HOME
徳島ヴォルティス
1
[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 0 |
0
- 74分 垣田 裕暉
AWAY
モンテディオ山形
メンバー
徳島ヴォルティス
スターティングメンバー
GK | 21 | 上福元 直人 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 田向 泰輝 | |
DF | 5 | 石井 秀典 | |
DF | 6 | 内田 航平 | |
MF | 7 | 小西 雄大 |
88' |
MF | 8 | 岩尾 憲 | |
MF | 22 | 藤田 征也 |
72' |
MF | 45 | 杉森 考起 |
72' |
FW | 10 | 渡井 理己 |
79' |
FW | 19 | 垣田 裕暉 |
88' |
FW | 24 | 西谷 和希 |
控えメンバー
GK | 29 | 松澤 香輝 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | ドゥシャン | |
MF | 15 | 岸本 武流 |
72' |
MF | 23 | 鈴木 徳真 |
79' |
MF | 38 | 梶川 諒太 |
72' |
FW | 9 | 河田 篤秀 |
88' |
FW | 13 | 清武 功暉 |
88' |
監督
リカルド ロドリゲス |
モンテディオ山形
スターティングメンバー
GK | 21 | 櫛引 政敏 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | 栗山 直樹 | |
DF | 5 | 野田 裕喜 |
46*' |
DF | 23 | 熊本 雄太 | |
MF | 6 | 山田 拓巳 |
80' |
MF | 14 | 本田 拓也 | |
MF | 17 | 中村 駿 | |
MF | 25 | 末吉 塁 |
46*' |
FW | 9 | ヴィニシウス アラウージョ |
80' |
FW | 13 | 大槻 周平 |
46*' |
FW | 40 | 渡邊 凌磨 |
控えメンバー
GK | 30 | 佐藤 昭大 | |
---|---|---|---|
DF | 19 | 松本 怜大 |
46*' |
DF | 31 | 半田 陸 |
46*' |
MF | 7 | 岡﨑 建哉 | |
MF | 18 | 南 秀仁 |
80' |
FW | 11 | 山岸 祐也 |
46*' |
FW | 33 | 高橋 潤哉 |
80' |
監督
リカルド ロドリゲス |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 20 | FK | 13 | 0 | 0 |
0 | 0 | 6 | CK | 3 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 9 | シュート | 7 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 27.6℃
-
- 湿度
- 77%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 1,949人
-
- 主審
- 西山 貴生
-
- 副審
- 戸田 東吾、若槻 直輝
-
- 第四の審判
- 武田 光晴
監督コメント
<ハーフタイム>
・全員でプレッシャーかけていこう
・奪ったボール大事に、ボールをもっと動かそう
<試合後記者会見>
全体として、選手はよくファイティングスプリットを出してくれた試合だったと思いますが、実際勝てなかったので、それは僕の責任だと思います。
前半相手の立ち位置が良く、多分分析された中での入りになって、中で上手くハマらなかったというゲーム内容でした。
前半は我慢しながらやっていくしかないかなというところで、後半、ハーフタイム利用しながら、システムチェンジをして、もう少し前から行くことをチームには要求しました。
ラインは少し高くなり、失点した部分では課題はありますが、最後まで戦ってくれたところは評価していいかなと思います。
そういったところは次に繋がるのではないかなと思っています。
(Q.前半、相手がおそらく想定と違うフォーメーションで来たと思いますが、そこへのアジャストに時間がかかった要因は?)
小西選手の立ち位置が上手く捕まらなかった印象がありました。
わざとボランチの後ろ、うちの左サイドで可変を生んで、数的優位を作られたのは、なかなか嵌めきれなかった原因かなと思ってます。
うちの両脇のセンターバックが余るような状況を作らされたので、前に人数をなかなか掛けられないという状況を作らされた前半だと思っています。
その中でも少しセンターバックを押し出そうかなと言う話はしていました。相手が上手く裏を取る作業をするので、スライドするのか、そのまま追撃するのかというところが、上手くいかなかったところではあると思います。
このシステム上、5枚でやるとなかなかどうしても後ろが重たくなるのはしょうがないことではあったので、チームとしてはこういうことも全て課題かなと思っています。
(Q.後半は思いってフォーメーションを変えましたが、狙いは?)
