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モンテディオ山形
1
[ 試合終了 ] | ||
1 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 0 |
0
- 34分 中村 充孝
AWAY
ジュビロ磐田
メンバー
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 1 | ビクトル | |
---|---|---|---|
DF | 5 | 野田 裕喜 | |
DF | 6 | 山田 拓巳 | |
DF | 23 | 熊本 雄太 | |
DF | 31 | 半田 陸 | |
MF | 14 | 山田 康太 | |
MF | 15 | 藤田 息吹 | |
MF | 18 | 南 秀仁 |
90+2' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
68' |
MF | 41 | 中原 輝 |
84' |
FW | 10 | 中村 充孝 |
84' |
控えメンバー
GK | 44 | 藤嶋 栄介 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | 栗山 直樹 |
84' |
DF | 28 | 吉田 朋恭 |
68' |
MF | 8 | 小松 駿太 | |
FW | 20 | ルリーニャ | |
FW | 27 | 松本 幹太 |
90+2' |
FW | 39 | 林 誠道 |
84' |
監督
佐藤 尽 |
ジュビロ磐田
スターティングメンバー
GK | 36 | 三浦 龍輝 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | 大井 健太郎 | |
DF | 17 | 鈴木 雄斗 | |
DF | 22 | 中川 創 | |
MF | 2 | 今野 泰幸 |
46*' |
MF | 8 | 大森 晃太郎 |
76' |
MF | 10 | 山田 大記 | |
MF | 14 | 松本 昌也 | |
MF | 23 | 山本 康裕 | |
FW | 4 | 大津 祐樹 |
46*' |
FW | 11 | ルキアン |
64' |
控えメンバー
GK | 1 | 八田 直樹 | |
---|---|---|---|
DF | 25 | 森岡 陸 | |
DF | 44 | 大武 峻 | |
MF | 13 | 藤川 虎太朗 |
76' |
MF | 15 | 伊藤 洋輝 |
46*' |
MF | 28 | 鹿沼 直生 |
46*' |
FW | 9 | 小川 航基 |
64' |
監督
鈴木 政一 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 13 | FK | 12 | 0 | 0 |
0 | 0 | 4 | CK | 6 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 6 | シュート | 9 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 曇
-
- 気温
- 15.4℃
-
- 湿度
- 47%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 4,430人
-
- 主審
- 上原 直人
-
- 副審
- 田尻 智計、蒲澤 淳一
-
- 第四の審判
- 三上 正一郎
監督コメント
<ハーフタイム・佐藤尽監督コメント>
・前半の戦いはパーフェクト。もうひとつ上げていこう。
・自分たちの距離感を大切に。キツくても引かない。
・この試合絶対にモノにしよう。全員のパワーでもっと気を引き締めて戦おう。
<試合後監督会見・佐藤尽監督>
立ち上がりから選手たちは攻守において積極的にプレーしてくれたと思います。今まで積み上げてきた、しっかりボールを握って前進するというところも随所に出てましたし、ゴールに向かっている回数に対して、1得点だったのが、まだまだここからの課題だと思っています。
最終的にはその1点を、なんとか守り切るような形になりましたが、最後選手たちがすごく割り切って、しっかりその1点を守るというところに反応してくれたので、そこもチームで共有した部分としては良かったと思います。
(Q.石丸前監督の解任から中三日と時間が無かったと思いますが、選手にどのような言葉を掛けたのかと、また攻撃面で意識を変えるような働きかけは何かありましたか?)
