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レノファ山口FC
2
[ 試合終了 ] | ||
1 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 1 |
1
- 38分 草野 侑己
- 71分 池上 丈二
- 56分 ヴィニシウス アラウージョ
AWAY
モンテディオ山形
メンバー
レノファ山口FC
スターティングメンバー
GK | 21 | 関 憲太郎 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 菊地 光将 | |
DF | 3 | ヘナン | |
DF | 6 | 渡部 博文 | |
MF | 15 | 川井 歩 |
89' |
MF | 20 | 田中 渉 |
64' |
MF | 29 | 田中 陸 |
73' |
MF | 44 | 石川 啓人 | |
FW | 10 | 池上 丈二 | |
FW | 11 | 島屋 八徳 |
73' |
FW | 31 | 草野 侑己 |
73' |
控えメンバー
GK | 17 | 吉満 大介 | |
---|---|---|---|
DF | 13 | 楠本 卓海 |
89' |
MF | 5 | 佐藤 健太郎 |
64' |
MF | 14 | 澤井 直人 | |
MF | 26 | 神垣 陸 |
73' |
MF | 46 | 高井 和馬 |
73' |
FW | 43 | 大槻 周平 |
73' |
監督
渡邉 晋 |
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 1 | ビクトル | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 山﨑 浩介 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 |
81' |
DF | 31 | 半田 陸 | |
MF | 15 | 藤田 息吹 |
81' |
MF | 17 | 加藤 大樹 |
73' |
MF | 18 | 南 秀仁 | |
MF | 41 | 中原 輝 | |
FW | 9 | ヴィニシウス アラウージョ |
73' |
FW | 10 | 中村 充孝 |
53' |
控えメンバー
GK | 21 | 櫛引 政敏 | |
---|---|---|---|
DF | 23 | 熊本 雄太 | |
DF | 28 | 吉田 朋恭 |
81' |
MF | 14 | 山田 康太 |
53' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
81' |
MF | 35 | 樺山 諒乃介 |
73' |
FW | 39 | 林 誠道 |
73' |
監督
ピーター クラモフスキー |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 12 | FK | 14 | 0 | 0 |
0 | 0 | 3 | CK | 6 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 10 | シュート | 18 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 晴時々曇
-
- 気温
- 26.3℃
-
- 湿度
- 76%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 2,279人
-
- 主審
- 中村 太
-
- 副審
- 村井 良輔、植田 文平
-
- 第四の審判
- 緒方 孝浩
監督コメント
<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・スコアボードは見るな。自分たちのフットボールを続けていくぞ。
・ボールを動かし続けよう。相手を前に出させるな。
・1点とったら、2点、3点、4点とれるぞ!規律を守り、自分たちのフットボールを信じろ!!
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
パフォーマンスを分析してみると、試合の中で主導権も握れていたと思いますし、強いパフォーマンスは出せていたと思います。
その中で、自分たちのフットボールをしながら、多くのチャンスを作ることも出来ていたと思います。
ゴールが試合を変えるということもあります。
しっかりと自分たちが決めきれるというところを学んでいかなければならないと思います.
パフォーマンス自体は、良いパフォーマンスは出せていたと思いますし、自分たちのフットボールをしながら、チャンスは多く作れていました。
もし、今日が他の夜だったらならば、最低でももしかしたら5点ぐらい取れていたかもしれませんし、その中で2点ほどオフサイドで取り消しになった点もありましたし、ポストに当たった点もあったと思います。
その中で相手が、2度ほど、あまりチャンスではなかったかもしれませんが、そこで2点決め切ったところもあったと思います。
しっかり自分たちはここから学びながら、また来週に向けてこれを跳ね返していけるようにしていきたいと思っています。
(Q.ヴィニシウスアラウージョ選手、中村充孝選手、南秀仁選手を先発に起用した意図を教えて下さい。)
まず山田康太のところですが、今週少し戻ってくるのに時間が、回復するのに時間が掛かりました。
今日は彼が出来る最大限の、フィジカル的に出来る最大限の時間をプレーしたと思っています。
ヴィニシウス、中村充孝、そして南秀仁のところも、練習でも良いトレーニングが出来ていましたし、我々のチームは誰が出ても、サブであろうと誰が出場したとしても、チームとしての戦い方、そしてパフォーマンスに焦点を置いてます。
今日その上で考えて、全員で戦うことにしました。
(Q.相手がかなり研究してきた印象がありますが、2巡目で相手がかなり研究してくる中で、クオリティや決めきるところ以外で、戦い方の幅を広げるなどの必要性は考えていますか?)