相手の人数バランスを見にいきましたが、上手くそこはハマったかなという部分はあります。
攻撃のところも、真ん中が開くような形ではあったので、バイタルを上手くついていくという作業は、前半から狙いではありました。
最終的には点もとれなかったので、その点も含めて課題だと思います。
(Q.3試合無得点が続いていますがこれについては?)
ドラスティックになんか変えていく、魔法みたいなことはないと思うので地道に、一人で何十点取れるようなものでもないですし、グループでチャンスをいかに多く作るかというところをフォーカスしていきたいと思います。
(Q.徳島の暑さや湿度、3連戦という中でのパフォーマンスに影響はあった?)
上手く3試合の中でローテーションというか、3試合全部出続けている選手はそこまでいませんでしたが、思ったよりも湿度と気温も、もっと暑いかなと思っていました。
動きというよりも、相手のかみ合わせがあまりにも悪かったという部分で、前半消耗させられたという部分はゲームに影響したかなと思います。
(Q.後半の4-4-2のフォーメーションについて、4バックはどれくらい準備していましたか?今後のオプションとしての可能性は?)
4バックで練習したというのは実際で言うと、中断前に少しやったぐらいです。
実際ゲームの中で、群馬戦でも用いましたがセンターバックが余るような形だとやっぱりどうしても押し込められる形はちょっときついと思います。
今日は荒治療的ですが、相手に気持ちよくサッカーされると個人的にも能力が高いので、その点も少し厳しく行くというのが、やりたかったことでもあります。
前半から舵を切るという方法もありましたが、思い切りよく行けなかったという部分では、僕の問題だと思います。
(Q.今後は3バックと4バックの併用はどのくらいの確率でありますか?)
可能性としては、両方使うという形にはなるかなと思います。
ヴェルディさんや今回の徳島さんは可変し、うちの上手く3バックの重たくなる部分を上手くついてくることに対して、自分たちのチームの幅を広げていかないと、ただ守っているという状況を作らされます。
シーズンを通して連戦にもなりますし、いろんな意味で選手を使っていくという部分では、チームの幅を広げるためにも、確率の部分ではまだ分からないですが、4バックは十分にありかなと思っています。
・全員でプレッシャーかけていこう
・奪ったボール大事に、ボールをもっと動かそう
<試合後記者会見>
全体として、選手はよくファイティングスプリットを出してくれた試合だったと思いますが、実際勝てなかったので、それは僕の責任だと思います。
前半相手の立ち位置が良く、多分分析された中での入りになって、中で上手くハマらなかったというゲーム内容でした。
前半は我慢しながらやっていくしかないかなというところで、後半、ハーフタイム利用しながら、システムチェンジをして、もう少し前から行くことをチームには要求しました。
ラインは少し高くなり、失点した部分では課題はありますが、最後まで戦ってくれたところは評価していいかなと思います。
そういったところは次に繋がるのではないかなと思っています。
(Q.前半、相手がおそらく想定と違うフォーメーションで来たと思いますが、そこへのアジャストに時間がかかった要因は?)
小西選手の立ち位置が上手く捕まらなかった印象がありました。
わざとボランチの後ろ、うちの左サイドで可変を生んで、数的優位を作られたのは、なかなか嵌めきれなかった原因かなと思ってます。
うちの両脇のセンターバックが余るような状況を作らされたので、前に人数をなかなか掛けられないという状況を作らされた前半だと思っています。
その中でも少しセンターバックを押し出そうかなと言う話はしていました。相手が上手く裏を取る作業をするので、スライドするのか、そのまま追撃するのかというところが、上手くいかなかったところではあると思います。
このシステム上、5枚でやるとなかなかどうしても後ろが重たくなるのはしょうがないことではあったので、チームとしてはこういうことも全て課題かなと思っています。
(Q.後半は思いってフォーメーションを変えましたが、狙いは?)
相手の人数バランスを見にいきましたが、上手くそこはハマったかなという部分はあります。
攻撃のところも、真ん中が開くような形ではあったので、バイタルを上手くついていくという作業は、前半から狙いではありました。
最終的には点もとれなかったので、その点も含めて課題だと思います。
(Q.3試合無得点が続いていますがこれについては?)
ドラスティックになんか変えていく、魔法みたいなことはないと思うので地道に、一人で何十点取れるようなものでもないですし、グループでチャンスをいかに多く作るかというところをフォーカスしていきたいと思います。
(Q.徳島の暑さや湿度、3連戦という中でのパフォーマンスに影響はあった?)