一つ目について言えば、声掛けというところ、石丸前監督の解任にあたって自分自身も動揺しましたし、選手も少なからず動揺はしてたと思います。
そういった中で、石丸監督が最後、頑張ってほしいと話をしてくれたのですが、そこにはそんな優しい言葉じゃなく、全員変わらなくてはいけないとか、強くならなければいけない、戦わなければいけないというメッセージを込めた言葉だと、自分は理解していて、それを強い言葉で選手には投げかけたつもりです。
攻撃面のところで言ったら、自分自身が何かやったというのは、正直ほとんどなくて、まあそのツートップ、トップ下ツートップのような、ワントップトップ下か、ツートップのようなイメージの部分で、あまりトップ下の選手って決めるわけでもなく、二人の関係で、とにかくボールを引き出してほしいということを伝えたくらいで、今までの形としてはそこまで変わってないと思っています。
(Q.南秀仁選手をボランチに、山田康太選手をトップに置いた意図について)
うちのチームで言ったら、最終ラインからトップのところ、トップ下、トップにボールをどうやって入れるかというところで、なかなかボランチのところからボールを引き出して前に入れていくことについて、今シーズンなかなかスムーズにいかない部分が多かったです。
そういったところで本来受けるはずの南を一個手前のディフェンスラインからボールを引き出す役割を、本来だったらトップ下でやってたものを、最終ラインからボランチでやってもらうというところで、今回はチャレンジしてもらいました。
それにともなって、トップ下で活動力がある選手で、ボールを受らけれる選手をだれかチョイスしようとした時に、今日に関しては(山田)康太が適任かなと思って採用したところ、すごく二人とも的確にプレーしてくれた印象を持っています。
(Q.この一勝がチームにどういった影響をもたらすかと、今後どのように戦っていきたいかについて)
サッカーの内容自体は、今日格段に上がったというよりも、今までもボールを相手よりも握れている時間は長いことも多かったのですが、なかなかこう結果に出ず、自信を失いかけていたところもあったと思います。
そういったところで今回、1-0とはいえ勝ちを拾えたことで、今までの方向性が間違っていなかったんだという認識と、より強く今までやってきたことを推し進められるなという印象です。
今後も基本的には、積み上げていく方向はきっと変わらないと思っています。
・前半の戦いはパーフェクト。もうひとつ上げていこう。
・自分たちの距離感を大切に。キツくても引かない。
・この試合絶対にモノにしよう。全員のパワーでもっと気を引き締めて戦おう。
<試合後監督会見・佐藤尽監督>
立ち上がりから選手たちは攻守において積極的にプレーしてくれたと思います。今まで積み上げてきた、しっかりボールを握って前進するというところも随所に出てましたし、ゴールに向かっている回数に対して、1得点だったのが、まだまだここからの課題だと思っています。
最終的にはその1点を、なんとか守り切るような形になりましたが、最後選手たちがすごく割り切って、しっかりその1点を守るというところに反応してくれたので、そこもチームで共有した部分としては良かったと思います。
(Q.石丸前監督の解任から中三日と時間が無かったと思いますが、選手にどのような言葉を掛けたのかと、また攻撃面で意識を変えるような働きかけは何かありましたか?)
一つ目について言えば、声掛けというところ、石丸前監督の解任にあたって自分自身も動揺しましたし、選手も少なからず動揺はしてたと思います。
そういった中で、石丸監督が最後、頑張ってほしいと話をしてくれたのですが、そこにはそんな優しい言葉じゃなく、全員変わらなくてはいけないとか、強くならなければいけない、戦わなければいけないというメッセージを込めた言葉だと、自分は理解していて、それを強い言葉で選手には投げかけたつもりです。
攻撃面のところで言ったら、自分自身が何かやったというのは、正直ほとんどなくて、まあそのツートップ、トップ下ツートップのような、ワントップトップ下か、ツートップのようなイメージの部分で、あまりトップ下の選手って決めるわけでもなく、二人の関係で、とにかくボールを引き出してほしいということを伝えたくらいで、今までの形としてはそこまで変わってないと思っています。
(Q.南秀仁選手をボランチに、山田康太選手をトップに置いた意図について)
うちのチームで言ったら、最終ラインからトップのところ、トップ下、トップにボールをどうやって入れるかというところで、なかなかボランチのところからボールを引き出して前に入れていくことについて、今シーズンなかなかスムーズにいかない部分が多かったです。
そういったところで本来受けるはずの南を一個手前のディフェンスラインからボールを引き出す役割を、本来だったらトップ下でやってたものを、最終ラインからボランチでやってもらうというところで、今回はチャレンジしてもらいました。
それにともなって、トップ下で活動力がある選手で、ボールを受らけれる選手をだれかチョイスしようとした時に、今日に関しては(山田)康太が適任かなと思って採用したところ、すごく二人とも的確にプレーしてくれた印象を持っています。
(Q.この一勝がチームにどういった影響をもたらすかと、今後どのように戦っていきたいかについて)
サッカーの内容自体は、今日格段に上がったというよりも、今までもボールを相手よりも握れている時間は長いことも多かったのですが、なかなかこう結果に出ず、自信を失いかけていたところもあったと思います。
そういったところで今回、1-0とはいえ勝ちを拾えたことで、今までの方向性が間違っていなかったんだという認識と、より強く今までやってきたことを推し進められるなという印象です。
今後も基本的には、積み上げていく方向はきっと変わらないと思っています。
選手コメント
山田 康太
(Q.8試合ぶりの勝利喜びというところと、監督が解任となってどんな思いで試合の準備を進めて今日戦っていたかについて)ホームアウェイ関わらず、勝てるゲームも落としてきて、結局監督も変わってというタイミングで、今まで以上に危機感と責任感というか、今日の試合に掛けるプレッシャーみたいなものは大きかったです。
その中で自分達が縮こまるのではなく、今やらなければということで、みんなが奮い立ってそれを今日ピッチで表現できたんじゃないかなと思います。
ターニングポイントというか今日は(監督が)変わった一試合目だったので、今日負けていたら、またずるずる行ってしまうようなこともあるかもしれないですが、まず1つ勝てたということは、来てくれた皆さんにもいい思いをさせてあげられたと思います。
(Q.今日のポジションはトップでしたが、意識したところとは?)
