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モンテディオ山形
2
[ 試合終了 ] | ||
1 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 0 |
0
- 31分 林 誠道
- 69分 加藤 大樹
AWAY
レノファ山口FC
メンバー
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 44 | 藤嶋 栄介 |
60' |
---|---|---|---|
DF | 2 | 山﨑 浩介 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 | |
DF | 31 | 半田 陸 | |
MF | 15 | 藤田 息吹 | |
MF | 18 | 南 秀仁 |
84' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
84' |
MF | 41 | 中原 輝 |
67' |
FW | 14 | 山田 康太 | |
FW | 39 | 林 誠道 |
67' |
控えメンバー
GK | 1 | ビクトル |
60' |
---|---|---|---|
DF | 23 | 熊本 雄太 | |
DF | 28 | 吉田 朋恭 | |
MF | 7 | 岡﨑 建哉 |
84' |
MF | 17 | 加藤 大樹 |
67' |
FW | 13 | 木戸 皓貴 |
67' |
FW | 20 | ルリーニャ |
84' |
監督
ピーター クラモフスキー |
レノファ山口FC
スターティングメンバー
GK | 21 | 関 憲太郎 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | ヘナン | |
DF | 6 | 渡部 博文 | |
DF | 13 | 楠本 卓海 |
76' |
DF | 15 | 川井 歩 | |
MF | 8 | 佐藤 謙介 | |
MF | 10 | 池上 丈二 | |
MF | 14 | 澤井 直人 |
67' |
MF | 26 | 神垣 陸 |
46*' |
MF | 29 | 田中 陸 |
76' |
FW | 24 | 梅木 翼 |
67' |
控えメンバー
GK | 17 | 吉満 大介 | |
---|---|---|---|
DF | 28 | 眞鍋 旭輝 | |
MF | 5 | 佐藤 健太郎 |
76' |
MF | 44 | 石川 啓人 |
67' |
MF | 46 | 高井 和馬 |
67' |
FW | 16 | 浮田 健誠 |
76' |
FW | 18 | 小松 蓮 |
46*' |
監督
ピーター クラモフスキー |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 12 | FK | 18 | 0 | 0 |
0 | 0 | 6 | CK | 3 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 12 | シュート | 9 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 30.2℃
-
- 湿度
- 45%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 4,486人
-
- 主審
- 岡 宏道
-
- 副審
- 赤阪 修、塚田 智宏
-
- 第四の審判
- 野堀 桂佑
監督コメント
<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・前半完璧なフットボールが出来た。後半も同じようにしていこう。
・規律を守り、自分たちのテンポと距離感を作っていこう。
・球際に立っていこう。ハードワークしていこう。
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
良いパフォーマンスだったと思いますし、自分たちが前にもう一歩前進することが出来た試合だったと思います。
試合をコントロールすることも出来ていましたし、良いフットボールも出来ていたと思います。
その中で得点がもう少し入りそうな場面もありました。
しっかりハードワークしたことが勝ちに値したと思ってますし、良い勝ち点3をホームのサポ-ターに届けることが出来たと思っています。
(Q.終盤の試合運びについて相模原戦と比べ、自分たちでボールを動かしたり背後のスペースを狙うことが出来ていましたが、その辺りについて監督から働きかけたことは?)
どの試合も要素は違ったものがあると思いますが、今日の試合の中では良い流れの中から、自分たちで良いフットボールをしながら相手のところをついていたと思います。
今日はスコアボード的に5点6点取れていてもおかしくない部分もありました。
それと同時に守備も強く出来ていて、しっかりと自分たちの守備の原則というものを守りながら戦えていたと思います。
勝ち点3に値する試合だったと思います。
良かった点は、自分たちの原則をしっかりと守りながらプレーが出来たところ、しっかりと自分たちがボールをキープして、相手のスペースに入って行って、そのまま攻撃をしっかり続けることが出来たことだと思ってます。
そういったところをしっかりと遂行してくれた、選手たちがしっかりとやってくれたことだと思ってます。
そして1点目に関しては、おそらく20本近くパスが繋がって、うまく自分たちが運んで行けた試合だと思います。
これは自分たちがしっかりと練習でやってきたことですし、それを選手たちがよく出してくれたと思っています。それで勝ち点3をファンのために取れたことが嬉しく思っています。
しっかりとこれを続けていくこと、そしてもっともっとこういったことを続けていけるように選手に伝えていきたいと思います。
毎日ハードワークして、自分たちのフットボールというものを良くしていけるように、目的を持って取り組みたいと思っています。
(Q.1点目について、山田選手が上がってきたところで上手く外すことができた形ですが、トレーニングでかなり共通の理解が出来ているとお考えですか?)
