DF | 23 | 熊本 雄太 | |
DF | 28 | 吉田 朋恭 | |
MF | 25 | 國分 伸太郎 | |
FW | 13 | 木戸 皓貴 |
78' |
FW | 20 | マルティノス |
81' |
FW | 39 | 林 誠道 |
78' |
監督
ピーター クラモフスキー |
ブラウブリッツ秋田
スターティングメンバー
GK | 21 | 田中 雄大 | |
---|---|---|---|
DF | 5 | 千田 海人 | |
DF | 25 | 藤山 智史 | |
DF | 32 | 増田 繁人 | |
DF | 33 | 飯尾 竜太朗 | |
MF | 6 | 輪笠 祐士 |
68' |
MF | 8 | 茂 平 |
68' |
MF | 22 | 沖野 将基 |
84' |
MF | 23 | 稲葉 修土 | |
FW | 18 | 吉田 伊吹 |
54' |
FW | 19 | 武 颯 |
54' |
控えメンバー
GK | 1 | 新井 栄聡 | |
---|---|---|---|
MF | 7 | 普光院 誠 |
68' |
FW | 9 | 中村 亮太 |
54' |
FW | 13 | 才藤 龍治 | |
FW | 14 | 三上 陽輔 |
68' |
FW | 16 | 井上 直輝 |
84' |
FW | 29 | 齋藤 恵太 |
54' |
監督
ピーター クラモフスキー |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 8 | FK | 12 | 0 | 0 |
0 | 0 | 3 | CK | 7 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 9 | シュート | 8 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 26.6℃
-
- 湿度
- 54%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 6,779人
-
- 主審
- 井上 知大
-
- 副審
- 蒲澤 淳一、櫻井 大輔
-
- 第四の審判
- 佐藤 誠和
監督コメント
<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・いい距離感でボールを動かしていこう。
・もっといいプレーが出来るぞ。45分すべてを出していこう。次は自分たちが決めるぞ!
・ボックスの中では冷静に。相手に何も与えるな。相手がボールを持ったときは強く行こう。
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
2021 J2第33節 vs.秋田 試合後 ピーター クラモフスキー監督会見
典型的なダービーの試合だったと思います。非常にタフな相手との戦いでした。
相手の戦い方として止まった状況からリスタートをしてくる形が多かったですが、その中でも強く守備が出来ている点がありました。
その中で自分たちの流れを上手く掴みチャンスを作り、2点目を決めて相手を突き放すことが出来れば良かったと思います。
しかしながら、本当に最後までしっかりと戦ってくれた選手たちを誇りに思います。そしてファンを勝ち点3で帰らせる、勝ち点3を取ってファンが喜んで家に帰ることが出来たと思うので、その点、嬉しく思っています。
(Q.特に後半、秋田のロングボールを受ける場面が多かったと思いますが、そういうところでセカンドボールやリスク管理についてチームとして意識していたことがあれば教えて下さい。)
選手たちは非常に良く戦って対応していたと思います。その中で相手にチャンスを作らせることはあまり無かったと思います。失点の部分に関しましては残念なところですけれども、その中で2点目を取り、2-1にし、勝ち点3を奪えたところは嬉しく思います。
まず秋田さんの戦い方として、長いボールを入れてくるということもありましたし、その中でボールが、セットプレーという形で止まった状況からスタートというのが多かったと思います。
自分たちがもう少しゲームのリズム自体をうまくコントロール出来たら良かったと思っていますし、その中で秋田さんも全てを持って戦ってきたと思います。こういったタフな状況でも勝ちを収めることが出来たということは、良かったと思います。
今日はベストなパフォーマンスでは無かったと思いますが、勝ち点3を取れたことは良かったと思います。
ここまでの戦い方の中で良いパフォーマンスを出しても勝ち点や、勝ちに繋がらなかった試合があったと思いますが、今日は勝ち点3を取りました。このまま継続していければ良いと思います。
(Q.失点する前の時間帯、自陣に押し込まれている時間が長く続いた中でなかなか流れを変えられず、交代の直前で失点してしまいましたが、交代のタイミングはどういうことを考えていましたか?)
