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モンテディオ山形
モンテディオ山形
4
[ 試合終了 ]
3 前半 0
1 後半 0
0
  • 6分 渡邊 凌磨
  • 32分 中村 駿
  • 45+2分 ヴィニシウス アラウージョ
  • 80分 大槻 周平
AWAY
東京ヴェルディ
東京ヴェルディ

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 30 佐藤 昭大
DF 5 野田 裕喜
DF 6 山田 拓巳
DF 23 熊本 雄太
MF 7 岡﨑 建哉
MF 17 中村 駿

90'

MF 19 松本 怜大
MF 20 加藤 大樹

78'

FW 9 ヴィニシウス アラウージョ

78'

FW 18 南 秀仁

85'

FW 40 渡邊 凌磨

85'

控えメンバー

GK 42 藤嶋 栄介
DF 31 半田 陸
MF 8 小松 駿太

90'

MF 25 末吉 塁

78'

MF 50 前川 大河

85'

FW 13 大槻 周平

78'

FW 38 山内 寛史

85'

監督

石丸 清隆
東京ヴェルディ

スターティングメンバー

GK 31 マテウス
DF 3 近藤 直也

46*'

DF 5 平 智広
DF 6 高橋 祥平
MF 14 森田 晃樹

46*'

MF 17 クレビーニョ
MF 20 井上 潮音
MF 21 山本 理仁

85'

FW 4 澤井 直人

41'

FW 18 新井 瑞希

46*'

FW 25 端戸 仁

控えメンバー

GK 1 柴崎 貴広
DF 2 若狭 大志

46*'

MF 9 佐藤 優平
MF 19 小池 純輝

41'

MF 36 藤田 譲瑠チマ

46*'

FW 13 大久保 嘉人

85'

FW 48 山下 諒也

46*'

監督

石丸 清隆

スタッツ

90 45 total   total 45 90
0 0 11 FK 18 0 0
0 0 5 CK 5 0 0
0 0 0 PK 0 0 0
0 0 19 シュート 5 0 0
0 0 0 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
    曇時々雨
  • 気温
    15.1℃
  • 湿度
    57%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    4,767人
  • 主審
    榎本 一慶
  • 副審
    田尻 智計、岩﨑 創一
  • 第四の審判
    林 可人

監督コメント

<ハーフタイム>
・後半の入り緩みがないようにしよう。
・強度を落とさないこと。
・もう一度後半点を取りにいこう。

<試合後監督会見>
悪天候の中でも、スタジアムに足を運んでいただき、雰囲気を作っていただいたサポーターに感謝したいと思います。
選手も最後まで、5連戦の中、タフに戦ってくれたことは、非常に誇りに思っています。

ゲームの方は、相手がビルドアップしていくところはある程度想定はしていました。
相手の守備組織が問題を抱えているところで、ボールを持てば上手く突いていけるのは選手には話しており、上手くその部分はやることが出来ました。特に前半良かったと思います。

その中で点が取れたのが非常に大きく、背後の動きも背後の狙いもそうですし、単調にならずに運べたのは勝因だと思います。

後半3-0のゲーム展開の中で、行けるところをはっきりし、ステイしても良いという部分の判断を少し与え、足が止まったかなと思いますが、その中でも点が取れ、チームとしては最終的には失点もしなかったですし、全体的には前向きなゲームが出来たと思います。

こういった中で非常に難しいゲームでしたが、選手も最後まで足を止めずにやってくれましたし、自分たちの狙いが多く出たゲーム内容だったと思います。


(Q.前半から左サイドで、浮き球で相手の背後を狙う攻撃が目に付きましたが?)

特にウチの左サイドですね、そこは意図したというか、完全に狙ったわけじゃないですが、人に依存するような守備形態かなと踏んでいました。
人が入れ替わっていくと背後は取れるなと言う話で、優先順位を間違えないようにしました。
相手の中盤組織は4-4-2で守るのか4-1-4-1で守るのか曖昧な守備組織をしていました。

出てきたらその脇は空く、そうするとセンターバックはどんどん空いている選手に食いつく話をしていました。
背後は、1点目もそうですが、不安定さがあるところでの狙いは出たと思います。

選手たちも途中、ワイドの選手、サイドバックとサイドハーフの選手の関係性の守備の話はしていました。
完全に高いボールの背後というよりも、脇を取ったらサイドバックは食いつくところは話をしたので、そこは全体的には共有でき良かったと思います。

まだ崩せたかなという部分もありましたし、大事にしようとするような場面も途中から見られたので、もう少しアグレッシブに勝負球を入れていけば、もう少し点は取れたんじゃないかなと思います。
しかし、よくやったと思います。


(Q.後半ボールを持つところで速攻に行くのかそのまま少し持つのかという判断、試合運びについては?)

