【コメント・フォトギャラリー】第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 ノックアウトステージ 準決勝 モンテディオ山形ユースvs.鹿島アントラーズユース
2017年7月29日(木)に行われた第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 ノックアウトステージ 準々決勝 モンテディオ山形ユースvs.鹿島アントラーズユース戦の試合後の監督・選手コメントです。
試合後コメント
今井雅隆監督
(Q.大変な中、熱く厳しいゲームとなりました)
耐える時間がアントラーズぐらいの相手だと多くなりますが、前半凌げたのが大きかったです。後半は五分五分かうちのほうが、主導権を取るとはいかないけど、攻撃の回数が増えてきたので。
(Q.ゲームプランとしては前半は割り切ってという印象が有ったが?)
この大会通して、そういう順番で、まず失点しないで慣れてから、間延びしてから、ゴールに向いてからという選手の起用の順番でしているので、そう言う意味では予定通りと言えば予定通り。
(Q.まず相手の戦い方に慣れるのが大事?)
やっぱり相手の特徴を消さないと勝負にならないので、彼らの方が逆にプレッシャーがかかるゲームなんですよね。時間の経過とともにゴールが生まれないことに対して、精神的に彼らプレッシャー掛るし、うちらはいけるぞというメンタリティになっていくので、そういう時間の経過と、サッカー選手のメンタルの変化が、ちょうどここ数試合良い感じに表れた結果ですね。
(Q.川崎戦や福岡戦でも同じような戦い方で?)
そうですね、大分戦(グループリーグ2戦目)辺りからそうですね、最後まで足が止まらないので、選手には感謝しています。
(Q.ベスト4進出ですが選手たちに見せられたもの、感じされられたものは?)
若いので大会中伸びているというか、自信を持ちながら、みんなチーム力が、どんどんどんどん上がっていくような実感は有ります。自分たちで何とかしようという雰囲気がだんだん強くなっていると思いますね。
(Q.変わったところ、一番良くなったなと思うのは?)
諦めないで、色んなことを要求したり、だめだと励まし合ったり、今のプレーを反省したり、という会話がグランドの中で増えてるような気がします。あとは交代で入った選手も、与えられた役割の中で、それを全うしてくれているという感じです。
(Q.吉田樹選手も途中投入でと割り切った形でした)
このシリーズはそんな感じだけど、だんだん調子も上がって来ているので、次どうなるかというのは分からないです。
(Q.最初調子が良くなかった?)
そうですね、開幕戦(栃木SC戦)でPK外したあたり、ちょっと運動量が落ちてきてたので、体力的にね、ちょっと下り坂だったのですが、ここにきて持ち直してきましたよね。
(Q.やはり頼れるというか、入るとボールの動かし方も変わって)
かなりアントラーズも10番(吉田樹選手)が入ったあと神経質になって、うちがボールを動かしはじめたので、神経を使ったと思います。流れが変わりましたよね。
(Q.クラブとしてもベスト4は初めてです)
ですよ。エイトも初めてですよ(笑)
(Q.今年のチームの感触、ベスト4の意義は?)
一つには選手が去年から続いている、去年も良いチームになったのですが、そういう厳しさと優しさのようなチームワークをすごく大事にしてくる三年生だったり、アカデミーの一致団結というか、ジュニアユースもみんなで協力して同じグラウンドで練習してますからね。指導者の交流もあるし、選手とのジュニアユースの選手との交流もあるし、そう言う意味でアカデミーのクラブらしくなってきたんじゃないかなと思います。
(Q.次は浦和との試合になります)
浦和(の試合)を見たことがないので、今は分からないです。自分たちの力を、ここまで来たら出し切ってもらえば良いと思います。
佐藤岳選手
(Q.試合を終えて率直な気持ちを)
鹿島アントラーズは強いチームだったので、勝てて嬉しいです。ベスト4行けて、嬉しいです。
(Q.ここまで来ると強いチームばかりなので、入り方も難しかったと思いますが?)
相手も結構、前に前にって来るので、自分たちは受け身にならないようにって意識して、できるだけ自分たちも、結構長いボールを入れて、ディフェンスラインを後ろに向かせるということを意識して試合に入りました。
(Q.前半はチームとしてブロックを作ってという対応が多かったですがどの様に考えてプレーを?)
最後は体を張って守って、点を取られなければ負けないので、それを意識して試合に臨みました。
(Q.前半最初はコーナーキックとかも多かったですが、守れているなという実感は有りましたか?)