すべての選手たち、出たすべての選手たちがすべてを出し切ってくれて、この勝ちを掴み取ってくれたと思います。非常にハードに戦ってくれたと思っています。
・いい距離感でボールを動かしていこう。
・もっといいプレーが出来るぞ。45分すべてを出していこう。次は自分たちが決めるぞ!
・ボックスの中では冷静に。相手に何も与えるな。相手がボールを持ったときは強く行こう。
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
2021 J2第33節 vs.秋田 試合後 ピーター クラモフスキー監督会見
典型的なダービーの試合だったと思います。非常にタフな相手との戦いでした。
相手の戦い方として止まった状況からリスタートをしてくる形が多かったですが、その中でも強く守備が出来ている点がありました。
その中で自分たちの流れを上手く掴みチャンスを作り、2点目を決めて相手を突き放すことが出来れば良かったと思います。
しかしながら、本当に最後までしっかりと戦ってくれた選手たちを誇りに思います。そしてファンを勝ち点3で帰らせる、勝ち点3を取ってファンが喜んで家に帰ることが出来たと思うので、その点、嬉しく思っています。
(Q.特に後半、秋田のロングボールを受ける場面が多かったと思いますが、そういうところでセカンドボールやリスク管理についてチームとして意識していたことがあれば教えて下さい。)
選手たちは非常に良く戦って対応していたと思います。その中で相手にチャンスを作らせることはあまり無かったと思います。失点の部分に関しましては残念なところですけれども、その中で2点目を取り、2-1にし、勝ち点3を奪えたところは嬉しく思います。
まず秋田さんの戦い方として、長いボールを入れてくるということもありましたし、その中でボールが、セットプレーという形で止まった状況からスタートというのが多かったと思います。
自分たちがもう少しゲームのリズム自体をうまくコントロール出来たら良かったと思っていますし、その中で秋田さんも全てを持って戦ってきたと思います。こういったタフな状況でも勝ちを収めることが出来たということは、良かったと思います。
今日はベストなパフォーマンスでは無かったと思いますが、勝ち点3を取れたことは良かったと思います。
ここまでの戦い方の中で良いパフォーマンスを出しても勝ち点や、勝ちに繋がらなかった試合があったと思いますが、今日は勝ち点3を取りました。このまま継続していければ良いと思います。
(Q.失点する前の時間帯、自陣に押し込まれている時間が長く続いた中でなかなか流れを変えられず、交代の直前で失点してしまいましたが、交代のタイミングはどういうことを考えていましたか?)
すべての選手たち、出たすべての選手たちがすべてを出し切ってくれて、この勝ちを掴み取ってくれたと思います。非常にハードに戦ってくれたと思っています。
選手コメント
樺山 諒乃介
(Q.早い時間帯の先制、そして山形に来ての初となったゴールについて振り返ってください。)ゴール自体は、(山田)康太くんが綺麗に崩してくれたので、あとはもうゴールに入れるだけでしたが、ずっと来てから、なかなか自分が思っていた、モンテディオでのプレー、思っていたような結果がなかなか残らなかったので、やっと1点取れたのは、一つ良い収穫だったと思います。
(Q.ゴール後も、一対一とかで積極的に仕掛けていましたが、マッチアップした藤山選手との対戦やチャンスメイクについて感じたことがあれば)
一対一もそうですし、その後、2点ぐらい取れるチャンスが自分の中であったと思っています。
そこで決めきらないと、どれだけドリブルで良いチャンスメイクしたり、良いドリブルをしても結果を残さないと何も残らないので、今日は1点は取ったのは良かったのですが、1試合通してまだ2点、3点取れたと思うので、そこは、自分の課題なので、最後の冷静さじゃないですが、ゴール前でもっとリラックスして、結果につなげていけるようにしたいと思いました。
選手コメント
中原 輝
(Q.劇的な決勝ゴールについて、今日の試合も含めて振り返りを)価値というものが、ダービーですし、自分たちのホームで勝つために、勝利に貢献できた部分、自分の得点で貢献出来たというのは、非常に嬉しく感じます。
(Q.ダービーということは、チームとしても個人としても意識していましたか?)