確実にそうだと思ってますし、自分たちのフットボールが出せるようになってきていると思います。
選手間のコンビネーションも良くなってきていると思います。
そして見ていてもすごく楽しいものだと思いますし、こういうことがもっと出来るようにしていきたいと思います。
(Q.途中起用となった加藤大樹選手に期待したものは?)
しっかりと試合にインパクトを出すこと、それはサブの選手全てに対して、しっかりと交代で出てきた時に良いインパクトを残すということは話していました。
全選手とも、交代で出た全選手ともすごく良いものを出してくれたと思いますし、ウチのチームは誰が出てもモンテディオ山形の勝ちのために戦っていて、そしてそれを全選手がうまくしっかりとやってくれたと思います。
(加藤)大樹にとってもフィットネスがこういった形でしっかりと上がってきていますし、今日、30分出て良い仕事をしてくれたと思います。ゴールに値するものをしっかり出せていたと思います。
そういった形で全選手たちが自分たちのフットボールというものをしっかりと披露していてくれるところは良かったと思っています。
・前半完璧なフットボールが出来た。後半も同じようにしていこう。
・規律を守り、自分たちのテンポと距離感を作っていこう。
・球際に立っていこう。ハードワークしていこう。
<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>
良いパフォーマンスだったと思いますし、自分たちが前にもう一歩前進することが出来た試合だったと思います。
試合をコントロールすることも出来ていましたし、良いフットボールも出来ていたと思います。
その中で得点がもう少し入りそうな場面もありました。
しっかりハードワークしたことが勝ちに値したと思ってますし、良い勝ち点3をホームのサポ-ターに届けることが出来たと思っています。
(Q.終盤の試合運びについて相模原戦と比べ、自分たちでボールを動かしたり背後のスペースを狙うことが出来ていましたが、その辺りについて監督から働きかけたことは?)
どの試合も要素は違ったものがあると思いますが、今日の試合の中では良い流れの中から、自分たちで良いフットボールをしながら相手のところをついていたと思います。
今日はスコアボード的に5点6点取れていてもおかしくない部分もありました。
それと同時に守備も強く出来ていて、しっかりと自分たちの守備の原則というものを守りながら戦えていたと思います。
勝ち点3に値する試合だったと思います。
良かった点は、自分たちの原則をしっかりと守りながらプレーが出来たところ、しっかりと自分たちがボールをキープして、相手のスペースに入って行って、そのまま攻撃をしっかり続けることが出来たことだと思ってます。
そういったところをしっかりと遂行してくれた、選手たちがしっかりとやってくれたことだと思ってます。
そして1点目に関しては、おそらく20本近くパスが繋がって、うまく自分たちが運んで行けた試合だと思います。
これは自分たちがしっかりと練習でやってきたことですし、それを選手たちがよく出してくれたと思っています。それで勝ち点3をファンのために取れたことが嬉しく思っています。
しっかりとこれを続けていくこと、そしてもっともっとこういったことを続けていけるように選手に伝えていきたいと思います。
毎日ハードワークして、自分たちのフットボールというものを良くしていけるように、目的を持って取り組みたいと思っています。
(Q.1点目について、山田選手が上がってきたところで上手く外すことができた形ですが、トレーニングでかなり共通の理解が出来ているとお考えですか?)
確実にそうだと思ってますし、自分たちのフットボールが出せるようになってきていると思います。
選手間のコンビネーションも良くなってきていると思います。
そして見ていてもすごく楽しいものだと思いますし、こういうことがもっと出来るようにしていきたいと思います。
(Q.途中起用となった加藤大樹選手に期待したものは?)