鹿島はセットプレーが強いので、何点か取っているので、そこはやられないように、しっかり最後は体を当てて止めて、意識しました。
(Q.最後ロスタイムに決勝ゴールが決まった時は?)
嬉しすぎてあんまり覚えていないのですが、すごく嬉しかったです。
(Q.ゴールが決まってから1分くらい時間がありましたがどうでしたか?)
もう(準決勝が行われる)東京行くんだという気持ちで、もう死ぬ気で、最後は気持ちで守りました。
(Q.ベスト4、西ヶ丘に行くことが決まりましたがどうですか?)
まずは準決勝、失点ゼロにおさえて、まずは一戦一戦、集中して、また失点はゼロにおさえて、決勝行けるように頑張ります。
(Q.大会を通じて守備と攻撃の手応えはどうですか?レベルの高い全国で試合をしてみて)
結構上手い選手は居るのですが、体は結構負けていない自信があるので、グループリーグと今までの試合を通じてまだ失点が1なので、自信を持って準決勝に臨んでいきたいです。
(Q.攻撃のところでここやれているなという手応えはありますか?)
攻撃のところは、バイタルのところで攻撃陣が繋いで、崩せるシーンも何回かあるので、そこをしっかり決めればもっと良いかなと思います。
吉田樹選手
(Q.ゴールシーンを振り返って)
(大会初戦栃木SC戦での)PK(の失敗)を引きずっていて、自分が得点という形でチームに貢献したいと思ってたのですが、あそこで(鈴木)朝日が頑張って競ってくれて、良い所にこぼれて来て、ピッチもちょっと滑っていたので、下におさえることだけイメージして、そうしたら隅に蹴れたので、これでようやく(PKの失敗が)帳消しになったかなと思います。
(Q.先発ではなく後半途中からの出場に思うところはありますか?)
正直、最近ずっと、5試合で4試合サブで、悔しいのですが、でもその分みんな頑張ってくれているので、また自分はその与えられたところで頑張ろうかなというのを、決勝トーナメント入ってから、ようやく気持ちを持っていけるようになったので、これからもチームの勝利を一番に考えて出来ることに徹したいと思います。
(Q.ベスト8、ベスト4へは初めてのチャレンジでしたがその辺りの気持ちの持ち方、取り組み方について)
みんなもベスト16で終わる気はなかったので、(対戦相手は)強いって言われてますが、同じ学年ということには変わりがないので、同じ土俵に立った以上は同じ気持ちで勝ちにいくつもりなので、べつに怯えたり、そういうのは全く無くて、監督も勝ちに行く気持ちを伝えてくれるので、チームも良い雰囲気です。
(Q.大会を通じてチームの成長・変化を感じる部分はありますか?)
みんな、試合勝つにつれて、勝つと言うか引き分けでもそうですけど、自分たちが全国で通用するという自信がプレーに出てきて、落ち着いてボール持ったり、一回戦では結構蹴るシーンが多かったのが、ここ最近は結構落ち着いて回したりして、ゴール前でもチャンスが増えてきたので、強いチームとやる経験というのはすごく自信になります。
(Q.普段東北ではなかなか対戦できない全国の相手と対して得るものはありますか?)
あります。日本代表クラスの選手が居て、最初は恐れていましたが、東北のチームでも粘り強さではやれているので、そういうところは代表クラスの選手(が相手)でも負けてないと思います。
(Q.そこは福岡戦(ラウンド16)あたりから感じられるようになったところ?)
川崎フロンターレ戦(グループステージ最終戦)が大きいですね。川崎戦が自分としては、代表クラス(の選手が)多かったのですが、後半からだったのですが、持ってみて通用するなと思って、その辺から自分はこのレベルでも通用するのかなと思って、自信持てました。
(Q.準決勝・決勝に向けて)
みんなが立ちたい舞台に立てることになったので、そこで怯えていたらもったいないので、優勝する気持ちをみんな持っているので、堂々とモンテディオらしいサッカーをして、優勝したいです。
半田陸選手
(Q.率直な感想を聞かせてください)
嬉しいです。ジュニアユースのころ、高円宮杯(中学生世代の全国大会)で自分たちは悔しい思いをしているので、まず勝ててとても嬉しいです。
(Q.試合を振り返って最初中盤でなかなかうまくやらせてもらえず守備の時間が増えました)
ボランチでは全然、何もチームのために出来ていなかったので、そこはしっかり修正して、次の試合に向けて準備していきたいと思います。
(Q.途中からはサイドバックに移ってそこからはどうでしたか?)