僕はどの試合もとても大事なものなので、ダービーといっても特別なものは、あまり僕の中では無かったのですが、同じ東北のチームとして、しっかり自分たちの方が勝ちに相応しいチームというか、勝てるように90分戦いました。
(Q.失点する前の時間帯、押し込まれてなかなか前に押し上げられない時間が続いて失点してしまいましたが、あの辺りの時間帯、ちょっと難しくなった要因は何でしょうか?)
秋田の強みというのはセットプレーだったり、ああいう押し込んだ形でのロングスローをずっとシンプルにやってくる相手というのはもちろん分かっていました。
僕たちがそこで跳ね返す力が足りなかったですし、ボールをマイボールにした時に、相手のペースに合わせるのではなくて、一回相手陣地で時間を作ったり、ボールを保持するという部分を、もっとチーム全体として、試合の流れを良く見て、相手のテンポでやるのではなくて、自分たちのテンポに持っていく力というのは、あそこの時間帯、ちょっと足りなかったのかなと思います。
(Q.ゴールシーン、ボールがこぼれてくるまでの間、どんな選択肢を思い浮かべながらシュートを選択されたのですか?)
ペナルティエリアの中で、結構人がたくさんいて、ごちゃごちゃしていたので、僕はちょうどペナ外ぐらいで、何かこぼれて来るかなと一瞬感じたので、あそこで待っていたところに上手くこぼれて来てくれて、ゴールに結びつけることが出来てよかったです。
(Q.先制点も含めてサイドハーフが2得点でした。チームとして良い傾向に思えますがどうでしょうか?)
どのポジション、もちろんフォワードもそうですけど、サイドハーフ、セットプレーで後ろの選手が取ったりというのも、どこからでも得点が取れるというパターンというか、相手からしたら守りづらいような攻撃を自分たちはやろうとしているので、そこで今日はサイドハーフ2人で、2得点取ることが出来て、勝ちに結び付けられたことは良かったと思います。
(Q.今日はボールを持った時に飯尾選手に食いつかれてそこをどう剥がすかというところがあったと思いますが、そのあたりのプレーについて)
一対一でもちろん勝つのは、大事ですが、僕と(半田)陸の関係性だったり、上手くそういう部分で、僕たちの方がチャンス作れていたのかなと思います。
戦評
ブラウブリッツ秋田との「奥羽本戦」は今節が2戦目。ホームのモンテディオ山形は立ち上がり早々に先制に成功。後半追いつかれた直後にも2点目で突き放し、2-1で勝利。1年目の「奥羽本戦」はモンテディオが1勝1分で制した。
モンテディオ、秋田ともに不変のスタメンでキックオフ。ボールを動かすモンテディオは、4-4-2のブロックで前から圧力をかける秋田を崩しにかかる。開始からわずか4分、山田康太選手が南秀仁選手とのワンツーでペナルティーエリア右に抜け出し、中央にクロスを供給。相手ディフェンダーの足に当たったボールがそのままファーサイドに流れると、これを樺山諒乃介選手が蹴り込んでゴールゲット。樺山選手の山形初ゴールで、欲しかった先制点を奪った。
モンテディオはその後もボールを支配し、秋田陣内に攻め込む時間が続く。19分には中原輝選手が縦に仕掛けてクロス。これは樺山選手には合わなかったが、中原選手はその直後にも殺陣への仕掛けからクロスを供給。21分には南選手のスルーパスから半田選手がクロスを狙い、23分には中央で山田康太選手が前を向いて仕掛け、引き取った樺山選手が仕掛けるシーンを作った。
飲水タイムのあとは、秋田も右サイドハーフ・沖野将基選手が背後を取り、速いクロスを送ったが、ここはGKビクトル選手がクリア。36分にも右サイドで仕掛けた沖野選手がシュートを狙ったが、ここは枠を外れていった。