元々プレーエリア的に僕は中央にいた方が、プレーもスムーズに出来るし、相手の重心だったり、空いている方を見て、トラップする意味ではトップ下やそういうところにいた方が、相手の嫌なことが出来るイメージは常に持っています。
今日も実際やってみて、自分に入るボールが長い距離のパスだと相手も詰めやすいので、そういった時の処理は少し課題ですが、短い距離のパスだと前向きやすいですし、意識一つでチーム全体が前に進むと思います。
そういうところで要所要所自分の良さは出したかなと思いますが、トップ下だったり、場合によっては一番前にいるわけなんで、今日は得点を意識してましたが、決められなかったので、そこはまだ準備できる時間があるので、自分なりにイメージと、自分の技術と、すり合わせてやっていけたらいいかなと思います。
(Q.攻撃全体で変わったところは?)
もう少しシンプルに、ゴールにみんながパワーを向けようというところで、そこで一つ僕が前向いて運ぶのもゴールに対するパワーだと思います。
横にパスするより、そこで一つ前に置いて、前に出して自分が前に走るのはゴールに向かうパワーだと思いますし、その中で違う選択肢を他の選手がしたら、それで良いと思うのですが、まずはこうスローテンポというより、やっぱりジュビロさんも強くハードワークして運動量がというクラブではないと思うので、そういうところでアップテンポな試合にして、アグレッシブさを出していこうというのがチームの意識です。
(Q.前半あれだけアグレッシブに行ってましたが消耗するのも覚悟の上で?)
5枚替えれますし、そこは監督の判断ですが、まずはやっぱり目の前のことに全力でやって、持たなかったら持たなかったで替わりに選手が居るわけなので、そこでこう一つ一つの、目の前のこと全力でやらないのは違うかなというところで、自分が前にいてファーストディフェンスも、自分が追いかけたら後ろも来ると思いますし、まあそこは一つ姿勢というか見え方で、チームの勢いだったりも感じ取ってくれると思うので、そういう意味ではやっぱり意識してましたね。
選手コメント
中村 充孝
(Q.ゴールシーンの振り返りを)クロスの時には中に枚数を掛けようと言われて、なおかつニアに一人入ったのを見たので、抜けてきたボールを、というのだけはその時にひらめいたので、それがうまく転がってきてよかったです。
(Q.この試合にはどう臨みましたか?)
個人的には僕は普段のいつも通りで臨みました。
チームとしては、まあ色んな状況であり、監督が変わったというところで、この試合でいつも以上のパフォーマンスが出せるのであれば、それはプロしておかしいんじゃないかなと思ってますし、その中でもまあ全員が勝ちは欲しかったですし、それを今日はもぎ取ったというか、そういう戦いが出来たかなと思います。
(Q.攻撃面で変わったところ、変化はありましたか?)
ひとつ、ツートップというか、前の僕と(山田)康太のところ、その中で回していこうというところだけですかね。あんまり言い過ぎるとね、色んな分析も入るので。
(Q.勝った次がまだ大事になると思いますが、どのような意識で次につなげていきますか?)