守備の方は出来たのですが、攻撃のところで、自信を持って縦に仕掛けて行ったり、良いクロスを上げたり出来てたら良いかなと思います。
(Q.この大会を通じて成長したところや、出来るようになったところはありますか?)
出来るようになったのは、前よりは落ち着いてボールをサイドに少しは散らせるようになったかなとは思います。しかし、まだまだ全然足りないので、もっともっと伸ばしていけたらなと思います。
(Q.準決勝・決勝向けて意気込みを)
明日しっかり休んで、準備して、次もしっかり無失点で終われば負けないので、まず失点をしないように自分も守備をしっかりして、絶対勝ちたいと思います。
加藤雅也選手
(Q.率直な感想を聞かせてください)
前半苦しい時間帯続いて、こうなることは予想出来ていたので、後半に10番の吉田樹が入った時には攻撃のスイッチだと思って、自分たちでスイッチ入れて、なんとか耐えて耐えて、チャンスがあればそこで一発という全体の狙いが有りました。
(Q.前半は狙いが上手く出来た?それとも苦しみながら耐えた?)
苦しかったのですが、まあみんなで頑張って耐えて、後半につなげようって思っていました。
(Q.後半の感触はどうでしたか?)
次第にみんな自信持って、後半になれば、前半はちょっと流れやしようがない部分が有るんですが、後半になればみんな自信を持って前に前に行けて、通用する部分が有ったし、そういうところに関しては、自分たちは通用しているし、全国レベルにも達していると思います。
(Q.点が入った瞬間はどうでしたか?)
もうただ嬉しくて、みんなで叫んで、それだけです。嬉しかったです。
(Q.終盤に点が取れる雰囲気を感じられる大会ですね)
そうですね、後半、最後の最後は僕たちこの大会強いんで、それまで我慢して一つのチャンスにみんなで頑張って点に結び付けれるように頑張りました。
(Q.残り2つ、まずは浦和戦に向けて)
僕たちはあくまでチャレンジャーなので、そこは過信とか持たないで、つねにチャレンジャーの気持ちで次の試合も前半から我慢して、今日みたいな戦いが出来たら良いと思います。
五十嵐英敏選手
(Q.我慢する時間が長かったですが振り返ってみて)
前半は結構我慢で、あまりチャンスというのは作れなかったのですが、でも後半、自分たちは出来ると思ってたので、それが結果に出たかなと思います。
(Q.我慢する時間帯の中でどの様なプレーを心がけましたか?)
鹿島は結構縦に早くて、前に前にっていうチームだって分かっていたので、そこはディフェンスラインでラインしっかりコントロールしながら、冷静に耐えればチャンスは来ると思っていたので、そこは出来たかなと思います。
(Q.決勝ゴールの瞬間はどうでしたか?)
もう最高でした。決めてくれると思っていたので。
(Q.終盤にゴールが多くて何か有るんじゃないかって感触はチームの中にありますか?)
そういう雰囲気を感じるので、ディフェンスラインは耐えて何とか無失点でやりたいなって思います。
(Q.大会全体を通して1失点ですが手応えは?)
この全国大会でも、自分たちの守備が通用するというように感じています。次の試合も自信を持って頑張っていきたいです。
(Q.浦和戦に向けて意気込みを)
自分たちは失うもの何もないと思うので、チャレンジャーの気持ちで、勝てるように頑張りたいです。
高山颯斗選手(GK)
(Q.前半我慢する時間があっても安定したプレーでしたが手応えは?)
相手は繋ぐというよりはロングボールを多めに使って、前線に人数掛けて攻めてくるというのは分かっていたので、押されることは正直チームでも把握していたし、耐える時間が多いとは自分でも感じて試合入ったので、そこまで焦る必要はなかったので、前半ゼロにおさえたことが勝利につながったかなと思いました。
(Q.ロングボールが多い中でどういう声を掛けてましたか?)
まずは自分が一番冷静に判断しなくちゃいけないので、ポジティブな声を多め掛けて、それを心掛けました。
(Q.チームとしてもクラブとしても初めてのベスト4です)
まだ満足は自分達はしていないので、優勝を目指してこれからも勝ち進んで行きたいと思います。
(Q.大会通して成長したことは?)
一個一個のプレーが、自信が持てたというか、東北(での試合)では感じれないスピード感とかには、自分なりには対応できていると思います。
(Q.レベルの違いを感じることは有りますか?)