上手く3試合の中でローテーションというか、3試合全部出続けている選手はそこまでいませんでしたが、思ったよりも湿度と気温も、もっと暑いかなと思っていました。
動きというよりも、相手のかみ合わせがあまりにも悪かったという部分で、前半消耗させられたという部分はゲームに影響したかなと思います。
(Q.後半の4-4-2のフォーメーションについて、4バックはどれくらい準備していましたか?今後のオプションとしての可能性は?)
4バックで練習したというのは実際で言うと、中断前に少しやったぐらいです。
実際ゲームの中で、群馬戦でも用いましたがセンターバックが余るような形だとやっぱりどうしても押し込められる形はちょっときついと思います。
今日は荒治療的ですが、相手に気持ちよくサッカーされると個人的にも能力が高いので、その点も少し厳しく行くというのが、やりたかったことでもあります。
前半から舵を切るという方法もありましたが、思い切りよく行けなかったという部分では、僕の問題だと思います。
(Q.今後は3バックと4バックの併用はどのくらいの確率でありますか?)
可能性としては、両方使うという形にはなるかなと思います。
ヴェルディさんや今回の徳島さんは可変し、うちの上手く3バックの重たくなる部分を上手くついてくることに対して、自分たちのチームの幅を広げていかないと、ただ守っているという状況を作らされます。
シーズンを通して連戦にもなりますし、いろんな意味で選手を使っていくという部分では、チームの幅を広げるためにも、確率の部分ではまだ分からないですが、4バックは十分にありかなと思っています。
選手コメント
中村 駿
中村駿選手(Q.前半がなかなか苦しい試合になりましたが、試合を振り返って)
自分たちが予想していた形とは違った形の入りだったので、そこに合わせるのにちょっと時間かかりました。
前半は耐え、後半勝負かなとピッチの中で感じていました。
危ないシーンはたくさんありましたが、(前半)ゼロでできたのは良かったとは思いましたが、最後勝負弱さが出たと思います。
(Q.前半からボールを取りにいこうという意識がありながら取りきれなかったところは?)
ハマっているシーンもありましたが、そこで逃げられてというのが続いたので、そこは自分達の今日良くなかったところだと思います。そこは徳島さんに上回られた部分だと思います。
(Q.後半4バックになりましたが、中村選手としての手応えは?)
前半もそうでしたが、ボール持っていればチャンス作れそうだなという目線ではいました。
後半よりボール持ってる時間も増えましたが、最後のところで、あと一本のところで、ここ3節点を取れていないので、自分たちの課題としてもっと取り組まなければいけないと思います。
自分としてはセットプレーのキッカーとして点を取れておらず、自分たちの強みをなかなか出せていないと思うので、課題だと思います。
(Q.セットプレーについてはどういうふうに感じていますか?)
中には強い選手がいるので、僕が100%のボールを送れれば点は入ると思います。
そこを僕が意識するだけだと思います。
(Q.攻撃について、どう改善すれば得点につながると思いますか?)
最後のところは、個だと思います。個で一人剥がして打つことや、クロスは精度だったり、そこは一人一人、あと一歩出たり出なかったりというところだと思います。
練習から地道にやっていくしか無いというのが、今、本当に感じているところです。
(Q.3連戦フル出場ですが、そのことについて?)
いつのシーズンでも3連戦というのはあるので、体はだいぶ順応しているところではあります。
これから5連戦になりますが、未知の領域になるので、自分のケアだったり、あとは自分たちが結果を出すことによって選手の動きもどんどん変わってくると思います。
選手コメント
栗山 直樹
(Q.前半の守備でラインコントロールが難しそうでしたが?)ラインのコントロール(が難しかった)ということはないですが、アグレッシブに入って行こうと思って最初、人をはめに行って取りに行った中で、個人で剥がされてしまって、フリーを作られてしまいました。
ラインはそこで難しさはありましたが、行って剥がされるから、少しためらいが、たぶんみんなの中に出てきて、行ききれなくて今度はボール動かされてという悪循環に陥っていたと思います。
前半、3失点4失点してもおかしくなかったかなと、今振り返って思います。
(Q.徳島での試合ということで去年の最後の試合(J1昇格プレーオフ)は意識しましたが?)
特には意識していませんが、目の前の試合を勝つことだけに全力を注いだつもりです。
なかなか結果が出ないということでもどかしさはありますし、内容的にも負けてしまっていた、完全に個のところで負けてしまっていた部分がチーム全体としてあるので、そこに尽きると思います。
(Q.失点シーンですが、対応できる距離を取っていたと思いますが、ニアに入られてしまいましたが?)