最終的には12月まであるんで、勝った次とかどんな状況であろうとも、
ある程度今日の試合が終わった時点で、次に切り替わっているんで、また相手があるスポーツなので、またしっかり色んな情報を入れながら、次に向かっていきたいなと思います。
(Q.試合後サポーターのみなさんと喜びを分かち合いましたが、サポーターのみなさんに一言お願いします)
ホームは絶対に勝たないといけないですし、どの試合も負けるということは無いのですが、勝ちに行くというところは変わりはないです。しかし、ホームでああいう、全員スタジアム一体となって出来るということはすごく明るいしいい雰囲気にもなるんで、すごく楽しい瞬間ですし、あれを増やせるように頑張る、僕たちはピッチで頑張っていくんで、応援の方はしていただきたいなと思います。
戦評
シーズン途中での監督交代に踏み切ったモンテディオ山形は、ホームに4連勝中のジュビロ磐田を迎えた。前半に中村充孝選手がゴールを決めると、後半は磐田の猛攻にも耐えて1点を守り切った。モンテディオは第2節以来、8試合ぶりの勝利でホームでの今季初勝利を飾った。
佐藤尽監督の初采配は、まずはメンバー色が出た。これまでトップ下でプレーしてきた南秀仁選手をボランチで起用し、代わってトップに入ったのは山田康太選手。サイドハーフは右がスタメン復帰の中原輝選手、左には加藤大樹選手の欠場を受け、これまでボランチでプレーしていた國分伸太郎選手が入った。
モンテディオは縦にボールが入るシンプルな攻撃で序盤の主導権を握る。8分、ハイプレスの磐田に対し、熊本雄太選手からの縦パスを南選手がワンタッチ。すると広い中盤でフリーとなった山田康太選手がドリブルで持ち運びシュートまで持ち込んだ。
その後もモンテディオは磐田の守備の隙間を巧みに使いながら攻撃するが、磐田もロングボールからチャンスを作る。22分に大井健太郎選手のロングボールから山田大記選手がシュート。28分にはスローインの流れから大森晃太郎選手がポスト直撃のシュートを放った。
モンテディオは右サイドの中原選手が何度か仕掛けに関わりながらフィニッシュまで持ち込めずにいたが、34分、相手のパスミスを中央で受けた南選手が、左サイドの國分選手にボールを送ると、クロスに対してニアに入った南選手は触ると見せかけてスルー。相手キーパーがキャッチしきれずファーサイドへ流れたボールを、詰めていた中村充孝選手が押し込み、モンテディオが先制した。
その後は縦に付ける足元へのボールを狙われカットされるなど攻めあぐねていた。前半アディショナルタイム、CKのチャンスで飛び込んだ野田裕喜選手のシュートは枠には飛ばず、その直後にはカウンターのチャンスも作ったが、中村選手のパスは藤田息吹選手に合わず、追加点を奪えないまま前半を終了した。
後半、2枚替えの磐田は攻撃のテンポを上げる。48分には熊本雄太選手が足元のボールを奪われ、最後はルキアン選手がシュート。モンテディオはボールロストがやや増えたことで、磐田のカウンターやセットプレーを受ける回数が増えていくが、粘り強く対応し、リスタートのたびに時間も使いながら試合を進めていった。
64分、5試合連続ゴール中のルキアン選手がついに交代で退き、代わって小川航基選手がピッチに入った。山田康太選手のスルーパスに中原選手が飛び出すシーンを作るなど追加点をめざすモンテディオは、68分に國分選手に代えて吉田朋恭選手を左サイドハーフで起用。その左サイドを強引に突破されるなど徐々に自陣ゴールを磐田に迫られることになった。
75分には鈴木雄斗選手のやわらかいクロスから鹿沼直生選手がヘディングで合わせ、78分には鈴木選手のクロスの折り返しに、詰めていた藤川虎太朗選手にフリーで詰められたが、ここはシュートがミートせず、モンテディオは命拾いした。続く80分にも山田大記選手のくさびを受けた小川選手がシュートに持ち込んだが、ここはGKビクルト選手がしっかりキャッチした。
モンテディオは高い位置で奪い返してからの攻撃で、中村選手からフリーの中原選手にボールが渡ったが、右足のシュートは弱い弾道となり、相手キーパーに難なくキャッチされた。
モンテディオはここで中原選手に代えて今季初出場となる栗山直樹選手をピッチへ。さらに中村選手に代えて林誠道選手も投入。守備のフォーメーションを5-4-1に変更した。