一人一人の能力は全然、自分達より上なのは分かっているので、自分達はチームで戦うということを意識して試合しています。
(Q.残り2試合、意気込みを)
このままいい流れで来ているので、これからも勝ち進んで優勝目指して頑張りたいと思います。
川俣大選手
(Q.試合を振り返って)
前半は我慢する時が続いて、前からも行かないで、ちょっと我慢して、後半いけるところでチャンスを狙って、ボールを前から取りに行くことが出来て、相手のキックミスを誘う事が出来て、それを狙ってました。
(Q.今日はドリブルで仕掛けてもなかなか相手に上手くやらせてもらえないという感じでしたか?)
最初はもう、今井さんにも、ドリブル、カットインして行けと言われていたので、自分の特技を出そうとしたのですが、ベスト8のレベルになると、そんな簡単なものではなくて、出来なかったので、もう裏、(鈴木)朝日くんとか(石井)壱成くんなどにパスを繋ぐことを少し意識しました。
(Q.残りの試合に向けて意気込みを)
自分達はチャレンジャーだから、どんどん前から行って、負けないことを意識して、点を決めることを意識して、勝っていきたいです。
仲嶋翔太選手
(Q.試合としては前半はまずは我慢してということでした)
前半はもうひたすら耐える形になって、シュートも0本だったので、でもそこを0-0でおさえれたのは大きかったと思います。
(Q.後半は仲嶋選手もシュートを打つ場面がありました)
シュートを打つときは結構もう、自分達のペースになっているなとは感じました。決めたかったですね。
(Q.大会を通じて強いチームと対戦が続きますが、伸びたところや手応えは?)
最初は、相手の名前に怯えていたところが有ったのですが、もうここまで来るとどんな相手でも関係ない、自分達のプレーをするだけなので、(相手が)プレミア(高校生世代のトップリーグ)だからなど、関係なくやれていると思います。
(Q.次の浦和戦に向けて意気込みを)
浦和ユースは上手いとは思うのですが、今日みたいにみんなで声出して、前から攻めていければ勝てると思うので、頑張って行きたいと思います。
鈴木朝日選手
(Q.いつもより苦しい試合でした)
今までの試合よりチャンスも少ないですし、攻められている時間も長かったのですが、みんなで耐えて、最後1点取って勝つことが出来て良かったと思います。
(Q.かなり体を張らなければいけないところが多かったと思いますが?体は大丈夫ですか?)
大丈夫です。やっぱり体張らないシーン多いと思うので、自分は体張って起点になって、チームのために活躍出来るようにしていければいいと思います。
(Q.これまでは鈴木選手がゴールを決めてましたが今日は吉田選手でした。これはチームとしては大きのでは?)
色んな人が得点を取った方がチームとしても良いと思うので、自分も得点取れるようにしていきたいですが、周りも生かしながらやっていけたらいいと思います。
(Q.決勝ゴールのところでは鈴木選手が競って…)
相手と五分五分で、こぼれたのを(吉田)樹が決めてくれたので、体張って起点になってからゴールということで、良かったと思います。
(Q.攻撃陣としては鈴木選手に他の選手が絡んでというのはイメージが出来てますよね)
自分のところに当ててから、カウンターの攻撃というのは結構出来ていると思うので、そこは次も狙っていきたいです。
(Q.いよいよベスト4です)
ベスト4まで来ると、楽しみというのが大きくて、楽しみながら次も勝てるように頑張っていきたいと思います。
(Q.大会を通じて成長とか手応えはありますか?)
一試合目よりも今の方が体張れていると思うし、体力的なところも結構成長していると思うので、そういうところはどんどん成長していけるように頑張っていきたいと思います。
フォトギャラリー
試合前円陣
キックオフ前集合写真
No.11 石井壱成選手
No.6 樋口蓮選手
No.9 鈴木朝日選手
No.14 川俣大選手
No.4 佐藤岳選手
No.24 半田陸選手
No.2 齋藤大空選手
No.7 仲嶋翔太選手
アディショナルタイム、No.10 吉田樹選手が決勝ゴール!
そしてタイムアップ!両腕を突き上げ笑顔をみせるキャプテン・佐藤岳選手
No.9 鈴木朝日選手と歓びを分かち合うNo.1 高山颯斗選手
試合終了後の挨拶
殊勲の決勝ゴールを決めたNo.10 吉田樹選手
チーム全員で歓びを表します!