しっかりと試合にインパクトを出すこと、それはサブの選手全てに対して、しっかりと交代で出てきた時に良いインパクトを残すということは話していました。
全選手とも、交代で出た全選手ともすごく良いものを出してくれたと思いますし、ウチのチームは誰が出てもモンテディオ山形の勝ちのために戦っていて、そしてそれを全選手がうまくしっかりとやってくれたと思います。
(加藤)大樹にとってもフィットネスがこういった形でしっかりと上がってきていますし、今日、30分出て良い仕事をしてくれたと思います。ゴールに値するものをしっかり出せていたと思います。
そういった形で全選手たちが自分たちのフットボールというものをしっかりと披露していてくれるところは良かったと思っています。
選手コメント
加藤 大樹
(Q.ゴールシーンですが、クロスの選択肢もありそうでしたが、自分でシュートを決めました)ああいう(山田)康太からボールが来たので、ファーストタッチからゴールに向おうと決めてたので、僕の中ではシュート一択でした。
(Qチームとして狙いが上手くいったと思いますがいかがでしょうか?)
あそこは試合する前から行くというのは言ってたので、そこを上手く突けたと思います。
(Q.ゴールの場面以外でもチャンスは多かったですが、手応えは?)
チャンスは作れていたと思いますが、最後の精度という部分では、すごく納得いかない部分があるので、そこをもうちょっと個人的に高めていきたいと思います。
(Q.終盤のゲームコントロールも落ち着いて出来ているように見えました)
自分たちのテンポでやるということを言われていましたが、自分たちのリズムでやれていたとは思います。
(Q.監督と熱量が共有できているということですが、具体的にはどういうイメージですか?)
自分たちが目指す場所というのは、今一度監督が伝えてくれましたし、自分たちも再認識出来たのはあります。
一番上に行くために何をするべきか、全員がもう一度目指すべき場所に向かってやっていくスタイルが出来たのかなとは思います。
(Q.古巣は相性が良いということでしたがその通りでした)
そうですね、やっぱり相性は良いですね。
選手コメント
藤田 息吹
藤田息吹選手(Q.危なげないゲーム運びが出来たと思いますがいかがですか?)
欲を言えば、もう少し点を取れたら良かったと思うのですが、ピンチらしいピンチも作らせずに、上手く試合を運べた、自分たちのペースで試合を運べたのかなと思います。
(Q.終盤でもボールを持ったり背後を狙えてたりと、ゲームコントロールが上手く出来ていたようですが意識したことは?)
相手に合わせることなく、自分たちのリズムと自分たちのサッカーがあるので、そこにフォーカスして試合を進めていこうというのはずっと話していました。
そこを上手く徹底することが出来たのかなと思います。
(Q.そこはスコアに関係なく?)
多少の流れ、スコアもありますが、試合を進めるにあたって、自分たちが用意してきたプランというのはそういったところにあったので、自分たちのテンポを重要視して、試合をすすめることが出来たのかなと思います。
(Q.ビルドアップの時に藤田選手が高い位置を取って4-3-3的にも見えましたが、形というよりは相手のスペース入っていって、結果的にそうなったということでしょうか?)
基本的にそういう、空いているところを見つけて、流動的にうまくチームとして前に付けれるようなポジションを僕だけじゃなくてチーム全体でポジションを取っていくという形なので、意図して、予め決めていたというわけではないです。
(Q.2点目は起点となる、セカンドボールを拾ってつなげるという良い部分が出たと思いますが振り返ってどうでしょうか?)
自分の良さとしては、セカンドボール拾ったり、イーブンのボールを自分たちのボールに繋げたり、守備のところも自分の特徴だと思うので、そういったところで中盤で強さを発揮することが出来たらいいなと思ってやっています。
(Q.練習でやっていることが結果に表れていると監督も話してましたが、一番手応えとして感じている部分は?)