モンテディオはその直前、右サイドでフリーになった半田選手のマイナスクロスを狙って樺山選手がシュートを放ったが、これは枠外。38分には右サイドで起点となった中原選手を内側から追い越したヴィニシウス アラウージョ選手がシュート。41分にはCKのサインプレーでマイナスのボールを山田康太選手がシュートを狙ったが、いずれも決まらず。危険な場面はなかったが、追加点も奪えずに1-0で前半を終えた。
後半はビハインドの秋田が勢いをもって入り、CKを続けて奪うなど押し込んだが、モンテディオはそのCKを受けてからカウンターで応酬。中原選手のドリブルから藤田息吹選手にスルーパスが送られたが、ここは通らず、51分も中原選手とのワンツーで抜け出した半田選手がシュートを放ったものの、クリアされCK獲得にとどまった。
秋田は54分に2トップを2枚替え。その後はモンテディオ陣内に押し込み、ロングスローやCK、FKといったセットプレーを重ねていった。モンテディオは守備では対応したが、奪ったあとにパスがつながらず、ボールを前に運べないことで自陣に押し込められる状況下長く続いた。
秋田は飲水タイム前に、さらに中盤2枚を代えたが、守備への切り替えの早さ、球際の強さがさらに強まったことでモンテディオは自陣でさらに強い圧力を受けることになった。
73分にはゴールライン手前から山﨑浩介選手が前に付けたボールを普光院真選手が頭で跳ね返し、そのまま中村亮太選手がミドルシュート。ポストに強く跳ね返りヒヤリとするシーンだった。しかし、その後も押し込まれたモンテディオは最初の交代を二人準備していたが、その78分に失点を喫する。
秋田はモンテディオ陣内で右サイドからのスローイン後、縦にダイレクトパスを3本つなぎ、右スペースで沖野選手がフリーで抜け出した。沖野選手がニアサイドに速いグラウンダーのクロスを送ると、これを足でクリアしようとしたビクトル選手がゴールマウス内に逸らしてしまった。
追いつかれた直後の78分、モンテディオは準備していた2枚替え。山田康太選手、ヴィニシウス選手に代えて木戸皓貴選手、林誠道選手を投入。さらに81分には樺山選手からマルティノス選手にスイッチした。
モンテディオは再び押し込む時間を作ると、83分、南選手のくさびでペナルティーエリア内の木戸選手が林選手とのワンツーでシュートシーンを作る。ここは相手にブロックされたが、相手が掻き出されたこぼれ球を中原選手がワンタッチでシュート。これがゴール右上に決まり、モンテディオが再びリードした。
その後は秋田にハーフウェイライン付近からの長いFKを与えながら、44分には中原選手とマルティノス選手でカウンターから相手ゴール前に運ぶシーンも作った。アディショナルタイムには野田裕喜選手のバウンドボールの処理ミスで中村亮太選手にシュートチャンスを作られたが、ここはシュートがミートせず、弱いシュートをGKビクトル選手がしっかりキャッチした。
試合はこのまま終了。2-1で勝利したモンテディオは今季「奥羽本戦」の初代覇者となり、次のシーズンはホーム、アウェイともにファーストユニフォーム着用の権利を手にした。モンテディオの通算戦績は16勝7分10敗となり、勝点を55に伸ばし、順位も8位からひとつ上げて7位となった。
モンテディオ、秋田ともに不変のスタメンでキックオフ。ボールを動かすモンテディオは、4-4-2のブロックで前から圧力をかける秋田を崩しにかかる。開始からわずか4分、山田康太選手が南秀仁選手とのワンツーでペナルティーエリア右に抜け出し、中央にクロスを供給。相手ディフェンダーの足に当たったボールがそのままファーサイドに流れると、これを樺山諒乃介選手が蹴り込んでゴールゲット。樺山選手の山形初ゴールで、欲しかった先制点を奪った。