重要なのはまずパフォーマンスを分析していくことだと思います。
もちろん相手も自分たちの戦い方を研究して、いろいろなものを止めようとして、戦ってくると思います。
それと同時に今日の試合の中ではチャンスを多く作れていたと思いますし、もしかしかたら5、6、7、8点取れる可能性もあった試合だと思います。
良いスタート、ゲーム自体良いスタートが前半切れていたと思います。
その中で良いフットボールも出来ていて、自分たちが使いたかったスペースもうまく使えていたと思います。前半だけでもしかしたら3、4点入っていたかもしれません。
まず今日のゲームですが、自分たちが主導権を握っている中で相手に1点を奪われてしまいました。もし自分たちが1点目をとれていたら、ゲームが違ったかもしれません。
不運なことに、もしかしたらハンドかわからないところありましたが、我々が簡単に失点をしてしまい、自分たち自身が難しくしてしまったと思います。
ただ誇りに思えることは、選手たちが戦い続け、しっかりと自分たちのフットボールをしっかりとやり切って、戦ってくれたことだと思います。
やろうとするエネルギー、努力、意図、そしてひっくり返そうと選手たちは必死に戦ってくれたと思います。全員が戦ってくれたと思います。
結果は出ませんでしたが、違う夜だったら違うものになったかもしれません。
・スコアボードは見るな。自分たちのフットボールを続けていくぞ。
・ボールを動かし続けよう。相手を前に出させるな。
・1点とったら、2点、3点、4点とれるぞ!規律を守り、自分たちのフットボールを信じろ!!
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
パフォーマンスを分析してみると、試合の中で主導権も握れていたと思いますし、強いパフォーマンスは出せていたと思います。
その中で、自分たちのフットボールをしながら、多くのチャンスを作ることも出来ていたと思います。
ゴールが試合を変えるということもあります。
しっかりと自分たちが決めきれるというところを学んでいかなければならないと思います.
パフォーマンス自体は、良いパフォーマンスは出せていたと思いますし、自分たちのフットボールをしながら、チャンスは多く作れていました。
もし、今日が他の夜だったらならば、最低でももしかしたら5点ぐらい取れていたかもしれませんし、その中で2点ほどオフサイドで取り消しになった点もありましたし、ポストに当たった点もあったと思います。
その中で相手が、2度ほど、あまりチャンスではなかったかもしれませんが、そこで2点決め切ったところもあったと思います。
しっかり自分たちはここから学びながら、また来週に向けてこれを跳ね返していけるようにしていきたいと思っています。
(Q.ヴィニシウスアラウージョ選手、中村充孝選手、南秀仁選手を先発に起用した意図を教えて下さい。)
まず山田康太のところですが、今週少し戻ってくるのに時間が、回復するのに時間が掛かりました。
今日は彼が出来る最大限の、フィジカル的に出来る最大限の時間をプレーしたと思っています。
ヴィニシウス、中村充孝、そして南秀仁のところも、練習でも良いトレーニングが出来ていましたし、我々のチームは誰が出ても、サブであろうと誰が出場したとしても、チームとしての戦い方、そしてパフォーマンスに焦点を置いてます。
今日その上で考えて、全員で戦うことにしました。
(Q.相手がかなり研究してきた印象がありますが、2巡目で相手がかなり研究してくる中で、クオリティや決めきるところ以外で、戦い方の幅を広げるなどの必要性は考えていますか?)