基本的に自分たちのペースで、自分たちのテンポで試合を進めることが出来ました。そういったところをチームとして取り組んでますし、チャンスの形も練習している形でやってきていました。上手くゴールも取ることが出来たので、練習してきたところが出せているのかなと思います。
戦評
週中に天皇杯で敗退し、リーグ戦に集中することになったモンテディオ山形は、中3日でレノファ山口とホームで対戦。全体に主導権を握って試合を進めるなか、前半に林誠道選手、後半に加藤大樹選手がゴールを決め、2-0で快勝した。
モンテディオはリーグ戦の前節・千葉戦と同じ先発11人で試合をスタート。キックオフ直前に30.2度を記録する暑さのなか、モンテディオがまずはペースを握る。2分のカウンターの場面では國分伸太郎選手から左サイドの中原輝選手に渡り、早めのクロスはゴール前と合わなかったが、4分にも藤田息吹選手のスルーパス、國分選手のクロスに林選手がシュート。その直後にも、南秀仁選手が右に展開し、國分選手のクロスを林選手がシュート、キーパーが弾いたところを山田拓巳選手が押し込んだが、ここはオフサイドの判定だった。
6分には自陣で山口のプレッシャーを外してゴール前まで運び、その流れのなかから山田拓巳選手が一番奥からクロスを入れるシーンも作った。13分には野田裕喜選手が足元のボールを梅木翼選手に奪われ、あわやのシュートを許したが、ここは枠を外れて命拾いした。
その直後の15分には、中原選手が中央に入り込んでの中央突破。林選手のワンタッチで飛び出した山田康太選手が合わせたが、ここはオフサイド。このあとの時間帯は、モンテディオが奪ったあとの推進力が薄れ、ゴール前までボールを運べない時間が続いたが、31分、自陣で相手のクロスをクリアしたあと、じっくりとパスをつなぎ、山田拓巳選手が受けたところから前進を開始。最後は山田拓巳選手のスルーパスを山田康太選手が受け、クロスに林選手が合わせてゴールゲット。20本のパスをつないだ先制点を挙げた。
山口は中盤でブロックをセットするが、前から奪いに来るわけではない。モンテディオが落ち着いてポゼッションしながら何度かクロスを入れるシーンがあったが、前半は1得点のみで折り返した。
後半もモンテディオがペースを握り、中原選手からパスを受けた國分選手がカットインから左足でシュートを狙ったり、國分選手のスルーパスに飛び出した林選手がクロスを上げるシーンも作った。
しかし、ここでモンテディオにアクシデント。48分、ビルドアップの際に相手と接触したGK藤嶋栄介選手が右膝を痛め、メディカルスタッフのチェック後、一旦プレーに戻ったが、58分に藤嶋選手から続行不可の合図があり、60分にビクトル選手と交代することになった。
この思わぬアクシデントの後も、モンテディオは流れを渡すことがなかった。64分、南選手から右サイドへ展開し、國分選手のクロスに林選手が飛び込んだり、その直後には藤田選手のスルーパスを受けた中原選手がシュートを狙いCKを獲得するなど、押し込んで試合を進めた。
67分には両チームが2枚ずつ選手交代を行った。モンテディオは林選手から木戸皓貴選手、中原選手から加藤大樹選手にスイッチしたが、その2分後、ビルドアップはいったん山口・渡部博文選手にカットされたが、そのセカンドボールに藤田選手が素早く反応。ワンタッチで山田康太選手に預けると、広い左サイドに展開されたボールを、ピッチに登場したばかりの加藤選手が受けてそのままドリブルで前進した。木戸選手、國分選手、山田康太選手などが次々にゴール前にスプリントしたが、加藤選手は自ら決めきった。
2-0とリードを広げたモンテディオは手を緩めず、78分には山田康太選手の裏へのボールに加藤選手が絶妙のタイミングで飛び出した。しかしここはトラップが収まらず、相手キーパーにキャッチされた。83分には右スローインから國分選手のクロスを山田康太選手がフリーで合わせたが、シュートは浮いてしまった。84分には加藤選手がカットインから右足のシュートを放ったが、ここも枠外へ飛んだ。
その直後の84分、モンテディオはこの試合2度目の2枚替え。國分選手からルリーニャ選手、南選手から岡﨑建哉選手へそれぞれスイッチした。アディショナルタイムは6分と長かったが、モンテディオは山口にチャンスを与えず、ポゼッションで時間を使いながら試合をコントロール。CKの流れから岡﨑選手がシュートを狙ったり、オフサイドになったものの、野田選手のクロスに、この試合でJリーグ通算100試合出場となった山﨑浩介選手がヘディングシュートを放つシーンも作った。