ボールを持った時の判断というのは今回そこまで悪くないとは思っていました。

しかし、前半ほど強度が守備のところで上がらず、3-0は致し方ないのかなと。

こっちはこれ以上多くを望んでも選手としたら酷かなと思っています。嫌な部分をもう少し突かれたら、対応しなければいけない部分があったのですが、相手は外に人がいる中でのボールを回す形になっているように見えました。
最終的にゴール前にあまり人がいないところでの対応で、思ったよりも選手は冷静に対応できたと思っています。

後半のゲーム運びは、全体的な狙いとは少しずれていますが、ゲームの点差の部分ではありかなと思っています。

(Q.特に前半、守備の切り替えの速さや球際の強さが際立っていましたが?)

相手の組織が整う前に自分たちがボールを奪いに行った方が得で、相手が上手い中でポジション取られると、相手も楽なので、失った瞬間は相手のカウンターもないので、しっかり後ろに、今日であれば端戸選手のところを捕まえて、あとはボールに行けば、捕まるんじゃないかというところでの働きかけを今回していました。

そういった部分では反応は良かったと思います。
今日に関して言えば、多分選手もそっちのほうが楽だと分かったと思います。
この5連戦の中でも、こうやってタフに出来るというのは自信をもっていいんじゃないかと思います。


(Q.3得点にサイドバックに絡んだことについて)

最終的に中の枚数を増やしていこうと思うと、サイドバックが絡んでこないと枚数的には増えてこないので、そういった部分では良い絡みをしてるんじゃないかと思います。

前節それがあまりできなかったので、中の選手のポジショニングも含めて、ただサイドバックが上がるだけじゃなくて相手の目線を変えながらやっていると最終的に中が捕まらないと思っています。

継続してやりたい部分と、先ほど言ったようにまだチャンス、自分たちがゴールに向かえる時でもやり直したりするのもまだあったので、そこはまた課題として持ち帰りたいと思います。
4点取ったので、上出来だと思います。

選手コメント

DF:6:山田 拓巳

山田 拓巳

(Q.二つのアシストを振り返って)

一点目は、立ち上がりはシンプルに相手の背後を狙おうとはチームとしても言ってますし、積極的にそういう相手が嫌がるところを、今日の試合に限らず毎試合狙っていこうと話をしています。

その中で自分もなるべく背後にボールを供給しようという気持ちはあったので、サイドでコンビを組むことも多いので、(渡邊)凌磨とはよく話し合っています。
いつもいろいろ、試合後にもいろいろ話をしながらお互いにコミュニケーションをとりながらやっている中で、ああいう良い動きをいつもしてくれています。

あまりいいパスを出せていなかったのですが、今日はそういうお互い意図があって、そこにちゃんとパスが出せて、難しかったとは思いますがうまく決めてくれたと思います。


(Q.3点目のところはどうですか?上手く中村選手からのパスを引き出せたと思いますが?)

自分はそんなに足元でもらうタイプでは無いですし、スキがあったりチャンスがあれば背後にボールをくれというのは、いつも(中村)駿とも話しています。

今日特に試合の入りから、相手の背後はよくチームとして取れたと思いますし、相手にウィークな部分があったので、自分も積極的にどんどん取りに行こうという思いはありました。

上手くホント駿から良いパスが出てきて、たまたま良い落としも出来たので、こういうプレーをもっともっとたくさん出さなきゃいけないと思っています。


(Q.今日からスタンドの応援で太鼓が解禁となり雰囲気も少し変わりました。選手の立場ではどうですか?)

少しずつですがお客さんも戻ってきてくれたり、手拍子がOKになり、今日から鳴り物もOKになって、ちょっとずつですが、スタジアムの雰囲気も元に戻りつつあります。
自分たちにとって本当に嬉しいし、頼もしい、ホームは特にサポーターの声援、応援は力になるので、少しずつ元の雰囲気が戻っていることは、自分たちにとってプラスでしかないと思います。


(Q.5連戦フル出場、中二日もあってタフな連戦の中ですが、今日も動けていました)

僕も初めてですかね、5連戦全部これだけ出たのは初めてです。

中二日、中三日ぐらいだったら丁度いいなと、問題なく臨めていましたが、二日二日(の間隔が)続くのは初めてだったので、正直不安な部分もありました。

しかし、試合をこなしていく中でも、体の何処かにきてるとか、ダメージがきてるとは感じていないですし、自分は体的にも連戦ぐらいの方が合ってるのかなと思います。

涼しくなってきたことも大きいと思いますが、今日も思った以上にというか普段より体も動けていた気もしますし、連戦ぐらいの方が僕は丁度いいのかなと思います。

選手コメント

FW:40:渡邊 凌磨

渡邊 凌磨

(Q.早い時間帯にいい形でゴールが取れました。試合の流れにどう影響しましたか?)

いい時間帯に点が取れれば、試合を通してやっぱりこっちのペースになることは今までの試合を通しても多かったです。
必然的に勝ち点3を取れることが多かったですし、それを踏まえると先制点は大事なのはみんな分かってたと思います。
その中で5連戦の最後で、先制点をあの時間帯に取れたのは大きかったと思います。


(Q.守備でサイドハーフのところで、サイドに振られてから前線にプレスを掛けて、渡邊選手が二度追いしてプレスバックすることろはチームとしても助かっていると思うのですが、守備面で意識していることは?)