重要なのはまずパフォーマンスを分析していくことだと思います。
もちろん相手も自分たちの戦い方を研究して、いろいろなものを止めようとして、戦ってくると思います。
それと同時に今日の試合の中ではチャンスを多く作れていたと思いますし、もしかしかたら5、6、7、8点取れる可能性もあった試合だと思います。
良いスタート、ゲーム自体良いスタートが前半切れていたと思います。
その中で良いフットボールも出来ていて、自分たちが使いたかったスペースもうまく使えていたと思います。前半だけでもしかしたら3、4点入っていたかもしれません。
まず今日のゲームですが、自分たちが主導権を握っている中で相手に1点を奪われてしまいました。もし自分たちが1点目をとれていたら、ゲームが違ったかもしれません。
不運なことに、もしかしたらハンドかわからないところありましたが、我々が簡単に失点をしてしまい、自分たち自身が難しくしてしまったと思います。
ただ誇りに思えることは、選手たちが戦い続け、しっかりと自分たちのフットボールをしっかりとやり切って、戦ってくれたことだと思います。
やろうとするエネルギー、努力、意図、そしてひっくり返そうと選手たちは必死に戦ってくれたと思います。全員が戦ってくれたと思います。
結果は出ませんでしたが、違う夜だったら違うものになったかもしれません。
選手コメント
ヴィニシウス アラウージョ
(Q.久しぶりの先発でゴールを決めました。試合を振り返っての感想とゴールシーンの振り返りをお願いします)久しぶりの先発で、試合感、リスムを取り戻すには素晴らしい機会でした。
その中でもちろん試合は勝ちたかったのですが、結果は残念なものになりました。本当に僕たちは勝つつもりで山口にやってきましたが、残念ながら勝つことが出来ませんでした。
しかし、まだまだ試合はあるし、頭を下げずに、頭を上げて、次の試合に向けてまた準備するしかないです。
ゴールシーンを振り返ると、(半田)陸からクロスが来ることを感じて、相手が先にニアを消しました。監督がいつも僕たちに言うのは、一人がニア、一人がファー、一人がマイナスの方にと、必ず3人がクロスに入るというのがあるので、僕はセンターバックの背中を取れて、陸がいいボールを上げてくれて、ゴールを決めました。すごく嬉しかったです。
(Q.ヴィニシウス選手はゴールを決めましたが、チームとしては2試合連続でチャンスがありながら決めきれず勝ち星を落としました。そのあたり、攻撃陣としてどういうふうに難しさを感じていますか?)
自分自身は本当に要求は高くて、いつも自分自身トレーニングからゴールを求めて仕事をするのですが、今日の試合をみるとたくさんのチャンスを作って、前回の試合もそうだったと思うのですが、最初の精度だったり、決めきる力、それだけあればもっともっとゴールを決めると思います。
僕たちはもちろん山口さんをリスペクトしながら良い試合をしたと思いますし、圧倒的にボールを保持していたので、あとは決めきる力あれば、先制点を僕たちが決めたら、絶対試合が違う流れで進んだんじゃないかなと思います。
でもそれは結果ですので、結果を受け止めて、もっと僕たちは、いま要求されているゴールを決めきる力を高めるように、日々からトレーニングに取り組んで、頭を上げてこれからも頑張っていきたいと思います。
選手コメント
中村 充孝
(Q.5/1以来約4ヶ月ぶりの試合出場となりましたが、自身のパフォーマンスについて)パフォーマンスの部分は、もっともっと上げていかないといけないですし、前半の最初の時点で、やっぱシュートシーン、クロスからのシーンが、決めれるチャンスがあったので、やっぱそこを決めないとこういう苦しい時間帯が続いたり、失点してしまう状況になってしまいます。
根本的に決めれる時は決める、守るべき時に守ることが出来なかったのが、負けの原因かなと思います。
(Q.山口の守備は自陣ではコンパクトに守る対応をしてきましたが、それを崩すために意識していたことは?)
0-0、さっきも言ったようにスタートの時点からあれだけクロスからのボールがゴール前に入っていた状況で決めきれなかったこと、それで相手がまず先制点を決めた時に相手が引いてしまうので、そうなってしまうと難しい時間が続きます。
そこからのアイディアというのは、もっともっと一人が出しても周りとの共有も大事なので、そこはもっと試合中でもいいし、声を出して共有するべきだったかなと思います。
(Q.引分・負けときて、ちょっと流れが止まるようなタイミングだと思いますが、そこからカ顔を上げるという時に、中村選手はどういうところが大事になると思いますか?)
止まるも止めるも自分たち次第ですし、こういう時こそ矢印を常に自分に向けて、なおかつチームの目標に全員が同じ矢印を向けるということがすごく大事かなと思います。
(Q.後半に入ってから右サイドでプレーをしてアシストがついてもいいようなクロスもありましたが、右サイドでプレーをするというのはどういう考えだったのですか?)