試合はモンテディオが安定して試合を運んだまま、2-0で終了。ピーター クラモフスキー監督就任以降、3連勝のあと1分けをはさみ、今節も勝利と4勝1分け。順調に勝点を積んでいる。モンテディオは通算戦績を7勝6分け5敗とし、勝点を27に伸ばした。順位は8位のままだが、5位までが勝点3差と上位を射程圏内にとらえている。
モンテディオはリーグ戦の前節・千葉戦と同じ先発11人で試合をスタート。キックオフ直前に30.2度を記録する暑さのなか、モンテディオがまずはペースを握る。2分のカウンターの場面では國分伸太郎選手から左サイドの中原輝選手に渡り、早めのクロスはゴール前と合わなかったが、4分にも藤田息吹選手のスルーパス、國分選手のクロスに林選手がシュート。その直後にも、南秀仁選手が右に展開し、國分選手のクロスを林選手がシュート、キーパーが弾いたところを山田拓巳選手が押し込んだが、ここはオフサイドの判定だった。
6分には自陣で山口のプレッシャーを外してゴール前まで運び、その流れのなかから山田拓巳選手が一番奥からクロスを入れるシーンも作った。13分には野田裕喜選手が足元のボールを梅木翼選手に奪われ、あわやのシュートを許したが、ここは枠を外れて命拾いした。
その直後の15分には、中原選手が中央に入り込んでの中央突破。林選手のワンタッチで飛び出した山田康太選手が合わせたが、ここはオフサイド。このあとの時間帯は、モンテディオが奪ったあとの推進力が薄れ、ゴール前までボールを運べない時間が続いたが、31分、自陣で相手のクロスをクリアしたあと、じっくりとパスをつなぎ、山田拓巳選手が受けたところから前進を開始。最後は山田拓巳選手のスルーパスを山田康太選手が受け、クロスに林選手が合わせてゴールゲット。20本のパスをつないだ先制点を挙げた。
山口は中盤でブロックをセットするが、前から奪いに来るわけではない。モンテディオが落ち着いてポゼッションしながら何度かクロスを入れるシーンがあったが、前半は1得点のみで折り返した。
後半もモンテディオがペースを握り、中原選手からパスを受けた國分選手がカットインから左足でシュートを狙ったり、國分選手のスルーパスに飛び出した林選手がクロスを上げるシーンも作った。
しかし、ここでモンテディオにアクシデント。48分、ビルドアップの際に相手と接触したGK藤嶋栄介選手が右膝を痛め、メディカルスタッフのチェック後、一旦プレーに戻ったが、58分に藤嶋選手から続行不可の合図があり、60分にビクトル選手と交代することになった。
この思わぬアクシデントの後も、モンテディオは流れを渡すことがなかった。64分、南選手から右サイドへ展開し、國分選手のクロスに林選手が飛び込んだり、その直後には藤田選手のスルーパスを受けた中原選手がシュートを狙いCKを獲得するなど、押し込んで試合を進めた。
67分には両チームが2枚ずつ選手交代を行った。モンテディオは林選手から木戸皓貴選手、中原選手から加藤大樹選手にスイッチしたが、その2分後、ビルドアップはいったん山口・渡部博文選手にカットされたが、そのセカンドボールに藤田選手が素早く反応。ワンタッチで山田康太選手に預けると、広い左サイドに展開されたボールを、ピッチに登場したばかりの加藤選手が受けてそのままドリブルで前進した。木戸選手、國分選手、山田康太選手などが次々にゴール前にスプリントしたが、加藤選手は自ら決めきった。
2-0とリードを広げたモンテディオは手を緩めず、78分には山田康太選手の裏へのボールに加藤選手が絶妙のタイミングで飛び出した。しかしここはトラップが収まらず、相手キーパーにキャッチされた。83分には右スローインから國分選手のクロスを山田康太選手がフリーで合わせたが、シュートは浮いてしまった。84分には加藤選手がカットインから右足のシュートを放ったが、ここも枠外へ飛んだ。
その直後の84分、モンテディオはこの試合2度目の2枚替え。國分選手からルリーニャ選手、南選手から岡﨑建哉選手へそれぞれスイッチした。アディショナルタイムは6分と長かったが、モンテディオは山口にチャンスを与えず、ポゼッションで時間を使いながら試合をコントロール。CKの流れから岡﨑選手がシュートを狙ったり、オフサイドになったものの、野田選手のクロスに、この試合でJリーグ通算100試合出場となった山﨑浩介選手がヘディングシュートを放つシーンも作った。
試合はモンテディオが安定して試合を運んだまま、2-0で終了。ピーター クラモフスキー監督就任以降、3連勝のあと1分けをはさみ、今節も勝利と4勝1分け。順調に勝点を積んでいる。モンテディオは通算戦績を7勝6分け5敗とし、勝点を27に伸ばした。順位は8位のままだが、5位までが勝点3差と上位を射程圏内にとらえている。