あそこに入ってくるのは分かってましたし、自分の中でブロック出来たと思っていました。
しかし浮かされてしまって、相手が一歩前に出られてしまいました。
センターバックとしてどんなにサイド剥がされようが、真ん中でやられてはいけないと思うので、そこは責任を感じてますし、潰さなければいけなかったと思います。
(Q.チームの結果が出ていない中で、今後どう戦っていきますか?)
戦い方は全く変わらないと思いますし、守備も攻撃もアグレッシブに行くということで、個で剥がされたところもありますがそれを恐れずにやっていくしか無いと思います。
戦い方自体は変わらないと思いますが、気持ちをみんな切り替えていかなければならないと思います。
去年から出ているメンバー多い中で、去年と比べている感じがします。
監督も変わってサッカーも変わっている中、去年の結果が出ていた時期を思い返す人がいる中で、切り替えて行かなければならないと思います。
ピッチの中でいろんな要求や話が前と後ろでもありますが、今日に関しても個人が足りていないことがみんなわかったと思います。
人に言う前に、まず自分にベクトルを向けて本当にやっていかないと、危機感を持ってやっていかないと、順位は上がっていかないですし、今年の昇格はならないと思います。
もう負けられないですし、次の試合からの5連戦、もうみんなでチーム一丸となって戦い、練習から質をあげないといけないと思います。
気持ち的な部分で、本当に変えないと、チャレンジャーの気持ちを持たないと、どこかで勝てるだろうという甘さがあると思うので、そちらの方が大事だと思います。
戦評
この試合から8月。3連戦最後の対戦はアウェイ・徳島戦。鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムでの試合は、昨シーズン、J1参入プレーオフ以来。
モンテディオ山形は週中の前節で先発を回避した栗山直樹選手、本田拓也選手、渡邊凌磨選手、大槻周平選手が先発に戻り、5-3-2で臨んだ。一方、ホームの徳島は守備では4-4-2、攻撃では3-4-2-1の可変システムを採用してきたが、今節は攻撃で4バックのまま、4-3-3を採用してきた。
この徳島の入り方にモンテディオは前から守備で圧力をかけようとしたが、徳島のパスワークに巧みにかわされ、前半を通して防戦の時間が続いた。
飲水タイムの直後には、渡邊選手が持ち込み、相手に囲まれながらシュートまでいった場面や、本田選手のフィードに抜け出した山田拓巳選手がヘディングで折り返す場面があったが、その他の時間はほとんど相手にボールを持たれ、自陣深くまで運ばれた。
徳島は6分、田向泰輝選手がスルーパスに抜け出してシュートし、12分には西谷和希選手が1対1で仕掛けてシュート。最大のピンチは31分、サイドチェンジのボールに抜け出した西谷選手のシュートがポストを直撃。跳ね返りを今度は垣田裕暉選手が狙ったが、これは枠をそれ、難を逃れた。
モンテディオは38分、相手マークが甘くなったところで中村駿選手がミドルシュートを狙ったが、ここは枠外。劣勢のまま、ただし失点だけは許さず、0-0で折り返した。
後半、モンテディオは一気に3人を交代させる。野田裕喜選手から松本怜大選手、末吉塁選手から半田陸選手、大槻周平選手から山岸祐也選手に代え、さらにフォーメーションを4-4-2に変更した。
このフォーメーション変更が機能し、後半立ち上がりからモンテディオは有意に試合を進めた。特に中央付近のスペースでボランチが起点となり、50分には本田選手からヴィニシウス アラウージョ選手へくさびのパスが入り、54分には中村駿選手のくさびがヴィニシウス選手経由で右サイドに送られ、半田選手の折り返しに山田拓巳選手が入ってくるなど、いい形が出始めた。60分にも山岸選手を経由したスルーパスにヴィニシウス選手が飛び出しシュートまで持ち込んだが、ここはキーパーに阻まれた。
しかしその後は、徳島にもチャンスを作られる場面が徐々に増え始める。61分にはクロスから垣田選手がヘディングで競り、69分にはスローインの流れから西谷選手がボレーシュートを放つなど、モンテディオが少しずつ押し込まれていった。