考えというよりもハーフタイムに、映像を見てこういうところ空いてるんじゃないかという分析もあったので、そのシーンがすぐ出て、ああいうシーンに繋がったので、まあ特に右サイドっていう感じは無かったですね。
戦評
前節・琉球戦のドローで練習が7でストップしたモンテディオ山形は、アウェイでレノファ山口と対戦。後半に1-1に追いついたものの、71分にクロスから失点を喫し、1—2。クラモフスキー体制になり13試合目で初黒星を喫した。
モンテディオはここまでメンバーをほぼ固定してきたが、この試合は3人を入れ替え。ボランチに南秀仁選手、前線にヴィニシウス アラウージョ選手、中村充孝選手が入り、國分伸太郎選手、林誠道選手、山田康太選手はベンチからのスタートとなった。
最近はスロースタートが続いていたが、この試合は立ち上がりから山口を圧倒する。特に古巣戦となる左サイド・加藤大樹選手にボールを集め、1対1の仕掛けからゴール前に可能性のあるクロスがいくつも入ってきた。
開始3分には加藤選手のクロスから中村選手が頭で合わせたが、キーパーが反応してゴールならず。6分には山口の与えたCKから菊池光将選手にヘディングで合わせられたが、ビクトル選手が片手を伸ばしビッグセーブで防ぐと、11分にはまたも加藤選手のアーリークロスに今度は中村選手がスライディングで飛び込んだ。しかし、シュートは惜しくも枠をそれた。
圧された山口はブロックを引き気味に構えるが、モンテディオはその後もボールを動かしながら攻め込む。CKから野田裕喜選手がヒールで流し込んだり、半田陸選手がニアゾーンに入り込んでクロスを狙ったり、CKのクリアを中村選手がクロスバーに当てるヘディングシュートを打ったりした。
先制点をめざし、なおも攻めるモンテディオは山口のブロック内を使って出し入れしながら、33分には加藤選手がミドルシュート。34分にはヴィニシウス選手の落としを受けた加藤選手がさらに可能性のあるシュートを放ったが、いずれも決め切れなかった。
すると、ここから山口はモンテディオの守備をかいくぐり、ボールを前に運ぶシーンを増やしていった。島屋八徳選手がバイタルエリアで受けて前を向いたり、ボランチの田中渉選手がミドルシュートを放ち、ビクトル選手が足でクリアするシーンもあった。すると38分、モンテディオはFKを与えると、ディフェンスラインの背後に落とす山なりのボールに対して草野侑己選手に背後を取られ、飛び出したビクトル選手の頭上を抜くループシュートで決められた。
反撃を狙うモンテディオは攻め込むものの、アタッキングサードでパスやタイミングのズレから決定機を作れず、前半は0-1とリードを許したまま終了した。
後半に入ると、モンテディオが再び攻勢に出る。47分には中原輝選手のスルーパスに飛び出した中村選手がクロスを送ると、ファーポスト際で加藤選手が右足で合わせたが、ここは惜しくもサイドネット。
その後はショートカウンターから2回ピンチを迎えたが、しのいだ52分には南選手がるようにしていきたい選手とのワンツーでボックス内に潜り込み、クロスからヴィニシウス選手がヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、ここはオフサイドで得点はならなかった。
53分には中村選手に代えて山田康太選手を投入。山田康太選手は早めの縦パスを積極的に入れて流れを変えると、56分、山田拓巳選手が右へ展開し、中原選手を追い越した半田選手がクロスを上げると、ファーサイドでヴィニシウス選手が頭で合わせた。今度こそ本物のゴールで同点に追いついた。
モンテディオはその後もボールを支配しながらテンポよく攻撃を続けた。山田康太選手はやや引いた位置から前にボールを付け、加藤選手がカットインから右足シュート、南選手のスルーパスから半田選手がクロスを上げるなど押し込んだ。
しかし71分、山口の左からの攻撃に対し、モンテディオは最終ラインを右にスライドさせるが、ここで取り切ることができず、こぼれ球を拾われて逆サイドへ展開された。ここで1枚余っていた川井歩選手がマイナスにクロスを送ると、一人潰れて池上丈二選手がシュート。これを決められ、モンテディオは再びビハインドとなった。
このあと、モンテディオは2枚替え。73分、ヴィニシウス選手から林誠道選手へ、加藤選手から樺山諒乃介選手が入った。さらに81分には、山田拓巳選手から吉田朋恭選手、藤田息吹選手から國分伸太郎選手への2枚替えで交代枠を使い切った。
82分にはCKを獲得し、國分選手のキックを野田選手がヘディングシュートで狙ったが、枠をそれた。樺山選手も左サイドを中心に何度も仕掛けを狙うが、山口の守備にしっかり対応されてコースを消されることが多かった。
アディショナルタイムに入り、半田選手のクロスに樺山選手が頭で合わせるが枠外。90分+6、中原選手が上げたクロスもファーサイドへ抜けていくなど、リトリートした山口の守備を最後まで崩し切れず、1-2のまま試合は終了した。