圧されながら懸命に耐えるモンテディオがピンチに見舞われたのはアディショナルタイム。磐田は右サイドから山田大記選手がクロスを送ると、飛び込んだ小川選手がミート。しかし、ここはビクトル選手がしっかりと距離を詰めて防いだ。
後半は防戦の時間が多く、決定的なシュートを何本も受けることになったが、この攻撃を耐え切り、ついに歓喜の瞬間が訪れた。大きな重圧のなか、スタジアムが一体となってつかんだ価値ある勝利となった。
モンテディオの通算戦績は2勝4分け4敗、勝点10となり、順位を15位まで上げた。
佐藤尽監督の初采配は、まずはメンバー色が出た。これまでトップ下でプレーしてきた南秀仁選手をボランチで起用し、代わってトップに入ったのは山田康太選手。サイドハーフは右がスタメン復帰の中原輝選手、左には加藤大樹選手の欠場を受け、これまでボランチでプレーしていた國分伸太郎選手が入った。
モンテディオは縦にボールが入るシンプルな攻撃で序盤の主導権を握る。8分、ハイプレスの磐田に対し、熊本雄太選手からの縦パスを南選手がワンタッチ。すると広い中盤でフリーとなった山田康太選手がドリブルで持ち運びシュートまで持ち込んだ。
その後もモンテディオは磐田の守備の隙間を巧みに使いながら攻撃するが、磐田もロングボールからチャンスを作る。22分に大井健太郎選手のロングボールから山田大記選手がシュート。28分にはスローインの流れから大森晃太郎選手がポスト直撃のシュートを放った。
モンテディオは右サイドの中原選手が何度か仕掛けに関わりながらフィニッシュまで持ち込めずにいたが、34分、相手のパスミスを中央で受けた南選手が、左サイドの國分選手にボールを送ると、クロスに対してニアに入った南選手は触ると見せかけてスルー。相手キーパーがキャッチしきれずファーサイドへ流れたボールを、詰めていた中村充孝選手が押し込み、モンテディオが先制した。
その後は縦に付ける足元へのボールを狙われカットされるなど攻めあぐねていた。前半アディショナルタイム、CKのチャンスで飛び込んだ野田裕喜選手のシュートは枠には飛ばず、その直後にはカウンターのチャンスも作ったが、中村選手のパスは藤田息吹選手に合わず、追加点を奪えないまま前半を終了した。
後半、2枚替えの磐田は攻撃のテンポを上げる。48分には熊本雄太選手が足元のボールを奪われ、最後はルキアン選手がシュート。モンテディオはボールロストがやや増えたことで、磐田のカウンターやセットプレーを受ける回数が増えていくが、粘り強く対応し、リスタートのたびに時間も使いながら試合を進めていった。
64分、5試合連続ゴール中のルキアン選手がついに交代で退き、代わって小川航基選手がピッチに入った。山田康太選手のスルーパスに中原選手が飛び出すシーンを作るなど追加点をめざすモンテディオは、68分に國分選手に代えて吉田朋恭選手を左サイドハーフで起用。その左サイドを強引に突破されるなど徐々に自陣ゴールを磐田に迫られることになった。
75分には鈴木雄斗選手のやわらかいクロスから鹿沼直生選手がヘディングで合わせ、78分には鈴木選手のクロスの折り返しに、詰めていた藤川虎太朗選手にフリーで詰められたが、ここはシュートがミートせず、モンテディオは命拾いした。続く80分にも山田大記選手のくさびを受けた小川選手がシュートに持ち込んだが、ここはGKビクルト選手がしっかりキャッチした。
モンテディオは高い位置で奪い返してからの攻撃で、中村選手からフリーの中原選手にボールが渡ったが、右足のシュートは弱い弾道となり、相手キーパーに難なくキャッチされた。
モンテディオはここで中原選手に代えて今季初出場となる栗山直樹選手をピッチへ。さらに中村選手に代えて林誠道選手も投入。守備のフォーメーションを5-4-1に変更した。
圧されながら懸命に耐えるモンテディオがピンチに見舞われたのはアディショナルタイム。磐田は右サイドから山田大記選手がクロスを送ると、飛び込んだ小川選手がミート。しかし、ここはビクトル選手がしっかりと距離を詰めて防いだ。
後半は防戦の時間が多く、決定的なシュートを何本も受けることになったが、この攻撃を耐え切り、ついに歓喜の瞬間が訪れた。大きな重圧のなか、スタジアムが一体となってつかんだ価値ある勝利となった。
モンテディオの通算戦績は2勝4分け4敗、勝点10となり、順位を15位まで上げた。