すると74分、左サイドをワンツーで抜け出した西谷選手のクロスから、垣田選手がニアに飛び込みワンタッチのシュート。局面での対応が遅れたモンテディオは失点を喫し、1点を追う展開へ。
80分にはヴィニシウス選手から高橋潤哉選手、山田拓巳選手から南秀仁選手への交代で交代枠を使い切った。しかし、奪ったボールを相手陣内まで運ぶことはできたものの、そこから先はファウルをもらい、FKから始めるケースが多かった。アディショナルタイムに入ってチャンスが巡ってきたが、高橋選手のマイナスのクロスを本田選手が受け、これを受けた渡邊選手がシュートまで持ち込んだが、ここはCK獲得に止まり、そのCKでも栗山選手のヘデイングシュートはミートが弱く、キーパーにキャッチされた。
結局最後まで追いつくことができなかったモンテディオは4試合ぶりの敗戦を喫した。モンテディオの通算戦績は1勝5分け3敗。勝点は変わらず8で順位は19位。
モンテディオ山形は週中の前節で先発を回避した栗山直樹選手、本田拓也選手、渡邊凌磨選手、大槻周平選手が先発に戻り、5-3-2で臨んだ。一方、ホームの徳島は守備では4-4-2、攻撃では3-4-2-1の可変システムを採用してきたが、今節は攻撃で4バックのまま、4-3-3を採用してきた。
この徳島の入り方にモンテディオは前から守備で圧力をかけようとしたが、徳島のパスワークに巧みにかわされ、前半を通して防戦の時間が続いた。
飲水タイムの直後には、渡邊選手が持ち込み、相手に囲まれながらシュートまでいった場面や、本田選手のフィードに抜け出した山田拓巳選手がヘディングで折り返す場面があったが、その他の時間はほとんど相手にボールを持たれ、自陣深くまで運ばれた。
徳島は6分、田向泰輝選手がスルーパスに抜け出してシュートし、12分には西谷和希選手が1対1で仕掛けてシュート。最大のピンチは31分、サイドチェンジのボールに抜け出した西谷選手のシュートがポストを直撃。跳ね返りを今度は垣田裕暉選手が狙ったが、これは枠をそれ、難を逃れた。
モンテディオは38分、相手マークが甘くなったところで中村駿選手がミドルシュートを狙ったが、ここは枠外。劣勢のまま、ただし失点だけは許さず、0-0で折り返した。
後半、モンテディオは一気に3人を交代させる。野田裕喜選手から松本怜大選手、末吉塁選手から半田陸選手、大槻周平選手から山岸祐也選手に代え、さらにフォーメーションを4-4-2に変更した。
このフォーメーション変更が機能し、後半立ち上がりからモンテディオは有意に試合を進めた。特に中央付近のスペースでボランチが起点となり、50分には本田選手からヴィニシウス アラウージョ選手へくさびのパスが入り、54分には中村駿選手のくさびがヴィニシウス選手経由で右サイドに送られ、半田選手の折り返しに山田拓巳選手が入ってくるなど、いい形が出始めた。60分にも山岸選手を経由したスルーパスにヴィニシウス選手が飛び出しシュートまで持ち込んだが、ここはキーパーに阻まれた。
しかしその後は、徳島にもチャンスを作られる場面が徐々に増え始める。61分にはクロスから垣田選手がヘディングで競り、69分にはスローインの流れから西谷選手がボレーシュートを放つなど、モンテディオが少しずつ押し込まれていった。
すると74分、左サイドをワンツーで抜け出した西谷選手のクロスから、垣田選手がニアに飛び込みワンタッチのシュート。局面での対応が遅れたモンテディオは失点を喫し、1点を追う展開へ。
80分にはヴィニシウス選手から高橋潤哉選手、山田拓巳選手から南秀仁選手への交代で交代枠を使い切った。しかし、奪ったボールを相手陣内まで運ぶことはできたものの、そこから先はファウルをもらい、FKから始めるケースが多かった。アディショナルタイムに入ってチャンスが巡ってきたが、高橋選手のマイナスのクロスを本田選手が受け、これを受けた渡邊選手がシュートまで持ち込んだが、ここはCK獲得に止まり、そのCKでも栗山選手のヘデイングシュートはミートが弱く、キーパーにキャッチされた。
結局最後まで追いつくことができなかったモンテディオは4試合ぶりの敗戦を喫した。モンテディオの通算戦績は1勝5分け3敗。勝点は変わらず8で順位は19位。