クラモフスキー監督の就任以降、10勝2分無敗と驚異的なハイペースで勝点を積み上げてきたが、ここで敗戦となった。モンテディオの通算戦績は13勝7分6敗、勝点は46となった。1試合消化が少ないながら、2位の磐田との勝点差は10に広がった。
モンテディオはここまでメンバーをほぼ固定してきたが、この試合は3人を入れ替え。ボランチに南秀仁選手、前線にヴィニシウス アラウージョ選手、中村充孝選手が入り、國分伸太郎選手、林誠道選手、山田康太選手はベンチからのスタートとなった。
最近はスロースタートが続いていたが、この試合は立ち上がりから山口を圧倒する。特に古巣戦となる左サイド・加藤大樹選手にボールを集め、1対1の仕掛けからゴール前に可能性のあるクロスがいくつも入ってきた。
開始3分には加藤選手のクロスから中村選手が頭で合わせたが、キーパーが反応してゴールならず。6分には山口の与えたCKから菊池光将選手にヘディングで合わせられたが、ビクトル選手が片手を伸ばしビッグセーブで防ぐと、11分にはまたも加藤選手のアーリークロスに今度は中村選手がスライディングで飛び込んだ。しかし、シュートは惜しくも枠をそれた。
圧された山口はブロックを引き気味に構えるが、モンテディオはその後もボールを動かしながら攻め込む。CKから野田裕喜選手がヒールで流し込んだり、半田陸選手がニアゾーンに入り込んでクロスを狙ったり、CKのクリアを中村選手がクロスバーに当てるヘディングシュートを打ったりした。
先制点をめざし、なおも攻めるモンテディオは山口のブロック内を使って出し入れしながら、33分には加藤選手がミドルシュート。34分にはヴィニシウス選手の落としを受けた加藤選手がさらに可能性のあるシュートを放ったが、いずれも決め切れなかった。
すると、ここから山口はモンテディオの守備をかいくぐり、ボールを前に運ぶシーンを増やしていった。島屋八徳選手がバイタルエリアで受けて前を向いたり、ボランチの田中渉選手がミドルシュートを放ち、ビクトル選手が足でクリアするシーンもあった。すると38分、モンテディオはFKを与えると、ディフェンスラインの背後に落とす山なりのボールに対して草野侑己選手に背後を取られ、飛び出したビクトル選手の頭上を抜くループシュートで決められた。
反撃を狙うモンテディオは攻め込むものの、アタッキングサードでパスやタイミングのズレから決定機を作れず、前半は0-1とリードを許したまま終了した。
後半に入ると、モンテディオが再び攻勢に出る。47分には中原輝選手のスルーパスに飛び出した中村選手がクロスを送ると、ファーポスト際で加藤選手が右足で合わせたが、ここは惜しくもサイドネット。
その後はショートカウンターから2回ピンチを迎えたが、しのいだ52分には南選手がるようにしていきたい選手とのワンツーでボックス内に潜り込み、クロスからヴィニシウス選手がヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、ここはオフサイドで得点はならなかった。
53分には中村選手に代えて山田康太選手を投入。山田康太選手は早めの縦パスを積極的に入れて流れを変えると、56分、山田拓巳選手が右へ展開し、中原選手を追い越した半田選手がクロスを上げると、ファーサイドでヴィニシウス選手が頭で合わせた。今度こそ本物のゴールで同点に追いついた。
モンテディオはその後もボールを支配しながらテンポよく攻撃を続けた。山田康太選手はやや引いた位置から前にボールを付け、加藤選手がカットインから右足シュート、南選手のスルーパスから半田選手がクロスを上げるなど押し込んだ。
しかし71分、山口の左からの攻撃に対し、モンテディオは最終ラインを右にスライドさせるが、ここで取り切ることができず、こぼれ球を拾われて逆サイドへ展開された。ここで1枚余っていた川井歩選手がマイナスにクロスを送ると、一人潰れて池上丈二選手がシュート。これを決められ、モンテディオは再びビハインドとなった。
このあと、モンテディオは2枚替え。73分、ヴィニシウス選手から林誠道選手へ、加藤選手から樺山諒乃介選手が入った。さらに81分には、山田拓巳選手から吉田朋恭選手、藤田息吹選手から國分伸太郎選手への2枚替えで交代枠を使い切った。
82分にはCKを獲得し、國分選手のキックを野田選手がヘディングシュートで狙ったが、枠をそれた。樺山選手も左サイドを中心に何度も仕掛けを狙うが、山口の守備にしっかり対応されてコースを消されることが多かった。
アディショナルタイムに入り、半田選手のクロスに樺山選手が頭で合わせるが枠外。90分+6、中原選手が上げたクロスもファーサイドへ抜けていくなど、リトリートした山口の守備を最後まで崩し切れず、1-2のまま試合は終了した。
クラモフスキー監督の就任以降、10勝2分無敗と驚異的なハイペースで勝点を積み上げてきたが、ここで敗戦となった。モンテディオの通算戦績は13勝7分6敗、勝点は46となった。1試合消化が少ないながら、2位の磐田との勝点差は10に広がった。