サイドハーフというポジションは、如何にスイッチを入れて守備をできるかだと思っています。

それは監督も言ってますし、チームとしての決まりごとじゃないですが、どれだけいけるかで試合の強度も変わってきます。
自分がスイッチになれるようにとは意識してますが、あのプレスバックの所に関しては、当たり前だと思っているので、それが出来てこそ今日の得点がもっと生きると思うので、サボらずやっていきたいなと思います。


(Q.後半相手の井上潮音選手がタッチライン際に張ってて、フリー浮いているような状態でしたが、その辺のケアはどの様に考えていましたか?)

ケアというか、あそこにボールが入っても、前を向いてどうにかすることが出来るとは思っていませんでした。
絶対に入らないようにしようとは思っていなかったので、僕は外を切って、数的優位を作られないようにというところだけでしたので、あそこのサイドで持たれる分には、そんなに怖さは無かったかなと正直思っています。

あそこにボールが入った時にはプレスバックは大事だったかなと思います。

戦評

今季4度目の5連戦の最終節、そして10月最後の試合となった今節・東京ヴェルディ戦は、モンテディオ山形が前半に3得点し、後半にも1点を追加。守っては相手に得点を与えず、4-0で快勝した。

序盤は東京Vがボールを回す時間もあったが、開始6分、右サイドの山田拓巳選手から前方へフィードが送られた。相手の背後をとった渡邊凌磨選手がこれを収めると、前に出てきたGKマテウス選手をかわしてシュートをゴールマウスに流し込んだ。

先制したモンテディオは、その後も早い切り替えと強い球際の強度をもとにペースを握る。7分のカウンターでは、ヴィニシウス アラウージョ選手のパスを受けた加藤大樹選手が早いタイミングでシュート。14分には渡邊選手のスルーパスにヴィニシウス選手がポスト直撃のシュートなど、東京Vのゴールに迫った。

その後もモンテディオは、松本怜大選手が左サイドからクロスを上げたり、中村駿選手がスルーパスを狙ったり、山田選手のクロスからヴィニシウス選手がボレーシュートを放つなど攻め続けると、32分、モンテディオがショートカウンターのチャンス。渡邊選手が狙ったシュートは相手に跳ね返されたが、そのこぼれ球を中村駿選手がボレーシュート。これが見事に決まり、モンテディオが2-0とリードを広げた。

その後はCKの跳ね返りからミドルシュートを打たれるシーンはあったが、決定的な形には持ち込ませなかった。するとアディショナルタイムに入ったところで、押し込んだモンテディオは、相手の背後に飛び出した山田選手に中村駿選手がパスをピタリと合わせ、山田選手のダイレクトのクロスに合わせたのはヴィニシウス選手。ヴィニシウス選手の10月5ゴール目で3-0と大きくリードして前半を終えた。

東京Vは前半終了直前、澤井直人選手から小池純輝選手への交代カードを使っていたが、ハーフタイムには一気に3人を交代。そして攻撃のテンポも上げるとボールを保持する時間を増やし、前半以上に攻め込む姿勢を見せた。

50分のクレビーニョ選手のクロスは、山下諒也選手に渡る前に山田選手がクリア。9分には若狭大志選手から山本理仁選手にくさびパスが収まり、山下選手の仕掛けにつなげたが、モンテディオは高い集中力で対応を続けた。

60分には東京VのCKで、跳ね返したセカンドボールを平智広選手にシュートを許す。モンテディオはボールを奪ったあとも早めに奪い返されるなど、押し込まれる時間が続いていた。

飲水タイム直後、小池選手に左サイドを切り込まれる場面はあったが、その後は徐々にモンテディオがペースをつかんでいく。32分には渡邊選手、33分にはヴィニシウス選手がミドルシュートを狙うと、その直後には加藤選手→末吉塁選手、ヴィニシウス選手→大槻周平選手の2枚替え。

35分、ワンツーで抜け出した末吉塁選手のプレーはオフサイドの判定となったが、その直後、左サイドでローテーションしながら相手の隙を狙っていると、南秀仁選手のスルーパスに松本選手が抜け出し、クロスを入れると中央で合わせたのは大槻選手。大槻選手の2試合連続ゴールで4-0とさらにリードを広げた。

85分には南選手→山内寛史選手、渡邊選手→前川大河選手とC大阪から加入した二人を同時投入。山内選手は山形デビューを果たした。その直後、東京Vも大久保嘉人選手を投入。大久保選手は中盤でさばく役割に徹するが、チャンスに至るシーンはさほど作れなかった。

試合終盤は山内選手が前線で起点となりながら積極的に前を向きシュートの意識も高くプレーした。この試合では山形初ゴールはお預けとなったが、アディショナルタイムには前川選手などとともにコーナー付近でしっかり時間を使い、そのままタイムアップ。4-0でモンテディオが快勝した。

この5連戦は4勝1分け。さらに3試合のホームゲームでは3連勝、11点とホームでも強さも見せた。モンテディオは通算戦績を11勝9分け9敗とし、勝点を42に伸ばし、暫定6位。今節の8位以上を確定させた。