モンテディオはその後もボールを支配し、秋田陣内に攻め込む時間が続く。19分には中原輝選手が縦に仕掛けてクロス。これは樺山選手には合わなかったが、中原選手はその直後にも殺陣への仕掛けからクロスを供給。21分には南選手のスルーパスから半田選手がクロスを狙い、23分には中央で山田康太選手が前を向いて仕掛け、引き取った樺山選手が仕掛けるシーンを作った。
飲水タイムのあとは、秋田も右サイドハーフ・沖野将基選手が背後を取り、速いクロスを送ったが、ここはGKビクトル選手がクリア。36分にも右サイドで仕掛けた沖野選手がシュートを狙ったが、ここは枠を外れていった。
モンテディオはその直前、右サイドでフリーになった半田選手のマイナスクロスを狙って樺山選手がシュートを放ったが、これは枠外。38分には右サイドで起点となった中原選手を内側から追い越したヴィニシウス アラウージョ選手がシュート。41分にはCKのサインプレーでマイナスのボールを山田康太選手がシュートを狙ったが、いずれも決まらず。危険な場面はなかったが、追加点も奪えずに1-0で前半を終えた。
後半はビハインドの秋田が勢いをもって入り、CKを続けて奪うなど押し込んだが、モンテディオはそのCKを受けてからカウンターで応酬。中原選手のドリブルから藤田息吹選手にスルーパスが送られたが、ここは通らず、51分も中原選手とのワンツーで抜け出した半田選手がシュートを放ったものの、クリアされCK獲得にとどまった。
秋田は54分に2トップを2枚替え。その後はモンテディオ陣内に押し込み、ロングスローやCK、FKといったセットプレーを重ねていった。モンテディオは守備では対応したが、奪ったあとにパスがつながらず、ボールを前に運べないことで自陣に押し込められる状況下長く続いた。
秋田は飲水タイム前に、さらに中盤2枚を代えたが、守備への切り替えの早さ、球際の強さがさらに強まったことでモンテディオは自陣でさらに強い圧力を受けることになった。
73分にはゴールライン手前から山﨑浩介選手が前に付けたボールを普光院真選手が頭で跳ね返し、そのまま中村亮太選手がミドルシュート。ポストに強く跳ね返りヒヤリとするシーンだった。しかし、その後も押し込まれたモンテディオは最初の交代を二人準備していたが、その78分に失点を喫する。
秋田はモンテディオ陣内で右サイドからのスローイン後、縦にダイレクトパスを3本つなぎ、右スペースで沖野選手がフリーで抜け出した。沖野選手がニアサイドに速いグラウンダーのクロスを送ると、これを足でクリアしようとしたビクトル選手がゴールマウス内に逸らしてしまった。
追いつかれた直後の78分、モンテディオは準備していた2枚替え。山田康太選手、ヴィニシウス選手に代えて木戸皓貴選手、林誠道選手を投入。さらに81分には樺山選手からマルティノス選手にスイッチした。
モンテディオは再び押し込む時間を作ると、83分、南選手のくさびでペナルティーエリア内の木戸選手が林選手とのワンツーでシュートシーンを作る。ここは相手にブロックされたが、相手が掻き出されたこぼれ球を中原選手がワンタッチでシュート。これがゴール右上に決まり、モンテディオが再びリードした。
その後は秋田にハーフウェイライン付近からの長いFKを与えながら、44分には中原選手とマルティノス選手でカウンターから相手ゴール前に運ぶシーンも作った。アディショナルタイムには野田裕喜選手のバウンドボールの処理ミスで中村亮太選手にシュートチャンスを作られたが、ここはシュートがミートせず、弱いシュートをGKビクトル選手がしっかりキャッチした。
試合はこのまま終了。2-1で勝利したモンテディオは今季「奥羽本戦」の初代覇者となり、次のシーズンはホーム、アウェイともにファーストユニフォーム着用の権利を手にした。モンテディオの通算戦績は16勝7分10敗となり、勝点を55に伸ばし、順位も8位からひとつ上げて7位となった。